食堂かたつむり

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食堂かたつむり
著者 小川糸
発行日 2008年1月
発行元 ポプラ社
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 単行本
ページ数 234
公式サイト ポプラ社
コード ISBN 9784591100639
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食堂かたつむり』(しょくどうかたつむり)は、小川糸による2008年日本小説。2011年7月、イタリアの文学賞であるバンカレッラ賞料理部門賞を受賞。

ストーリー[編集]

恋人に家財道具一式を持ち逃げされ、ショックから声を失った倫子は、故郷に帰って食堂「食堂かたつむり」を開く。

食堂かたつむりの客は一日一組で、倫子のつくる料理を食べた客には次々と奇跡が起き、願いが叶う食堂との噂になる。

そんなある日、子どもの時から大嫌いだったおかん・ルリコから癌でルリコの余命が半年であることを聞かされる…。

登場人物[編集]

倫子(りんこ)
25歳。母親との確執から10年前に実家を出る。その後インド人の恋人と同棲していたが、バイト先の料理店から帰宅した時、恋人とともに部屋に一切の家財道具が無くなっていた。さらにはショックから失語症となり、唯一残されていたぬか床を持って失意のまま実家に戻る。実家の離れで食堂「食堂かたつむり」を開業する。
ルリコ
倫子の母親。自宅のそばに「スナック・アムール」を開いている。自由奔放な性格で倫子から敬遠されている。
祖母
ルリコの母。倫子が料理店を開く夢を持つきっかけとなった人で、彼女の遺したぬか床は倫子が受け継いだ。
熊さん
妻と子どもが出て行って母親と二人暮らし。かつて学校の臨時職員として働いていたことがあり、子ども達のアイドル的存在だった。食堂かたつむりのために一肌脱ぐ。
シニョリータ
熊さんの嫁、アルゼンチン出身。都会志向で熊さんのお母さんと険悪になり、娘を連れて出て行く。
ネオコン
地元の建設業「根本恒夫コンクリート建設」の社長。ルリコの愛人だが肉体関係は無い。
お妾さん
地元の有力者のであったが、有力者の死後、性格は一変し寡黙になり、常に喪服を着るようになった。
跡取りさん
農家の跡取り息子で、平日は役場に勤めている。西洋料理が好き。
先生
高校の国語教師で、どちらかといえば菜食主義者。跡取りさんとお見合いする。
お見合いおばさん
スナック・アムールの客。跡取りさんと先生のお見合いの料理を倫子にお願いする。
梢ちゃん
おかっぱ頭の小学生。食堂かたつむりに駆け込んでくる。
ハルミ君とサクラちゃん
ゲイのカップル。村はずれのバンガローに宿泊する。
シュウ先輩
医師。ルリコの高校の先輩で初恋の相手。
ふくろう爺
実家の屋根裏に生息する。夜12時ぴったりに12回泣き声をあげる。
エルメス
実家で飼っている。豚の種類である「ランドレース」の「エル」とメス豚の「メス」からルリコが名づけた。

映画[編集]

食堂かたつむり
監督 富永まい
脚本 高井浩子
製作総指揮 三宅澄二
出演者 柴咲コウ
余貴美子
音楽 福原まり
主題歌 Fairlife旅せよ若人
撮影 北信康
編集 森下博昭
製作会社 「食堂かたつむり」フィルムパートナーズ
配給 東宝
公開 日本の旗 2010年2月6日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3億円
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2010年に公開。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督:富永まい
  • 原作:小川糸「食堂かたつむり」(ポプラ舎刊)
  • 脚本:高井浩子
  • 音楽:福原まり
  • エグゼクティブプロデューサー:三宅澄二
  • 製作委員会:ミコット・エンド・バサラ、東宝アミューズキングレコードTBSテレビショウゲートポプラ社SME Records日本出版販売毎日放送大広中部日本放送RKB毎日放送TSUTAYAグループ、Yahoo! JAPAN
  • 企画:市川南
  • プロデューサー:渡邉直子、亀田裕子、赤城聡、仁平知世
  • ラインプロデューサー:森太郎
  • プロダクション統括:塚田泰浩
  • 撮影:北信康
  • 照明:渡部嘉
  • 録音:橋本泰夫
  • 美術:小澤秀高
  • 装飾:松田光畝
  • 編集:森下博昭
  • スクリプター:牧野千恵子
  • ヘアメイク:佐藤光栄
  • 衣裳:櫻井まさえ
  • 助監督:村上秀晃
  • 製作担当:関浩紀
  • 料理制作:吉岡知子
  • VFXスーパーバイザー:佐竹淳
  • アニメーションディレクター:坂井治
  • 音楽プロデューサー:杉田寿宏
  • 制作プロダクション:ミコット・エンド・バサラ、東宝映像制作部
  • 配給:東宝

評価[編集]

出版情報[編集]

外部リンク[編集]