ジュニオール・ドス・サントス

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ジュニオール・ドス・サントス
Junior dos Santos.jpg
基本情報
本名 ジュニオール・ドス・サントス・アウメイダ
(Junior dos Santos Almeida)[1]
通称 シガーノ (Cigano)
JDS
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 1984年9月12日(30歳)[2]
出身地 サンタカタリーナ州カサドール[3]
所属 ブラック・ハウス
チーム・ノゲイラ
身長 193cm
体重 108kg
リーチ 196cm
階級 ヘビー級
スタイル ブラジリアン柔術ボクシング
テーマ曲 Gonna Fly Now
ビル・コンティ
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ジュニオール・ドス・サントスJunior dos Santos、男性、1984年9月12日 - )は、ブラジル総合格闘家サンタカタリーナ州カサドール出身。チーム・ノゲイラ所属。ブラジリアン柔術黒帯。第16代UFC世界ヘビー級王者。[4]

総合格闘家としてはアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの直弟子にあたる。

来歴[編集]

母子家庭に生まれ育ち、家庭を助けるために10歳の頃から労働を始める。

2005年ブラジリアン柔術を始め、バイーア州王者となる。その後、元プロボクサールイス・ドレアと出会いボクシングも習い始めた[3]2006年にプロ総合格闘技デビュー。

UFC[編集]

2008年にはUFCと契約を果たし、同年9月25日初参戦のUFC 90ファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦。大方の予想に反し、開始から1分20秒に右アッパーでダウンを奪ってのTKO勝ちという番狂わせを演じ[5]、ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを獲得した[6]

2009年2月21日、UFC 95ステファン・ストルーフェと対戦、右フックでダウンを奪い、1分足らずでKO勝利を果たした[7]

2009年9月19日、UFC 103ミルコ・クロコップと対戦。序盤から打撃で優勢に立ち、3Rには打撃で戦意を喪失させTKO勝ち、UFC3連勝となった。この試合でドス・サントスとしては珍しく首相撲からの膝蹴りを多用した。

2010年1月2日、UFC 108ギルバート・アイブルと対戦し、左フックでダウンを奪ったところにパウンドで追撃しTKO勝ちを収めた。続く3月21日のUFC on Versus: Vera vs. Jonesではガブリエル・ゴンザーガを相手に左フックからのパウンドでTKO勝ちを収め、ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]

2010年8月7日、UFC 117ロイ・ネルソンと対戦し、3-0の判定勝ち。キャリア初の判定決着となった。試合後にはヘビー級王者への挑戦をアピールした[9]

2011年1月、リアリティ番組The Ultimate Fighter」シーズン13ではブロック・レスナーと共にヘッドコーチを務め、シーズン終了後のUFC 131で両者が対戦予定であったが、レスナーの疾病による欠場に伴いシェイン・カーウィンとの対戦へと変更された。6月11日のUFC 131ではカーウィンを3-0の判定で降し、ケイン・ヴェラスケスの持つヘビー級王座への挑戦権を手にした[10]

2011年11月12日、UFC on FOX 1でケイン・ヴェラスケスの持つUFC世界ヘビー級王座に挑戦し、右フックでダウンを奪い、追撃のパウンドで開始63秒KO勝ち。第16代UFC世界ヘビー級王者となった。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[11]

2012年5月26日、UFC 146フランク・ミアとタイトルマッチを行い2RTKO勝ち。UFC世界ヘビー級王座の初防衛に成功した。当初はアリスター・オーフレイムと対戦する予定であったがオーフレイムが薬物検査をクリアできなかったため対戦相手がミアに変更となった。

2012年11月13日、NIKEとスポンサー契約を交わした事を発表[12]。ドス・サントスはNIKEとスポンサー契約を交わした総合格闘家としてアンデウソン・シウバジョン・ジョーンズに次ぐ三人目となった。

2012年12月29日、UFC 155でケイン・ヴェラスケスとUFC世界ヘビー級王座を賭けて再戦し、判定負け。王座陥落となった。

2013年5月25日、UFC 160でヘビー級ランキング9位のマーク・ハントと対戦。3Rに後ろ回し蹴りでダウンを奪い、パウンドでKO勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトに選出され、タイトル挑戦権を獲得した。

