日本広告審査機構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
日本広告審査機構
Japan Advertising Review Organization
団体種類 公益社団法人
設立 1974年10月
所在地 東京都中央区銀座2丁目16番7号
恒産第1ビル
北緯35度40分15.5秒東経139度46分13.6秒座標: 北緯35度40分15.5秒 東経139度46分13.6秒
法人番号 3010005016566
主要人物 山内 豊彦(理事長)
活動地域 日本の旗 日本
主眼 公正な広告活動の推進を通じて広告・表示の質的向上を図り、もって事業活動の適正化並びに消費者利益の擁護及び増進を期し、社会、経済の健全な発展と、国民生活の向上に寄与すること
活動内容 広告・表示に関する審査、指導
ウェブサイト http://www.jaro.or.jp/
テンプレートを表示

公益社団法人日本広告審査機構(にほんこうこくしんさきこう、: Japan Advertising Review Organization, JARO(ジャロ))は、日本の公益社団法人である。

概要[編集]

内閣府公正取引委員会)および経済産業省の許可を受けた社団法人で、広告主(各メディアに広告を多数出している大手企業が中心)、媒体放送局新聞社雑誌社などのメディア)、広告業広告制作業など、広告に関連のある企業を主体とする会員によって構成される。

略称のJAROの語呂をもじったテレビCMでよく知られている。主業務として、広告に対する苦情や疑問点(、大げさ(誇大)、わかりにくい、紛らわしい、誤解を招くなど、主に広告活動を規制する景品表示法医薬品医療機器等法などに抵触する可能性がある場合)を受け付け、審査を行っており、2014年度で5,110件が受け付けられ、うち苦情が3,028件あった[1]。それらの内容を元に、広告主に改善を求める。

ただ、あくまでも自主的な審査機関であり、景品表示法を所管する消費者庁や、消費者庁の発足まで景品表示法を所管していた公正取引委員会、医薬品医療機器等法を所管する厚生労働省などの行政機関の様な法的措置は取れないため、制作者(広告主や、場合によりメディア)に注意(法令違反の疑いが強い場合には警告)を発するに留まる。

審査を取り扱っていない広告も何パターンかある。政治宗教関連の広告、意見広告日本国憲法言論の自由で保障されているため、またギャンブルの予想(競馬予想会社など)や、占いに関するものは「非科学的である」ため扱っていない。このほか裁判中の広告や、取引・契約内容に関するもの、効能・効果等の測定・検証を要するものも対象外としている[2][3]

事務局は東京東日本地区)、大阪西日本地区)の2カ所に所在するが、名古屋東海地区・愛知広告協会内)にもその地域専用の電話を設置している。かつては札幌北海道地区・北海道広告業協会内)にも受け付け電話窓口があったが、現在は廃止されている。

なお、取引・契約内容に関するものや、効能・効果等の測定・検証を要するものなど、JAROでの審査対象外の広告もあることから、消費者側からの相談については、消費生活センターなどの行政機関に相談した方が好ましい場合もある。

理事長は、佐藤安弘

告知CM[編集]

JAROの告知CMは、ACジャパン放送倫理・番組向上機構(BPO)同様、CMのスポンサー企業が広告を自粛した際やCM枠が余った際に代わりに放送されることが多く、震災天皇崩御テロの際や深夜・早朝で(主に1日の番組編成が切り替わる時間帯や放送休止時間前の時間帯。局によっては昼間や夜間でも)頻繁にCMを目にすることがある(主に民放連加盟のテレビ・ラジオ放送局)。また、JAROのホームページからも現在放送中の15秒版と30秒版のテレビCM動画の視聴と、20秒版と40秒版のラジオCMの拝聴、さらに現在掲載中の新聞・雑誌、バナー広告も閲覧することができる。

ACジャパンやBPOのCMはNHKでも放送されることがある(ただし、ACジャパンのCMではNHKの表記に差し替え)が、JAROのCMはNHKにおいて民間の広告放送を一切行っていないため、放送されていない。また、コミュニティ放送でもほとんどの局では放送されていない。

事務局[編集]

本部・東京事務局
大阪事務局

過去に設置されていた事務局[編集]

札幌事務局(北海道広告業協会内)
名古屋事務局(愛知広告協会内)

歴代CMキャラクター[編集]

現在[編集]

