「金田一少年の事件簿の登場人物」の版間の差分

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'''金田一少年の事件簿の登場人物'''(きんだいちしょうねんのじけんぼのとうじょうじんぶつ)は、漫画『[[金田一少年の事件簿]]』およびその派生作品に登場する架空の人物を列挙する。
'''金田一少年の事件簿の登場人物'''(きんだいちしょうねんのじけんぼのとうじょうじんぶつ)は、漫画『[[金田一少年の事件簿]]』およびその派生作品に登場する架空の人物を列挙する。
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:ドラマ第4シリーズでは普通の高校生で、「じっちゃん」嫌いという設定になっている。
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:誕生日は[[8月5日]]獅子座。身長170cm、体重58kg。血液型B型、足のサイズ25.5cm、視力は左右とも2.0。戸籍は[[埼玉県]]。名前を縦書きにすると「金田二」のように見えることから、初期にはよく名前を「キンダニ」と間違えられた。また意図的に「カネダイチイチ」と言われた事もある(原作第一話)。また、本気で「カネダイチイチ」と言われたこともある(小説第四話)。
:誕生日は[[8月5日]]獅子座。身長170cm、体重58kg。血液型B型、足のサイズ25.5cm、視力は左右とも2.0。戸籍は[[埼玉県]]。名前を縦書きにすると「金田二」のように見えることから、初期にはよく名前を「キンダニ」と間違えられた。また意図的に「カネダイチイチ」と言われた事もある(原作第一話)。また、本気で「カネダイチイチ」と言われたこともある(小説第四話)。
::「[[名探偵コナン]]」の[[工藤新一]]との比較
:*一は、薬品や検死など、'''専門的な知識はほとんど持っておらず'''、いつも近くにいる美雪や剣持、明智やいつきの他、容疑者の中で一に協力的な人物が、その知識などを提供し、補完することがほとんどである。その点では、高校生としては専門知識が多すぎる新一と比べ、より普通の高校生らしいと言える。
:*短編「亡霊学校殺人事件」で赤いちゃんちゃんこの謎(犯人の仕業ではないし、行うメリットもない)が残るなど、幽霊などの現象がわりと出てくる。一自身も長編「雪霊山荘殺人事件」で雪霊タカハシを目撃したり、ノベルス「幽霊客船殺人事件」で幽霊を「いるんじゃないかな」と言ったりと、'''幽霊やお化けの存在を、ある程度信じている'''(新一は全く信じていないし、そういった事件もない)
:*一は、'''自分と無関係な事件に興味本位で首を突っ込むことはなく、自ら「自分は探偵だ」と名乗ることも決してない'''(1度だけ、仲良くなった1人の事件関係者に「名探偵金田一耕助の孫」と言ったが、言い方が冗談じみていたこともあってか、信じてもらえなかった。ただし、これはまだ事件が起こる前だったため、問題にならない。また、美雪や剣持が一を「金田一耕助の孫」または「今までにも事件を解決している」などと紹介することは時々ある)
:*大きく新聞に載る新一と違い、一は新聞に載ったことがない。これは、ノベルス「幽霊客船殺人事件」のラストにあるように、'''事件解決後に新聞に載ったりすることを自ら辞退している'''ためと思われる。そのため、警察やマスコミ関係などの一部の人間を除き、一般には顔を知られていない。また、事件に関する発表は、例えば剣持が同行していた場合、剣持が解決に導いた、という形で発表されることになる。
:*'''新一は、自分が解決した事件の犯人に面会に行くことは一切しないが、一はわりとよく面会に行く'''(ちなみにこれまで面会したのは全て女性の犯人)。基本的に、'''犯人を立ち直らせる'''ことが目的らしく、犯人は一の言葉に感動して涙を流したり、生きる意欲を取り戻したこともある。ただし、1度だけ、「黒死蝶殺人事件」の犯人に関しては、犯人が自ら殺してしまった妹に対する誤解を解いたことで、犯人は後悔の涙を流した。
:*'''完璧すぎる優等生の新一に対し金田一は劣等生である。'''(優等生にしないと子供になっても活躍できないからであると思われる)そのため金田一は主人公らしく'''お笑いキャラ'''でもある。

:*上でも触れているが、新一は、蘭との関係が全く進展していないのに対し(新一が毒薬によって子供になっていることも、多少は影響があるのだろうが)、一は、第1期ラストにおいて'''美雪とキスをしている'''ため、2人の関係については新一&蘭よりいくらか進展している。

