Still a long way to go

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Still a long way to go
オフコーススタジオ・アルバム
リリース
録音 OFF COURSE STUDIO
SEDIC STUDIO
KANNON-ZAKI MARINE STUDIO
ジャンル ポップス
ロック
レーベル FUN HOUSE
プロデュース オフコース
チャート最高順位
オフコース アルバム 年表
IT’S ALL RIGHT
1987年
Still a long way to go
1988年
スーパー・ベスト30 さよなら /
バラード /
SELECTION ODA /
SELECTION SUZUKI /
アコースティック /
レア
1989年
『Still a long way to go』収録のシングル
  1. 君住む街へ
    リリース: 1988年1月25日 (1988-01-25)
  2. she's so wonderful ⁄ 陽射しの中で
    リリース: 1988年7月25日 (1988-07-25)
  3. 夏の別れ ⁄ 逢いたい
    リリース: 1988年10月25日 (1988-10-25)
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Still a long way to go』(スティル・ア・ロング・ウェイ・トゥ・ゴー)は、1988年6月9日に発売されたオフコース通算14作目にして最終オリジナルアルバム

解説[編集]

前作『as close as possible[注 1]から外部スタッフの参加が頻繁になったほか、打ち込みによるシーケンサーを多用した音作りへと移ったことで、4人という限られた要素の中ですべてを手がける「バンド」としての必然性は薄れた。また、“The Best Year of My Life”というコンセプトを掲げた4人でのオフコースも'84年のスタートから既に3年を経過し、「それぞれが力をつけていくため3年間だけ続ける」という当初の計画も半ば形骸化していた。「結局、自分達が3年後に個人個人でやっていくという確固としたイメージが持てなかったから、それよりもわかりやすい“続けていくこと”を選んだため」と、その理由について小田はこの当時のことを語っている。

今作のレコーディングは前作同様、外部スタッフも含めて行われたが、それが結果としてメンバー間のコミュニケーション不足に繋がった。そのひとつに、B-2「逢いたい」の作詞を吉田拓郎に依頼したことが当初、小田には知らされていないということがあった。「悪気はないだろうけど、一生懸命というのが“バンドがまとまる”ということと違う方に出てしまった」と、そのことについても小田は後に語っている。

アルバムタイトルの意味について、小田は「アインシュタインの“光の速度は、それを発する物体の速度に関係なく一定である”という理論じゃないけど、俺達の場合もどんなに歩いても歩いても、これからまだ歩いていかなきゃならない距離って、いつも変わらないって感じがするんだよね。何年活動してこようと関係なく、先はまだ長いと思っている。だからそういう意味では、このタイトルは、アルバム・タイトルっていうよりも、いわば現在のオフコースのテーマみたいなものだね」と、リリース当時のインタビューで答えている。

A-4「陽射しの中で」とB-4「僕らしい夏」に参加している平田謙吾は、当時清水が松尾と結成していたバンド“ONE”のメンバー。約半数の曲に参加している園山光博(Sax)は前年のコンサート・ツアーからサポート・メンバーとして参加し(他に神本宗幸(Key)と富樫要(Tp))、後に小田がソロになった時に結成されたバンドFar East Club Bandのバンド・マスターになる。

A-1「君住む街へ」では小田のほか、清水と松尾がボーカルをとっている。小田はこの曲について「出来た時、やっとこういう曲が書けたという達成感でいっぱいだった」と当時のインタビューで答えていた。

B-5「昨日見た夢」は後に小田がシングル「so long my love[注 2]のカップリングとして、歌詞を一部省略したアレンジでセルフ・カヴァーし、アルバム『LOOKING BACK[注 3]にも収録された。

アルバム中、メンバー4人が同時に音を出して録音したのは「君住む街へ」と「逢いたい」のベーシック・トラックのみで、その他は基本的に作曲者が作ったデータにオーヴァー・ダビングを施したものになった。サウンドの統一感について、小田は「今回は前回と違って、皆で同じ場所でレコーディングしたせいだと思うね。つまり、同じ場所でやれば、誰か他のメンバーがやっているときは皆でそれを待っているわけじゃない。すると『あっ、あの音良いね』とか『あのリズム良いね』なんて事が出てくるわけで、じゃあ俺もやってみようってなことになる。そんなことが結果としてサウンド部分の統一感に結びついたのかもしれないね」と答えている。

このアルバム・リリースにあわせたツアー中の1988年11月、今ツアー終了をもってバンドが活動を終了することがファンクラブのメンバーに向けて発表され、その後スタッフの強い要望で実現したスペシャル・ライブ“The Night with Us”[注 4]を最後に、オフコースは解散した。

収録曲[編集]

SIDE A[編集]

  1. 君住む街へ
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース
  2. she's so wonderful
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース
  3. I can't stand this
    作詞 松本一起 小田和正    作曲 清水仁 松尾一彦    編曲 オフコース
  4. 陽射しの中で
    作詞 松本一起    作曲 松尾一彦    編曲 オフコース
  5. 夏の別れ
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース
  6. Still a long way to go –また会う日まで–
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース

SIDE B[編集]

  1. 多分 その哀しみは
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース
  2. 逢いたい
    作詞 吉田拓郎    作曲 清水仁    編曲 オフコース
  3. 悲しい愛を終わらせて
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース
  4. 僕らしい夏
    作詞 松本一起    作曲 松尾一彦    編曲 オフコース
  5. 昨日見た夢
    作詞・作曲 小田和正    編曲 オフコース

クレジット[編集]

スタッフ[編集]

PRODUCED BY OFF COURSE    ALL SONGS ARRANGED BY OFF COURSE
KENGO HIRATA - BASS (A-4,B-4)    MITSUHIRO SONOYAMA - SAX    HIDEKI MOCHIZUKI - ALL INSTRUMENTS PROGRAMMING
ENGINEERED BY KAZUHIKO YANAGISAWA    ADDITIONAL ENGEERING BY MASATAKE OHSATO    SHIRO KIMURA
MIXED BY KOJI SUGIMORI
ASSISTANT ENGINEERING BY YOSHIHIDE MIKAMI    MASUMI NAKANISHI    TAKASHI ITO
YUJI KURAISHI    MOTONARI MATSUMOTO    YASUHIRO ITO    HIDEAKI NOJIMA
RECORDED AT OFF COURSE STUDIO    SEDIC STUDIO    KANNON-ZAKI MARINE STUDIO
MIXED AT STUDIO JIVE
PRODUCTION MANAGEMENT : AKIRA KIKUCHI    MASAMICHI YOSHIDA    TOMOAKI KINOSHITA    KAZUYUKI YOSHIMURA
ASSISTANT MANAGER : TAIZO ENDO    TATSUYA FUNAKOSHI    YOSHIHIKO SHIMIZU
ART DIRECTION & DESIGN BY NOBUYOSHI MINEGISHI
ASSISTANT DESIGN : MIYOKO KONNO    M.HIDEYUKI (Room・m Inc.)
ILLUSTLATION BY YUKARI ANDO
SPECIAL THANKS TO : KAZUNAGA NITTA    ICHIRO ASATSUMA
YUKINOBU UDAGAWA    YUI MUSIC PUBLISHER    SATOSHI TAKAHASHI    HIROAKI YAMAGUCHI
HIROMI KUROIWA    SHIGENORI TANAKA
MAKOTO KONDO    PHILIP H. RHODES
HIROSHI “Majo” UENO

32FD-7007[編集]

Still a long way to go
オフコーススタジオ・アルバム
リリース
録音 OFF COURSE STUDIO
SEDIC STUDIO
KANNON-ZAKI MARINE STUDIO
ジャンル ポップス
ロック
レーベル FUN HOUSE
プロデュース オフコース
EANコード
EAN 4988027470074
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解説[編集]

CDはアナログ盤、およびカセットと同時発売。ディスク表面はモノクロ印刷だが、アルバム・タイトル・ロゴとバンド名はゴールド印刷。また、本作は同年末にピュアゴールドCD仕様での再リリース以降、品番および価格改定によるCDの再発は行われていない。なお、CD表面での6曲目のタイトルが誤って“Still a long wah to go way”となっている。

収録曲[編集]

  1. 君住む街へ
  2. she's so wonderful
  3. I can't stand this
  4. 陽射しの中で
  5. 夏の別れ
  6. Still a long way to go –また会う日まで–
  7. 多分 その哀しみは
  8. 逢いたい
  9. 悲しい愛を終わらせて
  10. 僕らしい夏
  11. 昨日見た夢

リリース履歴[編集]

# 発売日 リリース 規格 品番 備考
1 1988年6月9日 (1988-06-09) ファンハウス LP 28FB-7007 帯の代わりにステッカーが貼られる。レーベルはアルバム・オリジナルのデザインを採用。
CT 28FC-7007 カセット同時発売。
CD 32FD-7007 CD同時発売。
2 1988年12月10日 (1988-12-10) CD 40FD-7050 ピュアゴールドCDでの再発。
3 1988年12月10日 (1988-12-10) CD 00FD-7054 ファンハウス在籍時のオリジナル・アルバム4枚組CD-BOX『SPECIAL CD SET OFF COURSE 1984-1988』の中の1枚。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ as close as possible1987年3月28日発売 FUN HOUSE LP:28FB-2081, CD:32FD-1054
  2. ^ 小田和正so long my love1995年1月22日発売 Little Tokyo ⁄ FUN HOUSE SCD:FHDL-1011
  3. ^ 小田和正『LOOKING BACK1996年2月1日発売 Little Tokyo ⁄ FUN HOUSE CD:FHCL-2003
  4. ^ 『The Night with Us』 1989年2月26日東京ドーム

出典[編集]

外部リンク[編集]

SonyMusic