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こういった様々な要素から、初心者から上級者までの継続した確保にも成功、運営側も管理がしやすくなったため、クイズゲームとしては異例の人気を博し、累計会員数は40万人を突破(QMA2による)、2008年現在で5作を数える人気シリーズになった。なお以下の記事においてシリーズ別に解説をする場合、QMA1,QMA2,QMA3,QMA4,QMA5と略す。
こういった様々な要素から、初心者から上級者までの継続した確保にも成功、運営側も管理がしやすくなったため、クイズゲームとしては異例の人気を博し、累計会員数は40万人を突破(QMA2による)、2008年現在で5作を数える人気シリーズになった。なお以下の記事においてシリーズ別に解説をする場合、QMA1,QMA2,QMA3,QMA4,QMA5と略す。


舞台は[[ハリー・ポッター]]に登場した魔法学校の影響が見られる<ref>『マジックアカデミーへ行こう!~QUIZ MAGIC ACADEMY FAN BOOK~』コナミデジタルエンタテイメント、2006年、154頁</ref>。プレイヤーは「[[在籍者 (学習者)|生徒]]」、QMA設置の[[ゲームセンター]]は[[分校]](「○○(ゲームセンター名)校」、QMA2までは「校」と末尾につかず、自主的に「校」と入れる店舗もあった)という位置づけとなる<ref>「マジックアカデミー本校」も存在するが、これはゲームセンターではなく、制作側の[[デバッグ]]接続といわれている。同じく、「マジックアカデミー分校」も制作側の接続といわれている。</ref>。プレイヤーのキャラクターは男女それぞれ複数用意され(詳細は[[クイズマジックアカデミーの登場人物]]を参照)、解答に応じて一喜一憂したり、優勝時は1枚絵の表示などの演出がされる。また、「○○校」には、おふざけ命名、期間限定命名等も認められているため、店舗で行われる大会等の告知、大会優勝者のキャラクター名、優勝者の希望校名を登録する等に利用されている。
舞台は[[ハリー・ポッターシリーズ]]に登場した魔法学校、[[ホグワーツ魔法魔術学校]]の影響が見られる<ref>『マジックアカデミーへ行こう!~QUIZ MAGIC ACADEMY FAN BOOK~』コナミデジタルエンタテイメント、2006年、154頁</ref>。プレイヤーは「[[在籍者 (学習者)|生徒]]」、QMA設置の[[ゲームセンター]]は[[分校]](「○○(ゲームセンター名)校」、QMA2までは「校」と末尾につかず、自主的に「校」と入れる店舗もあった)という位置づけとなる<ref>「マジックアカデミー本校」も存在するが、これはゲームセンターではなく、制作側の[[デバッグ]]接続といわれている。同じく、「マジックアカデミー分校」も制作側の接続といわれている。</ref>。プレイヤーのキャラクターは男女それぞれ複数用意され(詳細は[[クイズマジックアカデミーの登場人物]]を参照)、解答に応じて一喜一憂したり、優勝時は1枚絵の表示などの演出がされる。また、「○○校」には、おふざけ命名、期間限定命名等も認められているため、店舗で行われる大会等の告知、大会優勝者のキャラクター名、優勝者の希望校名を登録する等に利用されている。


当シリーズの本質は親しみやすいキャラクターや魔法学校という設定とは裏腹に、[[シューティングゲーム]]や[[格闘ゲーム]]と同等にストイックである。これまでのクイズゲームのお助けアイテムの様に、プレイ中に魔法を使ってクイズを有利に進められるなどの要素はない。やり込みによってタッチパネル操作に習熟し、何よりプレイヤー自身が実際に様々な知識を身につける必要がある。
当シリーズの本質は親しみやすいキャラクターや魔法学校という設定とは裏腹に、[[シューティングゲーム]]や[[格闘ゲーム]]と同等にストイックである。これまでのクイズゲームのお助けアイテムの様に、プレイ中に魔法を使ってクイズを有利に進められるなどの要素はない。やり込みによってタッチパネル操作に習熟し、何よりプレイヤー自身が実際に様々な知識を身につける必要がある。


対人戦が前提となるので、コンピュータ(COM)は基本的に人間が揃わない時の穴埋めであり、比較的弱く設定されている。また、ゲームを始めて最初のうちはCOMが必ず混じるようにすることで([[#組分け|組分け]]も参照)、難易度調整も兼ねている。ただし、QMA2では当初人間は4人しか参加できなかった仕様もあって、COMは強めに設定されており、人間プレイヤーをおしのけて優勝することもあった(稼働途中で修正)。また、COMが「弱い」のは確かだが単に正解率が低いだけともいえ、人間が一人も答えられない奇問・難問でも単独正解することも少なくなく、奇問・難問揃いの出題の場合人間がCOMに押しのけられることもままある。
対人戦が前提となるので、コンピュータ(COM)は基本的に人間が揃わない時の穴埋めであり、比較的弱く設定されている。また、ゲームを始めて最初のうちに所属する下位組はCOMが必ず混じるようにすることで([[#組分け|組分け]]も参照)、難易度調整も兼ねている。ただし、QMA2では当初人間は4人しか参加できなかった仕様もあって、COMは強めに設定されており、人間プレイヤーをおしのけて優勝することもあった(稼働途中で修正)。また、COMが「弱い」のは確かだが単に正解率が低いだけともいえ、人間が一人も答えられない奇問・難問でも単独正解することも少なくなく、奇問・難問揃いの出題の場合人間がCOMに押しのけられることもままある。


== シリーズ作品 ==
== シリーズ作品 ==

2008年6月23日 (月) 02:29時点における版

クイズマジックアカデミー
QUIZ MAGIC ACADEMY
ジャンル クイズゲーム
対応機種 アーケードゲーム
発売元 コナミデジタル
エンタテインメント
人数 1人 - 16人(全国対戦)
稼働時期 1…2003年7月
2…2004年11月
3…2005年12月
4…2007年1月
5…2008年2月20日
デバイス タッチパネルモニター
その他 ネットワーク対戦可能
E-AMUSEMENT対応
3以降はe-AMUSEMENT PASS対応
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クイズマジックアカデミー英称QUIZ MAGIC ACADEMY、略称:QMAまたはマジアカ)は、2003年7月にコナミが発売したクイズゲーム、およびそのシリーズ。アーケードゲームとして登場した。

最大の特徴はネットワークを使用して全国のプレイヤーと対戦できることと、クイズの問題が毎週追加されることである。問題の修正・新機能の追加もネットワークを通じて行われる。

プレイヤーはマジックアカデミーという魔法学園の生徒となってクイズに答えてゆく。トーナメントなどに勝利することでより上位の階級を目指すことが目的である。

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作品概要

クイズゲーム自体は古くからあったが、この作品はe-AMUSEMENTを利用し、問題の追加や修正が容易、最大16人までの参加・成績の保存など、ROMによって内容が固定されていた旧来のものから大きく進化している。 また本作ではタッチパネルディスプレイを採用することで、画面表示のキーボードを操作し解答を入力するクイズなど、多彩な形式での出題が可能になり、ゲームの幅を広げている。

主となる全国対戦モードは「予習(間違えてもゲームオーバーにならない)」を経て対人戦(予選・決勝戦)を行う方式で、対人戦の各段階の全問が終了しない限りゲームオーバーになることはない。各段階の成績は、正答を入力するまでの時間に応じた点数の合計によって決まる(これにより早押しクイズの要素も持つ)。そして各予選の終了時における成績下位4名として脱落、もしくは決勝戦の終了によってゲームオーバーになる。従来のクイズゲームは不正解がゲームオーバーに直結するライフ制のものが多かったが、本作では他のプレイヤーとの比較で成績が決まるため、「誰も分からない難問」が出題されても、誰も答えられないだけであり、問題の難度はクリアに直接関係しなくなった。さらにe-AMUSEMENTにより成績が保存されるためプレイヤーレベルに応じた階級・クラス分けが可能になり、初心者と上級者とのマッチングも起こりにくい。

ネットワークを通じたアップデート(更新)が可能で、頻繁な問題の追加や(設問の誤りや、時間の経過による解答の変化などの)修正が容易になった。タイムリーな問題も出題可能になり、問題を解き尽くされれば終わりという、従来のクイズゲームの欠点を大きく解消した。

