1962年のロードレース世界選手権

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1962年の
FIMロードレース世界選手権
前年: 1961 翌年: 1963


1962年のロードレース世界選手権

1962年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第14回大会である。5月にモンジュイック・サーキットで開催されたスペインGPで開幕し、ブエノスアイレスの最終戦アルゼンチンGPまで、全11戦で争われた。

シーズン概要[編集]

50ccクラスが新たに加わり、この年からロードレース世界選手権は全5クラスで争われることになった。50ccクラスは元々ヨーロッパ選手権として開催されており、西ドイツイタリアスペインといった国々のモペッドメーカーの活躍で人気のあったクラスだった[1]。また、この年のグランプリは前年と同じ全11戦で争われたがスウェーデンGPはカレンダーから外され、代わりにフィンランドGPが新たに加わった。ただし11戦全てのグランプリでレースが行われたのは125ccクラスのみである。

前年、圧倒的な強さで小排気量クラスを制したホンダはこの年から350ccクラスと50ccクラスにもチャレンジを開始し、350ccクラスでは参戦初年度にして125ccや250ccクラスと同様の成功を収めることに成功した。一方、新設された50ccクラスではホンダに加えて西ドイツのモペッドメーカーであるクライドラー、そして日本のスズキという3メーカーの争いとなり、ホンダの4ストロークはクライドラーやスズキの2ストロークの後塵を拝することになった。前年、前々年と他のマシンと一緒に走るのが精一杯だったスズキは前年に東ドイツから西ドイツへの亡命を果たした元MZのエースライダー、エルンスト・デグナーと契約し、デグナーによってもたらされたノウハウによってスズキのマシンはシーズンオフの間に一気に一線級の速さを獲得したのである[2]。また、クライドラーのマシンは50ccという小さなエンジンの出力を無駄なく使い切るために手と足を使った12段変速という他に類を見ないギアボックスを持っていた[3]。あくまでも4ストロークに拘るホンダは軽量・高出力の2ストローク勢に対抗するためにシーズン中には2気筒の50ccエンジンの開発に着手し、これ以降より高回転・高出力を目指して多気筒化とギアボックスの多段化への道を進むことになる[4]。なお、前年グランプリデビューを飾ったヤマハは、日本国内での新型モデルの商業的な失敗を理由にこの年のグランプリ参戦を見合わせている[5]

ライダーにとってはこの年は陰惨なシーズンでもあった。幸先の良いスタートを切った高橋国光マン島の125ccクラスでクラッシュし、治療に1年を要する程の重傷を負った[6]。そしてその後の350ccクラスのレースでは、前年の125ccクラスチャンピオンのトム・フィリスが事故で死亡した。前年の500ccクラスチャンピオンでフィリスの友人でもあったゲイリー・ホッキングはフィリスの死に強いショックを受けてマン島の後に2輪レースから引退したが、この年の12月に南アフリカのダーバンで4輪のF1マシンでの練習走行中に事故死した[7]。ホンダのジム・レッドマンもホッキングと同様にチームメイトだったフィリスの事故のショックから引退を考えたが、ボブ・マッキンタイヤからの強い慰留を受けて思い留まった。しかしそのマッキンタイヤ自身は250ccクラスでランキング2位につけながら、8月にイギリスで行われたノンタイトルレースでのアクシデントで命を落とした[8]

500ccクラス[編集]

プライベーターとしての参戦ながら、ゲイリー・ホッキングマイク・ヘイルウッドが乗るMVアグスタは前年から出場した全てのレースで勝利を収めており、この年の開幕戦となったマン島でもディフェンディングチャンピオンのホッキングが優勝した。しかしホッキングは、直前の350ccクラスのレースで親友でもあったトム・フィリスが自分とのトップ争いの最中の事故で死亡したことにひどくショックを受け、レースが終わったその足でMVアグスタ本社に出向いてアグスタ伯爵にロードレースからの引退を伝えた[7]。ホッキングの引退によって同じ4気筒に乗る者がいなくなったヘイルウッドは敵なしとなり、第2戦のダッチTTからイタリアGPまで5連勝で500ccクラスでは1度目となるタイトルを決めた[9]。この時のヘイルウッドの22歳という年齢は、1983年フレディ・スペンサーが20歳でタイトルを獲るまで500ccクラスチャンピオンの最年少記録だった[10]

