緑の日々

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緑の日々」(みどりのひび)は、小田和正作詞・作曲による、オフコースの曲。1984年9月21日に通算27枚目のシングルとして発売された。後に小田自身によるセルフ・カヴァーが1993年3月25日に通算10枚目のシングルとして発売された。

オリジナル[編集]

緑の日々
オフコースシングル
初出アルバム『The Best Year of My Life
B面 CITY NIGHTS
リリース
規格 EP
ジャンル ポップス
ロック
レーベル FUNHOUSE
EP:07FA-1011
作詞・作曲 小田和正(緑の日々)
JIMMY COMPTON, PHILIP H.RHODES, KAZUMASA ODA / KAZUMASA ODA (CITY NIGHTS)
プロデュース オフコース
チャート最高順位
  • 週間14位(オリコン
  • 1984年10月度月間17位(オリコン)
  • 1984年度年間158位(オリコン)
  • 登場回数8回(オリコン)
オフコース シングル 年表
夏の日
1984年
緑の日々
(1984年)
call
1985年
The Best Year of My Life 収録曲
  1. 恋びとたちのように
  2. 夏の日
  3. 僕等の世界に
  4. 君が、嘘を、ついた
  5. 緑の日々
  6. 愛を切り裂いて
  7. 愛よりも
  8. 気をつけて
  9. ふたりで生きている
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解説[編集]

「緑の日々」は、アルバムオフコースThe Best Year of My Life[注 1]からのシングル・カット曲で、アルバム収録曲と同内容。シングル・リリース当時、小田の演出でプロモーション・フィルムが制作され、『ロッキー』と『天国から来たチャンピオン』をあわせたようなストーリーで、メンバーの清水仁が元世界チャンピオンのボクサーを演じた。共演は清水の恋人役に高樹沙耶、店のボーイに扮した天国の神様役に武田鉄矢がそれぞれ出演。さらに、ボクシング・ジムでの清水の練習シーンにはトレーナー役としてエディ・タウンゼントも出演し、11分を超える作品となった。カメラマンは、後に小田の第1回映画監督作品『いつか どこかで』にも携わる西浦清。小田は「この時は、(清水)仁が1か月くらい、ボクシング・ジムに通ってね。俺はボクシングが好きで、トレーナー役に、エディ・タウンゼントさんに出てもらった。仁は、自分からジムに通いたいって言いだしたんだ。あいつ、やるとなると徹底的にやるんだ。この時は、北海道に行って撮影したり、そのうちなんだか、どんどんエスカレートして、車がぶつかるスタント・シーンをやろう、とか。そんなふうに、一つの曲からエピソードを膨らませて作った」[1]とインタビューで答えている。この曲は後に小田がエンディングに新たな歌詞を追加してセルフ・カヴァーし、シングルとしてリリース、後にセルフ・カヴァー・アルバム小田和正LOOKING BACK[注 2]に収録した。

「CITY NIGHTS」はアルバム『over[注 3]収録曲「哀しいくらい」の改作で、同曲のメロディーに新たに英語詞をつけた作品。作詞を担当したJIMMY COMPTONは当時のスタッフの知り合いで、全曲英語詞のアルバム『Back Streets of Tokyo[注 4]リリースよりも以前の1983年3月、アメリカのキャピトル・レコードとの契約を目指して9曲ほど制作されたデモ・テープのうちの一曲。以前からアルバムのミックス・ダウンでアメリカを訪れた際、オフコースはアメリカのレコード会社とコンタクトが取れないかと努力していた。当時、東芝EMIからキャピトル・レーベルの作品がリリースされていた関係で、ロスアンゼルス滞在時には、そのオフィスを表敬訪問した。小田は「現地のプロデューサーに会った。その人の家に行ったりして、急に海外が近づいたような気がした。でも、今思えば、それはただの社交辞令だったんだよ。もちろん、日本でアメリカの音楽を追っ掛けていても、それがアメリカでのニーズになるわけないのは知ってたよ。だけど、もし可能なら向こうでやりたい、というのはあったんだ」[2]とインタビューで答えている。さらにジョージ・マーティンとも会ったという。小田は「ロンドンのエアー・スタジオってところで会った。あの人は、スター・プロデューサーって感じじゃなくて、いい意味でビジネスライクで、エンジニア気質の、そんな人だった。もし機会あったら、オフコースやりたい、みたいな、そんなことも言ってくれたけど、“ともかく、日本語ではダメだ”と。“ビートルズは、幸いなことに英語だった。だからアメリカに行けたんだ”。その時、ジョージ・マーティンは日本のプロジェクトに興味を持っていた。やりたいという意向もあった。しかし、結局は実現しなかったな」「でもやるからには、“何とか英語の詞を”って、そう思った。東京戻って、スタッフの知り合いのジミーってイギリス人と組んで、10曲くらい、英語の詞を書いたな。デモ・テープ作って、そいつと一緒にキャピトル行って、前から知り合ってた人間に、聴かせたんだ」[2]という。しかし、このデモ・テープはレコード会社に受け入れられず、オフコースの全米進出は一旦頓挫した。小田は「ボロクソ言われたんだ。ジミーは、落ち込んじゃって。事務所の連中とかメンバーは、ハワイに社員旅行で、俺ら、ロスからハワイで合流することになって。みんな、期待してたんだよ。アメリカで契約取れたかなぁ、みたいにさ。でも、俺はしまいに、そのジミーって奴と空港からホテルへ向かう車の中で、喧嘩になっちゃってさ。でも、ジミーから、俺は色々と、わからなかった英語の発音とか、教えてもらった。いい奴だったんだよ。でも、アメリカは、そんなに甘くはなかったよな」[2]と振り返っている。結局この時のデモ・テープのレコーディングの中から「CITY NIGHTS」のみがリリースされた。