'''<span id="七瀬 美雪">七瀬 美雪</span>'''(ななせ みゆき)
'''<span id="七瀬 美雪">七瀬 美雪</span>'''(ななせ みゆき)
:'''アニメ声優:''' [[中川亜紀子]]
:'''アニメ声優:''' [[中川亜紀子]]

2008年3月22日 (土) 18:32時点における版

金田一少年の事件簿の登場人物(きんだいちしょうねんのじけんぼのとうじょうじんぶつ)は、漫画『金田一少年の事件簿』およびその派生作品に登場する架空の人物を列挙する。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


主人公

金田一 一(きんだいち はじめ)

アニメ声優: 松野太紀山口勝平(劇場版第1作のみ)
ゲーム声優: 岩永哲哉(PS)、草尾毅(SS)
CDB声優: 関俊彦
ドラマ俳優: 堂本剛松本潤亀梨和也
主人公。
成績は最低、スポーツも全くダメな上に、遅刻、サボリ等の常習犯だがIQ180(日本人の平均IQは100程度。180は0.01%以下の確率)の天才。名探偵、金田一耕助を祖父に持つ。私立不動高校2年。ミステリー研究会・演劇部所属(但し、演劇部は美雪の手伝いで合宿に参加しただけなので正式に所属しているのかは不明。また、設定では不動高校は文化系の部活の掛け持ちは校則で禁止されていることになっているが、何故か掛け持ちしている)。実は、同高校の入学試験を開校以来トップの成績で合格している(しかし、2年への進級時の成績は落第寸前であった)。美雪には「友達以上、恋人未満」の様な幼馴染み以上の感情を抱いているが、第1期の最終回ではキスをしたため、いくらか進展している。
普段はかなり抜けたところのある普通の高校生だが、事件が発生すると一転、祖父譲りの抜群の推理力と正義感をもって事件を解決に導く。決め台詞は「ジッチャンの名にかけて!」・「謎はすべて解けた!!」。
金田一の推理方法は地道に証拠(状況証拠が多い)を集めていく単純なもの。そのため、途中までは犯人の術中にはまり、思惑通りの推理をしてしまうこともある。また、しばしば金田一は(意図的か)容疑者にうっかり口を滑らせ、自白同然の口述をさせることもあり、そのときには「その言葉で完全に墓穴を掘ったぜ」などと口にする。その他に、証拠の偽造をなどをして、自白させることもある。
友達想いで、同年代の女性に好かれやすい性格である。趣味はテレビゲーム(徹夜する事もしばしば)、卓球。また、スリの手腕と祖父から習ったマジックの才能もある。運転している描写はないが、母親にバイクを買う事をねだった事があるので、普通二輪免許を持っている可能性がある。
第I期最終回で何者かから手紙を受け夏休みに一人で旅へ出る(2004年の短期集中連載にて送り主が高遠遙一と判明)。
ドラマ第4シリーズでは普通の高校生で、「じっちゃん」嫌いという設定になっている。
誕生日は8月5日獅子座。身長170cm、体重58kg。血液型B型、足のサイズ25.5cm、視力は左右とも2.0。戸籍は埼玉県。名前を縦書きにすると「金田二」のように見えることから、初期にはよく名前を「キンダニ」と間違えられた。また意図的に「カネダイチイチ」と言われた事もある(原作第一話)。また、本気で「カネダイチイチ」と言われたこともある(小説第四話)。

七瀬 美雪(ななせ みゆき)

アニメ声優: 中川亜紀子
ゲーム声優: 宮村優子(PS)、飯塚雅弓(SS)
CDB声優: 氷上恭子
ドラマ俳優: ともさかりえ鈴木杏上野樹里
一の幼馴染み
美人でスタイルが良く、成績優秀であり、生徒会長の役目もこなす。几帳面で面倒見のいい性格。一には「友達以上、恋人未満」の様な幼馴染み以上の感情を抱いているが、第1期の最終回ではキスをした。
私立不動高校2年。ミステリー研究会(途中より部長)・演劇部所属(本人が第4巻において「文化系の部活の掛け持ちは校則で禁止されている」と言っていた(彼女がこのことを公言する以前に文化部を掛け持ちする生徒は存在した)が、言った当人が掛け持ちしている)。
一と共にたびたび事件に巻き込まれ、何度も危険な目にあっている。「雪影村殺人事件」「殺人レストラン」「証言パズル」「死者のチェックメイト」以外の全てのストーリーに登場(但しアニメ版では「雪影村殺人事件」(最終話のみ)「証言パズル」「死者のチェックメイト」にも登場している)。
誕生日は11月24日牡羊座(3月21日~4月19日)と記されている事もある)。身長160cm、体重48kg。血液型A型、スリーサイズは88・58・89。