  • 嘘つきな黒ウサギの「ウソぴょん」、大げさな鯛の「コダイ」、紛らわしい鷲の「まぎらワシ」の3匹の着ぐるみがコミカルに踊る内容のアニメCM。音楽:樋口太陽、3匹の声:小田久史前野智昭西村知道、ナレーション:相田さやか(2017年6月 - )

以前[編集]

  • 森田公一とトップギャラン(「保安官編」歌のみ、1977年 - 1978年)
  • 槙大輔(「電話編」ナレーションのみ、1978年 - 1979年)
  • 中村正(「ヒモ編」ナレーションのみ、1983年)
  • 藤本房子(「小鳥の歌編」歌のみ、1984年)
  • 潘恵子(「白雪姫編」ナレーションのみ、1985年 - 1987年)
  • 熊倉一雄(「握手編」ナレーションのみ、1988年 - 1989年)
  • 小林由美恵, ピアニカ前田(「JAROの唄編」、1992年 - 1993年)
  • 北野大(1995年)
  • 大林宣彦(1995年)
  • 大宅映子(1996年)
  • C・W・ニコル(1996年)
  • 上沼恵美子(1997年)
  • 大沢啓二(1997年)
  • 窪田等(ナレーションのみ、1995年 - 1997年)
  • 岸田今日子(1998年)
  • 篠原勝之(1998年)
  • TARAKO(「道標編」ナレーションのみ、2000年)
  • 神木隆之介(「そんな広告アリ?さんズ編」ナレーションのみ、2003年 - 2005年10月)アリ3匹のアニメーションCMが流れていた。
  • 小林克也(「そんな広告アリ?さんズ編」DJナレーションのみ、2003年 - 2005年10月)※上記シリーズのラジオCM版でラジオDJ風で登場。
  • 林家木久扇(旧名:林家木久蔵(初代)、2005年11月~2010年8月)※木久扇・2代目木久蔵親子が揃って出演するCMは、現在の名前を正式に襲名する2007年9月21日より前の同年9月1日から放送されているが、CMでは既に木久扇・木久蔵を名乗っていた。BPOのCMとは違い、若干バラエティー色のあるCMであり、初歩的な駄洒落を使う。親子が出演するテレビCMでは、「笑点」の大喜利でも度々見られる観客に先に答えを言ってしまうバージョンのCMもあった(木久扇が「JAROがしっかり・・・」と言って、ある観客の1人が「聞くジャロ。」と言い、親子がこけて観客の笑い声が響くというもの)。
  • 林家木久蔵(2代目。旧名:林家きくお、2007年9月~2010年8月)
  • 三猿(2010年9月~2012年8月)JAROのテレビCMでは初めて画角16:9のハイビジョン制作となった。

※以前のCMには他にも、カバロバなどといった動物が登場したものも存在する。また『白雪姫』などの人形劇CMも存在し、ユニークなCMではオルゴールを回して電話番号を読み上げた曲が流れ、ねじを急いで多く回すと早口で曲が流れるというもの(実際にはテープの早回し。実際のオルゴールはたくさん回してもテンポが速くなるだけで、テープの早回しのような変化する音にはならない)や、「ぶつぶつ言わないで」の文言にもじって小さい仏像が登場したものも存在する。

  • 藤岡弘、「自己紹介」編(2012年9月1日~2013年8月31日)、「電話」編(2013年9月1日~2015年8月31日)[4]
  • 一般の主婦・男子高校生・中年男性・中年女性など(2015年9月 - 2017年5月) - ミュージカル仕立てで、広告についての意見・苦情の相談をする内容。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 平成26年度審査概況
  2. ^ 相談Q&A - 競馬予想”. www.jaro.or.jp. 2007年10月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年8月14日閲覧。
  3. ^ 一般向け情報/よくあるご質問 - 扱えないものはありますか?”. JARO. 2014年6月16日閲覧。
  4. ^ 本作より、テレビCMでは受け付け電話番号が地上波・BS波を問わず全国共通で東京・大阪・名古屋・札幌の4地区で一括表記されている。それまでは受け付け電話番号が放送対象地域に合わせて表記していた(BS放送やJARO公式サイトでは東京・大阪で一括表記していた)。また、ラジオCMでは、これまで受付電話番号の告知も放送対象地域に合わせて制作していたものが「自己紹介」編では省略され、全国共通の内容となったが、2013年9月1日からの「電話」編では復活している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]