1914年ウィンブルドン選手権
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1914年 ウィンブルドン選手権(1914ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1914)に関する記事。イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて開催。
大会の流れ
[編集]- 本大会の終了後に第1次世界大戦が勃発し、ウィンブルドン選手権は1915年から1918年まで開催が中断された。
- 男女シングルス・男子ダブルスは「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)方式で優勝を決定していた。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
- 1913年から選手権の公式競技になった女子ダブルス・混合ダブルスでは、チャレンジ・ラウンドやオールカマーズ・ファイナルは実施せず、通常と同じトーナメント方式で優勝を争った。
大会前年度優勝者
[編集]- 男子シングルス: アンソニー・ワイルディング
- 女子シングルス: ドロテア・ダグラス・チェンバース
- 男子ダブルス: ハーバート・ローパー・バレット& チャールズ・ディクソン
男子シングルス
[編集]チャレンジラウンド
[編集]準々決勝
- オットー・フロイツハイム vs. ジェームズ・パーク 5-7, 6-2, 9-7, 6-2
- セオドア・マブロゴーダト vs. モーリス・ジェルモー 6-3, 2-6, 6-4, 6-1
- アルフレッド・ビーミッシュ vs. パーシバル・ダブソン 6-4, 6-2, 6-1
- ノーマン・ブルックス vs. アーサー・ゴア 7-5, 6-1, 6-2
準決勝
決勝
オールカマーズ決勝
[編集]- ノーマン・ブルックス vs. アンソニー・ワイルディング 6-4, 6-4, 7-5 (ブルックスが本大会の優勝者になる)
女子シングルス
[編集]チャレンジラウンド
[編集]準々決勝
- オーリア・エッジングトン vs. ドリス・クラドック 6-1, 6-3
- エセル・トムソン・ラーコム vs. アグネス・タッキー 不戦勝
- ヘレン・エッチソン vs. B・リーダー 6-2, 6-0
- エリザベス・ライアン vs. ベティ・パネット 6-0, 6-3
準決勝
決勝
オールカマーズ決勝
[編集]- ドロテア・ダグラス・チェンバース vs. エセル・トムソン・ラーコム 7-5, 6-4 (チェンバースが本大会の優勝者になる)
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス
- ノーマン・ブルックス vs. アンソニー・ワイルディング 6-4, 6-4, 7-5 [オールカマーズ決勝]
- 女子シングルス
- ドロテア・ダグラス・チェンバース vs. エセル・トムソン・ラーコム 7-5, 6-4 [オールカマーズ決勝]
- 男子ダブルス
- ノーマン・ブルックス& アンソニー・ワイルディング vs. ハーバート・ローパー・バレット& チャールズ・ディクソン 6-1, 6-1, 5-7, 8-6 [オールカマーズ決勝]
- 女子ダブルス
- エリザベス・ライアン& アグネス・モートン vs. エセル・トムソン・ラーコム& エディット・ハンナム 6-1, 6-3
- 混合ダブルス
- ジェームズ・パーク& エセル・トムソン・ラーコム vs. アンソニー・ワイルディング& マルグリット・ブロクディス 4-6, 6-4, 6-2
参考文献
[編集]- Lance Tingay, “100 Years of Wimbledon” (ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 [大会経過、選手国籍]
- Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3 [大会経過、選手フルネーム]
外部リンク
[編集]先代 1913年ウィンブルドン選手権 |
ウィンブルドン選手権 1914年 |
次代 1919年ウィンブルドン選手権 |