「都営バス北営業所」の版間の差分

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* 東43:[[江北駅]] - 荒川土手操車所 - 荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院
* 東43:[[江北駅]] - 荒川土手操車所 - 荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院
* 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院
* 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院
* 東43:江北駅 - 荒川土手操車所 - 荒川土手 - 小台 - 田端駅(始終発時間帯のみ)
* 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅(始終発時間帯のみ)
* 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅(始終発時間帯のみ)
* 東43:向丘二丁目→本郷三丁目駅→御茶ノ水駅→神田橋→東京駅丸の内北口(始発時間帯のみ)
* 東43:向丘二丁目→本郷三丁目駅→御茶ノ水駅→神田橋→東京駅丸の内北口(始発時間帯のみ)

2008年10月24日 (金) 02:53時点における版

国道122号(北本通り)に面している北営業所
荒川土手操車所
北営業所所属車両

都営バス北営業所(とえいバスきたえいぎょうしょ)は、王子駅をターミナルに東京都北区足立区南西部及びその周辺の路線を担当している営業所である。東京地下鉄南北線志茂駅近くの北区神谷3丁目に位置する。東京都交通局の職員住宅である北寮及び警視庁赤羽警察署が隣接している。本営業所は王子電気軌道と縁が深く、主力路線の王40甲系統は同社の乗合自動車路線から発展したものである。また、都電27系統の廃止部分の代替路線である王57系統も運行している。管轄下に練馬支所を置く。営業所記号は「N」を用いる。

沿革

  • 1949年 - 大塚営業所滝野川分車庫(場所は豊島区西巣鴨)を滝野川営業所として独立。営業所記号はN
  • 1959年 - 北営業所の前身とも言える大塚営業所志村分車庫を開設。
  • 1961年 - 志村分車庫を志村支所へ昇格。
  • 1966年 - 志村支所を志村自動車営業所として独立。営業所記号はY
  • 1980年4月 - 滝野川営業所及び同営業所昭和町分車庫管轄の路線を統合、現在地に北自動車営業所を開設。営業所記号はN
  • 1982年4月 - 志村営業所の閉鎖に伴い同営業所管轄路線は当営業所(王41・45・57)と杉並営業所(王78)に振り分けられる。

現行路線

王40甲系統

※朝の池袋駅東口行には荒川土手操車所、西新井大師始発も存在する。
  • 王40甲:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 王子駅 - 豊島五丁目団地(同区間に池袋駅発深夜バスを運行⇒#深夜02系統を参照)
  • 王40甲:豊島五丁目団地 - 荒川土手 - 江北四丁目 - 西新井大師 - 西新井駅
  • 王40甲出入:北車庫 - 王子五丁目 - 王子駅 - 豊島五丁目団地 - 荒川土手 - 江北四丁目 - 西新井大師 - 西新井駅
  • 王40甲出入:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 王子駅 - 王子五丁目 - 北車庫(池袋駅方向は王子二丁目非経由=「溝田橋経由」と称する。)
  • 王40甲出入:北車庫 - 王子五丁目 - 王子駅(主に他系統の出入庫、車両には系統番号表示なし。)
    • 1946年3月15日 - 10系統・王子駅 - 荒川土手間が開通。
    • 1947年頃 - 王子駅 - 西新井大師間に延長。
    • 1948年11月1日 - 王子駅 - 西新井駅間に延長。
    • 1957年1月12日 - 池袋駅東口 - 西新井駅間に変更。
    • 2006年1月16日 - 王46系統の経路を江北橋下経由に変更、同時に江北橋下経由の便(王40丁系統)を廃止。

本系統は、東京有数の繁華街で巨大ターミナル駅である豊島区の池袋駅から北区中心部の王子駅及び足立区西部地区を経由して、同区の西新井駅とを結ぶ系統を本線とし、延長約11.1kmを約40 - 60分で結ぶ路線である。

途中王子駅での乗降も多く、同駅を起点とする別路線として宮城循環がある(かつては豊島循環も存在した)。

なお、都の告示では本路線を王40甲系統、宮城循環を王40丙系統(後述)として区別しているが、案内上はすべて王40系統とされる事が多いものの事実上別路線であり、単に「王40系統」と呼ぶ場合は当路線を示す場合が多い。