この年2位に連続入賞してヘイルウッドに続いたのはマチレスG50を駆るアラン・シェパードだったが、シェパードがGP初優勝を挙げたフィンランドGPにはヘイルウッドは出場していなかった。また、最終戦のアルゼンチンも前年と同じく有力なライダーが出場せず、優勝したベネディクト・カルダレーラをはじめとして地元のライダーが揃ってポイントを獲得したが、レース内容は4位のライダーがトップから5周遅れになるというものだった[10]

350ccクラス[編集]

レッドマンのホンダRC171

350ccクラスにホンダが初めて投入したマシンは、前年250ccクラスのタイトルを獲った4気筒マシンRC162のボアを拡大して排気量284.5ccとしたマシンRC170だった。前年、いくつかのサーキットでRC162が記録したタイムが350ccのチャンピオンマシンであるMVアグスタにも匹敵するものだったという事実がホンダの勝算だった。開幕戦のマン島ではMVアグスタのマイク・ヘイルウッドゲイリー・ホッキングに1・2フィニッシュを許した上にエースライダーのトム・フィリスを事故で失うという、ホンダにとっては惨憺たる結果に終わったが、続く第2戦のオランダではジム・レッドマンがヘイルウッドに30秒の大差をつけてホンダにクラス初優勝をもたらした。そして第3戦アルスターGP、ホンダが排気量を339.5ccまで拡大した上に各部に改良を加えたRC171を投入するとヘイルウッドのMVアグスタや前年ランキング2位に躍進したフランタ・スタストニィヤワは太刀打ちすることができず、レッドマンが第5戦のイタリアまで4連勝を飾って250ccクラスとのダブルタイトルを決めた[11][12]

250ccクラス[編集]

前年型からほんど変更のないマシンで250ccクラスを戦ったホンダだが、前年同様にRC162は圧倒的な速さを見せ、出場した9戦全てのレースで勝利した。開幕戦からの2戦はジム・レッドマンが勝利し、特に第2戦のフランスはホンダの3人が1/2秒差でフィニッシュし、しかも4位以下の全てのライダーを周回遅れにするというホンダの圧勝だった。マン島TTではデレク・ミンターがグランプリ唯一の勝利を記録したが、彼はホンダのファクトリー契約ではなくマシンはイギリスの輸入代理店を通じて手に入れたものだった。その後はレッドマンとボブ・マッキンタイヤが勝利を分け合ったが、マッキンタイヤはドイツGPの後にイギリスのノンタイトルレースで命を落としてしまった。結局6勝を挙げたレッドマンがシーズンを制し、マッキンタイヤは死後ランキング2位を手に入れることになった[10][13]

第8戦東ドイツGPではニコライ・セヴォストヤノフが5位に入り、ロシア人として初めてグランプリでポイントを獲得した。セヴォストヤノフはこの後の350ccクラスでも6位に入賞している。また、ホンダが出場しなかった最終戦アルゼンチンGPモト・グッツィに乗るアーサー・ウィラーが優勝したが、これがグランプリにおけるモト・グッツィの最後の勝利になると同時に、46歳というグランプリ優勝の最年長記録だった[10]

125ccクラス[編集]

タベリが駆ったホンダRC145

ホンダが投入した、前年型の2RC144から大きく改良されたRC145が125ccクラスを完全に支配した。ホンダが出場しなかった最終戦を除く10戦全てで1・2フィニッシュを飾り、さらにその内の6戦では表彰台を独占したのである。開幕戦のスペインから2連勝した高橋国光は第3戦マン島の1周目のクラッシュで戦列を離れたが、マン島では代わってルイジ・タベリが優勝した上に5位までをホンダのライダーが占めた。タベリはそのまま連勝を続けて第7戦アルスターGPで5勝目を挙げて初タイトルを決め、続く東ドイツでも勝利して連勝を6まで延ばした[10][14]

