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== ファイトスタイル ==
== ファイトスタイル ==
強烈なローキックとフック系のパンチ、そして、それを繋げるコンビネーションを武器としている。また、身長168cmと小柄ながら強靭なフィジカルを持ち、テイクダウンからのグラウンド&パウンドの能力にも優れている。さらに、手数を休めることなくフルラウンドを戦い抜く無尽蔵のスタミナと、ダウンを奪われてもすぐに立て直すリカバリー能力を持つ。
強烈なローキックとフック系のパンチ、そして、それを繋げるコンビネーションを武器としている。また、身長168cmと小柄ながら長いリーチとミドル級から落としてきた強靭なフィジカルを持ち、テイクダウンからのグラウンド&パウンドの能力にも優れている。さらに、手数を休めることなくフルラウンドを戦い抜く無尽蔵のスタミナと、ダウンを奪われてもすぐに立て直すリカバリー能力を持つ。


== 人物・エピソード ==
== 人物・エピソード ==

2020年6月18日 (木) 17:58時点における版

アレックス・ヴォルカノフスキー
基本情報
本名 アレクサンダー・ヴォルカノフスキー
(Alexander Volkanovski)
通称 ザ・グレート(The Great)
ザ・ハルク(The Hulk)
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
生年月日 (1988-09-29) 1988年9月29日(35歳)
出身地 ニューサウスウェールズ州シェルハーバー
所属 シティ・キックボクシング
フリースタイル・ファイティングジム
身長 168cm
体重 66kg
リーチ 182cm
階級 ミドル級
ウェルター級
ライト級
フェザー級
バックボーン レスリング
キックボクシング
ブラジリアン柔術(茶帯)
総合格闘技戦績
総試合数 22
勝ち 21
KO勝ち 11
一本勝ち 3
判定勝ち 7
敗け 1
KO敗け 1
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アレクサンダー・ヴォルカノフスキーAlexander Volkanovski1988年9月29日 - )は、オーストラリア男性総合格闘家ニューサウスウェールズ州シェルハーバー出身。シティ・キックボクシング/フリースタイル・ファイティングジム所属。現UFC世界フェザー級王者。元AFCフェザー級王者。元PXCフェザー級王者。アレックス・ボルカノフスキーとも表記される。

来歴

マケドニア人の父とギリシャ人の母の間に生まれた。幼少期からレスリングを始め、12歳の頃にはオーストラリア王者に輝いたが、14歳からはラグビーに転向し、ニューサウスウェールズ州のグループ7ラグビーリーグに所属するワリラレイク・サウス・ゴリラズのフロントローとして活躍した[1]

しかし、2011年からコンディション管理のために総合格闘技を始めたことがきっかけで、ラグビーを辞めて格闘家になることを決め、2012年にプロデビューした[2]

2015年6月14日、AFC 13のフェザー級タイトルマッチで王者のジェイムズ・ビショップと対戦し、1RにパウンドでTKO勝ち。王座獲得に成功した。

2015年12月4日、PXC 50のフェザー級タイトルマッチで王者の矢地祐介と対戦し、4Rに三角絞めで一本勝ち[3]。王座獲得に成功した。

2016年5月19日、AFC 15のフェザー級タイトルマッチで挑戦者のジェイミー・ムラーキーと対戦し、1Rに右フックでKO勝ち。王座初防衛に成功した。

UFC

2016年11月26日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Whittaker vs. Brunsonで粕谷優介と対戦し、2RにパウンドでTKO勝ち[4]

2017年6月11日、UFC Fight Night: Lewis vs. Hunt廣田瑞人と対戦。1Rと2Rにスタンドパンチで繰り返しダウンを奪い、3-0の判定勝ち[5]

2017年11月19日、UFC Fight Night: Werdum vs. Tyburaでシェーン・ヤングと対戦し、3-0の判定勝ち。当初はジェレミー・ケネディと対戦する予定だったが、ケネディの負傷により対戦相手がウンベルト・バンデナイに変更され、さらに後日バンデナイも負傷欠場することになり、大会直前にオファーを受けたヤングと150ポンドのキャッチウェイトで対戦した[6][7]

2018年7月14日、UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanovでフェザー級ランキング10位のダレン・エルキンスと対戦。1Rに右フックで2度のダウンを奪い、3-0の判定勝ち[8]

2018年12月29日、UFC 232でフェザー級ランキング5位のチャド・メンデスと対戦。2Rに左フックでダウンを奪われたものの、すぐに立て直して右フックで2RTKO勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2019年5月11日、UFC 237でフェザー級ランキング1位の元UFC世界フェザー級王者ジョゼ・アルドと対戦。スピーディーな打撃とクリンチの攻防で優位に立ち、3-0の判定勝ち。

UFC世界王座獲得

2019年12月14日、UFC 245のUFC世界フェザー級タイトルマッチで王者マックス・ホロウェイに挑戦。鋭いパンチとローキックを的確に当て続けて、3-0の5R判定勝ち。元UFC世界ミドル級王者のロバート・ウィテカーに次いでオーストラリア人史上2人目となるUFC王座獲得に成功した。

ファイトスタイル

強烈なローキックとフック系のパンチ、そして、それを繋げるコンビネーションを武器としている。また、身長168cmと小柄ながら長いリーチとミドル級から落としてきた強靭なフィジカルを持ち、テイクダウンからのグラウンド&パウンドの能力にも優れている。さらに、手数を休めることなくフルラウンドを戦い抜く無尽蔵のスタミナと、ダウンを奪われてもすぐに立て直すリカバリー能力を持つ。

