成安造形大学

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成安造形大学
成安造形大学キャンパス
成安造形大学キャンパス
大学設置 1993年
創立 1920年
学校種別 私立
設置者 学校法人京都成安大学
本部所在地 滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
キャンパス 上記本部所在地
学部 芸術学部
ウェブサイト 成安造形大学公式サイト
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成安造形大学(せいあんぞうけいだいがく、英語: Seian University of Arts and Design)は、滋賀県大津市仰木の里東4-3-1に本部を置く日本私立大学である。1993年に設置された。大学の略称は成安、成安造形大など。

概要[編集]

成安造形大学は、1920(大正9)年に学祖である瀬尾チカが、京都市に成安裁縫学校を設立したことにはじまる。その後、1950年(昭和25年)に成安女子短期大学開設、1993年(平成5年)に学校法人名を京都成安学園に改称し、成安造形大学が開学する。

建学の精神「成安」[編集]

京都成安学園 建学の精神、その由来は「成安」の名にこそある。

「成」とは、成し遂げること。「安」とは、安寧であること。 つまり 「成安」とは人の和を大切に、一人ひとりが自己の使命を追求し、全うし続けることを通じて、心安らぐ平和な社会をつくることに貢献するという意味である。

校訓 ー 学祖の言葉「誠と熱」[編集]

「誠と熱」とは、学祖・瀬尾チカが強い信念と行動力で人生を切り開いた自らへの証であると同時に、真摯さを失わず、弱者への想いを抱き続けるという誓いの言葉である。

基本理念(教育理念)「芸術による社会への貢献」[編集]

私たち成安造形大学は、芸術分野における真摯な教育と研究を通して広く社会に貢献する。独自の実践的学士課程教育によって、発想力・提案力・技術力に優れた清廉な人材を輩出する。そして、誇るべき永い伝統を全員が胸に抱き、新しき名門を目指す。

私たちは今、自らの文化や精神性を改めて深く認識し、それらをしっかり引き継ぐことを真剣に考えねばならない時代にある。芸術の果たす役割もますます大きくなっていくに違いない。その中で私たちは、芸術大学の今日的意義を模索し、あるべき姿を追い求める。そして、新たなる芸術観の確立に向けて研鑽を重ね、公正なまなざしで自らの社会性を高め、創造性豊かな提案を続けていく。

私たちは、学びのクオリティーにこだわる。総合性と専門性を両立しうる高度なカリキュラムを準備するとともに、和気藹々と心地よく学べるゆきとどいた教育環境を整える。学生一人ひとりの個性としっかり向き合い、持てる力を大きく引き出す少人数教育を行う。

私たちは、造形にもとづく叡知を開く。ものをかたちづくるその過程において、多くを学び、心が生き生きする出会いの瞬間を見いだす。自然や素材と交わる経験を通して、学生たちが感性を大きく伸ばせる実践教育を行う。

私たちは、決して揺るがない。自らの芸術を実現し、高く成し遂げるための信念において揺るがない。なぜなら、本学には校訓「誠と熱」が脈々と息づいているからである。私たちは、私たちの起源であるその盤石の精神を継承し、さらに発展させ、学生たちに伝えていく。

私たちは、この場所から始めていく。この場所から生み出していく。学生たちとともに、多くの人々との交流と連携を進め、芸術の力で地域を活性化させる。

そして私たちは、美しい湖国唯一の芸術大学であるという自負を携え、その熱き鼓動を世界に向けて響かせる。

沿革[編集]

学部・学科[編集]

成安造形大学は、芸術学部芸術学科の中に、6つの研究領域、21の専門コースを設けている。 1年次は経験の差に関わらず、表現することの面白さを体験してもらい、意欲をもって芸術を学べるように、全領域の学生が1年次にしっかりとファウンデーション実習(基礎実習)を行う。造形活動に必要な知識やスキルを身につけるだけでなく、表現していく過程で発見や感動を通して、「視野を広げていく楽しさ」を体験。2年次からは希望のコースに分かれ、専門コースの学びを深める。しかし、よりオリジナリティの高い表現スタイルを身につけるため、興味をもった他領域・コースの学びを比較的容易に取り入れることが可能。横断的な学びにより視野を広げ、他領域の学びを取り入れることで、より専門性を深めていくことができる。 また、領域・コースの変更にも柔軟に対応し、学生一人ひとりに合った学びで、より高度な専門性を追求する。

芸術学部 芸術学科[編集]