こういった様々な要素から、初心者から上級者までの継続した確保にも成功、運営側も管理がしやすくなったため、クイズゲームとしては異例の人気を博し、累計会員数は40万人を突破(QMA2による)、2008年現在で5作を数える人気シリーズになった。なお以下の記事においてシリーズ別に解説をする場合、QMA1,QMA2,QMA3,QMA4,QMA5と略す。

舞台は『ハリー・ポッターシリーズ』に登場した魔法学校、ホグワーツ魔法魔術学校の影響が見られる[1]。プレイヤーは「生徒」、QMA設置のゲームセンター分校(「○○(ゲームセンター名)校」、QMA2までは「校」と末尾につかず、自主的に「校」と入れる店舗もあった)という位置づけとなる[2]。プレイヤーのキャラクターは男女それぞれ複数用意され(詳細はクイズマジックアカデミーの登場人物を参照)、解答に応じて一喜一憂したり、優勝時は1枚絵の表示などの演出がされる。また、「○○校」には、おふざけ命名、期間限定命名等も認められているため、店舗で行われる大会等の告知、大会優勝者のキャラクター名、優勝者の希望校名を登録する等に利用されている。

当シリーズの本質は親しみやすいキャラクターや魔法学校という設定とは裏腹に、シューティングゲーム格闘ゲームと同等にストイックである。これまでのクイズゲームのお助けアイテムの様に、プレイ中に魔法を使ってクイズを有利に進められるなどの要素はない。やり込みによってタッチパネル操作に習熟し、何よりプレイヤー自身が実際に様々な知識を身につける必要がある。

対人戦が前提となるので、コンピュータ(COM)は基本的に人間が揃わない時の穴埋めであり、比較的弱く設定されている。また、ゲームを始めて最初のうちに所属する下位組はCOMが必ず混じるようにすることで(組分けも参照)、難易度調整も兼ねている。ただし、QMA2では当初人間は4人しか参加できなかった仕様もあって、COMは強めに設定されており、人間プレイヤーをおしのけて優勝することもあった(稼働途中で修正)。また、COMが「弱い」のは確かだが単に正解率が低いだけともいえ、人間が一人も答えられない奇問・難問でも単独正解することも少なくなく、奇問・難問揃いの出題の場合人間がCOMに押しのけられることもままある。

シリーズ作品

シリーズナンバーの表記は、公式サイトなどでもアラビア数字ローマ数字が混在している(タイトルロゴでは一貫してローマ数字となっている)。本項目ではアラビア数字に統一して表記する。

クイズマジックアカデミー
  • 2003年7月24日稼働。プレイヤーキャラクターは最初は8名、途中のアップデートで2名追加された。
  • 2003年のAOUアミューズメントエキスポで初めて公開されたが、登場人物等、製品版とは大きく異なる仕様であった。2004年にも製品版が出展された。
  • 2003年4月から6月に2回に分けて池袋、川崎、入谷、大阪でロケテストを実施。当時のプレイヤーキャラは4人であった。
クイズマジックアカデミー2
  • 2004年11月17日稼働。階級システムがメダルの枚数から、経験値の蓄積による方式に変更された。
  • 2004年8月から9月にかけて新宿、池袋、大阪、岡山でロケテストを行った。
  • プレイヤーキャラが2名、教師キャラクターが4名追加され、既存のキャラクターもデザインが一新された。
  • ひっかけ分岐(パラレル)や画像問題が登場した。
クイズマジックアカデミー3
  • 2005年12月14日稼働。エントリーカードがe-AMUSEMENT PASSに変更された。
  • 2005年9月末から10月上旬にかけて新宿、秋葉原、池袋、大阪でロケテストを行った。前述のe-AMUSEMENT PASSではなくロケテスト用エントリーカードを使用してプレイした。
  • プレイヤーキャラクターが更に2名追加された。
  • キャラクターネームが最長6文字になった。
  • 出題形式に「一問多答クイズ」が追加され、動画問題も登場した。
クイズマジックアカデミー4
  • 2007年1月24日稼動。ランキングシステム、階級システムが変更された。
  • 2006年10月に池袋、町田、大阪でロケテストを行った。
  • QMA4オリジナルe-AMUSEMENT PASSが数量限定で発売された。
  • 公式ホームページのみだった購買部(後述)が登場し、ゲームで取得した「マジカ」を使ってのキャラクターカスタマイズ機能が追加された。
  • 出題形式に「線結びクイズ」が追加され、解答部分が動画になった問題も追加された。
クイズマジックアカデミー5
  • 2008年2月20日稼動。
  • QMA5オリジナルe-AMUSEMENT PASSが数量限定で発売。
  • 2007年10月26日から11月4日まで全国3箇所(秋葉原、池袋、大阪)でロケテストを行った。
  • QMA4のデータを引継いでプレイ可能。
  • e-AMUSEMENT PASS対応。
  • 購買部で「クエスト」を受領できるようになり、「クエスト」ごとに設定された条件を達成することで、カスタマイズアイテムなどの報酬などを獲得できるようになる。
  • 問題数は累計100,000問を突破し、クイズゲーム史上最多となる。前作同様、発売後も問題は追加されていく予定。
  • 新形式「スロットクイズ」が追加。既存の「キューブ」「エフェクト」「ズーム」と新形式「画像タッチクイズ」が、「ビジュアルクイズ」として統合される。
  • 前作で採用した「ルート投票」が強化・改良される。複数用意された形式の組み合わせから、自分が得意なコースに投票できる。
  • 魔法石を集めると、「昇格試験」が発生。これに合格することにより階級が上がる方式になった。
  • 「検定試験」が追加。検定内容は順次追加される。
  • 教師にエリーザ先生が新たに追加される。
  • シリーズ5作目にして校長先生「ヴァル・ヴァ・ヴァルアドス」が初登場。
  • キャラクターのイラストが一新され、前作の10倍以上の動画枚数の滑らかなアニメーションを実現している。
クイズマジックアカデミーDS
  • ニンテンドーDS版。最大8人による多人数通信対戦のほか、オリジナルの新モードも搭載予定。
  • 2008年9月の発売が予定されている。
  • インターネットを介した新規問題の追加配布が実施される予定。
  • 2008年2月16日、AOU2008アミューズメント・エキスポにて製作発表。

筐体概要

筐体はサーバとしての機能を持つセンターモニターと、プレイに使うクライアント(センターモニター1台に対し最高16台)から構成される。

センターモニターにはゲームの説明やプレイヤーの全国ランキング、各クライアントのプレイ状況等が表示される。これらはセンターモニターのボタンで選択して見ることも可能。センターモニターの画面下には以下の機能がある。

  • QMA1・2ではセンターモニターはエントリーカード(後述)の販売機も兼ねていた。
  • QMA3ではエントリーカードがe-AMUSEMENT PASSに変更されたため、この部分が2からのデータ引き継ぎ用の2種類のカードリーダー(QMA2用とロケテスト版QMA3用エントリーカード用リーダーと、e-AMUSEMENT PASS用リーダー)に置き換えられた。
  • QMA4ではe-AMUSEMENT PASSのリーダーのみ存在し、後にプレイヤーデータの閲覧機能がセンターモニターに追加された。

クライアントはタッチパネル式で、画面に表示された文字や答えを選択して答えていく。なおQMA2以降は画面奥の装飾が増え、クライアントを向かい合わせに配置している場合にも相手の姿が見えなくなった。

クライアントのOSWindows XP Embedded SP2である。起動時の画面上に"KONAMI Windows XP Embedded"と表示されるが、これはタッチパネルなどの制御のために独自のBIOSが用いられている。

一方センターモニターのOSは、スタートメニューにWindows XP以降のなめらかなアイコンが利用されていることからWindows Server 2003であると見られている(QMA4の場合)。各種の動作は「center.exe」と呼ばれるプログラムで全て行われている。また、QMA2から3へのバージョンアップの際にシステム基板の変更が行われている(共にPCベース)。

