「1884年ウィンブルドン選手権」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
1884年版、女子競技の始まり |
m 全米オープンに着手。徐々にボックスを入れる |
||
1行目: | 1行目: | ||
'''1884年 ウィンブルドン選手権'''(The Championships, Wimbledon 1884)に関する記事。[[イギリス]]・[[ロンドン]]郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケークラブ」にて開催。 |
'''1884年 ウィンブルドン選手権'''(The Championships, Wimbledon 1884)に関する記事。[[イギリス]]・[[ロンドン]]郊外にある「[[オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ]]」にて開催。 |
||
== 大会の流れ == |
== 大会の流れ == |
||
13行目: | 13行目: | ||
== 男子シングルス == |
== 男子シングルス == |
||
=== チャレンジラウンド === |
=== チャレンジラウンド === |
||
'''準々決勝''' |
|||
* [[アーネスト・レンショー]] vs. ウィルフレッド・ミルン 6-3, 6-3, 7-5 |
* [[アーネスト・レンショー]] vs. ウィルフレッド・ミルン 6-3, 6-3, 7-5 |
||
* チャールズ・グリンステッド vs. アーネスト・ブラウン・デ・シリー 5-7, 4-6, 7-5, 6-4, 6-1 |
* チャールズ・グリンステッド vs. アーネスト・ブラウン・デ・シリー 5-7, 4-6, 7-5, 6-4, 6-1 |
||
* ハーバート・チップ vs. ウィリアム・テーラー 10-8, 6-1, 6-4 |
* ハーバート・チップ vs. ウィリアム・テーラー 10-8, 6-1, 6-4 |
||
* ハーバート・ローフォード 試合なし → 準決勝へ |
* [[ハーバート・ローフォード]] 試合なし → 準決勝へ |
||
'''準決勝''' |
|||
* チャールズ・グリンステッド vs. アーネスト・レンショー 2-6, 6-4, 6-2, 6-3 |
* チャールズ・グリンステッド vs. アーネスト・レンショー 2-6, 6-4, 6-2, 6-3 |
||
* ハーバート・ローフォード vs. ハーバート・チップ 7-5, 6-4, 6-4 |
* ハーバート・ローフォード vs. ハーバート・チップ 7-5, 6-4, 6-4 |
||
'''決勝''' |
|||
* ハーバート・ローフォード vs. チャールズ・グリンステッド 7-5, 2-6, 6-2, 9-7 |
* ハーバート・ローフォード vs. チャールズ・グリンステッド 7-5, 2-6, 6-2, 9-7 |
||
30行目: | 30行目: | ||
== 女子シングルス == |
== 女子シングルス == |
||
'''1回戦''' |
|||
* [[モード・ワトソン]] vs. A・ティリット・ドレーク 6-0, 6-2 |
* [[モード・ワトソン]] vs. A・ティリット・ドレーク 6-0, 6-2 |
||
* B・E・ウィリアムズ vs. C・ウォリス 6-2, 6-1 |
* B・E・ウィリアムズ vs. C・ウォリス 6-2, 6-1 |
||
39行目: | 39行目: | ||
* M・レスリー vs. B・ウォリス 6-2, 6-1 |
* M・レスリー vs. B・ウォリス 6-2, 6-1 |
||
'''準々決勝''' |
|||
* モード・ワトソン vs. B・E・ウィリアムズ 7-5, 6-0 |
* モード・ワトソン vs. B・E・ウィリアムズ 7-5, 6-0 |
||
* ブランチ・ビングリー vs. F・M・ウィンクワース 6-0, 6-8, 6-3 |
* ブランチ・ビングリー vs. F・M・ウィンクワース 6-0, 6-8, 6-3 |
||
45行目: | 45行目: | ||
* M・レスリー 試合なし → 準決勝へ |
* M・レスリー 試合なし → 準決勝へ |
||
'''準決勝''' |
|||
* モード・ワトソン vs. ブランチ・ビングリー 3-6, 6-4, 6-2 |
* モード・ワトソン vs. ブランチ・ビングリー 3-6, 6-4, 6-2 |
||
* リリアン・ワトソン vs. M・レスリー 6-4, 6-1 |
* リリアン・ワトソン vs. M・レスリー 6-4, 6-1 |
||
'''決勝''' |
|||
* '''[[モード・ワトソン]]''' vs. [[リリアン・ワトソン]] 6-8, 6-3, 6-3 |
* '''[[モード・ワトソン]]''' vs. [[リリアン・ワトソン]] 6-8, 6-3, 6-3 |
||
64行目: | 64行目: | ||
{{ウィンブルドン選手権}} |
{{ウィンブルドン選手権}} |
||
{{start box}} |
{{start box}} |
||
{{succession box | before=[[1883年全米テニス選手権]]| title=[[グランドスラム (テニス)|テニス4大大会]] | years=[[1883年]] - [[1884年]] | after=[[1884年全米テニス選手権]]}} |
|||
