大野町駅
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大野町駅* | |
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駅舎(2020年5月) | |
おおのまち ŌNOMACHI | |
◄TA16 新舞子 (1.6 km) (1.3 km) 西ノ口 TA18► | |
所在地 | 愛知県常滑市大野町五丁目170 |
駅番号 | TA 17 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 常滑線 |
キロ程 | 24.1 km(神宮前起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
2,389人/日 -2019年[1]- |
開業年月日 | 1912年(明治45年)2月18日 |
備考 |
無人駅(駅集中管理システム導入駅) *1913年以前に大野より改称[2] |
大野町駅(おおのまちえき)は、愛知県常滑市大野町にある名鉄常滑線の駅である。駅番号はTA17。
歴史
[編集]- 1912年(明治45年)2月18日 - 愛知電気鉄道が大野駅として開業。伝馬町 - 当駅間開業時の終着駅となる。
- 1913年(大正2年)以前[2] - 大野町駅に改称[注釈 1]。
- 1913年3月29日 - 当駅 - 常滑駅間延伸開業によって途中駅となる。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1962年(昭和37年)度 - 貨物営業廃止[3]。
- 1980年(昭和55年)4月13日 - 駅舎改築[4]。
- 2005年(平成17年)
- 2008年(平成20年)12月27日 - 全車一般車特急(当駅通過)が快速急行に変更されたため、急行停車駅に格下げ。但し当駅における停車本数は従来と変わらない。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
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愛電時代の大野町駅(大正時代)
駅構造
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | TA 常滑線 | 下り | 中部国際空港方面[7] |
2 | 上り | 太田川・金山・名鉄名古屋方面[7] |
改札口は名古屋方面ホームに1か所ある。空港方面ホームへは跨線橋でつながっている。エレベーターはなく、空港方面ホームにはスロープもないため車椅子で空港方面へ向かう場合はいったん名古屋方面へ行ってから折り返し乗車となる。
駅集中管理システム(管理駅は常滑駅[8])導入済みの無人駅で、自動券売機・改札機・精算機を備えている。大野祭りなどのイベントが開催される際には臨時に駅員が配置される。
かつては太田川方面に渡り線があった[9][10]。また当駅で名古屋方面へ折り返す列車も存在した[注釈 3]が、現在は渡り線が撤去されているため当駅での折り返しはできない。そのほか朝に常滑方面、夜に名古屋方面へ向かう特急が特別停車していた。
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ホームと跨線橋
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駅名標
配線図
[編集] ← 太田川・ 名古屋方面 |
→ 常滑・ 中部国際空港方面 |
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凡例 出典:[11] |
利用状況
[編集]- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は2,581人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中163位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中18位であった[12]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,093人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中92位、常滑線・築港線(24駅)中13位であった[13]。
「とこなめの統計」によると、当駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移している。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
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2002年(平成14年) | 3,063 |
2003年(平成15年) | 3,009 |
2004年(平成16年) | 3,036 |
2005年(平成17年) | 3,119 |
2006年(平成18年) | 3,066 |
2007年(平成19年) | 3,119 |
2008年(平成20年) | 3,001 |
2009年(平成21年) | 2,890 |
2010年(平成22年) | 2,827 |
2011年(平成23年) | 2,705 |
2012年(平成24年) | 2,519 |
2013年(平成25年) | 2,581 |
2014年(平成26年) | 2,472 |
2015年(平成27年) | 2,454 |
2016年(平成28年) | 2,421 |
かつては大野海水浴場への観光客などの利用者で賑わったが、近年は減少傾向である。
駅周辺
[編集]主な施設
[編集]- 斉年寺 - 曹洞宗の寺院。佐治氏の菩提寺。雪舟筆の国宝『慧可断臂図』を所蔵。
- 海音寺 - 臨済宗妙心寺派の寺院。
- 東龍寺 - 浄土宗西山深草派の寺院。四国直伝弘法八十八箇所第73番。桶狭間の戦いや本能寺の変の際に徳川家康をかくまったとされる。
- 大野海水浴場 - 世界最古とされることがある海水浴場。
- 尾張大野郵便局
- 大野漁港
- 矢田川 - 二級河川。
路線バス
[編集]- 常滑市北部バス「大野駅前」停
隣の駅
[編集]- 名古屋鉄道
- TA 常滑線
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 鉄道講習会『いろは別鉄道駅名鑑 大正3年12月10日現在』p.25 ではすでに「大野町」となっている。
- ^ 1980年代までの「高速」(料金不要特急に相当する種別)も太田川以南では尾張横須賀と共に停車駅であった。また、特急増発前に休日に常滑発が1本だけ存在した特急(全車座席指定)も尾張横須賀と共に停車していた。
- ^ 現在の車両の方向幕・行き先表示等には「大野町」の表示設定が残っているものもある。
出典
[編集]- ^ “令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 7号 東海』新潮社、2008年(平成20年)、p.47
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1046頁。
- ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、256頁。ISBN 978-4777013364。
- ^ “ダイヤ改正に関する別紙資料(1)はこちらをご参照ください。” (PDF). 名古屋鉄道. 2015年3月9日閲覧。
- ^ a b “大野町(TA17)(おおのまち) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ SF カードシステム「トランパス」導入路線図 - 名古屋鉄道、2004年12月24日
- ^ 宮脇俊三・原田勝正 『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』小学館、1993年。 ISBN 978-4093954112 p.225
- ^ 川島令三 『全国鉄道事情大研究 名古屋東部篇』草思社、2002年。ISBN 978-4794211408 p.151
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大野町駅 - 名古屋鉄道