村本建設

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村本建設株式会社
Muramoto Corporation
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
543-0002
大阪市天王寺区上汐四丁目5-26
本店所在地 635-0822
奈良県北葛城郡広陵町大字平尾11-1
設立 1908年明治41年)3月
創業
業種 建設業
事業内容 建築
代表者 代表取締役社長 村本吉弘
資本金 4.8億円
売上高 単独: 573億円(平成26年度
従業員数 単独: 643人(平成27年6月1日現在)
決算期 5月
主要株主 従業員持株会(88.1%)
役員持株会(9.9%)
その他(2.0%)
外部リンク http://www.muramoto.co.jp/
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村本建設(むらもとけんせつ)は、大阪市天王寺区に本社を置く[1]日本建設会社、「中堅ゼネコン」のひとつ[2][3]

奈良県に地盤をもち、同県に登記上本社を置く企業としては、南都銀行に次ぐ年間売上高をもつ[4]。年間売上高573億円(平成26年度)。

歴史[編集]

1908年村本組として、当時の奈良県北葛城郡馬見町(後の広陵町)平尾で創業し、登記上はその後も広陵町に本社が置かれている[2]

バブル期に、関連会社などを通して行なった不動産投資に失敗し[2]1995年に5千億円超の負債を抱えて倒産した[3]。負債総額については、5900億円ともいわれ、当時は三光汽船の先例を超えた、史上最高額の倒産と報じられた[5]

倒産までの村本建設は、「典型的な同族会社」であり、村本家関係者が上位の役職を占め、未上場ながら業界20位代にあたる3千億円程度の年間完工高をもっていた[6]。再建後も、社長は村本家から出ている。

会社更生の手続きの中で、いったんは19年かけて債務を返済する更正計画が立てられたが、2004年に分社化による繰り上げ返済を行なう計画案が認可され、6月1日に、本体の村本建設から、債務返済にあたる更生会社である村本資産管理を分割した[2]

沿革[編集]

会社更生手続[編集]

  • 1995年12月に会社更生法に基づいて大阪地裁が認可した会社更生計画は自主再建を基本方針とし、新資本金20億円のうち14億3000万円は、一般社員、役員ら1,051人が新たに出資し、一般更生債権を持っていた南都銀行大和銀行などの金融機関が総額5億7000万円分の代物弁済を受ける形で株式を保有した[8]
  • このような経緯を経て再生したため、現在でも同社の株主構成は約90%が従業員持株会により占められている(役員持株会8.8%)。[要出典]

事業所[編集]

  • 本 社=大阪
  • 本 店=奈良(登記上の本社)
  • 支 店=仙台、東京、横浜、千葉、名古屋、大阪、広島、福岡
  • 営業所=札幌、盛岡、福島、埼玉、西東京、三重、京都、神戸、和歌山、奈良、沖縄

主な施工実績(JVを含む)[編集]

行政庁舎等[編集]

博物館・体育館等[編集]

商業ビル[編集]

市街地再開発事業[編集]

地下鉄[編集]

水道施設等[編集]

大学施設[編集]

その他の学校施設[編集]

病院等[編集]

など

関連会社[編集]

(日本国内)

(海外)

脚注[編集]

  1. ^ 会社概要”. 村本建設. 2015年8月2日閲覧。
  2. ^ a b c d “原点の奈良「大事に」 村本建設、2社分割で再出発”. 朝日新聞・朝刊・奈良: p. 22. (2004年6月2日). "約5千億円の負債を抱えて93年に倒産し、会社更生中だった村本建設(本社・大阪市、登記上の本店は広陵町)が新たな一歩を踏み出した。1日付で、事業に専念する「村本建設」と、債務を返済する更生会社「村本資産管理」に分割され、… 村本建設は1908年、「村本組」として同町で創業。県内の公共事業や民間工事の受注で強さを発揮し、中堅ゼネコンに成長した。バブル期にマンションやゴルフ場の投資に失敗。95年に19年間で債務を返済する更生計画が決まったが、今年3月に2社に分割して繰り上げ返済する変更計画案が認可された。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  3. ^ a b “2億円所得隠し、村本建設に指摘 大阪国税局”. 朝日新聞・夕刊: p. 12. (2009年3月17日). "中堅ゼネコン「村本建設」(大阪市中央区)が大阪国税局の税務調査を受け、07年5月期までの3年間で約2億円の所得隠しを指摘された。「地元対策」などの名目の支出が経費と認められなかったとされる。...信用調査会社によると、同社は93年、5千億円超の負債を抱えて倒産したが、会社更生手続きを経て04年に再出発。08年5月期の売り上げは614億円。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  4. ^ 東京商工リサーチ「エラベル奈良経済版2016」より
  5. ^ “債務保証で負債膨張 銀行の審査問う声 村本建設の倒産”. 朝日新聞・朝刊: p. 13. (1993年11月2日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  6. ^ 脇阪嘉明 (1993年11月15日). “空前の負債・村本建設が倒産するまで(リポート・経済)”. 週刊アエラ: p. 19  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  7. ^ その後、協栄生命(負債額4兆5926億円)、リーマン・ブラザーズ証券株式会社(負債額3兆4314億円)日本航空グループ(負債額2兆3221億円)等の大型倒産が相次ぎ、現在では、会社更生法が適用された会社の負債額としては歴代20番目の額となっている。
  8. ^ “再建に向け資本金の払い込み完了 村本建設”. 朝日新聞・朝刊: p. 12. (1996年5月16日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  9. ^ “ペガサスホールに不安(余震・巨額負債 村本建設更生申請)”. 朝日新聞・朝刊・奈良. (1993年11月10日). "北葛城郡上牧町は、… 会社更生法の適用を申請中の村本建設が総工費約三十九億円で建設を請け負って十月三日にオープンした町文化センター「ペガサスホール」について、 ..."  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  10. ^ 「菰野町図書館」、『近代建築』第62巻第4号、近代建築社2008年4月、 138-139頁、 NAID 40015974940
  11. ^ “雨水ポンプ場完成したが(余震・巨額負債 村本建設更生申請)”. 朝日新聞・朝刊・奈良. (1993年11月13日). "同市西町では、一級河川の高田川が天井川であるため、… 市は約四億八千万円をかけて一九九一、九二年の二カ年継続事業で水中ポンプ二台を設置した排水ポンプ場を建設。引き続き今年度、… 場内整備に約二千万円をかけて取り組んでいた。事業はいずれも村本建設が請け負っていた。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  12. ^ “元営業部長に有罪 「反省」と猶予付き 天川村汚職で奈良地裁判決”. 朝日新聞・朝刊・奈良: p. 22. (2009年4月2日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  13. ^ “王寺工の施工不良、業者に注意書”. 朝日新聞・朝刊・奈良: p. 27. (2010年10月22日). "県立王寺工業高校(王寺町)の格技場で見つかった施工不良 … 県は21日、1966年に施工した村本建設(広陵町)に注意書を渡した。… 時効のために契約上の責任は問えないものの、… 同社が自費で補修工事にあたる予定。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]