警察官

剣持 勇(けんもち いさむ)

アニメ声優: 小杉十郎太夏八木勲(劇場版第1作のみ)
ゲーム声優: 高橋功(PS1、2作目)、大塚明夫(PS3作目)、土師孝也(SS)
CDB声優: 梅津秀行
ドラマ俳優: 古尾谷雅人内藤剛志加藤雅也
警視庁刑事部捜査一課の警部。
ノンキャリアの叩き上げ警官。本作最初の事件「オペラ座館殺人事件」で初登場し、当初は頭の固い刑事という雰囲気で一たちに接していたが、事件解決以降は一や美雪の最も良き理解者となる。
和枝という妻と三人の子供がいる。長野県出身。年齢は40歳代(一度「4?歳」というあいまいな記述が背景部分に書かれていた。ちなみにアニメ版では38歳、第3期ドラマ版では42歳)。柔道は黒帯の腕前。身長182cm、体重80kg。血液型O型、星座は乙女座。コーヒーは苦い方が好きらしい。

明智 健悟(あけち けんご)

アニメ声優: 森川智之
ゲーム声優: 森川智之(PS)、子安武人(SS)
CDB声優: 置鮎龍太郎
ドラマ俳優: 池内万作
警視庁刑事部捜査一課の警視(管理官と思われる)。
一からは時に「イヤミ警視」と呼ばれ、部下である剣持からは影で「イヤミ野郎」と言われるほどにイヤミな性格であるが、一も認めるほど頭脳は優秀であり、スポーツ(フェンシングテニススキー乗馬)や芸術(バイオリン)、ゲーム(ポーカーチェス等)、パソコン(プログラミングやハッキング)、語学(英語・フランス語・ドイツ語)でも高い能力を誇る。一とはライバルであるが、お互いの推理力に関しては認め合っているようである(ノベルス版「殺戮のディープブルー」や現在連載中の「獄門塾殺人事件」にて)。東京大学法学部卒で、キャリア組。警視総監賞の最年少受賞者でもある。ロサンゼルス市警に勤務していた経験もある。2006年「獄門塾殺人事件」では超難解な合宿塾で講師をやってのける。「金田一少年の決死行」では胸を刺され重体となったが、一命をとりとめその後は通常の職務に復帰している。
両親は共に元警察官で、叩き上げタイプの刑事であった亡き父親は「三億円事件」(ドラマ版及びアニメ版では「四億円事件」と変更)の犯人を追い続けていたが、無念の時効となった。
28歳、独身。身長180cm、体重70kg。血液型AB型、星座は水瓶座。白い毛髪でコンタクトレンズを入れるのが苦手である為、メガネを掛けている。
原作版では短編集が出されたりファンも多いが、ドラマ版では登場が遅く出番が大幅に削られており、タダのイヤミな刑事にされただけでなくファンからは「キャスティングミスではないか」と批判が多い。そのため前述の「四億円事件」関連の設定もドラマでは剣持がその役になったり、「金田一少年の殺人」で拳銃を発砲したのも剣持。(また、一部のファンからは「ぴったりの俳優を選ぶのは難しいのではないか?」とも言われている)

俵田 孝太郎(たわらだ こうたろう)

ドラマ役者: 白井晃
青森県警の警部(第 I 期最終回で「昇進した」と本人の弁。だが「異人館ホテル殺人事件」にて部下から「警部」と呼ばれていたためこの頃から警部に昇進していたと思われる。
「異人館村殺人事件」で初登場。初めは一の事を生意気な奴だと感じていたが、金田一の推理力に敬服し、信頼を寄せるようになる。性格は行動派で熱血漢。
東北大学出身。年齢は30代前半で妻子持ち。一の事を「キンダニ」と呼んでいる。アニメ版には未登場。ドラマ版には登場しているが、性格が悪い。

長島 滋(ながしま しげる)

アニメ声優:堀内賢雄
長野県警の警部。
「金田一少年の殺人」で初登場。その性格は頑固で高圧的であり、そのせいで初登場の事件で一が殺人現場に居合わせた時、一を犯人だと頭から決め付けて他の人間の捜査をしなかった。その自分の見込み捜査が一の推理によって破られたため、後に登場した時にも一を疫病神呼ばわりして激しく嫌っている。しかしアニメ版ではやや協力的な一面もあり(『聖バレンタインの殺人』など)、最初の登場以降一に頼まれたことをちゃんと聞いたり、最終回で500円をカンパしたりするなど、決して性格は悪くはないようである。小説版にも登場。しかし、ドラマ版では未登場。年齢は45歳。

