アルル・ナジャ

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アルル・ナジャArle Nadja)は、コンパイルコンピューターゲーム魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズの登場人物であり、同シリーズの主人公。

概要[編集]

茶色の髪をした少女で、魔導師の卵。7月22日生まれの16歳。一人称はボク[注 1]。瞳の色は金色[注 2]。趣味はダンジョン探索。好きな食べ物はカレーとらっきょ。基本的には「カーバンクル」という謎の生物と共に行動している。

性格は天真爛漫で芯が強く、思ったことははっきり言うタイプ。幼少期には成績は優秀だと称されている。

『魔導物語』エピソード2で闇の貴公子サタンから求婚されたのをきっかけに、その後の作品でも何度か結婚を迫られている。

禁断の魔法「オワニモ」の封印を解いたことにより、「ぷよぷよ」が4つ繋がると消えるようになった。

MSX2版『魔導物語1-2-3』までは名前が無かった(開発スタッフの間では「らっこ」と呼ばれていた[要出典])が、同作品がPC-9801に移植された時に命名された。「アルル」はクラシック音楽のアルルの女、「ナジャ」は海外の小説に登場する女性の主人公から取られている[1][注 3]

普段は青と白を基調とした衣装を着ているが、『ぷよぷよDA!』では、赤いトップと黒いジャージを穿いていた。この時彼女はニット帽を被っていた為、束ねている部分は隠れていて見えない。

プロフィール[編集]

  • 身長:158cm
  • 体重:53kg / 46kg(セガサターン版『魔導物語』)
  • スリーサイズ
    • B86/W60/H85(『ぷよぷよ通』の攻略本)
    • B80/W60/H85(『ぷよぷよSUN』)
    • B80/W58/H80(セガサターン版『魔導物語』)
  • 血液型:AB型[注 4]

各作品ごとの活躍[編集]

魔導物語1-2-3[編集]

エピソード1
年齢は6歳。魔導幼稚園の卒園試験のため、幼稚園の敷地内にある塔の中で数々の罠とイリュージョンモンスターという先生の魔導力で作られた魔物と闘う。
『魔導物語 はなまる大幼稚園児』では、彼女の母も魔導師だったとされる。父親はおらず、作品中では語られないが、どうやら魔導師として働いている最中に行方不明になってしまったらしい。また、この作品ではアルルが卒園試験を受ける為文字通り、山を上り、谷を越え、森を抜け、水中を潜る活躍をしている。一方、ほぼ同時期に発売されたMD版『魔導物語I』では、卒園試験を受ける為の筆記試験を鉛筆を転がして受けており、卒園試験に臨めたのは単に運が良かっただけだとされている。
エピソード2
年齢は16歳。優秀な魔導師を目指すべく、魔導学校「古代魔導スクール」へ向かう旅に出ている。
旅の途中魔導士シェゾ・ウィグィィに襲われて地下牢に捕まってしまうが、シェゾを倒して地下牢から脱出する。
脱出の際に出会った魔物商人ミイル・ホォルツオ・ベンジャミンから、ライラの遺跡に眠っているルベルクラクという宝石を探し出したら強力な魔導アイテム「ウラノス・スタッフ」と交換すると持ちかけられる。ライラの遺跡を攻略すると、最深部にいた魔王サタンから、ライラの遺跡がサタンの花嫁選抜会場だったと聞かされる。サタンはアルルが�后になるつもりはなく、サタンのもっとも大切にしているルベルクラクを取りに来たと聞くと激昂してアルルへ襲いかかる。
サタンを倒すと、額にルベルクラクをつけた小さな生物カーバンクルが登場。ウラノス・スタッフを手に入れることは出来なくなったが、代わりにカーバンクルが仲間となる。
エピソード3
エピソード2から3日後、アルルは新たな仲間のカーバンクルとともに再び魔導学校への旅を再開する。
道ですれ違ったサタンに想いを寄せていた女性ルルーが、サタンとの婚約の証であるカーバンクルを連れていたアルルに嫉妬し、配下の魔物であるミノタウロスをけしかける。逃げ出したアルルは、気が付くと生きて出た者は誰も居ないという迷いの森に迷い込んでしまう。
森の中で泣いていた魔物の子供テテテを慰めたことで、テテテの親トトトから出口を教えてもらい、無事森から脱出する。町へと辿り着いたアルルは、氷の魔導の使いすぎで霜焼けになってしまい、その薬の材料となるモケモエの遺跡へと向かうこととなる。
遺跡の�最深部に居たルルーに薬の材料を分けてくれないかと頼むと、サタンから偉大な魔導師を后に娶るという話を聞かされたルルーは自分も魔導学校へ連れて行けと言う。こうして、アルルはルルーとミノタウロスを引き連れて魔導学校へと向かうこととなる。
ゲームギア版および携帯電話アプリ版『魔導物語III 究極女王様』では導入部こそ同じだが道中のシナリオが全く異なり、ミノタウロスに追われたアルルが、逃げる途中でルルーの仕掛けた落とし穴から地下迷宮に落ちてしまい、そこから脱出して紆余曲折を経てルルーの屋敷に直接乗り込む展開となる。ただし展開自体は大幅に異なるものの、結末でルルーがサタンに相応しい魔導師になるため、アルルに付いて魔導学校の旅へ同行するという流れは共通している。
その後の作品でのアルル
元々の『魔導物語』では魔導学校に向かうために旅をしていたが、アルルが無事魔導学校に辿り着いたのかは長らく明確になっておらず、メガドライブ版の『ぷよぷよ』では「現在魔導学校に通っているはず」と紹介されるも、プレイステーション版の『ぷよぷよ通』では「魔導学校へ向かう旅の途中」と説明されていた。『なぞぷよ』シリーズでは旅すらしておらず、一軒家に住み自炊している。
エピソード3の後を描いたディスクステーション12号の『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』でのアルルは、既にルルーやミノタウロスと共に魔導学校に辿り着いて入学した後の話になっている。