登場人物

クイズ概要

プレーヤーの皆様へのお願い

QMA4からはプレー画面に移る前に注意喚起の画面が現れる。

内容は「故意に電源を切ったり、ネットワーク遮断などで結果のセーブを回避したり、他のプレーヤーに対する妨害行為、倫理観に欠ける不適切な文字、言葉のタイピング(不適切な表現であるカードネームも含む)は、プレーヤーの了解なくランキングの集計対象から除外したり、悪質と判断されればプレーデータが削除される」とあって同意するか否かを聞くもの。

「いいえ」と回答するとe-AMUSEMENT PASSが排出され、ゲームが開始されない。

実際にこの規約が明文化される前のQMA3以前で、コナミは全国大会で卑猥なカードネームで勝ち抜きを行ったプレーヤーカードネームの一部ないし全部を伏せたり、故意に電源遮断をしていたプレーヤーをランキングに載せなかったりなど、実力行使をとったことがある。また後述する携帯電話版でも、問題のあるプレイヤー名をデフォルト名に書き換える措置を執ったことがある。

選択可能なモード

全国オンライントーナメント

全国のプレイヤーとオンラインで対戦するモード。対戦相手として(3以降は組分けによって)全国から16人のプレイヤーから集められ、人間が不足した場合はCOMが穴埋めとして入る(回線が切断された場合にも、名前はそのままでCOMが対戦を引き継ぐ)。トーナメントは1~3回の予選と決勝戦で争われ、予選はジャンルと出題形式がランダムで1戦につき6問出題され、毎回下位4人が脱落する。決勝戦は4人がそれぞれ、予習で選択可能なジャンルと出題形式の中から選択。合計12問により優勝を争う。必ず階級アイテムが授与される(結果に応じて量は異なる)。

QMA1
  • 同じ階級のプレイヤーが集められ、賢者以上については全階級混在のマッチングである(稼動初期は大魔導士、賢者、大賢者が同じグループだった)。
  • 決勝戦の成績が1~3位の者に勲章が与えられた。
  • 階級によっては予選の成績次第で勲章が没収され、降格する場合があった。
  • 最低ランクの修練生で1回戦敗退の場合、補習として同じ問題を再度プレイすることができた。
QMA2
  • 賢者以上については2004年春以降Aグループ(白銀賢者、黄金賢者、白金賢者、金剛賢者)とBグループ(賢者、大賢者、青銅賢者)に分けられるようになった。
  • 決勝戦の成績が1~3位の者に、順位に応じたメダルが与えられた。
  • ただしキャラクター・所属寮・マジックペットの状態・決勝戦のクイズセレクトで選んだジャンルや形式により、特殊な決勝戦が発生することがあり、この場合は優勝者に与えられるメダルが通常のゴールドメダルではなく、発生した物に応じた物(イベントメダル)となった。
QMA3
  • 以降の作品では組分けによって決定される。
  • QMA2のような特殊な決勝戦が発生した場合、3位までにイベントメダルが授与された。当初は全員に与えられていたが、2006年1月のアップデート時に、4位にも与えられていたのはバグだと公表され、以後4位は授与対象から外された。
QMA4
  • 従来は予選1回戦開始前に3回戦までの出題ジャンル・形式が発表されていたが、直前まで分からないようになった。
  • ユニコーン組(組の詳細は後述)以上は2~3回戦開始前、同ジャンルで出題形式が違うものが2~3種提示され、プレイヤーは希望の出題形式に投票し、多数決で決定されるようになった。同票の場合には決まった時間が早い方から出題される。COMは投票権を持たない。
  • 2007年4月4日のアップデートにより、2回戦で選ばれなかった2形式が3回戦で提示されるように変更された。
QMA5
  • 再び予選1回戦開始前に3回戦までの形式が発表されるようになり、最大4種からプレイヤーの投票による多数決で選ぶようになった(フェアリー組除く)。ただし、ジャンル・形式が???で表示され、わからないものもある。同票の場合は先にその数の票になったルートが選出される。COMは投票権を持たない。尚、当初はジャンルも発表されたが特定ジャンルに偏る傾向があったため、2008年4月23日のアップデート以降、ジャンル部分は全て???で伏せられるようになった。
  • それぞれの内容は、「アカデミーコース」「フィールドコース」「ダンジョンコース」と名付けられ、コースに見合った場所で予選を行う。また、特定の組以上になると新たにもう1コース追加される。
  • 発表は形式だけで、どの回戦に振り分けられるかはコース決定後にわかる。稀に、予選途中でコースが変更されることがある(コース変更条件は予選通過者の点数が平均80点以上の可能性あり)。クイズのジャンルおよび形式が変更されることは無い。
  • トーナメント参加者一覧で、検定試験(5)でその参加者が取得したテーマとランク(金色はS、銀色はA、色はB)が表示されるようになった。また、昇格試験挑戦中のプレイヤーは、その旨の表示が出る。

予習

全国オンライントーナメント開始前に練習として予習を行うことができる。練習なので階級や正解率には影響しないが、QMA3以前のシリーズではマジックペットの姿などの各種パラメータに影響する事もあった。表示されている中から好きなジャンル・出題形式を選択できるので、得意分野を強化するのも、苦手分野を克服するのもプレイヤーの自由である。

最初に選択可能な出題形式は○×と四択で、上位の形式(一番上に表示されているもの)にて合格をもらうことで、予習や決勝戦で選択できる出題形式が増えていた。しかし階級ごとに解禁できる上限が存在する。

また、QMA1ではノンセクションは他の5つのジャンルで同じ出題形式が揃うと選択できるようになっていたが、QMA2以降のノンジャンルは他ジャンル同様、合格することで出題形式が増える。しかしこれではランダム形式はランダム番号の若い形式で一定数合格しないとその先のランダム形式を選べなかったため、ランダム番号の若い小ジャンルに強い人ほど有利になってしまうという問題点があったため、QMA4以降は階級によって出題形式が増える様変更され、ランダム1~4は全て同時に出現するようになった(しかしQMA4のサイクロプス組ではランダム4は出題されず、また、2回戦の投票で墓地に行った場合3回戦の形式は選ばれなかった形式のうち出現の早い方が優先され自動的に決定されてしまうため、なおランダム番号の若い小ジャンルに強い人が有利になってしまっている)。

プレイヤーごとにそれぞれのジャンル・出題形式に出題難易度が定められており、初めはすべて★1で、★5まで存在する。最終的に合格点以上であれば合格となる。不合格になると先生にお仕置きされるが、これは演出上であり、プレイヤーとしてのペナルティはない。同じジャンル・出題形式の組み合わせで何回か合格すると、その組み合わせの難易度が上昇、決勝戦でそのジャンル・出題形式の問題を出す際も、より難易度が高い問題を出すことが出来るようになる。よってプレイヤー自身が得意とする形式の問題を予習で鍛えていき、決勝戦の際にプレイヤー自身は得意だがライバルは苦手とする(であろう)問題を出すことで、より有利に決勝戦を戦うことができる。

なお、問題を解いている最中に予習が終了すると、その予習は無効となる。ただしQMA4だけは予習終了までに獲得した点数が合格点を超えていれば合格となっていた(ただし、携帯サイトでは不合格として扱われた)。

合格を認定してもらうための合格点は以下の通り。

QMA1
一律60点以上
QMA2
  • 修練生と初級魔術士は40点
  • 中級魔術士と上級魔術士は50点
  • 大魔導士は60点
  • 賢者以上は70点以上
QMA3
  • 修練生は30点以上
  • 初級魔術士と中級魔術士は40点以上
  • 上級魔術士と大魔導士は50点以上
  • 賢者は60点以上
QMA4
階級ではなく難易度により合格点が変わり、★1が30点、★2が40点、★3が50点、★4と★5が60点。
QMA5
一律50点以上

予習時間中は、予習を受ける他にも個人情報の確認・トーナメント時の挨拶の変更(2以降)や、購買部で「マジカ」と呼ばれるゲーム内の仮想通貨を用いて買い物をすることができる(4以降)。

予習の途中でトーナメントが開始される旨の表示が出ると、予習は終了となる。表示が出るまでは、数回予習を行うことができる(最低限予習が出来る回数は各ゲームセンターのセッティング次第で決められており、ほとんどの店では通常最低1回は予習出来るようにセットされている。ただし「個人情報閲覧」や「購買部」を選択すると予習保証回数を1回消化してしまう)。

入学試験(3)