並行する利便性が高い鉄道路線が存在しないため、都営バスにとっては現有路線で屈指の利用客数を誇り、ドル箱路線である。

沿線に豊島五丁目団地や足立区江北地区など鉄道駅から離れたバス利用需要が高い地域を多く抱えているため、毎時10回程度の高頻度運行である。

また、乗り継ぎの便が悪い山手線西側地域 - 都営三田線 - 京浜東北線東京メトロ南北線都電荒川線 - 日暮里・舎人ライナー - 東武伊勢崎線の間を短絡するバス路線で、長距離を乗り通す客が多いため、比較的長距離路線でありながら出入庫を除いて全線通し運用を基本としており、時間帯によっては長時間座れない事もある。そのため、始発地である池袋駅東口では着席のため発車待ち中のバスを見送り、次発便を待つ集団の存在が日常的に見られる事も当路線の特色であり、重要性と運行頻度の高さを象徴している。

王40丙系統(宮城循環)

  • 王40丙:王子駅 - 豊島五丁目団地 - 宮城二丁目 - {江南中学校→宮城都営住宅}(循環)
    • 2006年4月1日 - 従来運行がなかった昼前後の運行を開始。

案内上は宮城循環と呼ばれ、末端の一部が宮城二丁目を基点とした反時計回りの循環線となっている。終点扱いである江南中学校で時間調整を行う事があるが、同停留所の手前から王子方面への利用が可能である。

足立区の宮城都営住宅付近においては、田端駅とを結ぶ東43系統が主力路線となっているが、その補助的な役割を担う路線として毎日運行される。朝夕は増発されるものの、長年にわたって正午前後の数時間は運行されなかった。現在は毎時1回程度設定され、終日運行となっている。その他の時間帯は40分間隔程度である。

平成初期の一時期、練馬営業所が担当していた事があった。当初、杉並営業所担当の王78系統:新宿駅西口 - 王子駅線ダイヤの一部を練馬営業所が担当した。その後、同営業所が本系統も受け持つ事になり、出・入庫ダイヤを王78系統:豊玉北 - 王子駅間として営業運行。王子駅到着後、本系統として沿線利用者の足として活躍し、再び王78系統:豊玉北行として練馬車庫へ帰っていた。

王41・王45系統

  • 王41:王子駅 - 王子五丁目 - 新田橋 - 新田三丁目 - 新田一丁目
  • 王41:王子駅→王子五丁目→新田橋→新田三丁目→新田二丁目(平日のみ終発時間帯)
  • 王45:王子駅 - 王子五丁目 - 新田橋 - 新田三丁目 - ハートアイランド西 - 宮城土手上 - 千住桜木 - 北千住駅
    • 1950年12月25日 - [31]王子駅 - 豊島8 - 野新田(新田三丁目)が開通。担当は滝野川営業所。 
    • 1959年2月1日 - [73]王子駅 - 足立区役所(千住一丁目)が開通。担当は滝野川営業所。
    • 1972年11月12日 - 新系統化に伴い、[31]を[王41]に、[73]を[王45]に変更。
    • 1978年11月1日 - 滝野川営業所から志村営業所に担当変更。 
    • 1982年3月29日 - 志村営業所の閉所により当営業所の担当になる。
    • 1996年5月7日 - 足立区役所の移転により北千住駅発着に変更(王45)。
    • 2008年1月8日 - 足立新田地区周辺のスーパー堤防工事により新田土手通り - 小台町間のルートとバス停が変更(王45)。
    • 2008年3月30日 - 日暮里・舎人ライナーの開業により新渡し→小台土手上に足立小台駅前バス停を新設。
    • 2008年4月 - 足立新田地区周辺のスーパー堤防工事完了により新田土手通り - 小台町間のルートとバス停が戻る(王45)。


王41・王45系統は、王子駅を起点とし王子五丁目(王子神谷駅前)を経由、隅田川を渡って住宅や事業所の多い足立区新田地区とを結ぶ路線である。王子五丁目 - 新田橋間は道路が狭隘かつ一方通行区間を含むため、往復別ルートである。

主力路線である王41系統は比較的短距離だが需要が高く、終日高頻度で運行されている。平日のみ新田一丁目行終車後にその2停留所手前を終点とする新田二丁目行が運行されている。

