スナメリ

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?スナメリ
スナメリ
保全状態評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ファイル:Status iucn3.1 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
階級
なし
: クジラ目 Cetacea
亜目 : ハクジラ亜目 Odontoceti
上科 : マイルカ上科 Delphinoidea
: ネズミイルカ科 Phocoenidae
: スナメリ属 'Neophocaena
: スナメリ N. phocaenoides
学名
Neophocaena phocaenoides
(G. Cuvier,, 1829)
和名
スナメリ
英名
Finless Porpoise

スナメリ(砂滑、Neophocaena phocaenoides)は、クジラ目ハクジラ亜目ネズミイルカ科スナメリ属に属する小型のイルカである。生息域の北限は日本の海域である。淡水である中国揚子江に棲息する個体は地元では江豚(jiangzhu、揚子江の豚の意)と呼ばれている。

スナメリ属Neophocaena)はクジラ目ハクジラ亜目ネズミイルカ科に属するの一つである。ネズミイルカ科の現生群の中では比較的早期に分岐した属である。スナメリ属に属するのはスナメリ1種のみである。

目次

[編集] 分布

スナメリはアジアの沿岸、特にインド中国インドネシア日本の沿岸に棲息する。日本沿岸では、特に瀬戸内海などでの棲息が確認されている。また、大都市近郊では三河湾伊勢湾などでの存在が知られるが、個体数は少ない。 主に海水に棲息するが、淡水である揚子江に棲息する群もいる。 生息域の西限はインドの西岸からペルシア湾に達している。 生息域は海岸に近い水深50m以内の浅い海域で、海底は柔らかいか砂地になっている場所を好む。 例外的に海岸から150km以上離れた東シナ海黄海での目撃例があるが、これも水深の浅い海域である。

[編集] 形態

スナメリの子供

口吻の突出はほとんどなく、噴気孔の後ろに僅かな陥没が見られる[1]背びれはほとんどなく、背面正中線上の皮膚が盛り上がった隆起が尾びれ間際まで続く。尾びれの両端は尖り、中央にはっきりとした切れ込みがある。頸椎の前方3個が癒合しているが[2]後頭顆のRが大きく平面に近い形状であり、頭部のすぐ背後に長い棘突起も無いため、頭骨の可動範囲が大きい。マイルカなどが上下に5°程度しか動かないのに対し、スナメリは40°前後まで動かす事が可能である。とはいえあくまでクジラとしてはであり、他の哺乳類に比較すると頭部の可動範囲は狭小である。[3]

成体は全身が明るい灰色である。生まれた直後は背の隆起付近は灰色で大部分は黒いが、4から6ヶ月で全身灰色になる。

成体の体長は1.5mから2m[4]、体重は50kgから60kgであり、クジラ類では最も小型の種の一つ。雄は4歳半から9歳で、雌は3歳から7歳で、それぞれ性成熟する。

魚類甲殻類頭足類など食べられるものは何でも食べる。

[編集] 生息数と保護

生息域

スナメリの生息状況は中国では絶滅危機であるが、その他の海域では絶滅危惧種に分類するかどうかの十分なデータがない。 海岸近くに留まるという性質のため、毎年多数のスナメリが魚網などによる被害を受けている。

生息数に関する良い推計は、ない。 しかし、1970年代後半に行われた調査結果と、1999年から2000年にかけて行われた調査結果を比較すると、生息数も生息域も減少していることがわかる。 多くの専門家は、生息数は数十年に渡って減少し続けており、今の生息数は昔に比べるとわずかなものにすぎないだろうと考えている。

日本においては、スナメリはシロナガスクジラホッキョククジラ等とともに、水産資源保護法施行規則(昭和二十七年六月十六日農林省令第四十四号)第一条に基づき保護され、特別の事由があり農林大臣の許可を得た場合を除き、採捕することは禁止されている。

近年、韓国での密漁が盛んにおこなわれ問題になっている。

[編集] 日本で見られる施設

九州の有明フェリー船上から見られることがある。 近畿の南海淡路ライン(フェリー)船上からも見られることがある。

[編集] スナメリのキャラクター

[編集] 脚注

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  1. ^ 『世界哺乳類図鑑』 183頁
  2. ^ 『鯨類学』 103頁
  3. ^ 『鯨類学』 100 - 101頁
  4. ^ 『鯨類学』 図鑑/世界の鯨類53

[編集] 参考文献、外部リンク