人物・エピソード

  • ラグビー選手時代の体重は97kgだったが、格闘家に転向してから徐々にウエイトを落とし、2015年以降は65.8kgリミットのフェザー級を主戦場としている[1]
  • 既婚者であり、2人の娘がいる。

戦績

総合格闘技 戦績
22 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
21 11 3 7 0 0 0
1 1 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
マックス・ホロウェイ UFC 251: Usman vs. Burns
【UFC世界フェザー級タイトルマッチ】
2020年7月11日
マックス・ホロウェイ 5分5R終了 判定3-0 UFC 245: Usman vs. Covington
【UFC世界フェザー級タイトルマッチ】
2019年12月14日
ジョゼ・アルド 5分3R終了 判定3-0 UFC 237: Namajunas vs. Andrade 2019年5月11日
チャド・メンデス 2R 4:14 TKO(右フック) UFC 232: Jones vs. Gustafsson 2 2018年12月29日
ダレン・エルキンス 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: dos Santos vs. Ivanov 2018年7月14日
ジェレミー・ケネディ 2R 4:57 TKO(パウンド) UFC 221: Romero vs. Rockhold 2018年2月11日
シェーン・ヤング 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Werdum vs. Tybura 2017年11月19日
廣田瑞人 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Lewis vs. Hunt 2017年6月11日
粕谷優介 2R 2:06 TKO(パウンド) UFC Fight Night: Whittaker vs. Brunson 2016年11月26日
ジャイ・ブラッドニー 1R TKO(パンチ連打) Wollongong Wars 4
【Wollongong Warsライト級タイトルマッチ】
2016年7月8日
ジェイミー・ムラーキー 1R 3:23 KO(右フック) AFC 15
【AFCフェザー級タイトルマッチ】
2016年5月19日
矢地祐介 4R 3:43 三角絞め PXC 50
【PXCフェザー級タイトルマッチ】
2015年12月4日
ジェイムズ・ビショップ 1R 1:39 TKO(パウンド) AFC 13
【AFCフェザー級タイトルマッチ】
2015年6月14日
デイヴィッド・バット 2R 1:52 TKO(パンチ連打) Wollongong Wars 2 2014年11月1日
カイル・レジェス 5分3R終了 判定3-0 PXC 45 2014年10月24日
ジャイ・ブラッドニー 1R 4:58 リアネイキドチョーク Roshambo MMA 3
【Roshambo MMAライト級タイトルマッチ】
2014年7月26日
ロドルフォ・マルケス 1R 3:41 KO(パンチ) AFC 9 2014年5月17日
グレッグ・アッツォーリ 1R ギロチンチョーク Roshambo MMA 2
【Roshambo MMAライト級タイトルマッチ】
2014年2月1日
ルーク・カトゥビッグ 3R 4:39 TKO(パンチ連打) AFC 7 2013年12月14日
× コーリー・ネルソン 3R 0:13 TKO(ハイキック→パウンド) AFC 5
【ウェルター級トーナメント準々決勝】
2013年5月10日
アントン・ザフィア 4R 2:19 TKO(パンチ連打) Roshambo MMA 1
【Roshambo MMAウェルター級タイトルマッチ】
2013年4月17日
リーガン・ウィルソン 1R 2:49 TKO(パウンド) Cage Conquest 2
【Cage Conquestウェルター級タイトルマッチ】
2013年2月23日
ゲルハルト・フォークト 5分3R終了 判定3-0 Revolution at the Roxy 2012年5月19日

表彰

獲得タイトル

  • Cage Conquestウェルター級王座(2013年)
  • Roshambo MMAウェルター級王座(2013年)
  • Roshambo MMAライト級王座(2014年)
  • AFCフェザー級王座(2015年)
  • PXCフェザー級王座(2015年)
  • Wollongong Warsライト級王座(2016年)

脚注

  1. ^ a b Hunter Homistek (2017年6月6日). “From Rugby To UFC, Alexander Volkanovski Just Wins”. FloCombat. 2018年7月24日閲覧。(英語)
  2. ^ Tim Bissell (2017年6月9日). “UFC Auckland’s Alex Volkanovski talks transition from rugby league to MMA”. Bloody Elbow. 2018年7月24日閲覧。(英語)
  3. ^ 【PXC50】勝負に出て流れが変わった2R終盤──4Rに矢地が三角絞めでヴォルカノフスキーに一本負け。”. MMAPLANET (2015年12月4日). 2018年7月24日閲覧。
  4. ^ 【UFC】粕谷優介、TKO負けで初勝利ならず”. イーファイト (2016年11月26日). 2018年7月24日閲覧。
  5. ^ キワの攻防を制された廣田、ボルカノフスキーに敗れる”. UFC (2017年6月11日). 2018年7月24日閲覧。
  6. ^ ボルカノフスキーの対戦相手はヤングに”. UFC (2017年11月15日). 2018年7月24日閲覧。
  7. ^ 緊急参戦のヤングに快勝したボルカノフスキー”. UFC (2017年11月19日). 2018年7月24日閲覧。
  8. ^ 【UFN133】乱戦、競り合いはお手のもの。ヴォルカノフスキーがエルキンスを破りUFC5連勝”. MMAPLANET (2018年7月15日). 2018年7月24日閲覧。

関連項目

外部リンク