辺見じゅん

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辺見 じゅん(へんみ じゅん、本名:清水 眞弓(しみず まゆみ、旧姓:角川、邊見)、1939年7月26日 - 2011年9月21日[1])は、日本歌人ノンフィクション作家

経歴[編集]

作品の特徴[編集]

私小説風から童話・詩歌まで幅広い作品を手がける。ノンフィクションにおいては、丹念な聞き取りを元に構成されているとして評価が高い。私小説風作品においては、複雑な家庭環境を元に冷静で批判的に家族を捉える反面、親子の愛情について細やかに描写されている。

歌集[編集]

  • 『雪の座』(角川書店 新鋭歌人叢書、1976年)
  • 『水祭りの桟橋』(思潮社、1981年)
  • 『闇の祝祭』(角川書店、1987年)
  • 『幻花』(短歌新聞社 現代女流短歌全集、1996年)
  • 『秘色』(砂子屋書房、2001年)
  • 『辺見じゅん歌集』(砂子屋書房 現代短歌文庫、2008年)
  • 『天涯の紺』(角川学芸出版 角川短歌叢書、2010年)

著書[編集]

  • 『愛の民話』(新書館、1974年)
  • 『呪われたシルク・ロード』(角川書店、1975年)
  • 『はしりかねと八つの村のものがたり』(文藝春秋、1977年)
  • 『ふるさと幻視行』(講談社、1978年)
  • 『たおやかな鬼たち』(角川書店、1979年)
  • 『海の娼婦はしりかね』(角川文庫、1981年)
  • 『探訪北越雪譜の世界』(角川書店、1982年)
  • 『男たちの大和』(角川書店、1983年)「決定版 男たちの大和」ハルキ文庫、2004年)
  • 『愛することと歌うこと―女流歌人・俳人の肖像』(美術公論社、1986年)
  • 収容所から来た遺書』(文藝春秋、1989年)
  • 『花子のくにの歳時記』(小学館、1991年)
  • 『大下弘虹の生涯』(新潮社、1992年)
  • 『レクイエム・太平洋戦争』(PHP研究所、1994年)
  • 『夢、未だ盡きず―平木信二吉岡隆徳』(文藝春秋、1998年)
  • 『暁の超特急―吉岡隆徳ものがたり』(松江今井書店、2001年)
  • 『戦場から届いた遺書』(日本放送出版協会 NHK人間講座、2002年)
  • 『小説 男たちの大和』(角川春樹事務所、2005年)

エピソード[編集]

2005年12月公開の日本映画『男たちの大和』の原作者であったが、映画公開の際、丸の内TOEIで行なわれた初日舞台挨拶には辺見本人の強い希望で出席している。この時の舞台挨拶には同作品のプロデューサーを務めた実弟の角川春樹も出席し、春樹から観衆に向けて「姉です」と紹介された。春樹は当初から舞台挨拶に出席することが決まっていたが、辺見が出席する予定はなく、当日の朝になって急遽出席が決まっている。原作者が舞台挨拶に出席することは通常ほとんどなく、極めて異例なものであった。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 時事ドットコム:辺見じゅんさん死去=「男たちの大和」などの作家

関連項目[編集]

外部リンク[編集]