QMA3にて新規でプレーを開始した場合、全国トーナメントの初回挑戦時に入学試験を選択することができた。各ジャンルの○×クイズ2問に答えた後、模擬トーナメント(他人は全てCOM)に挑戦する。

QMA4以降は新規プレイの場合「学校案内」という同様のチュートリアルを強制的にプレイすることになる。ただし、模擬トーナメントでは2回戦・3回戦が省略され、また1回戦で落ちても、体験ということで決勝戦に進む。このプレイにおいても魔法石を獲得できる。

店内対戦

階級に関係なく4名まで対戦可能。足りない場合はCOMが入る。全国オンライントーナメント決勝戦同様、各プレイヤーが選択したジャンルと出題形式の中から出題される。但し決勝戦とは違い、1人ずつ選んだジャンル・出題形式6問×4人=24問で争う。

終了後に階級の変動は発生せず、個人情報の正解率にも影響を及ぼさない。

店内大会はこのモードで行う(店側の協力が得られれば煩雑さを避けるため、店員権限のキーでフリープレイモードにすることが多い)。

また、QMA5からは新しくオプションで「店内対戦モード」を設定する事が可能になった。 このモードをONにするとバトル開始の前に○○○○大会と表示されるようになる。

全国大会

特定の期間中にのみ選択できる対戦モード。全国オンライントーナメントとは異なり4~6人ほどの少人数で対戦し、クイズの成績による順位の他に「勝ち抜き人数」が記録され、クイズの結果とは他に大会期間中にどれだけの人数を勝ち抜いたかを競う。全国大会の参加賞として「全国大会記念メダル」が授与される(参加者全員に、大会集計後)。対戦はホウキレース(QMA3~5)の形をとるような、通常のトーナメントとは異なる形式で行われる。また、大会には企業のスポンサーがつくこともあり、その際には大会期間中はスポンサーに関連した問題が出題されたり、筐体からCMが放送されたりする。コナミネットDX会員向けのプレゼントが用意されている場合もあり、大会に参加すると応募資格を得ることができる。

QMA2
QMA1でのイベント同様、期間を区切って大会が行われることがあり、全8回開催された。参加しても経験値の変動はなかった。
このモードでは他のモードと異なる、以下のルールで対戦が行われる。
  • 階級を基準にして(賢者以上のAリーグと大魔導士以下のBリーグ、後者はゴールドメダルが3枚以上ないと参加できない)、そのレベルに応じた参加者4名が対戦する。なお、初回挑戦時には新規参加者同士でマッチングされる。
    なお、2005年6月に行われた第3回以降、ゴールドメダルの枚数による制限が廃止された。
  • 問題のジャンルと出題形式はランダムに指定される(Aリーグでは全ての形式、Bリーグではランダムクイズを除いた形式から選ばれる)。問題数は8問。
  • 継続プレイの条件は成績で上位に入ること(2005年3月に行われた第1回大会では上位2名が勝ち抜けであったが、4月の第2回以降は最下位を除く3名が勝ち抜けとなった)。勝ち抜けた者には自分より下位のプレイヤー人数と同じだけのポイントが加算される。なお、連続で勝ち抜き続けても3試合終了で1プレイ終了となる(勝ち抜き続けている場合、次のプレイでその人数を引き継いでいる)。
  • 敗退した場合再度挑戦することも可能だが、勝ち抜き人数は0にリセットされての再スタートとなる。
  • 一定期間内の最高勝ち抜き人数により順位が決定される。第1回大会ではその順位に応じて寮への貢献度が加算される(101位以下でも参加賞として全員がもらえる)仕様であったが、第2回以降は最高勝ち抜き人数が貢献度に反映された(上位入賞者にはさらにボーナスポイントが加算された)。
  • 賢者以上のクラスでは、次回大会までの間上位21人に特殊な称号が与えられる(第1回大会を除く)。またそれ以降の全国オンライントーナメントの決勝戦にこれらの称号保持者が進出すると、前項の特殊な決勝戦が発生し、優勝者にはイベントメダルが授与される。
大会の中には「カロリーメイト杯」「PIZZA-LA杯」「au杯」とスポンサー付きの大会も行われ、その会社、商品に関する問題が全国大会限定で出題された。
2005年9月3日(土)に本来実施されていない全国大会モードが選べるという不具合が発生したことがある。[1]
QMA2の全国大会スケジュールは以下の通り(時刻はいずれもJST)。
  • 2005年3月14日(月)10:00~3月21日(月)23:59 第1回全国大会
  • 2005年4月18日(月)10:00~4月24日(日)23:59 第2回全国大会
  • 2005年6月6日(月)10:00~6月12日(日)23:59 第3回全国大会(カロリーメイト杯)
  • 2005年7月18日(月)10:00~7月24日(日)23:59 第4回全国大会
  • 2005年8月22日(月)10:00~8月28日(日)23:59 第5回全国大会
  • 2005年9月19日(月)10:00~9月25日(日)23:59 第6回全国大会(PIZZA-LA杯)
  • 2005年10月17日(月)10:00~10月23日(日)23:59 第7回全国大会(au杯)
  • 2005年11月21日(月)10:00~11月27日(日)23:59 第8回全国大会(学期末試験)
QMA3
QMA3での全国大会のルールは以下の通り。
  • 階級を基準にしてポーンリーグ(修練生~初級魔術師)・ナイトリーグ(中級魔術師~大魔導士)・キングリーグ(賢者以上)の3つのリーグに分けられ、各リーグ内で4名が対戦、勝ち抜け数を競う。4人に満たない場合はCOMで補充される(ポーンリーグのみこのCOMの人数も倒した人数に加算される)。
  • 問題のジャンルは参加者4人ごとにそれぞれ選択。出題形式は『ランダム5』(形式およびサブジャンル限定無し)。1戦に付き各選択ジャンルごと2問ずつの計8問。難易度はリーグにより異なる。
  • 3位までは自分より下位のプレイヤーの人数が勝ち抜き人数に加算され、最下位はリーグに応じた比率で勝ち抜き人数が減少。
  • 大会のプレイ中の成績に応じてスクールポイントが加算される(各リーグでもらえるポイントは異なる)。また、大会終了後にもリーグに応じたスクールポイントがもらえた(最後にプレイした店がどこであっても所属校ポイントにも加算)。経験値は加算されない。
  • 1プレイにつき自習1回の後本戦2戦で固定(QMA2の時と異なり、1戦目で最下位になっても2戦目に移行する)。ただし2006年6月の第3回大会以降は、2戦での勝ち抜き人数の合計が4人以上だった場合ボーナスとして3戦目に移行する(もちろんここでも最下位になった場合のペナルティは存在する)。
  • キングリーグに限り、上位プレイヤーに称号(後述)が授与される。
全国大会では箒等(キャラクターによってはデッキブラシやミサイル)に乗っての飛行競走をしている演出。結果発表は1位が飛び去る→2位が飛び去る→4位に雷が落ちた後3位が飛び去るという演出となっている。
QMA3においても2006年4月末に「トム・ヤム・クン!(タイ映画タイトル)杯」としてスポンサー付きの大会が行われた(QMA3でのスポンサー付き大会はこの1回のみ。またこの時は自習がノンジャンル限定となり、自習ではタイ関連の問題のみ出題された。自習がノンジャンル固定となる大会は他にも第5回全国大会「クイズ夏祭りスペシャル」があった)。
QMA3の全国大会スケジュールは以下の通り。
  • 2006年3月27日(月)10:00~4月2日(日)23:59 第1回全国大会
  • 2006年4月28日(金)10:00~5月7日(日)23:59 第2回全国大会(トム・ヤム・クン!杯)
  • 2006年6月5日(月)10:00~6月11日(日)23:59 第3回全国大会
  • 2006年7月3日(月)10:00~7月9日(日)23:59 第4回全国大会
  • 2006年8月11日(金)10:00~8月20日(日)23:59 第5回全国大会(クイズ夏祭りスペシャル)
  • 2006年9月18日(月)10:00~9月24日(日)23:59 第6回全国大会
  • 2006年10月23日(月)10:00~10月29日(日)23:59 第7回全国大会
  • 2006年11月27日(月)10:00~12月3日(日)23:59 第8回全国大会(学期末試験)
QMA4
2007年2月17日(土)にはQMA初の公式大会『AOU2007アミューズメント・エキスポ特別杯』が開催された。このイベントでは、問題監修を担当している大門弘樹(セブンデイズウォー)が司会を務め、クイズ王の石野まゆみ、永田喜彰が特別ゲストとして登場した。また優勝者には特別なカスタマイズアイテムの王冠がプレゼントされた。
  • 2007年5月11日(金)10:00~20日(日)23:59に、QMA4では初めてとなる大会が行われた(キリンビバレッジの「アミノサプリ」主催)。
  • 2007年7月27日(金)10:00~8月5日(日)23:59に、第2回「コナミネットDX杯」が行われた。
第3回以降はスポンサーなしの大会。
  • 2007年9月17日(月)10:00~24日(月)23:59に、第3回大会が行われた。
  • 2007年10月22日(月)10:00~10月28日(日)23:59まで、第4回大会が開催された。
  • 2007年11月19日(月)10:00~11月25日(日)23:59まで、第5回大会が開催された。
  • 2007年12月17日(月)10:00~12月24日(日)23:59まで、第6回大会(学期末試験)が開催された。この大会に参加すると、『AOU2008アミューズメント・エキスポ特別杯』(QMA5を使用)参加受付の応募資格が得られた。
特典は以下の通り。
  • 冠大会の「アミノサプリ杯」「コナミネットDX杯」は、参加賞として装備可能な非売品アイテム(購買部で脱着可能)が貰える(参加者全員に、大会初参戦後)。
  • 大会の上位入賞者は、次回の大会終了まで有効な称号が与えられる(上位入賞者には特別なカスタマイズアイテムが授与される)。これらのアイテムは参加賞とあわせてQMA5に引き継ぐことができない。
大会ルールは以下の通り。
  • QMA2やQMA3の大会と異なり、今回から、修練生から宝石賢者までの階級無差別対決となる(魔法石の判定も行う。マジカは必ず25マジカ(=ドラゴン組での1プレイ時支給額)が支給される)。
  • 連続して何人の対戦相手を勝ち抜くか、大会期間中の最高人数を競う。
  • QMA3同様、ホウキレースをしている表示(前回は演出だが、今回は本当にレースを行っている)。正解すると加速、不正解だと減速し、連続正解で加速量がアップする(飛行距離の下に速度メーターが表示され、現在の速度が判る。考えすぎると減速していく為注意)。1回につき2分間で2回行い、合計でどれだけの距離を飛んだかで順位が決まる。画面左には自分から見た他の参加者の相対的な位置、現在の問数及び正誤判定が表示されているが、残り時間が20秒を切ると表示されなくなる。
  • 各試合は6人で戦い、参加者が各自選んだジャンルの問題で対戦する(出題形式は「ランダム5」扱いだが、正解率は形式ごとで集計される)。
  • 結果発表は1位が飛び去る→2位が飛び去る→3位が飛び去る→4位が飛び去る→5・6位に雷が落ちるという演出となっている。下位2名は敗退し、その時の勝ち抜き人数が 1/3 になるペナルティが科せられる(小数点以下は切り上げ)。なお5位の者に対する勝ち抜き人数の計算は、ペナルティにより1/3になった後で、今回の勝ち抜き人数として+1される。
  • 勝ち抜き人数は、大会期間中継続される。
  • 大会集計後の初プレー時に、大会の最終順位の発表が行われる。
詳しくはQMA4オフィシャルページ 大会情報(外部リンク)から。
  • 「アミノサプリ杯」に限り、アミノサプリキャンペーンとして、大会終了まで通常のプレイでもアミノサプリに関する問題が出題された。大会内では、「アミノサプリ杯」「コナミネットDX杯」いずれでも関連問題が出題された。
【例題】アミノサプリは全種類自動販売機で購入できる。 など
QMA5
  • 第1回全国大会開催期間:2008年 6月16日(月) 10:00 ~ 2008年 6月22日(日) 23:59
  • 基本的なルールはQMA4と同じ。
  • 魔法石の獲得個数はドラゴン組以外で勝ったプレイヤーの階級に応じた個数の3倍。
  • 今までの「勝ち抜き人数」制が「勲章」制に変更された(勲章の獲得方法は従来と同様)。
  • 「自己記録更新」や「前半戦全問正解」等が記録されると、「勲章ボーナス」が発生する。
  • QMA3,QMA4では5、6位で勝ち抜き人数が1/3(すなわち2/3減)になるペナルティであったが、今作では6位の勲章は1/2(半減)、5位の勲章は2/3(1/3減)とやや甘くなった。
  • 連続正解するとベルやツインビーが飛んでくる演出が発生する。

