旧山線

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旧山線
自強号と龍騰断橋(1998年の廃線前)
自強号龍騰断橋1998年の廃線前)
基本情報
中華民国の旗 中華民国台湾
起点 三義駅
終点 豊原駅
駅数 4駅
電報略号 ㄕㄢㄒ
開業 1903年9月
廃止 1998年9月23日廃止
所有者 台湾鉄路管理局
路線諸元
路線距離 15.9 km
軌間 1,067 mm (狭軌)
線路数 単線
電化方式 交流25,000V、60Hz
備考 2010年6月5日に観光路線として復活再開したが、2014年頃に再度廃止されている。
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大安渓左岸に設置された軍事速成線
后里以南の軌道は自転車道として再生された。

旧山線(きゅうざんせん/きゅうやません、正体字: 舊山線英文表記: Old Mountain Line)は、台湾鉄路管理局台中線(山線)の旧線区間を指す言葉。2010年6月5日から一時期は観光鉄道として営業を再開した[2]が、現在列車は運行しておらず、電動自転車式のレールバイクが走っている[3]中華民国行政院が選定した世界遺産の候補に挙がっている[4][5]

歴史[編集]

この区間は山岳地で資材搬入も困難なことから軍事速成線としての軽便鉄道と資材運搬線が先に建設されることになり、それらを用いて日本から持ち込まれた資材が搬入された。 軽便鉄道は9kgレール、軌間495mmの複線で[1](p275)、内社川と大安渓北岸までの支線があった[1](p276)。資材運搬線は本線と同じ軌間1,067mm[1](p276)

  • 2月20日 - 三叉河~後里庄間開通に伴い軽便鉄道の後里庄以北廃止[1](pp285)、後里庄停車場を現在地に移転[8]
  • 4月20日 - 後里庄~葫蘆墩間が開通し、縦貫線が全通。軽便鉄道の後里庄以南撤去[1](p276)
  • 9月18日 - 苗栗~南勢間の新線供用開始。
  • 9月23日 - 三義~后里間の旧山線の最終列車運行。
  • 10月11日 - 台中線全線複線化工事完了。
  • 7月 - 勝興~六号トンネル付近間の約6kmでレールバイク(軌道自転車)の試験営業開始。月内は苗栗県民のみが対象[10][3]
  • 8月9日 - レールバイクのチケット販売を一般開放[13]

使用車両[編集]

文化資産[編集]

上記世界遺産候補地としてだけではなく、様々な施設が地方政府および中央政府の文化資産として保存・活用されている。

県市定古蹟
歴史建築
  • 后里圳磚橋 - 台湾歴史建築百景に選定
Longtengbridge.jpg 魚騰斷橋DSC 4790.jpg
龍騰断橋 魚藤坪鉄橋(奥側)
Old Mountain Railway Taiwan-Li-yu Dam-bridge-P1020667.JPG Old Mountain Railway Taiwan-Ta-an river-bridge-P1020654.JPG
内社川鉄橋 大安渓鉄橋

レールバイク[編集]

勝興駅から6号トンネルまでの間はレールバイクとして再利用され、2018年に試験営業を開始後の1年間で約25万人の利用があり、2019年7月1日に正式営業を開始、将来的には台中市側まで延伸することを目標にしている[16]

コース[17] A B C
料金(NT$) 275 220 275
勝興駅 発着 -
龍騰駅 発着 発着
魚藤坪鉄橋 -
6号トンネル - -

駅一覧[編集]

駅名 駅番号 駅間
キロ
三義
累計
キロ
基隆
累計
キロ
等級 接続路線・備考 所在地
日本語 繁体字中国語 英語
三義駅 三義車站 Sanyi Station 140 - 0.0 159.6 三等 台中線接続駅。旧名三叉河 苗栗県 三義郷
勝興駅 勝興車站 Shengxing Station 141 5.0 5.0 164.6 廃止  
167信号場 167公里號誌站 167 Kiilometer Signal Station   3.0 8.0 167.6 廃止  
龍騰駅
(魚藤坪)
龍騰車站 Longteng Station     (8.3) 167.9 廃止 観光鉄道として復活再開に伴い龍騰断橋の近くに開業した簡易駅。営業は2010年のみ
泰安駅(旧) 泰安舊站 Tai'an Station 142 5.6 13.6 173.2 廃止 復活再開後には終着駅となった。 台中市 后里区
后里駅 后里車站 Houli Station 143 2.3 15.9 175.5 三等 台中線接続駅。
豊原北(信) 豐原北號誌站 Fengyuan North Signal Station     23.6 182.8 廃止 台中線接続駅。 豊原区

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 中央社の2018年の記事では2012年に運行終了とあるが[10]、2013年のSL運行実績や[11]、2014年の旧山線も対象となった紀念切符発売実績を考慮すると[12]、2012年が終了年ではないと考えられる。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g (繁体字中国語)三義鄉誌下冊p265-392(舊山線) 舊山線鐵路史話 縱覽三義篇 之肆2015-10-12, 三義鄉公所
  2. ^ (繁体字中国語)“6.5起 來舊山線坐蒸汽火車”. 自由時報. (2010年5月5日). http://news.ltn.com.tw/news/local/paper/392977 
  3. ^ a b “旧山線でレールバイク、7月から試験運行 新たな観光資源に/台湾”. フォーカス台湾. (2018年4月25日). http://japan.cna.com.tw/news/atra/201804250002.aspx 
  4. ^ 日本統治時代建設の「旧山線」 来月に鉄道フェスタ、来年にはレールバイク運行 2017年9月22日 フォーカス台湾
  5. ^ 取り組み > 文化資源 > 台湾の潜在的な世界遺産 > 台湾鉄路管理局旧山線 2016年5月30日 中華民国文化部
  6. ^ (繁体字中国語)伯公坑停車場設置運輸營業開始ノ件1904-05-17,台湾総督府報/国史館台湾文献館
  7. ^ (繁体字中国語)鐵道運輸營業開始ノ件1905-05-12,台湾総督府報/国史館台湾文献館
  8. ^ (繁体字中国語)後里庄停車場ヲ苗栗廳下圳藔庄ニ移轉ノ件1908-02-15,台湾総督府報/国史館台湾文献館
  9. ^ (繁体字中国語)后豐鐵馬道2017-12-13,台中市政府観光旅遊局
  10. ^ a b “苗栗県、旧山線でレールバイク運行へ 台湾初 6月から試験的に”. フォーカス台湾. (2018年2月2日). http://japan.cna.com.tw/news/aall/201802020002.aspx 
  11. ^ 台湾・旧山線をC124型蒸気機関車が疾走=3月9~10日”. フォーカス台湾 (2013年2月28日). 2019年7月3日閲覧。
  12. ^ 台湾鉄道が観光フリー切符限定発売 ローカル線が乗降自由に”. フォーカス台湾 (2014年6月8日). 2019年7月3日閲覧。
  13. ^ (繁体字中国語)舊山線鐵道自行車 網路訂票首日秒殺2018-08-09,聯合報
  14. ^ (繁体字中国語)苗栗趴趴GO 上山下海體驗農村 2019年7月1日 中国時報
  15. ^ a b (繁体字中国語)舊山線魚藤坪、內社川鐵橋 苗縣指定古蹟 2019年3月26日 自由時報
  16. ^ (繁体字中国語)影/舊山線Rail Bike正式營運 未來爭取延伸路線至台中 2019年6月27日 聯合報
  17. ^ 乗車ルート”. 旧山線鉄道自転車. 2019年6月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]