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西澤健太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西澤 健太
名前
愛称 けんち
カタカナ ニシザワ ケンタ
ラテン文字 NISHIZAWA Kenta
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-09-06) 1996年9月6日(28歳)
出身地 静岡県静岡市
身長 171cm
体重 67kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 サガン鳥栖
ポジション MF
背番号 16
利き足 右足
ユース
清水エスパルスユース
筑波大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2019-2024 日本の旗 清水エスパルス 135 (17)
2025- 日本の旗 サガン鳥栖
1. 国内リーグ戦に限る。2025年12月30日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

西澤 健太(にしざわ けんた、1996年9月6日 - )は、静岡県静岡市出身のプロサッカー選手Jリーグサガン鳥栖所属。ポジションはミッドフィールダー

来歴

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清水エスパルスの下部組織出身で、ジュニアユースから6年間在籍。しかし、トップチームに昇格することはできず、筑波大学に進学。筑波大学では2016年に全日本大学サッカー選手権で優勝すると、2017年には関東大学サッカーリーグ戦でリーグ優勝を果たした[1]。その年、西澤は関東大学サッカーリーグのアシスト王を獲得。3年時には清水エスパルスの練習に参加し、4年生となった2018年10月に加入が正式に決まった。大学経由で加入する史上初めての清水ユース出身選手となった[2]

2019年に清水エスパルスに入団。5月に監督が篠田善之に交代すると出場機会が与えられ、5月19日、第12節の大分トリニータ戦で途中出場から初出場を果たした[3]。以降、左サイドハーフのポジションを掴み、数多くのゴールやアシストを記録。この年の優勝クラブである横浜F・マリノスにエスパルスはリーグ戦で2勝(シーズンダブル)しているが、決勝点を挙げたのは2試合とも西澤[4]。9月13日、第26節の名古屋グランパス戦では2得点を決めて前回対戦に続いて勝利に貢献[5]。次節の9月29日に行われた、アウェー湘南ベルマーレ戦では2ゴール2アシスト、4得点に絡む活躍でチームの勝利に貢献して、明治安田生命J1リーグ9月のKONAMI月間MVPに選ばれている。

2020シーズンはリーグ戦全試合に出場し、4ゴール10アシストを記録。8月19日の横浜F・マリノス戦ではクラブ通算の1300得点目を記録した。チームは開幕から5連敗を喫し、シーズン途中の監督交代と、とても難しいシーズンであったが、その中でもきちんと結果を残していて、このシーズンから右サイドハーフのポジションでもプレーをしている。2021年1月8日、以前から交際していた一般女性と入籍。

2021シーズンはロティーナ体制のもと、リーグ戦では27試合に出場したが2ゴールに留まった。オリンピック中断明けの横浜F・マリノス戦で、後藤のクロスボールにヘディングシュートで合わせ、今シーズン初ゴールを記録。第38節のホーム最終戦のセレッソ大阪戦では西澤の1ゴール1アシストでチームの勝利して、最終節での残留を決定した。

2022シーズンは13試合で2ゴールという結果になり、思い通りにはいかないシーズンとなった。序盤では、昨年痛めていた手の怪我[6]により開幕に出遅れてしまう。シーズン途中で監督交代となり、ゼ・リカルド監督体制になるとスタメンで出続けていた。しかし、7月16日の浦和レッズ戦で足の怪我[7]を負ってしまい、再び戦線離脱という状況になってしまった。

2023シーズンは27試合に出場するも、シーズン初のノーゴールで終わった。

2024シーズンはリーグ戦では14試合の出場に留まるが、初スタメンとなった第14節のアウェイザスパクサツ群馬戦では左足でのミドルシュートがゴールネットを揺らし3−0と勝利に貢献する。しかし、5月の練習試合で右鎖骨骨折で全治3ヶ月の怪我を負う[8]。9月23日の第32節のアウェイ藤枝MYFC戦で先発復帰をすると、1点ビハインドの後半で同点ゴールと得意のセットプレーからアシストも記録して3−2と勝利に貢献した。

2024年を最後に清水エスパルスからサガン鳥栖への完全移籍となった[9]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2016 筑波大 25 - - 1 0 1 0
2017 - - 4 0 4 0
2019 清水 16 J1 23 7 3 0 5 0 31 7
2020 34 4 1 0 - 35 4
2021 27 2 6 0 2 0 35 2
2022 10 2 3 0 2 0 15 2
2023 J2 27 0 4 0 1 0 32 0
2024 14 2 1 0 0 0 15 2
2025 鳥栖
通算 日本 J1 94 15 13 0 9 0 116 15
日本 J2 41 2 5 0 1 0 47 2
日本 - - 5 0 5 0
総通算 135 17 18 0 15 0 168 17

タイトル

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クラブ

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筑波大学
清水エスパルス

個人

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  • 全日本大学サッカー選手権大会・ベストMF(2016年)
  • 関東大学サッカーリーグ戦・アシスト王(2017年)
  • J1リーグ・月間MVP:1回(2019年9月)

代表・選抜歴

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脚注

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  1. ^ 清水、筑波大の“10番”西澤健太が来季加入内定…下部組織出身のアタッカー サッカーキング(2018年10月13日)
  2. ^ 同期・北川航也は「とんでもない奴」。筑波大・西澤健太が清水史上初のUターン入団にこだわったワケ サッカーダイジェスト(2018年11月19日)
  3. ^ 西沢、初陣で見せ場 J1リーグ第12節・清水 静岡新聞(2019年5月19日)
  4. ^ 清水が89分からの大逆転劇で最下位脱出!! ドウグラスが同点、ルーキー西澤健太が逆転弾! サッカーダイジェスト(2019年6月15日)2019年6月15日閲覧。
  5. ^ 清水が下部組織出身ルーキーの2発などで撃ち合いを制す! 敗れた名古屋は後半戦いまだ1勝のみ サッカーダイジェスト(2019年9月13日)2019年9月13日閲覧。
  6. ^ 西澤 健太選手のケガについて”. 清水エスパルス. 2025年3月1日閲覧。
  7. ^ 西澤 健太選手のケガについて”. 清水エスパルス. 2025年3月1日閲覧。
  8. ^ 西澤 健太選手のケガについて”. 清水エスパルス. 2025年3月1日閲覧。
  9. ^ 西澤健太選手 完全移籍加入のお知らせ”. サガン鳥栖. 2025年3月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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