{{succession box | before=[[1883年ウィンブルドン選手権]]| title=[[ウィンブルドン選手権]] | years=[[1884年]] | after=[[1885年ウィンブルドン選手権]]}} |
{{succession box | before=[[1883年ウィンブルドン選手権]]| title=[[ウィンブルドン選手権]] | years=[[1884年]] | after=[[1885年ウィンブルドン選手権]]}} |
||
{{end box}} |
{{end box}} |
2008年3月3日 (月) 14:58時点における版
1884年 ウィンブルドン選手権(The Championships, Wimbledon 1884)に関する記事。イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて開催。
大会の流れ
- 男子シングルスは、1878年の第2回大会から「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)で優勝を決定する方式になった。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
- 1884年は、ウィンブルドン選手権で第1回の女子シングルス競技が実施された年である。第1回大会には13名の女子選手がエントリーした。本記事では1877年のように、女子シングルス結果を1回戦から記載する。
- この年から、男子ダブルスがオールイングランド・クラブで実施され、正式な優勝記録表に記載されるようになった。1879年から1883年までは、男子ダブルス競技はオックスフォードで実施されていた。
- 1884年のウィンブルドン選手権は、初めて外国人選手が出場した大会でもある。初遠征した外国人選手は、リチャード・シアーズ、ジェームズ・ドワイト、A・L・ライブズ(すべてアメリカ)の3人だった。
- 前年度までは、ゲームカウント 5-5 になった時は次のゲームでセットの勝者を決めていた。そのため「6-5」の試合結果が多く見られたが、この年から「一方が2ゲーム勝ち越すまで」セットを続行する方式に変更された。
大会前年度優勝者
- 男子シングルス:1883年優勝者、ウィリアム・レンショー
男子シングルス
チャレンジラウンド
準々決勝
- アーネスト・レンショー vs. ウィルフレッド・ミルン 6-3, 6-3, 7-5
- チャールズ・グリンステッド vs. アーネスト・ブラウン・デ・シリー 5-7, 4-6, 7-5, 6-4, 6-1
- ハーバート・チップ vs. ウィリアム・テーラー 10-8, 6-1, 6-4
- ハーバート・ローフォード 試合なし → 準決勝へ
準決勝
- チャールズ・グリンステッド vs. アーネスト・レンショー 2-6, 6-4, 6-2, 6-3
- ハーバート・ローフォード vs. ハーバート・チップ 7-5, 6-4, 6-4
決勝
- ハーバート・ローフォード vs. チャールズ・グリンステッド 7-5, 2-6, 6-2, 9-7
オールカマーズ決勝
- ウィリアム・レンショー vs. ハーバート・ローフォード 6-0, 6-4, 9-7 (W・レンショーが本大会の優勝者になる。大会4連覇)
女子シングルス
1回戦
- モード・ワトソン vs. A・ティリット・ドレーク 6-0, 6-2
- B・E・ウィリアムズ vs. C・ウォリス 6-2, 6-1
- ブランチ・ビングリー vs. C・J・コール 6-3, 6-3
- F・M・ウィンクワース vs. E・ブッシェル 6-0, 6-1
- G・J・クーパー vs. C・ブッシェル 不戦勝
- リリアン・ワトソン 試合なし → 準々決勝へ
- M・レスリー vs. B・ウォリス 6-2, 6-1
準々決勝
- モード・ワトソン vs. B・E・ウィリアムズ 7-5, 6-0
- ブランチ・ビングリー vs. F・M・ウィンクワース 6-0, 6-8, 6-3
- リリアン・ワトソン vs. G・J・クーパー 7-5, 5-7, 6-3
- M・レスリー 試合なし → 準決勝へ
準決勝
- モード・ワトソン vs. ブランチ・ビングリー 3-6, 6-4, 6-2
- リリアン・ワトソン vs. M・レスリー 6-4, 6-1
決勝
決勝戦の結果
- 男子シングルス:ウィリアム・レンショー vs. ハーバート・ローフォード 6-0, 6-4, 9-7 [オールカマーズ決勝]
- 女子シングルス:モード・ワトソン vs. リリアン・ワトソン 6-8, 6-3, 6-3
- 男子ダブルス:ウィリアム・レンショー&アーネスト・レンショー vs. アーネスト・ルイス&エドワード・ウィリアムズ 6-3, 6-1, 1-6, 6-4 [第1回公認優勝記録]
参考文献
- ランス・ティンゲイ著『ウィンブルドンの100年史』(英語、1977年刊、ISBN 0900424710、アルファ・オメガ社) 大会の様子については26・39-40ページ、男子シングルス試合結果は134ページ、女子シングルス試合結果は150ページを参照した。
- バド・コリンズ著『テニスのすべて-究極のテニス百科事典』(英語、2003年刊、ISBN 0973144343、スポーツ・クラシック・ブックス) 選手のフルネームについて、本書から補足した。
先代 1883年全米テニス選手権 |
テニス4大大会 1883年 - 1884年 |
次代 1884年全米テニス選手権 |
先代 1883年ウィンブルドン選手権 |
ウィンブルドン選手権 1884年 |
次代 1885年ウィンブルドン選手権 |