どの作品も全国大会で21位以内に入ると、以下の称号が次回大会終了まで(学期末試験の場合は次回作に引き継ぐまで)付与される。これらの称号はQMA1では勲章所持数上位者に付与されていた(順位は同じ)。

  • 1位:賢神
  • 2~5位:賢帝
  • 6~21位:賢王

放課後ガチバトル(1)

2004年2月のバージョン更新で追加された、全国のプレイヤーとオンラインで対戦するモード。マジックエッグ(後述)を既に孵化させているプレイヤーが参加でき、階級に関係なく4人のプレイヤーが集められ、足りない場合はCOMが入る。

1~3回戦(各8問ずつ)まであり、プレイヤーは自分の持っている勲章から任意の数(1~5個)をベットする(賭ける)。3回戦の優勝者だけがベット数×オッズ(端数切捨て)個の勲章を獲得でき、脱落したプレイヤーはベットした数だけ勲章を没収される。なおバトル開始前に自習を行う(システムは予習と同じ)。

QMA2以降では階級制度が大きく変更されたため、受け継がれなかった。

イベント(1)

2以降の全国大会同様に、不定期(基本的に月末に1週間前後の期間)にイベントモードをプレイすることが出来る。

決定されたジャンルの問題(25問)に答える。1枚のカードで最大3回まで参加可能で、その3回までの内の最高得点で争われた。優勝者には王冠が次回大会まで付与された。当初は勲章獲得は上位のみであったが、後に参加者全員に最低1個が与えられるようになった。

QMA1の大会スケジュールは以下の通り。括弧内は出題形式。

  • 2003年9月15日12:00(月)~2003年9月21日(日)23:59 第1回アニメ&ゲームクイズ大会
  • 2003年10月25日12:00(土)~2003年10月31日(金) 23:59 第1回スポーツクイズ大会(スポーツランダム1)
  • 2003年11月22日12:00(土)~2003年11月28日(金)23:59 第1回一般知識クイズ大会(一般知識ランダム2)
  • 2003年12月20日12:00(土)~2003年12月24日(水)23:59 第1回アカデミーセンター試験大会(ノンセクションランダム1)
  • 2004年1月24日12:00(土)~2004年1月28日(水)23:59 第1回学問クイズ大会(学問ランダム2)
  • 2004年3月12日12:00(金)~2004年3月18日(木)23:59 第2回アニメ&ゲームクイズ大会(アニメ&ゲームランダム1)
  • 2004年3月26日12:00(金)~2004年4月3日(木)23:59 第2回スポーツクイズ大会(スポーツランダム2)
  • 2004年4月29日12:00(木)~2004年5月5日(水)23:59 第1回芸能クイズ大会(芸能ランダム1)
  • 2004年5月21日12:00(金)~2004年5月27日(木)23:59 第2回一般知識クイズ大会(一般知識ランダム1)
  • 2004年6月25日12:00(金)~2004年7月1日(木)23:59 第2回アカデミーセンター試験大会(ノンセクションランダム1)

個人授業(3)

1人プレイ専用モード。規定の問題数をプレイしてゆく。規定の点数をクリアできれば継続プレイが可能(最高プレイ回数は階級に従い増える)。このモードで一定の条件を満たす(メーターを満杯にする)と、該当ジャンルの教員を進行役に選択できる。ちなみにノンジャンル問題の場合、ミランダ先生が進行役として選べる。

QMA4以降はこれがなくなり、1科目において予習の出題ジャンル(ジャンルの数は不問)の難易度を示す★の合計が40個以上に達した時に、該当科目の教員を選択可能になる。ちなみに全体で100個以上になるとミランダ先生が選べる。