2013年10月19日、UFC 166のUFC世界ヘビー級タイトルマッチで、ケイン・ヴェラスケスと3度目の対戦。序盤から一進一退の攻防を繰り広げるが、3Rで右フックからダウンを奪われる。その後ヴェラスケスからの攻撃を2ラウンド耐え凌ぐも、最終ラウンドでTKO負けを喫した。試合後には「試合をほとんど覚えていない」と語っており[13]、鼻と耳の負傷により無期限出場停止となった[14]

ファイトスタイル[編集]

ブラジルのボクシングトレーナー仕込みのボクシング技術を巧みに総合格闘技スタイルと融合させていて、ほぼ完全にスタンドでのパンチが主体の選手である。総合格闘技には珍しく、ボディストレートも多用する。本人曰く「ほとんどの選手はどのようにしてボクシング技術を総合格闘技に活かしたらいいのか分かっていない」とも語っている。

総合格闘家になる道程[編集]

ズッファ製作のバイオグラフィーによれば、21歳のドス・サントスは、バックパック一つを抱えて人生を発見するための旅に出た。そして長旅の末たどりついたのがバイーア州のサルバドルであり、そこで飛び込んだのが格闘技のジムだった。長髪をポニーテールにしたむさくるしい浮浪者のような風体に、ジムの仲間は不定住流浪民を意味するシガーノ(ジプシー)というあだ名をつけた。ジムでサンドバッグを相手に一日中猛練習することで短期間での実力をつけたドス・サントスは、とんとん拍子に勝ち続けて総合格闘家としてのキャリアを確立した。

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
19 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
16 11 3 2 0 0 0
3 1 1 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 開催年月日
× ケイン・ヴェラスケス 5R 3:09 TKO(パウンド) UFC 166:Velasquez vs. Dos Santos 3
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2013年10月19日
マーク・ハント 3R 4:18 KO(後ろ回し蹴り→パウンド) UFC 160: Velasquez vs. Bigfoot 2 2013年5月25日
× ケイン・ヴェラスケス 5分5R終了 判定0-3 UFC 155:Dos Santos vs. Velasquez 2
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2012年12月29日
フランク・ミア 2R 3:04 TKO(パウンド) UFC 146: Dos Santos vs. Mir
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2012年5月26日
ケイン・ヴェラスケス 1R 1:03 KO(右フック→パウンド) UFC on FOX 1
【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】
2011年11月12日
シェイン・カーウィン 5分3R終了 判定3-0 UFC 131: Dos Santos vs. Carwin 2011年6月11日
ロイ・ネルソン 5分3R終了 判定3-0 UFC 117: Silva vs. Sonnen 2010年8月7日
ガブリエル・ゴンザーガ 1R 3:53 TKO(左フック→パウンド) UFC on Versus: Vera vs. Jones 2010年3月21日
ギルバート・アイブル 1R 2:07 TKO(左フック→パウンド) UFC 108: Evans vs. Silva 2010年1月2日
ミルコ・クロコップ 3R 2:00 ギブアップ(戦意喪失) UFC 103: Franklin vs. Belfort 2009年9月19日
ステファン・ストルーフェ 1R 0:54 TKO(右フック→パウンド) UFC 95: Sanchez vs. Stevenson 2009年2月21日
ファブリシオ・ヴェウドゥム 1R 1:21 TKO(右アッパー→パウンド) UFC 90: Silva vs. Cote 2008年10月25日
ジェロニモ・ドス・サントス 1R TKO(ドクターストップ) Demo Fight 3 2008年5月24日
× ホアキム・フェレイラ 1R 1:13 腕ひしぎ十字固め Mo Team League Final 2007年11月10日
ジャイール・ゴンサウヴェス 1R 2:52 TKO(パンチ連打) Mo Team League 2 2007年9月29日
ホアキム・フェレイラ 1R終了時 ギブアップ(疲労) Xtereme Fighting Chmpionships: Brazil 2007年4月29日
エジソン・パレダォン 1R 8:46 TKO(カット) Xtereme Fighting Chmpionships: Brazil 2007年4月29日
エドゥアルド・マイオリーノ 1R 0:50 ギロチンチョーク Minotauro Fights 5 2006年12月9日
ジャイウソン・シウバ・サントス 1R TKO(サッカーボールキック) Demo Fight 1 2006年7月16日

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
ケイン・ヴェラスケス
第15代UFC世界ヘビー級王者

2011年11月12日 - 2012年12月30日

次王者
ケイン・ヴェラスケス