王45系統は、新田地区から東に進路を変え、小台地区を経て北千住駅までを結ぶ路線である。かつては王子駅 - 足立区役所(現・千住一丁目)間の運行で、区役所付近は循環で折り返していた。足立区役所の移転に伴い終着点を変更し、現在の運転区間に落ち着く。新田東 - 千住桜木間は隅田川西岸の堤防道路(東京都道449号新荒川堤防線)を走る。因みに、王子駅及び新田地区から移転した足立区役所へは、2003年より千住営業所担当:王49折返系統が運行されているが、荒川北岸に位置し、環七通りを経由するため、王子五丁目から先の運転経路が大幅に異なる。

東43系統

リフト車が新製配置された東43系統(N-X597)
  • 東43:江北駅 - 荒川土手操車所 - 荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院 - 本郷三丁目駅 - 御茶ノ水駅 - 神田橋 - 東京駅丸の内北口
  • 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院 - 本郷三丁目駅 - 御茶ノ水駅 - 神田橋 - 東京駅丸の内北口
  • 東43:江北駅 - 荒川土手操車所 - 荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院
  • 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅 - 駒込病院
  • 東43:荒川土手操車所→荒川土手 - 小台 - 田端駅(始終発時間帯のみ)
  • 東43:向丘二丁目→本郷三丁目駅→御茶ノ水駅→神田橋→東京駅丸の内北口(始発時間帯のみ)
  • 東43:豊島五丁目団地→小台→田端駅→駒込病院(平日土曜の朝のみ)


荒川北岸の荒川土手(足立区江北地区)から荒川・隅田川に挟まれた宮城・小台荒川区西尾久など駅から遠い地区を通り、田端駅を経て文京区千代田区などの都心部とを結ぶ路線である。

荒川土手 - 田端駅間の需要が特に高く、過半数が折り返し場を備えた駒込病院までの運行で毎時5回程度、以遠東京駅までは2回程度である。病院へのアクセス路線という性格からか、1992年度にリフト付き低床車が営業所で初めて投入されている。

朝は通勤対策と出庫運用を兼ねた豊島五丁目団地発駒込病院行の便が少数設定されている。

荒川土手始発は荒川土手の一つ手前の「荒川土手操車所前」を始発とし、逆方向は「荒川土手」停留所を終着とする。駒込病院行は病院前折り返し場内までの客扱いを行う。

朝に限り荒川土手操車所発の一部が荒川土手→宮城二丁目間で江北橋下停留所を経由する、以前は東43乙と分類していた。

日暮里・舎人ライナーの開通に会わせ、一部のバスが江北駅前バスターミナル始発となった。

王55系統・深夜11系統

  • 王55:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 王子駅 - 王子四丁目 - トンボ鉛筆 - 新豊橋 - ハートアイランド東 - 新田一丁目
  • 王55:王子駅 - 王子四丁目 - トンボ鉛筆 - 新豊橋 - ハートアイランド東 - 新田一丁目
  • 王55折返:王子駅 - 王子四丁目 - トンボ鉛筆 - 新豊橋 - ハートアイランド東(循環)
  • 深夜11:王子駅 → 王子四丁目 → トンボ鉛筆新豊橋 → ハートアイランド東 → 新田二丁目
    • 2004年4月1日 - 王子駅 - 新田橋 - 新田三丁目 - ハートアイランド(循環)の経路で新設。
    • 2007年4月1日 - 同年3月26日の新豊橋開通に伴い現在の経路に変更の上、新田側を新田一丁目まで延長。
    • 2008年2月4日 - ハートアイランド南停留所を新設。
    • 2008年2月4日 - [王55折返]新設。新豊橋からハートアイランド西→東→南と循環して新豊橋へ戻る。
    • 2008年3月30日 - ハートアイランド北(王子方向)停留所を新設。
    • 2008年3月31日 - 深夜11系統運行開始。
    • 2008年8月30日 - 一部便を池袋駅東口まで延伸

王55系統は、2004年に新田地区再開発“ハートアイランドSHINDEN”の事業進捗に伴う輸送力補完目的で新設された路線である。開通当初は経路のほぼ全線が王41・王45系統と重複したルートで運行されていたが、2007年に再開発地区に位置する新豊橋の開通に伴い王40乙系統と経路統合・経路延長を行って現在の運転区間となった。王41系統との誤乗防止のため、「ハートアイランドSHINDEN」のロゴを表示している。方向幕の場合、青地に白抜き文字を使っている。そのハートアイランドも後の進捗に伴い、王55折返系統を平日朝のみ2008年2月4日に開設した。