検定試験(5)

1人プレイ専用モード。規定の問題数をプレイしてゆく。最初の合格点は800点(Bランク)で、クリアできればその時点で次のランクの合格点が表示される。ただし、ランクによって問題形式・難易度が変化し、難しい問題・形式であるほど得点が高くなるため、高得点を狙うためにはあらかじめランクを上げる必要がある。Sランクをクリアした時点で、全国1位の得点が表示され、さらにプレイヤーが全国1位になった場合は、記録更新中と表示される。

3の個人授業との違いは、通常のジャンル分けではなく、特別なテーマごとに問題が用意され、検定を受ける形になっていることである。試験はプレイヤーが選択している担任にかかわらず、エリーザ先生の専任。

3つのテーマでSランクを獲得すると、エリーザ先生を担任に選択できるようになる。

ゲーム終了時には魔法石・マジカの支給もされる。終了時のランクによってもらえる魔法石の個数は変化する。ランキング集計が終了し、新しい検定が登場した後の過去の検定では魔法石の数は減らされる。マジカは必ず25マジカ支給。

検定のテーマは随時追加されている。採用されたテーマは以下の通り。

なお、メタルギア検定は6月12日発売の『メタルギアソリッド4』の宣伝も兼ねており、デモ画面中に同作のプロモーションムービーが流されている。

プレイヤー情報

ゲーム開始時にキャラクターを一人選択し、プレイヤーネームを設定することができる。また、一定の条件を満たすと進行役である担任の先生を選択できるようになる(QMA2以降。QMA1の進行役の先生はアメリア先生固定)。

階級

シリーズを通して階級制度(段級位制)が採用されている。階級は修練生、魔術士、魔導士を経て賢者となり、プレイヤーはこの賢者になることを目的としてゲームをプレイする。階級の昇格・昇級には、全国オンライントーナメントモードをはじめとする各種モードのプレイ結果に応じて渡される勲章(1)、ポイント(2~3)、魔法石(4~)によって行われる。また、所属組などによる昇格・昇級への制限が加わることもある。

魔法石(4~)
現行で採用されている階級システム。全国トーナメント終了時に自分より順位が下になった参加者の階級に応じて魔法石が支給され、この獲得総数によって階級が上昇していく。COMプレイヤーは階級に関わらず魔法石1個、そうでないプレイヤーは階級が修練生なら1個、見習魔術師なら2個という風に階級に応じて魔法石が支給される。最下位にならないかぎり魔法石が最低1個は獲得でき、1回戦敗退などによる魔法石の没収はない(16位でも没収などのペナルティーはない)。
順位は最終成績で決定されるため、序盤では好成績を取っていたとしても負けたときの順位が低順位だった場合は、獲得できる魔法石の数も少なくなる。
獲得した魔法石が減らされることは無いため、単純にプレイ回数を重ねるほど上位階級へ進級できるようになっている(ただしQMA3と同様、同順位で並ぶなどした場合の判断材料とされる)。さらに、QMA4以降は階級によって出題される問題の変化やマッチングへの影響もなくなった(所属クラスで決定される)ため、階級は獲得した魔法石数で決定される得点という意味合いに近くなっている。
途中で回線が切断された場合、名前はそのままで最後までCOMが対戦を引き継ぐ(他の参加者からは切断された参加者が、切断された側からは残りの全員がCOMとなる)。この場合、前の回次までで勝利が確定した相手があれば通常の魔法石支給となるが、COM化された回次以降に破った相手は全てCOM扱いとなり魔法石1個しか手に入らない(たとえば、自分が2回戦の途中で切断された場合、2回戦以降で勝利した相手はCOM扱い)。
勲章(1)
QMA1にのみ採用。トーナメントに上位入賞した際に授与され、大魔導士までは獲得数、賢者からは勲章累計によって昇級する。全国オンライントーナメント優勝につき3個授与(2位は2個・3位は1個)。ただし、中級魔術士になると1回戦敗退は1個没収。上級魔術士は2回戦までの敗退で1個没収。大魔導士以上は1回戦敗退で2個、2回戦敗退で1個没収される。従って降級・降格もある。QMA1で獲得した勲章数はQMA2でも閲覧できたが、QMA3以降では確認できなくなった。またQMA5では全国大会の勝ち抜き人数の変わりに勲章が与えられるが、階級の指標となるわけではない。
EXポイント(2~3)
QMA2,QMA3で採用。1プレイごとに獲得した得点や対戦人数により割り出された経験値によって昇級が行われる。EXポイントはトーナメントでの対戦者の人数、相手の階級によって変わる(人数が多く、自分より階級が高い相手に勝つと経験値が多く貰える。2005年4月13日のアップデート以降、大賢者以上では0点をとった場合以外でも1・2回戦落ちで経験値がマイナスになることもあった)。
QMA3では、1・2回戦敗退による経験値没収は廃止された。

階級一覧

各階級は10段階に区分されており、大魔導士までは10級~1級、賢者以降は初段~十段(作品によっては拾段などと大字で表記)で区分される。階級は各シリーズによって追加・変更がされているが、階級の名称はシリーズで一貫している。

  1. 体験入学生(QMA4以降は、e-AMUSEMENT PASSを使用しない場合この階級が割り当てられる)
  2. 修練生(QMA3までは、e-AMUSEMENT PASSを使用しない場合は修練生10級として扱われる)
  3. 見習魔術士(QMA4で追加)
  4. 初級魔術士
  5. 中級魔術士
  6. 上級魔術士
  7. 魔導士(QMA4で追加)
  8. 大魔導士
  9. 賢者
  10. 大賢者(QMA1稼動初期の最高階級。QMA3でもこの階級が最高)
  11. 青銅賢者
  12. 白銀賢者
  13. 黄金賢者
  14. 白金賢者
  15. 金剛賢者(段位なし)

QMA4以降は、金剛賢者に到達した後は各プレイヤーのクイズの正答率などのプレイ情報に応じて天青賢者・紅玉賢者・翡翠賢者・黄玉賢者・紫宝賢者などに階級が変化することがある。

昇格試験(5)

5で新たに追加された階級昇格に関する制限。その階級の最高位で魔法石が埋まった状態になると、従来のシリーズでは自動的に次の階級へ昇格できたが、5では「全国オンライントーナメントで優勝する」などの階級ごとに設定された一定の課題をクリアしなければ昇格することができない。課題は階級が高くなるほどにクリアが難しくなる。試験が課されている間は、課題をクリアをできるまで魔法石が一切支給されない。

組分け

QMA3以降、対戦相手のマッチングは同じ組に所属するプレイヤーの中から選ばれる。最近の対戦経歴を基準に組分けするため、従来はなかった違う階級同士の対戦が行われる。組の名前にはフェアリーユニコーンミノタウロスフェニックスドラゴンなどのファンタジーに登場する想像上の生物からつけられており、作品ごとに組の数や名前は変化している。

下位の組では、COM(コンピューターが操作するキャラクター)の固定枠を設けており、設定された人数のCOMが必ず入る。COMは、作品・組により差はあるがかなり弱いため(未確認だが、稼働から日時が経つと少しずつ強くなるともいわれる[3])、難易度調整の役目も果たしている。人間が不足した場合はCOMが穴埋めとして入るため、時間帯によっては上位の組でもCOMが多く入ることもある。また、回線が切断された場合も、名前はそのままでCOMが対戦を引き継ぐ。

逆に上位の組になるほど、COMの固定枠が少なくなり成績を保つのが難しくなる。難問が出やすくなり、複雑な出題形式が増えて行く。全ての出題形式が揃うのは、QMA3ではペガサス組以上、QMA4ではフェニックス組以上、QMA5ではドラゴン組のみになる。QMA4以降ではトーナメント終了時に支給される購買部専用の通貨「マジカ」の額は所属組によって決定され、上位の組にいるほど高い額を入手できる。

組の変化は最近のトーナメントの成績の平均によって行われ、良い結果であれば一段階上のクラス、逆に悪い結果であれば一段階下のクラスに変更される。

新作に移行した場合、組はリセットされるが、前作から継続プレイするプレイヤーには、最初から新規プレイヤーよりも上のクラスに所属できるという優遇措置がとられる。


マジックエッグ・マジックペット

プレイヤーは虹色のマジックエッグを育て、マジックペットとして孵化させて育てることができる。QMA1~3までは入学(ゲームスタート)時に支給され、予習で一定条件を満たすと予習の成績に応じたマジックペットが孵化するシステムが採用されていたが、QMA4以降は購買部から任意で購入し自分で育てるというものに変更された。

