風魔

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風魔(ふうま)は、風魔小太郎を頭目とする相州乱波であり、足柄山中を縄張りとする忍者集団である。戦国時代後期の後北条氏勃興時に姿を現し、各大名に雇われていた伊賀者、甲賀者と戦いを繰り広げ、早雲から氏直まで北条五代の隆盛を影で支えたという。豊臣秀吉小田原征伐により北条氏が没落し、徳川家康が天下を取った後は、盗賊として江戸の町を騒がせた。家康は懸賞金をかけて盗賊の長である五代目・風魔小太郎を捕らえ、処刑した。これにより風魔一族は滅亡した。

一説には、風魔一族の堕落に耐えられなかった一族の一部のものたちが家康に密告し反乱を引き起こしたため、五代目は徳川に囚われたとも言われている。信頼性の高い現存する文献がほとんどないため、風魔忍群の実態は明らかでない。そのため後世に多くの伝説が生まれ、小説、映画、漫画、アニメの題材となった。とりわけ忍者漫画にしばしば登場する。

北条五代記によると、乱破は盗人のようで盗人でもなく、謀略に優れる道を外れた集団であった。彼らは他国からの盗人はよく見つけ出して首を切り、自分たちは他国へ忍び入って略奪をするので戦国大名から召し抱えられていた。北条の乱破は二百人雇われており、一の悪者が風摩といった。そしてこの二百人は山賊・海賊・強盗・窃盗の四集団からなっており、いずれも夜討を得意とした。彼らの名は後北条家が滅びる天正18年まで鳴り響いたが、泰平の世になってからはその噂は関東から消え失せたという。

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