2008年3月31日より王55折返(ハートアイランド循環)が平日・土曜日にも増発。 深夜11系統はハートアイランドSHINDENの開発がさらに進歩したことにより、ミッドナイト25第11弾とした路線である。 運行は王子駅から新田方面への片方向のみ。 最終バスの時間は王子駅における京浜東北線北行の終電時刻にあわせるため、深夜1時台まで運行する。

王57系統

  • 王57:赤羽駅東口 - 岩淵町 - 北車庫 - 王子五丁目 - 王子駅 - 豊島五丁目団地
  • 王57:赤羽駅東口←岩淵町←北車庫←王子五丁目←王子駅(始発時間帯のみ)
  • 王57:北車庫 - 王子五丁目 - 王子駅 - 豊島五丁目団地(出入庫)
  • 王57:王子駅 - 豊島五丁目団地(同区間に深夜バスを運行⇒#深夜02系統を参照。)
    • 1972年11月27日 - 都電27系統(三ノ輪橋 - 赤羽終点)の廃止区間代替として豊島五丁目団地 - 赤羽駅東口が開通。当初は志村営業所が担当したが、同営業所の廃止により1982年4月より当営業所の担当になる。

赤羽駅東口から岩淵町を経由、北本通り(国道122号)を南東に向かって北車庫(神谷3丁目)を通過。王子駅前を目指し、ここから進路を北東に変え、都内有数の大規模団地である豊島五丁目団地を終点とする路線である。

1991年11月29日営団地下鉄南北線が開業し、北本通りを経由する赤羽二丁目(赤羽岩淵駅前) - 王子駅前間が重複する形となった。赤羽駅前の繁華街へ直通している(南北線はJR赤羽駅より離れた地域に駅を設けている)事や沿線公共施設(赤羽警察署王子警察署)へのアクセス需要が高い事からダイヤが減便されたものの、毎時4回程度の運行を保っている。ほぼ全線が交通量の多い幹線道路であるため、ダイヤが乱れる事も多い。

現在は王40甲系統と重複する王子駅 - 豊島五丁目団地間の運行が過半数(日中はほぼ半々)で、同区間に限っては運行回数が毎時8回程度まで倍増する。これは池袋及び足立区方面への直通需要が非常に高く、輸送力が飽和状態にある同系統の補完的役割・遠近分離を狙っているためである。

深夜02系統

  • 深夜02:池袋駅東口→西巣鴨→王子駅→豊島五丁目団地(1回のみ)
  • 深夜02折返:王子駅 - 豊島五丁目団地
    • 1988年12月5日:王子駅 - 豊島五丁目団地間運行開始。
    • 2006年4月3日:王子駅発の深夜バスのうち初発1便を延長し池袋駅発とする。

池袋駅及び王子駅と豊島五丁目団地を結ぶ深夜バスで、平日のみ運行されている。王57系統の深夜バスとして設定されていたが、近年要望の多かった池袋駅東口発を設定し、王40甲系統の深夜バスとしての役割も担う様になった。終発は京浜東北線北行最終電車に接続する形で王子駅発25時以降まで運行されているが、都営バスとしては異例に遅い発車時刻である。

王子駅前停留所は、本線にあたる王40甲系統や王57系統と異なり、バスターミナル内の乗り場を使用している。

廃止路線

王40乙系統(豊島循環)

  • 王40乙:王子駅 - 王子四丁目 - トンボ鉛筆 - 豊島六丁目 - 王子駅
※午前は王子四丁目先回り、午後は豊島六丁目先回りのみ運行。

王子駅を起点に豊島地区を循環する路線だった。乗降客が極めて多い豊島五丁目団地停留所経由を避ける経路をとって、事業所や学校、住宅の多い豊島地区の通勤・通学対策として平日・土曜の朝夕のみ運行されていた。2007年4月1日、王55系統をトンボ鉛筆経由の経路に改めた上で路線統合を行い、前日の運行を以て廃止された。

急行03系統

  • 急行03:池袋駅東口 - 西巣鴨 - 王子駅 - 豊島五丁目団地(急行運転)
※上記の他、豊島三丁目、豊島四丁目、豊島六丁目に停車。

移管路線

草64系統

王46系統


備考

営業所内にCNG充填設備を備え、深川営業所のS-E400と同じ1999年2月CNGノンステップバス(N-E401)を導入している。