QMA1~3まで

虹色のマジックエッグが入学(ゲームスタート)時に支給され、予習で一定条件を満たすとマジックペットが孵化するシステムが採用されていた。QMA1では予習での合計点数が基準点を超えると、QMA2~3では予習の合格回数が一定数を超えると孵化していた。また孵化しなくても、全体の正解率によってマジックエッグの色が変化していた。

QMA1
マジックペットの色と形は固定であり、それぞれのジャンルの予習を多くこなすと孵化、孵化したペットはそれぞれ以下のように分かれていた。
  • マーマン アニメ&ゲーム(青)
  • ドラゴン スポーツ(赤)
  • フラワー 芸能(緑)
  • スネーク 一般知識(白、マジックエッグ時は黄色)
  • バット 学問(紫)
また、孵化前のマジックエッグは予習を多くこなしたジャンルの色に染まっていた。ノンセクションを除く他ジャンルの予習点数が今までのジャンルの予習点数を上回るとマジックペットが変化した。なお、ノンセクションばかり予習するとマジックペットは孵化せず、マジックエッグのままでいることも可能であった。
QMA2
マジックペットの形は同じ、色は「ノンジャンルを除いた正解率の最も高いジャンルの色」で分かれていた。よって赤色のマーマン、緑色のバットといった、QMA1にはなかったマジックペットの種類も可能になった。
QMA3
QMA2同様のシステムがとられたが、ペットやエッグの色が「ノンジャンルを除いた正解率の一番低いジャンル」になった。

QMA4

支給は廃止されたが、代わりに決勝において対戦相手の正解率をグラフで見ることができる。
2007年4月4日の更新から、購買部の商品としてマジックエッグが売り出されるようになった。買うかどうかはプレイヤー任意である。
これまでとは違い、エッグの孵化には「マナ」、孵化したあとの成長には各種のを購買部で買い与えることが必要になった。買い与えたマナ・餌によって、色や形が変化するようになっている。孵化すると4文字までの名前を付けられる。
ずっと餌をやらないとペットがすねてしまうが、2007年9月現在、ペットが逃げてしまうなどの行動はない。餌を与えると元に戻る。
2007年7月25日のアップデートで追加された新種の餌を与えることで、新形態のマジックペット「くまきゅう」が登場している。

購買部(4~)

学内の通貨「マジカ」(1クレジットごとにゲーム終了時支給される。支給額は組分けを参照)で買い物ができる。ちびキャラクターの服装をカスタマイズできることが最大の特徴。クイズそのものへの利点はない。後に携帯電話サイトにも同様の機能が用意された。また挨拶コメントの変更やキャラクターの着替えも、購買部に設けられた更衣室で行う。

アイテムは服装、頭部アクセサリー、アクセサリー1(手に持つ)、アクセサリー2(顔につける等)、挨拶コメント、マジックエッグ、ペット用品(孵化させるためのマナ、孵化後の餌、アクセサリーなど)がある。また非売品アイテムがあり、全国大会で成績優秀者に授与される。挨拶コメントは定型文を購入し、それを組み合わせることが出来る。

店舗情報

貢献ポイント・スクールポイント(2・3)

クイズの成績によって貢献ポイントが得られる。貢献ポイントは、QMA2では新規プレイ時にランダムに割り当てられる5つの(寮長となる先生はマロン、ガルーダ、フランシス、リディア、ロマノフ。詳細はクイズマジックアカデミーの登場人物を参照)へ、QMA3ではスクールポイントと称され、カード取得後最初にプレイ又は引継ぎを行った店舗(変更も可能)へ蓄積される。

称号校・首席(3~)

QMA3ではプレイヤーが指定した店舗でのスクールポイントの、QMA4・QMA5では実際にプレイした店舗での獲得魔法石の累計が、そのままポイントとなる。ただし、後者はその店舗の上位10名のみが計上される。

全国を7ブロックに分け、ブロックごと及び全国でポイント(魔法石)を競う[4]

月ごとの集計で、全国首位の店舗に「超名門校」、各ブロック首位の店舗に「名門校」、2~4位の店舗に「有名校」の称号を授与。翌1ヶ月間、学校(店舗)名に付して「超名門」「名門」「有名」と表記される。スクールポイントも魔法石も、その店でプレイして獲得した分が有効となる。QMA3では、その店舗の全てのプレイヤーのポイントが加算されたため、麻雀格闘倶楽部のクラブスコアシステムと違い、営業時間が長く、設置台数の多い店が有利となっていた。QMA4では、麻雀格闘倶楽部同様、集計対象が上位10人に限定されるようになった。そのため称号獲得には、店舗全体のプレイ頻度よりも、熱心にやり込む常連がどれだけいるかどうかの比重が増した。

また、各店舗(称号校である必要はない)のポイント・魔法石首位になったプレイヤーは、翌1ヶ月間「首席」の称号を与えられる。QMA3のポイントは指定された店舗にしか入らなかったが、QMA4以降、魔法石は実際にプレイした全店舗が対象となるため、複数校で同時に首席になることも可能になった。

エントリーカード

コナミのe-AMUSEMENT対応のカードを使用することができる。QMA3からはe-AMUSEMENT対応ゲーム共通で使えるe-AMUSEMENT PASSに変更された。

サーバにキャラクターとキャラクター名、現在の階級、各ジャンルの正解率、マジックエッグ(ペット)、優勝回数、獲得マジカ(QMA4)などの情報が保存されており、エントリーカードに保存されているID(暗証番号)と照合することにより各クライアントにおいてデータを呼び出すことができるシステムになっている。

最後に使用した日から180日経過するとカード及び保存されたデータは全て無効となる(QMA1稼働当初は60日だった)。QMA1~2ではKONAMI IDがカードに登録されてあり、携帯電話用サイトの会員登録をしてあれば紛失・破損の際に有償で再発行をしてもらえた(QMA3以降は事故が発生したe-AMUSEMENT PASSのIDを使用してプレイヤー自身で新しいe-AMUSEMENT PASSに移し替える方式となっている)。

データの引き継ぎ

QMA1で使用していたカードをQMA2に引き継ぐ際には、他のe-AMUSEMENT対応ゲームと異なり最初にQMA2の未使用エントリーカードを挿入し画面の指示に従ってQMA1のエントリーカードに差し替えた後再びQMA2用エントリーカードに差し替える必要があった(磁気カード方式であった過去の『beatmania IIDX』や『pop'n music』では、先に旧作のエントリーカードを挿入し、その後新作のカードに入れ替えていた)。

QMA2で使用していたカードをQMA3に引き継ぐ場合は、センターモニターにエントリーカード販売機と置き換える形で設置された引き継ぎ用ユニットを使用する(この際、暗証番号の入力にはセンターモニターの左右キーと決定ボタンを使用する)。ちなみにQMA3のロケテスト当時はエントリーカードが従来の磁気カード方式であったため、ロケテスト版から正式版への引き継ぎも2からの引き継ぎ同様に行う。

QMA3からQMA4への引継ぎは、QMA3のプレイデータのあるe-AMUSEMENT PASSでQMA4をプレイすることで、初回プレイ時に筐体で引継ぎ可能である。この時、それまでに獲得した優勝メダルに応じたマジカと、どの作品から引き継いでいるかに応じた着せ替えアイテム「QMAカード」(カードの形をしたオプションであり、QMA3からならロケテスト版QMA3、QMA2およびQMA1ならその当時のエントリーカードの絵柄になっている。QMA4、QMA5で開始したカードについても同様に両作品の限定e-AMUSEMENT PASSの絵柄のものがある)が付与される。また、e-AMUSEMENT PASSにはQMA3のプレイデータも残る。