茅 杏子(かや きょうこ)

アニメ声優:竹田愛里
警視庁の警部(その後、横浜で起きた事件の担当をしていた事から、神奈川県警に異動になったとの説もある)。
お茶の水女子大学出身で、実はキャリア組である。祖父が英国人のクオーター。「秘宝島殺人事件」で初登場。妖艶な雰囲気を漂わせる妖しい女性刑事。混浴の露天風呂で一に密着したり、食事に誘ったりする事もある。常に木箱を持ち歩いているが、その中身は謎である(「ガタガタ」と動く音がした事から生物と思われる。他には銃が入っていたり、さらに箱が入っていたりした事もあった)。
秘密保持のため、年齢・身長・体重・家族構成などは全て不明。

重要人物

速水 玲香(はやみ れいか)

アニメ声優: 飯塚雅弓
ゲーム声優: 倉田雅世(SS)
ドラマ俳優: 中山エミリ酒井若菜
ともさかりえと人気を二分する人気アイドルタレント。
「雪夜叉伝説殺人事件」で一と知り合い、一に好意を持つようになり、美雪のライバルとなっている。普段は気丈で勝ち気に振る舞うが、実は悲惨な過去(「タロット山荘殺人事件」及び「速水玲香誘拐殺人事件」参照。「タロット山荘-」で本名は(あずさ)、兄が小城拓也(死亡)、「速水玲香誘拐-」で大女優・三田村圭子が実母と明かされている。)を背負っており、一の前では寂しがりの素顔を見せることもしばしば。
17歳。身長157cm、体重36kg(この場合のBMIは14.6となり、かなりやせ過ぎである)。血液型O型、星座は乙女座。スリーサイズは83・55・84。

いつき 陽介(いつき ようすけ)

アニメ声優: 平田広明
ゲーム声優: 藤原啓治(SS)
ドラマ俳優: 利重剛
フリールポライター
「悲恋湖伝説殺人事件」で初登場。最初はイヤな奴だったが、一度認めた人にはとことん信頼を寄せる豪快な性格の持ち主で、のちに一や美雪の良き理解者となる。「いつき陽介」はペンネームで本名は樹村 信介(きむら しんすけ)。
過去に船の沈没事故に巻き込まれたため、水恐怖症(なのだが、「金田一少年の殺人」では自らプールに飛び込んで一にツッコミを入れられた)。
年齢は30歳前半~半ば、独身(過去に最上葉月という女性と結婚を考えるほどの交際があったが、彼女はある事件で犯人に殺された)。ドラマでは離婚歴がある設定になっている。現在、とある事件で死亡した知人(ドラマでは先輩)の娘・都築瑞穂を養育しながら高田馬場のアパートで生活している(ただし改姓はしていないので、養女ではないと見られる)。
明治大学中退。身長176cm、体重65kg。血液型B型、星座は射手座。

佐木 竜太(さき りゅうた)

アニメ声優: 難波圭一
ドラマ俳優 原知宏長谷川純

佐木 竜二(さき りゅうじ)

ゲーム声優: 結城比呂(PS)
一の友人であり、助手。
兄・竜太は不動高校1年。弟・竜二は不動中学3年。親(父・連太郎、母・良子)は「佐木映像」という会社を経営しており、本人たちもビデオで色々なものを撮影する事が趣味である。ペットの犬にまでビデオを持たせている。
竜太は「学園七不思議殺人事件」から登場。その後、一の助手をしていたが、「異人館ホテル殺人事件」で殺された(アニメでは一命を取り留めているが、ドラマでは「異人館ホテル殺人事件」そのものに巻き込まれていない。)。
マガジンでは「一度死んだ者は生き返れない」というルールがあるため(そもそも「金田一」は現実世界が舞台なので死人が生き返ること自体がありえない)、第二の助手として、竜二が「金田一少年の殺人」から登場した(ただし、竜太はそれ以後も「ビデオを持った白装束の天使姿」で背景に小さく書かれている事がある)。
ミステリアスな竜太と比べ、竜二はかなり単純で明るい性格。二人とも同型のキャモン・ビデオアイという機種のカメラを使用している。絵はとてつもなく下手である。竜二(アニメでは竜太)は一と美雪の幼馴染・神津さやかに惚れている。
ちなみに生前の佐木竜太は原作では2度しか登場していない。

