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[[水]]に溶けにくい結晶性粉末で、わずかに甘みを呈する。[[オリゴ糖]]の一種であり、整腸作用を有する。
[[水]]に溶けにくい結晶性粉末で、わずかに甘みを呈する。[[オリゴ糖]]の一種であり、整腸作用を有する。


従来の、セルロースを分解する方法ではコストがかさんでいたが、最近では[[スクロース]]から合成する方法が開発されている[http://www.s-iri.pref.shizuoka.jp/tech/foodbio/fb140914.htm]。
従来の、セルロースを分解する方法ではコストがかさんでいたが、{{いつ範囲|最近|date=2016年10月}}では[[スクロース]]から合成する方法が開発されている[http://www.s-iri.pref.shizuoka.jp/tech/foodbio/fb140914.htm]。


== アミロースの合成 ==
== アミロースの合成 ==

2016年10月25日 (火) 09:49時点における版

セロビオース
C12H22O11
モル質量 342.30
CAS登録番号 16462-44-5
溶解度 12 g/100mL
PubChem
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

セロビオース(D-Cellobiose)は、グルコース2分子がβ1、4結合でつながった二糖で、化学式はC12H22O11セルロースセルラーゼで分解すると生じる。CAS登録番号は528-50-7。

に溶けにくい結晶性粉末で、わずかに甘みを呈する。オリゴ糖の一種であり、整腸作用を有する。

従来の、セルロースを分解する方法ではコストがかさんでいたが、最近[いつ?]ではスクロースから合成する方法が開発されている[1]

アミロースの合成

2005年3月17日江崎グリコはセロビオースに5種類の酵素を作用させることによりアミロースを生産することに成功したと発表した[2]

セロビオース及び酵素の量産化技術がまだ確立しておらず、アミロースの生産効率も35%とまだ低いなど課題は多い[3]が、実用化できれば将来の食料危機解消の切り札となる可能性がある。