前年の2気筒マシンが全く良いところがなく終わったスズキはこの年は2ストローク単気筒のRT62を走らせたが、ヒュー・アンダーソンがホンダ勢が欠場した最終戦のアルゼンチンでクラス初勝利を挙げるのがやっとで、翌年は再び2気筒マシンを投入することになる[15]

50ccクラス[編集]

元々ヨーロッパ選手権でモペッドメーカーが活躍していたクラスということもあり、世界選手権として初めてのレースとなった開幕戦のスペインではヨーロッパ選手権時代から常勝[16]だったクライドラーハンス=ゲオルグ・アンシャイトが優勝し、2位にはホセ・ブスケデルビが入ってスペインのメーカーとして初めてグランプリでポイントを獲得した[10]。第2戦フランスでもクライドラーのヤン・ヒューベルツが勝利したが、第3戦のマン島では一転してスズキ2ストロークホンダ4ストロークという日本勢同士の争いとなった。そしてレースでは2ストロークのスペシャリストであるエルンスト・デグナーが乗るスズキが、「壊れやすい2ストロークは長く複雑で過酷なマウンテンコースには不利」という定説を覆し、120kmを超える平均速度でグランプリ初優勝を飾った[16]ロータリーディスクバルブを採用し8段ギアボックスを持つスズキのRM62はその後も安定した速さを発揮し、デグナーはドイツGPまで4連勝でポイント争いをリードした[15]。アンシャイトもコンスタントに表彰台に上り続け、イタリアGPでは2勝目を挙げて総ポイント数ではデグナーを上回ったが、「成績の良い6戦分のポイントを有効とする」という有効ポイント制によってタイトルはデグナーとスズキのものとなった[17]

ホンダはルイジ・タベリが第9戦のフィンランドGPでやっとクラス初勝利を挙げたが、単気筒のRC111では2ストローク勢に対抗できないとしてシーズン半ばには4ストローク2気筒マシンの開発に着手していた。しかしこの2気筒マシンRC112はこの年のグランプリには間に合わず、完成したばかりの鈴鹿サーキット杮落しとして11月に開催されたノンタイトルの日本GPがデビューレースとなった[4]。この日本GPにはデグナーも出場してポールポジションを取ったものの立体交差手前の右コーナーで転倒し、「デグナーカーブ」として名前を残すことになった[18]

グランプリ[編集]

Rd. 決勝日 GP サーキット 50ccクラス優勝 125ccクラス優勝 250ccクラス優勝 350ccクラス優勝 500ccクラス優勝
1 5月6日 スペインの旗 スペインGP モンジュイック ドイツの旗 H.G.アンシャイト 日本の旗 高橋国光 イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン No Race No Race
2 5月13日 フランスの旗 フランスGP クレルモン=フェラン フランスの旗 J.ヒューベルツ 日本の旗 高橋国光 イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン No Race No Race
3 6月8日 マン島の旗 マン島TT マン島 ドイツの旗 E.デグナー スイスの旗 L.タベリ ドイツの旗 D.ミンター イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリス領ローデシアの旗 G.ホッキング
4 6月30日 オランダの旗 ダッチTT アッセン ドイツの旗 E.デグナー スイスの旗 L.タベリ イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリスの旗 M.ヘイルウッド
5 7月8日 ベルギーの旗 ベルギーGP スパ ドイツの旗 E.デグナー スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 B.マッキンタイヤ No Race イギリスの旗 M.ヘイルウッド
6 7月15日 ドイツの旗 ドイツGP ソリチュード ドイツの旗 E.デグナー スイスの旗 L.タベリ イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン No Race No Race
7 8月11日 北アイルランドの旗 アルスターGP ダンドロッド No Race スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 T.ロブ イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリスの旗 M.ヘイルウッド
8 8月19日 東ドイツの旗 東ドイツGP ザクセンリンク フランスの旗 J.ヒューベルツ スイスの旗 L.タベリ イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリスの旗 M.ヘイルウッド
9 9月9日 イタリアの旗 イタリアGP モンツァ ドイツの旗 H.G.アンシャイト 日本の旗 田中禎助 イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン イギリスの旗 M.ヘイルウッド
10 9月23日 フィンランドの旗 フィンランドGP タンペレ スイスの旗 L.タベリ イギリス領ローデシアの旗 J.レッドマン No Race イギリスの旗 T.ロブ イギリスの旗 A.シェパード
11 10月14日 アルゼンチンの旗 アルゼンチンGP ブエノスアイレス ニュージーランドの旗 H.アンダーソン ニュージーランドの旗 H.アンダーソン イギリスの旗 A.ウィラー No Race アルゼンチンの旗 B.カルダレーラ