  • 総合領域
    • 総合デザインコース
  • イラストレーション領域
    • メディアイラストコース
    • アートイラストコース
    • デジタルイラストコース
    • マンガ絵本コース
    • アニメーションコース
    • 3DCGコース
    • フィギュア・トイコース
    • 風景・イラストコース
    • ネイチャーイラストコース
  • 地域実践領域
    • クリエイティブ・スタディーズコース

キャンパス[編集]

  • 本館棟(スパイラルギャラリー)
  • 図書館棟(附属図書館、情報メディアセンター)
  • 実習A棟(総合領域研究室、人体表現研究室、コンピュータルーム)
  • 実習B棟(コンピュータールーム、撮影スタジオ白/黒、イラストレーション領域研究室)
  • 実習C棟
  • 実習D棟(染色室、鉄工ラボ)
  • 実習E棟
  • 実習F棟(版画ラボ)
  • 実習G棟(メディアデザイン領域研究室、ライトギャラリー)
  • 実習H棟(美術領域研究室)
  • 実習I棟(空間デザイン領域研究室、インターネットカフェ、ブロードキャスティングスタジオ、プリントルーム、ギャラリーアートサイト、ギャラリーウインドウ)
  • 実習J棟(造形ラボ、ギャラリーキューブ)
  • 聚英館(学園歴史資料室、聚英ホール)
  • 体育館棟 
  • 食堂棟(学生食堂、購買部「リブレ」)
  • カフェテリア「結」紀伊國屋(ミュージアムショップ)

関連機関[編集]

キャンパスが美術館[編集]

「キャンパスが美術館」は、その名称の通り「芸術大学のキャンパス=美術館」と見立てた回遊式の「美術館」。学校法人京都成安学園の創立90周年を記念して2010年10月にオープン。キャンパス内に点在する9つのギャラリースペースで年間を通じて展覧会を鑑賞できる。教育・研究の場、および地域交流の場となることをコンセプトに、在学生・教職員・卒業生に発表の機会を提供し、また、国内外で活躍するアーティストの企画展を行い、幅広く表現活動を紹介している。さらに、滋賀ゆかりの企画展示を積極的に行い、芸術を通して地域の魅力を発信し、地域交流の機会提供に努めている。毎年、テーマを設定した総合芸術祭「SEIAN ARTS ATTENTION(セイアンアーツアテンション)」を、すべてのギャラリースペースを利用して約1ヶ月間開催している。常にアートを身近に楽しめるだけでなく、展示する側や運営する側の観点も自然と養うことができる。

キャンパスが美術館Webサイト

地域連携推進センター[編集]

地域連携推進センターは、成安造形大学の基本理念「芸術による社会への貢献」を具現化し、地域・社会・企業と学生をつなぐ架け橋となることを目的に、官公庁、企業、各種団体、個人との間で、さまざまな連携事業を推進している。滋賀県唯一の芸術大学であるリソースを活かして「結ぶ、つなげる、広げる」を命題にプロジェクトを展開し、学生のスキルアップや連携先の発展、そして地域社会全体の活性化を目指している。

地域連携推進センターWebサイト

附属近江学研究所[編集]

近江文化・風土と、芸術の持つ創造精神とを結びつけ、新たな可能性を探求する研究機関。また、その研究、教育活動、文化復興活動に広く一般の方にも参加していただく目的て、会員制研究会「近江学フォーラム」を設立。地域に根づく文化・風土の調査や研究など、多岐に渡って活動している。

附属近江学研究所Webサイト

附属芸術文化研究所[編集]

文化と芸術に関する諸分野の学術研究を深め、大学の教育・研究活動へ活かすと同時に、研究成果を広く社会に公開している。学術・文化をより推進することを目的として、公開講座の開講をはじめとする様々な事業を行っており、教員の多様な研究内容の一端に触れることができる。

教員[編集]

名誉教授[編集]

客員教員[編集]

教授[編集]

准教授[編集]

助教[編集]

  • 穴風光惠 - コミュニティ・アーキテクト
  • 石川亮 - 美術家
  • 谷本研 - アートディレクター
  • 宮永真実 - プロダクトデザイナー
  • 森田存 - イラストレーター

講師[編集]

  • 渋谷亮
  • 高田学 - 日本画家

成安造形大学の人物一覧[編集]

主な出身者[編集]

交通機関[編集]

JR京都駅からJR湖西線でおごと温泉駅へ約20分、そこから成安造形大学まではスクールバスが出ている。学生だけでなく、大学に行く人は無料で乗車できる。

車で行く場合は、名神高速道路・京都東ICから湖西道路を経由し、仰木雄琴ICを下車してすぐ。

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度6分32.6秒 東経135度54分8.3秒 / 北緯35.109056度 東経135.902306度 / 35.109056; 135.902306