金田一 二三(きんだいち ふみ)

アニメ声優: 池澤春菜
一の母方の叔父である金田一丙助の娘(つまり、一の従妹)。また、一の母は耕助の娘であることが公式ガイドブックにて明かされているため、丙助も耕助の息子であり、二三自身も耕助の孫ということになる(しかし、公式データでは二三が耕助の子孫であるかどうかは明確にされていない)。
小学3年生の9歳。表では可愛らしく振る舞うが、本性は生意気でずる賢い性格。小学3年生にしては頭が良く、また実は一に劣らぬ正義感も持っており、自ら殺人事件を解決した事もある。
父・丙助と長野で「コテージ・ラビット」というペンションを経営していたが、殺人事件が起きて潰れ、更には丙助が一人でチベットに「謎の空中都市・シャングリラ」を探しに行った為、現在は一の家に居候中である。
誕生日は10月3日。身長124cm、体重25kg。趣味は貯金、好きな食べ物はチョコレートパフェ、好きな男性のタイプは堂本剛。ちなみに堂本剛はテレビドラマ版で一を演じている。また、クラスメイトの星川スミレ、以前狂言誘拐をした黒塚巧、いつきの家で世話になっている都築瑞穂と「美少女フミ探偵団」を組んでいる(しかしスミレと巧は「勝手に仲間にするな」と言っている)。ミラクルミステリーパワーステッキ(税別3800円)を使って「愛の美少女探偵フミ」に変身する。決め台詞は「おじいさまの名にかけて!この世に解けない謎はない!!」。

犯罪者

高遠 遙一(たかとお よういち)

アニメ声優: 小野健一
ドラマ俳優: 藤井尚之
関与事件:魔術列車殺人事件、速水玲香誘拐殺人事件、露西亜人形殺人事件、金田一少年の決死行、獄門塾殺人事件
殺害数:(原作)7人(ドラマ版)4人(安岡真奈美、神山、氏家貴之除く)
殺害未遂数:2人(狩谷純は、変装とは言い切れない美雪と香胡蝶によって一命を取り留める。濱秋子は、瀕死の氏家に阻止され殺害失敗。)
「魔術列車殺人事件」に初登場し、事件の真犯人でもあった人物。
「犯罪芸術家」を自称する、一の宿敵ともいえる冷酷な男。別れ際によく「Good Luck」という言葉を使う。「地獄の傀儡師(じごくのくぐつし)」を名乗り、他人の犯罪に手を貸して芸術犯罪を実現させることを目論むが、その人間が犯行を自供した場合(本人いわく「“芸術”を台無しにした場合」)は自ら容赦なく手を下す。
もとは「幻想魔術団」のマネージャーであり、母親は同魔術団の前身「近宮マジック団」の団長で天才マジシャンの近宮玲子。しかし、近宮は魔術団員たちに殺されており、高遠はその復讐心から「地獄の傀儡師」と化し、「魔術列車殺人事件」において母を殺めた4人を殺害した(うち1人に関しては直接手を下していない)。当初は非常に弱気な態度をとっていたが、自身の犯行を見破られると態度を一変、その恐ろしい本性を表した。このとき犯人として一度捕まったのだがすぐに脱獄しており、他人に殺人を教唆するのはこれ以後のこととなる。
第 I 期最後の事件で一に逃亡作戦を暴かれ、逮捕されたが、その後も何故か一に手紙を送りつけている。さらにその後、2005年のシリーズでは留置場の壁に「Good Luck」と書き残して再度脱獄。2006年シリーズ「獄門塾殺人事件」で金田一・明智の前に姿を表した(姿こそゴムマスクを被り他人を偽っているが、金田一に自分を思わせるような言動をとるなど不可解な行動をとっている)。一が金田一耕助(ジッチャン)の名ではなく、自分自身のプライドにかけて捕まえると誓った唯一の人物。
アニメ版・原作版では、初登場時に眼鏡をしているが、ドラマの初登場時では、本来の高遠(眼鏡無し)らしい容姿をしている。23歳。

怪盗紳士(かいとうしんし)

