夏の別れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
夏の別れ
オフコースシングル
初出アルバム『Still a long way to go
B面 逢いたい
リリース
規格 7"シングルレコード
8cmCDシングル
ジャンル ポップス
ロック
レーベル FUNHOUSE
07FA-5046
10FD-5046
作詞・作曲 小田和正(夏の別れ)
吉田拓郎 / 清水仁(逢いたい)
プロデュース オフコース
チャート最高順位
  • 週間82位(オリコン
  • 登場回数2回(オリコン)
オフコース シングル 年表
  • 夏の別れ
  • (1988年 (1988)
-
Still a long way to go 収録曲
SIDE A
  1. 君住む街へ
  2. she's so wonderful
  3. I can't stand this
  4. 陽射しの中で
  5. 夏の別れ
  6. still a long way to go -また会う日まで-
SIDE B
  1. 多分 その哀しみは
  2. 逢いたい
  3. 悲しい愛を終わらせて
  4. 僕らしい夏
  5. 昨日 見た夢
テンプレートを表示

夏の別れ」(なつのわかれ)は、1988年10月25日に発売されたオフコース通算36枚目の最終シングル

解説[編集]

「夏の別れ」、「逢いたい」両曲ともアルバムStill a long way to go[1]からのシングルカット曲。「夏の別れ」はアルバム収録曲と同内容、「逢いたい」はアルバムとは別ミックスになっている。当初シングルには「昨日見た夢」が予定されていたが、1988年11月のグループの解散決定を受け「夏の別れ」に変更された。

「夏の別れ」は、後に小田和正がシングル「風の街」のカップリングと、アルバム『LOOKING BACK 2[2]にてセルフカバーしているが、そこでは歌詞が一部省略されているほか、リフレインが追加されている。

「逢いたい」の作詞を吉田拓郎が担当している。この経緯について清水は「以前から彼とは知り合いだったし、彼の書くハードっちゅうか、骨太な詞が好きだったんですよ。それで今回、僕の友人と『詞、誰に書いてもらおうか』って話してて、そのとき偶然バックに彼のビデオが流れていたんです。で、その友人が『彼に頼んでみたら』って言ってね。無理やろなと思いながら頼んだんですが、快く引き受けてくれまして」と答え、また「僕は別段、オフコース・カラーっていうのを意識したつもりはないし、また意識して作れるほど器用でもないですし。でも確かに今までのオフコースっぽくない作品だと思います。でも、この曲をオフコースのメンバーでプレイすることによって、それはオフコースのナンバーになると思うんです。いろんなぶつかり合いも出てくるとは思いますけど、そういう個性のぶつかり合いがあってこそ、バンドがバンドらしくなるんだと思いますよ」とも答えている。その後、清水は松尾とともに吉田のレコーディングやライブに、バックバンド・メンバーとして1990年から92年まで参加、シングル「男達の詩[3]のプロモーションビデオにも出演している。

清水は後年、歌詞の一人称が“俺”であることについて、「そうなんですよ。拓郎さんはよくわかってるなぁと思って。俺の書いた曲のオケを聴きながらね、『仁、俺は“私”とか“僕”とかそういうのは使わないぞ。大丈夫か、お前』って言われてね。『あ!そうだよなぁ』と思ったんですけど、『大丈夫ですよー』って言ってしまってね」「“俺”っていうのは出てこないんじゃないですかね、(鈴木康博の一部楽曲を除くオフコースの)楽曲の中では」[4]と語っている。

ジャケットには同年行われた「OFF COURSE TOUR 1988-’89 “STILL a long way to go”」でのメンバーの写真がレイアウトされているが、ジャケット・サイズの違いから、掲載されている写真の数がEPとシングルCDとで違っている。

収録曲[編集]

SIDE A[編集]

  1. 夏の別れ
    作詞・作曲 : 小田和正、編曲 : オフコース

SIDE B[編集]

  1. 逢いたい
    作詞 : 吉田拓郎、作曲 : 清水仁、編曲 : オフコース

スタッフ[編集]

  • プロデュース : オフコース

脚注[編集]

  1. ^ 1988年6月1日発売 LP:28FB-7007, CD:32FD-7007
  2. ^ 2001年5月16日発売 CD:FHCL-2018
  3. ^ 1990年7月4日発売 SCD:FLDF-06105
  4. ^ 清水仁with小沢勝巳 Live!/2022.9.13(火)19:00~21:30赤坂マッシュ

外部リンク[編集]