ジャケット撮影は夏の真っ最中に行われたため、秋物を着ているメンバーも、まわりのスタッフも汗だくだったという。また、小田がかけている眼鏡は度が入っていないという。アナログ盤のEPレコードの初回盤は、ライトグリーンのクリアビニール仕様でリリースされた。

収録曲[編集]

SIDE A[編集]

  1. 緑の日々
    作詞・作曲:小田和正

SIDE B[編集]

  1. CITY NIGHTS
    作詞:JIMMY COMPTON, PHILIP H.RHODES, KAZUMASA ODA 作曲:KAZUMASA ODA
    アルバム未収録曲

クレジット[編集]

小田和正のセルフ・カヴァー[編集]

緑の日々
小田和正シングル
初出アルバム『LOOKING BACK
B面 緑の日々(オリジナルカラオケ)
リリース
規格 8cmCDシングル
ジャンル J-POP
レーベル Little Tokyo ⁄ FUNHOUSE
SCD:FHDL-1008
作詞・作曲 小田和正
プロデュース 小田和正
チャート最高順位
  • 週間19位(オリコン
  • 登場回数7回(オリコン)
小田和正 シングル 年表
そのままの君が好き
1992年
緑の日々
1993年
風の坂道
(1993年)
LOOKING BACK 収録曲
  1. 君との思い出
  2. 昨日 見た夢
  3. もっと近くに
  4. 緑の日々
  5. Yes-No
  6. 風に吹かれて
  7. 愛を止めないで
  8. 夏の終り
  9. やさしさにさようなら
  10. 秋の気配
  11. 僕の贈りもの
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解説[編集]

小田和正による「緑の日々」のセルフ・カヴァーは当初シングルのみでリリースされた、1984年に制作されたオフコース時代の楽曲のセルフ・カヴァー。この曲はTBC ブライダル・キャンペーン・ソング(出演:古柴香織)に使用され、後にセルフ・カヴァー・アルバム『LOOKING BACK[注 2]に収録された。

収録曲[編集]

  1. 緑の日々
    作詞・作曲・編曲:小田和正
    TBC ブライダルキャンペーンソング
  2. 緑の日々(オリジナルカラオケ)

参加ミュージシャン[編集]

  • CHIAKI YOSHIIKE - Ba.
  • KEIICHI HIDAKA - Gt.
  • HIDEKI MOCHIZUKI - Syn. & Dr. Prog.
  • & K.ODA

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ The Best Year of My Life1984年6月21日発売 FUNHOUSE LP:28FB-2002
  2. ^ a b LOOKING BACK1996年2月1日発売 Little Tokyo ⁄ FUNHOUSE CD:FHCL-2003
  3. ^ オフコース『over1981年12月1日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-90150
  4. ^ オフコース『Back Streets of Tokyo1985年8月1日発売 FUNHOUSE LP:28FB-2020

出典[編集]

  1. ^ 小貫信昭 『YES-NO 小田和正ヒストリー』 株式会社角川書店1998年、209-236頁。ISBN 4-04-883529-7。「映画は人生最大の「企画」」
  2. ^ a b c 小貫信昭 『YES-NO 小田和正ヒストリー』 株式会社角川書店、1998年、147-178頁。ISBN 4-04-883529-7。「ザ・ベスト・イヤー・オブ・マイ・ライフ〜四人のオフコース〜」
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外部リンク[編集]

オフコース
小田和正