エピソード1以前のアルル[編集]

『魔導物語A・R・S』では4歳児として登場。魔導幼稚園には来春から通うことになる。森の向こうに住んでいる祖母の家へ向かう途中、カーバンクルと遭遇。これを追いかけているうちに森の奥深くに迷い込んでしまった。アウルベアに囚われていた妖精を解放したことで妖精達の助けを得、無事森を抜け出して祖母の家にたどり着く。

『魔導物語A ドキドキばけ〜しょん』でも4歳児として登場するが、既に魔導幼稚園に通っている点と、既に妖精と友達になっている点で『魔導物語A・R・S』の設定とは異なる。もう4歳になったのだからと母に頼み込み、魔導幼稚園の夏休みを利用して、たったひとりで森の向こうに住む祖母の家へ向かう。その途中、サタンがレジャーランド建設のために森を切り開いているのを発見し、妖精と協力し、これを阻止するために動く。

異世界に迷い込むアルル[編集]

ディスクステーション11号に掲載された『JUMP HERO外伝』では、『JUMP HERO』シリーズの世界にアルルとカーバンクルがやってきている。この作品には「マスクド・サタン通」という仮面を付けた人物が登場する。のちに仮面が外れて正気に戻るが、アルルの話によるとこの仮面こそがサタンの本体で、彼は仮面を付けられてサタンに操られていたらしい。この仮面はアルルの話を聞くや一目散に飛び去って行き、アルルは「元の世界に帰せ」と叫びながらこれを追いかけていった。

なお、この作品より先に発売されたメガドライブ版『魔導物語I』では、『JUMP HERO』の関係者であるビリーバーンとミセス・イヴがイリュージョンモンスターとして登場しており、その後本家である『JUMP HERO外伝』に再登場した。なおビリーバーンはその後『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』にも登場した。

ディスクステーション13号に掲載された『アルル漫遊記』では、サタンとアルルの魔導力、それにカーバンクルのビームが加わり、空間の歪みが出来、3名揃って日本の平安時代のような世界に迷い込んでしまう。その後は源平合戦や幕末のような時代にもワープした。

セガ製作のぷよぷよでのアルル[編集]

セガの『ぷよぷよフィーバー』以降の新規作品では一貫して「アルル」とのみ表記されており、ゲーム内・設定資料含めて「アルル・ナジャ」と表記されたことはない。ただし、コンパイル時代の作品の移植・リメイクの場合のみ「アルル・ナジャ」とも表記されている。

ぷよぷよフィーバー』では異世界からプリンプタウンに飛ばされてきた人物として登場。ぷよぷよ勝負をしているうちに迷い込んでしまったらしい。ニンテンドーDS版のみ勝負が終わると消えていたが、結局は元の世界に戻れなかったらしく、続編の『ぷよぷよフィーバー2【チュー!】』では広場に宿泊しながら気長にぷよぷよ勝負をしている。自分のいた世界とプリンプタウンの相違点を日記にまとめていた。

ぷよぷよ! 15th anniversary』でも引き続き帰れていないままだが、元の世界からサタンやシェゾなどがプリンプタウンに現れ、久しぶりの再会を喜んでいた。自身のエンディングでは優勝メダルに元の世界とプリンプタウンを自由に行き来できることを願うが、この願いは後のシリーズでは反映されていない。