ポイントランキング[編集]

ポイントシステム[編集]

ポイントシステム
順位 1 2 3 4 5 6
ポイント 8 6 4 3 2 1
  • 500ccクラスは上位入賞した5戦分、350ccクラスは上位入賞した4戦分、250・125・50ccクラスは上位入賞した6戦分のポイントが有効とされた。

ライダーズ・ランキング[編集]

500ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド MVアグスタ - 1 1 1 1 1 - - 40 5
2 イギリスの旗 アラン・シェパード マチレス - 4 2 2 2 - 1 - 29 1
3 イギリスの旗 フィル・リード ノートン - 3 - 3 - 4 - - 11 0
4 オーストリアの旗 バート・シュナイダー ノートン 4 5 - - 3 6 - - 10 0
5 イギリス領ローデシアの旗 ゲイリー・ホッキング MVアグスタ 1 - - - - - - - 8 1
5 アルゼンチンの旗 ベネディクト・カルダレーラ マチレス - - - - - - - 1 8 1
7 チェコスロバキアの旗 フランタ・スタストニィ ヤワ - - - - 4 - 3 - 7 0
8 イギリスの旗 トニー・ゴッドフリー ノートン - 6 3 5 - - - - 7 0
9 南アフリカの旗 パディ・ドライバー ノートン - - 4 - 5 5 - - 7 0
10 イギリスの旗 エリス・ボイス ノートン 2 - - - - - - - 6 0
10 イギリスの旗 デレク・ミンター ノートン - 2 - - - - - - 6 0
10 イタリアの旗 レモ・ベンチューリ MVアグスタ - - - - - 2 - - 6 0
10 スウェーデンの旗 エッソ・グンナーソン ノートン - - - - - - 2 - 6 0
10 アルゼンチンの旗 ファン・カルロス・サラティーノ ノートン - - - - - - - 2 6 0
15 イギリスの旗 フレッド・スティーブンス ノートン 3 - 6 - - - - - 5 0
16 イタリアの旗 シルビオ・グラセッティ ビアンキ - - - - - 3 - - 4 0
16 アルゼンチンの旗 エドゥアルド・サラティーノ ノートン - - - - - - - 3 4 0
18 イギリスの旗 ロン・ラングストン ノートン - - - 4 - - - - 3 0
18 フィンランドの旗 アンシ・レスコ マチレス - - - - - - 4 - 3 0
18 チリの旗 パブロ・ガンベリーニ マチレス - - - - - - - 4 3 0
21 イギリスの旗 ロイ・イングラム ノートン 5 - - - - - - - 2 0
21 オーストラリアの旗 ジャック・フィンドレイ ノートン - - 5 - - - - - 2 0
21 フィンランドの旗 ハロルド・カールソン ノートン - - - - - - 5 - 2 0
21 アルゼンチンの旗 アムレト・ポメザーノ ノートン - - - - - - - 5 2 0
25 ドイツの旗 ローランド・フォール マチレス - - - - 6 - 6 - 2 0
26 イギリスの旗 ブライアン・セッチェル ノートン 6 - - - - - - - 1 0
26 イギリスの旗 レイ・スペンス ノートン - - - 6 - - - - 1 0
26 ウルグアイの旗 マヌエル・ソレル ノートン - - - - - - - 6 1 0

350ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリス領ローデシアの旗 ジム・レッドマン ホンダ - 1 1 1 1 2 32 38 4
2 アイルランドの旗 トミー・ロブ ホンダ - - 3 3 2 1 22 1
3 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド MVアグスタ 1 2 - 2 - - 20 1
4 チェコスロバキアの旗 フランタ・スタストニィ ヤワ 3 4 2 - 4 - 16 0
5 イタリアの旗 シルビオ・グラセッティ ビアンキ - 3 - - 3 - 8 0
6 イギリスの旗 アラン・シェパード AJS - - 4 - - - 7 0
MZ - - - - - 3
7 チェコスロバキアの旗 グスタフ・ハヴェル ヤワ - - 5 4 5 - 7 0
8 イギリス領ローデシアの旗 ゲイリー・ホッキング MVアグスタ 2 - - - - - 6 0
9 カナダの旗 マイク・ダフ AJS 5 - 6 5 - - 5 0
10 イギリスの旗 ロイ・イングラム ノートン 4 - - - - - 3 0
10 スウェーデンの旗 エッソ・グンナーソン ノートン - - - - - 4 3 0
12 イギリスの旗 デレク・ミンター ノートン - 5 - - - - 2 0
12 フィンランドの旗 タネリ・レポ AJS - - - - - 5 2 0
14 ニュージーランドの旗 ヒュー・アンダーソン AJS 6 - - - - - 1 0
14 イギリスの旗 フィル・リード ノートン - 6 - - - - 1 0
14 ソビエト連邦の旗 ニコライ・セヴォストヤノフ C360 - - - 6 - - 1 0
14 イギリスの旗 アーサー・ウィラー モト・グッツィ - - - - 6 - 1 0
14 日本の旗 北野元 ホンダ - - - - - 6 1 0

250ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
GER
ドイツの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリス領ローデシアの旗 ジム・レッドマン ホンダ 1 1 2 1 2 1 2 1 1 - 48 66 6
2 イギリスの旗 ボブ・マッキンタイヤ ホンダ 2 2 - 2 1 2 - - - - 32 1
3 イギリスの旗 アーサー・ウィラー モト・グッツィ - - 4 6 5 5 4 - - 1 19 1
4 オーストラリアの旗 トム・フィリス ホンダ 3 3 3 - - - - - - - 12 0
5 イタリアの旗 タルクィニオ・プロヴィーニ モト・モリーニ - - - 3 - - - - 2 - 10 0
6 イギリスの旗 デレク・ミンター ホンダ - - 1 - - - - - - - 8 1
6 アイルランドの旗 トミー・ロブ ホンダ - - - - - - 1 - - - 8 1
8 スイスの旗 ルイジ・タベリ ホンダ - - - - 3 - 3 - - - 8 0
9 イタリアの旗 アルベルト・パガーニ アエルマッキ 5 - 5 - - - - - - - 8 0
ホンダ - - - - - - - - 3 -
10 イギリスの旗 ダン・ショーリー ブルタコ 4 4 6 - - - - 6 - - 8 0
11 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド MZ - - - - - - - 2 - - 6 0
11 アルゼンチンの旗 ウンベルト・マセッティ モト・モリーニ - - - - - - - - - 2 6 0
13 ドイツの旗 ギュンター・ビア アドラー - - - - 4 - - - - - 6 0
ホンダ - - - - - 4 - - - -
13 日本の旗 北野元 ホンダ - - - - - - - 4 4 - 6 0
15 日本の旗 田中禎助 ホンダ - - - - - 3 - - - - 4 0
15 東ドイツの旗 ヴェルナー・ムシオル MZ - - - - - - - 3 - - 4 0
15 アルゼンチンの旗 ルドルフ・カイザー NSU - - - - - - - - - 3 4 0
18 オランダの旗 キャス・スワルト ホンダ - - - 4 - - - - - - 3 0
18 アルゼンチンの旗 ホルヘ・テレンゴ ドゥカティ - - - - - - - - - 4 3 0
20 フランスの旗 ジャン=ピエール・ベルトワーズ モト・モリーニ - 5 - - - - - - - - 2 0
20 イギリスの旗 フランク・ペリス スズキ - - - 5 - - - - - - 2 0
20 アイルランドの旗 キャンベル・ドナフィー ドゥカティ - - - - - - 5 - - - 2 0
20 ソビエト連邦の旗 ニコライ・セヴォストヤノフ S250 - - - - - - - 5 - - 2 0
20 イタリアの旗 ジルベルト・ミラーニ アエルマッキ - - - - - - - - 5 - 2 0
20 ウルグアイの旗 カルロ・マルファン パリラ - - - - - - - - - 5 2 0
26 ベルギーの旗 マルセル・トゥーサン ベネリ 6 - - - - - - - - - 1 0
26 フランスの旗 ベンジャミン・サヴォア モンディアル - 6 - - - - - - - - 1 0
26 ベルギーの旗 ピエール・バーフォーゲン アエルマッキ - - - - 6 - - - - - 1 0
26 ドイツの旗 ミハエル・シュナイダー NSU - - - - - 6 - - - - 1 0
26 イギリスの旗 スチュアート・グラハム アエルマッキ - - - - - - 6 - - - 1 0
26 イタリアの旗 パオロ・カンパネリ ベネリ - - - - - - - - 6 - 1 0
26 アルゼンチンの旗 エンリコ・ディートリッヒ アエルマッキ - - - - - - - - - 6 1 0

125ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
GER
ドイツの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 スイスの旗 ルイジ・タベリ ホンダ 3 4 1 1 1 1 1 1 2 2 - 48 67 6
2 イギリス領ローデシアの旗 ジム・レッドマン ホンダ 2 2 5 2 2 - 3 2 4 1 - 38 47 1
3 アイルランドの旗 トミー・ロブ ホンダ - 3 2 3 - 2 2 4 3 - - 30 33 0
4 日本の旗 高橋国光 ホンダ 1 1 - - - - - - - - - 16 2
5 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド EMC 4 - - 5 4 3 - - - - - 12 0
6 日本の旗 田中禎助 ホンダ - - - - - - 4 - 1 - - 11 1
7 ニュージーランドの旗 ヒュー・アンダーソン スズキ - - - - - 6 5 - - - 1 11 1
8 アルゼンチンの旗 ホルヘ・キスリング ブルタコ - 6 - - - - - - - - - 7 0
DKW - - - - - - - - - - 2
9 東ドイツの旗 ハンス・フィッシャー MZ - - - - - - - 3 - 4 - 7 0
10 南アフリカの旗 パディ・ドライバー EMC - - - - 3 - 6 - 6 - - 6 0
11 ドイツの旗 エルンスト・デグナー スズキ - 5 - 4 - - - - - - - 5 0
12 イギリスの旗 レックス・エイブリィ EMC 5 - 6 - 5 - - - - - - 5 0
13 オーストラリアの旗 トム・フィリス ホンダ - - 3 - - - - - - - - 4 0
13 イギリスの旗 アラン・シェパード MZ - - - - - - - - - 3 - 4 0
13 日本の旗 伊藤光夫 スズキ - - - - - - - - - - 3 4 0
16 イギリスの旗 デレク・ミンター ホンダ - - 4 - - - - - - - - 3 0
16 イギリスの旗 ボブ・マッキンタイヤ ホンダ - - - - - 4 - - - - - 3 0
16 フランスの旗 ランブール・モレイラ ブルタコ - - - - - - - - - - 4 3 0
19 ジブラルタルの旗 ジョニー・グレース ブルタコ - - - - - 5 - - - - - 2 0
19 東ドイツの旗 クラウス・エンダーライン MZ - - - - - - - 5 - - - 2 0
19 イタリアの旗 アルベルト・パガーニ ホンダ - - - - - - - - 5 - - 2 0
19 イギリスの旗 フランク・ペリス スズキ - - - - - - - - - 5 - 2 0
19 アルゼンチンの旗 マルシリオ・チズィーニ ブルタコ - - - - - - - - - - 5 2 0
24 イタリアの旗 フランチェスコ・ヴィラ モンディアル 6 - - - - - - - - - - 1 0
24 チェコスロバキアの旗 スタニスラフ・マリーナ CZ - - - 6 - - - - - - - 1 0
24 イタリアの旗 ジュゼッペ・ヴィセンチ ドゥカティ - - - - 6 - - - - - - 1 0
24 東ドイツの旗 ヴェルナー・ムシオル MZ - - - - - - - 6 - - - 1 0
24 フィンランドの旗 ユッカ・ペタヤ MZ - - - - - - - - - 6 - 1 0
24 アルゼンチンの旗 ペドロ・ローゼンタール トーハツ - - - - - - - - - - 6 1 0

50ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
GER
ドイツの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 ドイツの旗 エルンスト・デグナー スズキ - - 1 1 1 1 - - 4 2 41 4
2 ドイツの旗 ハンス=ゲオルグ・アンシャイト クライドラー 1 - 4 3 2 2 - 1 3 3 36 43 2
3 スイスの旗 ルイジ・タベリ ホンダ 3 3 2 - 3 4 4 6 1 - 29 33 1
4 オランダの旗 ヤン・ヒューベルツ クライドラー - 1 - 2 6 - 1 3 - 5 29 2
5 日本の旗 伊藤光夫 スズキ - 6 5 5 - 3 2 2 - 4 23 24 0
6 アイルランドの旗 トミー・ロブ ホンダ 5 4 3 - - - 5 - 2 - 17 0
7 ニュージーランドの旗 ヒュー・アンダーソン スズキ - - - - - - 3 4 6 1 16 1
8 日本の旗 鈴木誠一 スズキ - 5 - 4 4 5 - - - - 10 0
9 日本の旗 高橋国光 ホンダ 6 2 - - - - - - - - 7 0
10 スペインの旗 ホセ・ブスケ デルビ 2 - - - - - - - - - 6 0
11 ドイツの旗 ウォルフガング・ゲドリッチ クライドラー 4 - - 6 5 - - - - - 6 0
12 日本の旗 森下勲 スズキ - - - - - - - 5 - - 2 0
12 日本の旗 田中禎助 ホンダ - - - - - - - - 5 - 2 0
14 日本の旗 市野三千雄 スズキ - - 6 - - 6 - - - - 2 0
15 ドイツの旗 ダン・ショーリー クライドラー - - - - - - 6 - - - 1 0
15 ドイツの旗 ギュンター・ビア クライドラー - - - - - - - - - 6 1 0

マニュファクチャラーズ・ランキング[編集]

500ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント
有効 合計
1 MVアグスタ 1 1 1 1 1 1 - - 40 48
2 マチレス - 4 2 - 2 - 1 1 31
3 ノートン 2 2 3 3 3 4 2 2 28 39
4 ヤワ - - - - 4 - 3 - 7
5 ビアンキ - - - - - 3 - - 4

350ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ポイント
有効 合計
1 ホンダ - 1 1 1 1 1 32 40
2 MVアグスタ 1 2 - 2 - - 20
3 ヤワ 3 4 2 4 4 - 16 19
4 ビアンキ - 3 - - 3 - 8
5 ノートン 4 5 - - - 4 8
6 AJS 5 - 4 5 - - 7
7 MZ - - - - - 3 4
8 モト・グッツィ - - - - 6 - 1
8 C360 - - - 6 - - 1

250ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
GER
ドイツの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント
有効 合計
1 ホンダ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 - 48 72
2 モト・グッツィ - - 4 6 5 5 4 - - 1 19
3 モト・モリーニ - 5 - 3 - - - - 2 2 18
4 アエルマッキ 5 - 5 - 6 - 6 - 5 6 9
5 ブルタコ 4 4 6 - - - - 6 - - 8
6 MZ - - - - - - - 2 - - 6
7 NSU - - - - - 6 - - - 3 5
8 ドゥカティ - - - - - - 5 - - 4 5
9 アドラー - - - - 4 - - - - - 3
10 スズキ - - - 5 - - - - - - 2
10 S250 - - - - - - - 5 - - 2
10 パリラ - - - - - - - - - 5 2
13 ベネリ 6 - - - - - - - 6 - 2
14 FBモンディアル - 6 - - - - - - - - 1

125ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
GER
ドイツの旗
ULS
北アイルランドの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント
有効 合計
1 ホンダ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 - 48 80
2 スズキ - 5 - 4 - 6 5 - - 5 1 18
3 EMC 4 - 6 5 3 3 6 - 6 - - 15 16
4 MZ - - - - - - - 3 - 3 - 8
5 DKW - - - - - - - - - - 2 6
6 ブルタコ - 6 - - - 5 - - - - 4 6
7 FBモンディアル 6 - - - - - - - - - - 1
7 CZ - - - 6 - - - - - - - 1
7 ドゥカティ - - - - 6 - - - - - - 1
7 トーハツ - - - - - - - - - - 6 1

50ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
FRA
フランスの旗
IOM
マン島の旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
GER
ドイツの旗
DDR
東ドイツの旗
ITA
イタリアの旗
FIN
フィンランドの旗
ARG
アルゼンチンの旗
ポイント
有効 合計
1 スズキ - 5 1 1 1 1 2 2 4 1 46 57
2 クライドラー 1 1 4 2 2 2 1 1 3 3 44 61
3 ホンダ 3 2 2 - 3 4 4 6 1 - 31 35
4 デルビ 2 - - - - - - - - - 6

脚注[編集]

  1. ^ 大久保力『百年のマン島』(2008年、三栄書房)ISBN 978-4-7796-0407-2(p.384 - p.385)
  2. ^ 『二輪グランプリ60年史』(p.65)
  3. ^ 『百年のマン島』(p.389)
  4. ^ a b 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(2009年、八重洲出版)ISBN 978-4-86144-143-1(p.50 - p.53)
  5. ^ 『YAMAHA RACING GLORY』(2009年、八重洲出版)ISBN 978-4-86144-133-2(p.42)
  6. ^ 『百年のマン島』(p.397)
  7. ^ a b 『The 500cc World Champion』(p.46)
  8. ^ 『百年のマン島』(p.399)
  9. ^ 500cc World Standing 1962 - The Official MotoGP Website
  10. ^ a b c d e f 『二輪グランプリ60年史』(p.62 - p.63)
  11. ^ 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(p.121)
  12. ^ 350cc World Standing 1962 - The Official MotoGP Website
  13. ^ 250cc World Standing 1962 - The Official MotoGP Website
  14. ^ 125cc World Standing 1962 - The Official MotoGP Website
  15. ^ a b 『浅間から世界GPへの道』(2008年、八重洲出版)ISBN 978-4-86144-115-8(p.122)
  16. ^ a b 『百年のマン島』(p.389 - p.391)
  17. ^ 50cc World Standing 1962 - The Official MotoGP Website
  18. ^ 大久保力『サーキット燦々』(2005年、三栄書房)ISBN 4-87904-878-X(p.194)

参考文献[編集]

  • ジュリアン・ライダー / マーティン・レインズ『二輪グランプリ60年史』(2010年、スタジオ・タック・クリエイティブ)ISBN 978-4-88393-395-2
  • ケビン・キャメロン『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(2010年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-57-8
  • マイケル・スコット『The 500cc World Champion』(2007年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-53-0