1892年ウィンブルドン選手権
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1892年 ウィンブルドン選手権(1892ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1892)に関する記事。イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて開催。
大会の流れ
[編集]- 男子シングルスは1878年、女子シングルスは1886年から「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)方式で優勝を決定していた。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
- 初期の女子シングルスでは、チャレンジ・ラウンドにエントリーする選手が少なく、この年は7名のみだった。
- 初期のウィンブルドン選手権のように、外国人出場者が少なかった時期は、地元イギリス人選手の国旗表示を省略する。
大会前年度優勝者
[編集]- 男子シングルス:ウィルフレッド・バデリー
- 女子シングルス:ロッティ・ドッド
- 男子ダブルス:ウィルフレッド・バデリー&ハーバート・バデリー
男子シングルス
[編集]チャレンジラウンド
[編集]準々決勝
- アーネスト・ルイス vs. ウィルバーフォース・イーブズ 7-5, 6-2, 6-2
- H・A・B・チャップマン vs. レジナルド・ギャンブル 6-4, 6-0, 6-1
- ハロルド・マホニー vs. アーサー・ゴア 4-6, 6-2, 6-3, 6-4
- ジョシュア・ピム vs. ハリー・バーロウ 3-6, 9-7, 6-3, 7-5
準決勝
決勝
オールカマーズ決勝
[編集]- ウィルフレッド・バデリー vs. ジョシュア・ピム 4-6, 6-3, 6-3, 6-2 (W・バデリーが本大会の優勝者になる)
女子シングルス
[編集]チャレンジラウンド
[編集]準々決勝
- バーサ・スティードマン vs. ベアフット 6-0, 6-1
- エディット・モード・シャックル vs. ヘレン・ジャクソン 6-3, 6-4
- ブランチ・ビングリー・ヒルヤード vs. G・A・ドラッフェン 6-2, 6-2
- C・マーティン 試合なし → 準決勝へ
準決勝
- エディット・モード・シャックル vs. バーサ・スティードマン 6-4, 6-3
- ブランチ・ビングリー・ヒルヤード vs. C・マーティン 1-6, 6-3, 9-7
決勝
- ブランチ・ビングリー・ヒルヤード vs. エディット・モード・シャックル 6-1, 6-4
オールカマーズ決勝
[編集]- ロッティ・ドッド vs. ブランチ・ビングリー・ヒルヤード 6-1, 6-1 (ドッドが本大会の優勝者になる)
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス
- ウィルフレッド・バデリー vs. ジョシュア・ピム 4-6, 6-3, 6-3, 6-2 [オールカマーズ決勝]
- 女子シングルス
- ロッティ・ドッド vs. ブランチ・ビングリー・ヒルヤード 6-1, 6-1 [オールカマーズ決勝]
- 男子ダブルス
- アーネスト・ルイス&ハリー・バーロウ vs. ウィルフレッド・バデリー&ハーバート・バデリー 4-6, 6-2, 8-6, 6-4 [オールカマーズ決勝]
外部リンク
[編集]参考文献
[編集]- Lance Tingay, “100 Years of Wimbledon” (ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 大会の様子については29-30・41ページ、男子シングルス試合結果は136ページ、女子シングルス試合結果は151ページを参照した。
- Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3 選手のフルネームについて、本書から補足した。
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