アニメ声優: 百々麻子
ドラマ俳優: 児嶋未散
関与事件:怪盗紳士の殺人、怪盗紳士からの挑戦状
謎の女性。
氏名・年齢・素顔などは不明だが、ロングへアであることだけは明らかになっている。人に顔を見せるときは、とある事件の際に使った、美術雑誌記者の醍醐真紀という人物の姿に変装している。殺人などは行わず、価値ある芸術作品を何らかの形で「モチーフごと」盗む(モチーフの樹木を自分のマークの形に刈り込む、モチーフの生物にシルクハットをかぶせるなど)怪盗である。多数の部下を引き連れ、手際よく"仕事"をこなす。かなりのスタイルの良い美人と思われている。

準レギュラー

村上 草太(むらかみ そうた)

アニメ声優:青羽剛
不動高校2年。
一のクラスメートで、ミステリー研究会所属。「フィルムの中のアリバイ」で初登場。美雪のことが好きらしい(ただし、美雪が一に全幅の信頼を置いていることは理解している)。性格は一と似て意地っ張りな所がある。出身は千葉県の海に面した町。身長は170.6cmで、一より3cm高い。「魔犬の森の殺人」で千家が逮捕されてから、準レギュラーとして登場するようになり(千家の代役?)、「獄門塾殺人事件」では初めて長編に関わった。

美浦 エミリ(みうら えみり)

アニメ声優:金月真美
不動高校1年。
ミステリー研究会所属。「天草財宝伝説殺人事件」で初登場。ダウジングの名手として有名。一に想いを寄せていて、美雪とよく火花を散らしている。

真壁 誠(まかべ まこと)

アニメ声優:山崎たくみ
ドラマ俳優: 佐野瑞樹
不動高校3年。
ミステリー研究会所属。学園七不思議殺人事件で初登場。推理大賞を取った現役高校生推理作家…という事になっているが、実際にその小説を書いたのはゴーストライターである鷹島友代。真壁は友代を利用しているつもりだが実際は逆で、友代によって彼がコントロールされているようだ。好色で、友代以外にも美雪や同級生の桜樹るい子に言い寄った経験がある。また、推理や女性関係などで敗れ去った事を恨みに持ち、一に対し同じような思いを持つ朝基や京谷雅彦らと仲良くなっている。
漫画版では初登場の話以外はほとんどチョイ役だが、ドラマ版の第1・2期ではレギュラーとして登場し、様々な事件に関わっており(特に「首吊り学園殺人事件」では千家貴司(心理テストの結果からすると、一時千家の代役が、吉村里沙に移った。)と森宇多子(一時的)、「墓場島殺人事件」では岡崎浩司郎の代役を務める(原作・アニメ版の犯人である森下麗美が、ドラマ版での扱いが、平嶋千絵の代役に設定されているため。)。)、漫画版に比べるとかなり設定が異なる。
一からは「ワカメ」と陰で呼ばれている。

パトリシア・オブライエン

アニメ声優:渡辺美佐
明智警視のロス市警時代の同僚の女性刑事。
明智に好意を持っているらしく、よくアプローチをかけていた。明智からは「パット」という愛称で呼ばれている。明智曰く「女性としてもパートナーだった」らしい。

結城 英作(ゆうき えいさく)

神奈川県横浜市開業医をしている医者(15巻収録のおまけ漫画によると、病院名は「結[糸成]クリニック」(糸+成で一字になっている))。
「オペラ座館殺人事件」で初登場。性格に多少異様な所があり、解剖を好んだり、手術用の鉗子メスで食事をしたり、殺人の起こったホテルを気に入ったりするなどしている。常に妖しい笑みを浮かべている。年齢は42歳。小説版にも登場したが、アニメ版・ドラマ版には未登場。また何故か「オペラ座館 第三の殺人」には登場しなかった。

黒沢 和馬(くろさわ かずま)

アニメ声優:笹岡繁蔵
映画声優:山本圭
ドラマ俳優:夏八木勲
10年前にオペラ座館を購入し、別荘にするという考えだったが、6年前にホテルとして営業を始めた。現代演劇を改革し、ビジネスとして成立させた立て役者と呼ばれる大演出家。過去8回「オペラ座館」の演出を試みて、そのすべてを成功させている。自身のホテルで不動高校の演劇部の合宿が行われたが『オペラ座の怪人』にまつわる殺人(オペラ座館殺人事件)を経験している。また、4年前に娘の美歌を『オペラ座の怪人』の上演中に自殺で失い、葬儀は「オペラ座館」で行われ墓は歌島の岬にある。彼女の死が第二の事件(オペラ座館 新たなる殺人)の発端となった。その後、謎の事故死を遂げた。(オペラ座館 第三の殺人)