ジプシー・キングス
ジプシー・キングス (The Gipsy Kings) は、フランスの音楽バンド。ワールドミュージックという音楽ジャンルを確立したグループのひとつとされる。
目次 |
メンバー [編集]
- ニコラス・レイエス (Nicolas Reyes)/リードボーカル、ギター
- トニーノ・バリアルド (Tonino Baliardo)/リードギター
- カヌート・レイエス (Canut Reyes)/ギター、ボーカル
- ポール・レイエス (Paul Reyes)/ギター、ボーカル
- パチャイ・レイエス (Patchai Reyes)/ギター、ボーカル
- アンドレ・レイエス (Andre Reyes)/ギター、ボーカル
- ディエゴ・バリアルド (Diego Baliardo)/ギター
- パコ・バリアルド (Paco Baliardo)/ギター
- チコ・ブーチキー (Chico Bouchikhi)/ギター、ボーカル。アルバム「Este Mundo」発売前に脱退
概要 [編集]
フラメンコ界の巨匠で、マニタス・デ・プラタ(en:Manitas de Plata)の歌手であり、かつメンバーのレイエス兄弟の父であるホセ・レイエス(Jose Reyes)が、息子達と『ホセ・レイエス & ロス・レイエス(Jose Reyes y Los Reyes)』というグループを組み、地元フランス南部のプロヴァンス地方で活動していたのがはじまり。以後、レイエス家と親戚関係にあるチコとバリアルド兄弟が参加し、現在のグループ名となる。
各地で巡業しているうち、ブリジット・バルドーやチャールズ・チャップリンが、まだデビュー前の無名だった彼らのファンになった。特に、スイスのレストランで彼らの演奏を聞いた老人が感極まって涙したが、彼らにはその老人が誰かわからず後になってチャップリンだったことがわかった、という話は有名なエピソードである。この時のことをチコは「かつて世界中を泣かせた人物を俺達が泣かせたことが本当に嬉しかった」と語った[1]。しかし、この頃までに発売したアルバム「アレグリア」「情熱の月」はさほど売れなかった[2]。
世界的に有名になったのは、クロード・マルチネス(Claude Martinez)をプロデューサーに迎えてからである。彼はジプシー・キングスは素晴らしいが何かが足りないと思い、フラメンコを基調とした音楽に、現代的な音楽の要素(ポップス、ロック)を加えた。その結果、1987年に発表した『ジョビ・ジョバ(Djobi Djoba)』『バンボレオ(Bamboleo)』がフランス国内で大ヒットした。クリスチャン・ラクロアのショーで使われたり、フランソワ・ミッテランが大統領選挙で『バンボレオ』を使って若者の支持を得ようとしたことでも知られる[1]。
1990年、フランスの音楽賞、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック(fr)の年間最優秀グループ賞受賞。
なお、彼らの音楽はフラメンコそのものというより、南仏のラテンの要素が入ったルンバ・フラメンカというスタイルがベースとなっている。
日本国内における人気 [編集]
日本でも老若男女を問わず根強いファンが多く、1989年、2000年、2001年に来日公演を行っている。
テレビなどのマスメディアでもよく使用され、例えばフジテレビ系の時代劇『鬼平犯科帳』のエンディングテーマとして『インスピレーション(Inspiration)』が使われた他、キリンビールの発泡酒「淡麗」のコマーシャルでカンツォーネをカバーした『ボラーレ(Volare)』が使われている。
また、テレビ朝日系の深夜番組『タモリ倶楽部』で1992年に始まったコーナー「空耳アワー」では、『ベン・ベン・マリア(Bem, Bem, Maria)』が第1回の空耳アワードに選ばれた。このことはその後発売された、1994年の「ジプシー・キングス・グレイテスト・ヒッツ」や、1999年の「ボラーレ! ベリー・ベスト・オブ・ジプシー・キングス」のライナーノーツでも取り上げられた。同コーナーでは2005年6月末までに19作品で採り上げられ、ランキングは3位となっている。
これより前にも、坂崎幸之助が空耳に注目し、1989年開始の『スーパーFMマガジン・坂崎幸之助のNORU SORU』で「元祖ジョビジョバポップス」というコーナーを始めている(『Djovi Djova』のサビのに部分が「あ~らニヤけたケロンパ」と聞こえる事から)。
リリース [編集]
ここでは日本国内で発売された主なアルバムについて列挙する。
- ジプシー・キングス(Gipsy Kings) (1988)
- ベスト・リミックス(Best Remixes) (1989)
- モザイク(Mosaique) (1989)
- エステ・ムンド~ジプシー・キングスの世界(Este Mundo) (1991)
- ベスト・ライブ(Live) (1992)
- ラヴ & リベルテ(Love & Liberte) (1993)
- ジプシー・キングス・グレイテスト・ヒッツ(Greatest Hits) (1994)
- エストレージャス(Estrellas) (1995)
- コンパス(Compas) (1997)
- ボラーレ!ベリー・ベスト・オブ・ジプシー・キングス(Volare! The Very Best of the Gipsy Kings) (1999)
- ソモス・ヒターノス(Somos Gitanos) (2001)
- ルーツ(Roots) (2004)
- ザ・ベスト・オブ・ジプシー・キングス(The Best of the Gipsy Kings) (2005)
脚注 [編集]
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- GIPSY KINGS ソニーミュージックによる公式ページ