QMA4からQMA5への引継ぎも同様にQMA4のプレイデータのあるe-AMUSEMENT PASSでQMA5をプレイすることで、初回プレイ時に筐体で引継ぎ可能である。QMA4で所持していたマジカ(最大500。またQMA4で獲得した特殊メダルに応じてボーナスがある)および着せ替えアイテム(QMA5のロケテストで獲得したものも含む)、挨拶コメントが一部を除いて引き継がれる。またどの作品から引き継いでいるかに応じて学籍番号(QMA1なら先頭のアルファベットがA、以下同様にQMA2ならB、QMA3ならC、QMA4ならD、QMA5で新規に始めたカードはE)が付与される。e-AMUSEMENT PASSにはQMA4のプレイデータも残る。

携帯アプリ

コナミデジタルエンタテインメント携帯電話向けサイト「コナミネットDX」において、NTTドコモiアプリauEZアプリ(BREW)向けに「クイズマジックアカデミー」が配信されている。

システムは「クイズマジックアカデミー2」にほぼ準拠しているが、映像系(エフェクトクイズ等)のクイズが含まれない、参加者は8人で予選は2回(各2名敗退)、他の参加者の解答が表示されない、早く解答しても20秒カウントする、などの違いがある。また操作は携帯電話のキーで行う(4択等選択肢が4つの形式については操作方法を1~4と2/5/8/0の2つから選択可能)。

当初はコナミネットDXの月額料金(税込315円)で1ヶ月につき5回まで、それ以上については3回105円のクレジットを購入する方式となる(なお、このクレジットは麻雀格闘倶楽部と共通である)予定であったが、2007年2月現在も追加料金は設定されていない。

2007年2月14日にQMA4ベースの『クイズマジックアカデミーmobile2』が903iシリーズ用のメガiアプリとして配信開始(同年4月2日からは900i~902iS用も配信)。2007年6月1日よりSoftbankS!アプリ向けに、2007年7月12日よりauEZアプリ(BREW)向けにも配信。こちらは同年4月よりコナミネットDXのポイントを消費する形での料金設定となった(なお同月より同サイトのポイントのシステムも変更され、クレジットのシステムも統合されている)。なお、内容や階級はQMA4に準拠し、問題形式に一問多答クイズが追加された。

デジタル漫画

同サイト内のデジタル雑誌「週刊コナミ(現・週刊コナミプチ)」にて、2006年8月25日iモードYahoo!ケータイ)・9月22日EZweb)から2007年6月29日まで、このゲームを原作としたデジタル4コマ漫画クイズマジックアカデミー -めざせ!大賢者!-』が連載されていた。作者は桜みさき。全86話。

さらに2007年7月6日からは、新たなシリーズとして全編カラーの4コマ漫画『ようこそクイズマジックアカデミー』が「週刊コナミプチ」で連載されている。漫画の最後には毎週クイズが一問出題され、次週にその解答が掲載される。漫画の作者は、連載開始時はすずきけい、にゃん味噌、さらに2008年3月14日からは桜みさき、閂、桜瀬リコなども加わった。

また、同社が提供する別の有料サイト「週刊コナミ(旧・デジタルコミックス)」にて、これらの漫画のバックナンバーがまとめて配信されている。

OVA

2008年2月15日-16日に開催された「AOU2008アミューズ・エキスポ」で、クイズマジックアカデミーがOVA(オリジナルビデオアニメーション)化されることが発表された。

書籍

マジックアカデミーへ行こう!~QUIZ MAGIC ACADEMY FAN BOOK~
キャラクターや背景など、グラフィック関連がメインとなっている。QMA3までのイラストや設定資料、未公開イラスト、キャラクターのセリフ、及び声優へのインタビューが掲載されている。藤枝雅石田あきらくろがねぎんによるコミックも掲載。また、公式で発売されたQMAグッズや、QMAのプライズ(プライズゲーム用の景品用グッズ)も掲載。1,800円。
マジックアカデミー通信 Vol.1
QMA4のシステム紹介、イラスト紹介、リエルの特集、後藤邑子や製作責任者へのインタビュー、投稿イラストの掲載、AOUアミューズメントエキスポ特別杯のレポート、過去のQMAシリーズの紹介の特集が組まれている。表紙はルキアとアロエの書き下ろし。藤枝雅によるコミック版や、コナミネットDXに掲載されているデジタルコミックの「QUIZ MAGIC ARCADEMY めざせ!大賢者!」(作者は桜みさき)も2006年12月分まで掲載。しかし、投稿イラストは未発表のものに限るのに、ゴールドメダル賞(イラスト大賞)が既に作者のホームページなどで掲載済みのイラストであったり、特別イラストが表紙とシャロンの3枚だけであったりと、ファンからの評価は良くないようである。1,300円。
マジックアカデミー通信 Vol.2
『AOU2008アミューズメント・エキスポ』にて発表された。2008年6月18日発売。1300円。

関連項目

ゲーム

ビシバシチャンプ
『ビシバシチャンプオンライン』収録のミニゲーム「呼び出せ魔法大作戦」にアメリア先生に似た人物(眼鏡を掛けていないため、アメリア先生とは別人と思われる)がゲスト出演しているほか、召喚されるのがマジックペットである。
pop'n music
『pop'n music 13 カーニバル』の新曲として、本シリーズの2作目までに使用された一部の楽曲をメドレーにした「マジックアカデミー組曲」が収録されている曲の担当キャラクターとしてアロエが出演し、キャラクターアクションではアメリア先生も登場する。
また、『pop'n music 15 ADVENTURE』ではポップ君がQMAの生徒に変化するオジャマが登場した。このオジャマは、ポップ君の色と各生徒の髪の毛の色が対応している。
アラビアンクリスタル(メダルゲーム)
リーチ画面やミニゲームにアメリア先生とユリがゲスト出演している。ミニゲームではマジックアカデミーのキャラクターを当てる択一制クイズが用意されている。
メタルギアソリッド ポータブル OPS+
強化兵士「クイズマジックアカデミー兵」として、ミニキャラのアロエがデザインされた服を着た兵士が登場METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS+
ネットワーク対戦クイズ Answer×Answer
コナミとの取引がないために本作を系列店舗に導入できない[6]セガが、本作に対する対抗作として開発したクイズゲーム。最大の特徴は、早押しクイズをメインに据えていること。解答権が基本的に一人しかない早押しクイズの性質上、大人数での対戦は実力差の調整が難しい(全く解答権を取れないまま、敗れるプレイヤーが生まれる可能性が高い)。そのため、基本的に1対1の対決がメイン。プレイヤー4人で、1対1・全3戦の総当り戦+上位2名による決勝戦を戦う。

アニメ

魔法少女リリカルなのは
おとぎ銃士 赤ずきん
コナミデジタルエンタテインメントが原案・企画・製作のテレビ東京系列で、2006年7月から2007年3月まで放送されていたアニメ。第5話で主人公たちがアニメフェスティバルのコスプレイベントに参加したとき、シャロンのコスプレをしたと思われるキャラクターが登場。セリフはなし。

脚注

  1. ^ 『マジックアカデミーへ行こう!~QUIZ MAGIC ACADEMY FAN BOOK~』コナミデジタルエンタテイメント、2006年、154頁
  2. ^ 「マジックアカデミー本校」も存在するが、これはゲームセンターではなく、制作側のデバッグ接続といわれている。同じく、「マジックアカデミー分校」も制作側の接続といわれている。
  3. ^ COMは、稼働当初は選択式以外の形式では正解と白紙回答(「・・・・・・・・」で表示)しかしない。しかし、稼働から日時が経つと、それ以外の回答もするようになる。これはホストになった人間プレイヤーの回答を覚えるようになっているからで、正解をする人間プレイヤーが多ければ、COMの正解率も上がって行く仕組みである。
  4. ^ ちなみにQMA2から店舗のある地域別の色分けはあったが、QMA2では、東京都は関東ブロック、三重県は中部ブロックに入っていた。ただし、店舗によっては「無所属」となっていたところもあった。QMA3以降では改善されている。COMプレイヤーは都道府県「無所属」、校名「マジックアカデミー校」となる。なお、別に東京所属の「マジックアカデミー本校」「マジックアカデミー分校」も存在する(注2を参照)。
  5. ^ 現在、島根には設置店舗が無い。
  6. ^ ただし、長崎県大村市のセガ系列の「ソニックワールド大村店」など少数ではあるが導入している店舗もある。

外部リンク