ぷよぷよ7』ではまた別の異世界であるチキュウのすずらん商店街に現れ、突如大量に現れたぷよを消す方法をあんどうりんごに授ける。自身の中で体を乗っ取ろうとしている「エコロ」と戦っているが、ついには乗っ取られてしまい漆黒のローブをまとった「ダークアルル」へと変貌してしまう。ダークアルルと化したアルルは自身の計画(世界の破滅)遂行のため、「世界の七不思議スポット」にドラコケンタウロス、シェゾ、すけとうだら、ルルー、サタンを呼び寄せ、クルークを利用して誘き寄せたあんどうりんご、アミティとぷよ勝負するようにけしかける。やがて世界は破滅寸前に陥り、その影響で時空を超えてプリンプタウンへ飛ばされたりんごの前に最後の意識を振り絞って元の姿で現れ、自身を止めるように頼み込む。

ぷよぷよ!! 20th anniversary』の自身のストーリーでは、プリンプタウンに新婚スイートホームとして迷惑な城「DXサタン城」を建てたサタンをこらしめるため出向くことになる。また、エクストラストーリーではりんごやアミティらと協力してサタンとエコロの共謀計画を止めようとする。

ぷよぷよテトリス』ではりんご・アミティと共にスペースシップ「テト号」に飛ばされ、混ざり合うぷよぷよの世界とテトリスの世界の異変を止めるため、テト号艦長のティや乗組員らとも協力して事態を解決しようとする。

ドッペルゲンガーアルル[編集]

いくつかの作品において登場するアルルのドッペルゲンガー。多くの場合は通常の魔物としてエンカウントする。

通常エンカウントする雑魚敵のドッペルゲンガーは、アルルと全く同じ姿をしており、使用する魔法もアルルと同じ物である。一部機種では衣装の色などがアルルとは異なったり、PC-98版では利き手が鏡に写したように逆になっている。エピソード1に登場する場合が多く、アルルが知らない魔法を使う場合もある。この場合は、ドッペルゲンガーを倒すことでその呪文を習得できる。

メガドライブ版『魔導物語I』ではアルルそっくりの偽者、ワルルが登場。自分の罪をアルルに着せるなどの方法でアルルの試験の妨害を行う。

ゲームギア版『なぞぷよ アルルのルー』では、カレーを完成させたアルルの前に現れて自分がアルルだと名乗り、カレーを巡って本物と対決する。倒すと消えてしまうため正体は不明。本作のリメイクにあたる、スーパーファミコン版『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』内の「アルルのルー」では登場しなくなった。

『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』では、アルルが試験中に迷い込んだ古代の遺跡から、さらに迷い込んだファントムゾーンという亜空間で登場。自分に勝てたら遺跡へ帰そうと言う。

ぷよぷよ〜ん』ではカーバンクルをさらった犯人としてドッペルゲンガーアルルが登場するが、カーバンクルをさらった目的やその正体がはっきりと語られることは無く、勝負に負けると「ボクはアルルだ!それ以外の何者でもない!」と捨て台詞を残して消えてしまう。

ゲームボーイカラー版『ぽけっとぷよぷよ〜ん』ではカーバンクルを始めとしたアルルの全てを奪いアルルに成り代わろうとしている。勝負に負けた後はアルルに諭されて改心する。

ダークアルル[編集]

ぷよぷよ7』に登場。アルルがエコロに身体を乗っ取られた姿。

世界の七不思議スポットに7人のぷよ使い(アルルとスケルトンTを除いた旧シリーズからの登場キャラ+ダークアルル自身)をけしかけ、りんごとぷよ勝負させることで空間の歪み的なものを広げ、世界をぷよで埋め尽くそうと企んでいる。

担当声優[編集]

来栖礼子RCCアナウンサー)
三石琴乃
井上麻美(アイドル)
小沢美奈子
コンパイルが行った自社オーディションにて選ばれた。
本井えみ
園崎未恵

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 当初はひらがなで「ぼく」であったが、やがてカタカナで「ボク」に変わった。作品によっては「あたし」と言った時もあった。
  2. ^ 『ぷよぷよフィーバー』のみ青色となっている。
  3. ^ コンパイルクラブ27号P7より、「ナジャというのも辞書で引いてみると、プルトンの散文作品で、超現実を体験するきっかけとなる女性がナジャという名だそうです。辞書には載ってないけど、どっかの神話の神の名にもあったはずです。
  4. ^ 『魔導物語 はなまる大幼稚園児』の発売キャンペーンとして徳間書店インターメディアが制作したアルルのカードより。それ以外の公式資料には血液型の記載はなかったが、『ぷよぷよフィーバー』にて正式にAB型と設定された。

出典[編集]

  1. ^ ファミリコンピュータマガジン6月2日号特別付録、ぷよぷよ魔導マガジンのP31。開発中の表記はARURUだったが曲名に合わせてARLEになったとも書かれている。

関連項目[編集]