八木隆行

八木 隆行（やぎ たかゆき、1975年5月20日 - ）は、日本の男性プロレスラー、レフェリー。千葉県旭市出身。DRAGON GATE所属。レフェリーとしてはベーカリー八木、プロレスラーとしてはジョンソン・フロリダのリングネームの覆面レスラーとして活動する。全日本プロレスで歳三のリングネームで活動する八木隆幸とは別人。

経歴

闘龍門第7期生としてT2Pのメンバーに編成されメキシコに渡り、2001年にデビュー。漁師のギミックが与えられ、当初はベビーフェイスとして活動していたがイタリアン・コネクションに加入しヒール転向、ミラノコレクションA.T.にペスカトーレ八木と改名させられる（ペスカトーレはイタリア語で「漁師」の意味）。闘龍門JAPANの興業にも参戦し、キャラが被っている事から新井健一郎と抗争、互いのトレードマークである坊主頭をかけておそらくプロレス史上初の敗者髪伸ばしマッチを行いこれに敗れる。

2003年にT2Pが解散するとJAPANに合流し、実家がナポリの漁師ではなく千葉のパン屋である事を告白。フランスパンで相手を殴る（実家の父に鉄よりも固く焼いてもらった、という設定）パン屋ギミックに変更し、リングネームもベーカリー八木に改名。元仲間の近藤らにいじられ、仕返しをするために、同年9月にレフェリーに転向し、以降フロリダ・ブラザーズの試合は必ずレフェリーを務め、彼らとの掛け合いで人気を博す。フロリダ・ブラザーズ戦限定で星条旗模様のシャツと大きなサングラス（度入りで、落としては反則を見逃すというギミックだった）を着用していた。また、2004年からは覆面を被りジョンソン・フロリダとして現役復帰、レフェリー活動と並行して時折試合にも出場する。Do FIXERとのカベジェラコントラマスカラマッチに敗れ、自主的にバリカンを入れて坊主頭を取り戻した。フロリダ・ブラザーズ解散以降は再びレフェリーに専念している。ただし、未だに選手としては引退していない。

2006年8月より、それまで本部長職を務めていた神田裕之が選手として現役復帰したため、そのポジションを引き継いでいる。

得意技

渦巻きコロネ（旧・うず潮フィッシャーマン）

旋回式のフィッシャーマンズ・スープレックス。レフェリーをしている間にも、試合をしている選手があまりにも粗暴な場合、お仕置きとして使用される場合もある。ギミック変更に伴い、技の名前も変更された。

バターロール（旧・ヒレ折り固め）

相手と向き合う格好で行う変形のWARスペシャル。相手の頭に腰を下ろしながら首を圧迫し、ダブルアームの要領で腕を極める。

タコつぼ固め

漁師ギミック時代のフィニッシュ技。

フランスパン攻撃

レフェリー転向後もヒール側から一方的な妨害や暴行を受けた時に制裁として繰り出す事がある。

その他

• 髪の毛が薄くなってきてからは、試合中に岩佐などが相手の髪をちぎっては八木の頭に乗せるという行為をするようになる。植毛ということで八木も嬉しそうな顔をする。スペル・シーサーのマスクのボアでも同じことをやったことがある。
• レフェリーに転向した後も存在感が大きく、真面目なレフェリーからお笑いまでこなせる。
• かなりの女好き。KAIENTAI-DOJOから来たアップルみゆきやバンビにセクハラまがいなことをしている。また、既婚者である。
• 選手出身であるため、ヒールの選手に暴行を加られると逆にラリアットやバックドロップなどで反撃する事もある。
• 抗争などが起き始めるとリングサイドに駆け寄り「面白そうだなぁ～！」と喋り、マッチメイクを行ったりする