平成19年度全国高等学校総合体育大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

平成19年度全国高等学校総合体育大会(へいせい19ねんどぜんこくこうとうがっこうそうごうたいいくたいかい)は、2007年平成19年)7月28日から8月20日まで佐賀県などで開催された全国高等学校総合体育大会である。

概要[編集]

開催種目[編集]

一人一役運動[編集]

この大会の特徴となっているのが、選手以外の地元高校生の『一人一役運動』である。これは、佐賀県教育委員会が中心となって推進し、選手以外の県内の高校生が、それぞれの得意領域を生かして、ボランティアとして大会に参加するというもの。

  • JR佐賀駅佐賀空港をはじめ各競技場などでの案内
  • 開会式でのアトラクション
  • 競技進行の補佐
  • 競技等の取材・情報発信

など、様々な取り組みが行われている。特に競技等の情報発信は、テレビが視られなくなるかもしれないという現実的問題から進められてきた佐賀県内のIT環境整備の一環として取り組まれている。

また、テーマソングに佐賀市出身の千綿偉功による『君色の風 ~想~』があるが、各競技場などのほか、放送メディアなどでも積極的に使用されたため結果的に大会メインテーマのような扱いを受けた。

中継放送[編集]

大会の模様は例年通りNHKが中継を担当。今回は佐賀放送局が当番を務めるが、人手不足となるため、隣の福岡など、九州各局を中心に応援体制が組まれた。

  • 開会式以外に、7月31日以降教育テレビにて陸上・水泳・バレーボール(男子決勝)・ホッケー(女子決勝)・なぎなた・新体操を中継。

NHK以外ではJ SPORTSがサッカー(準決勝・決勝)・バレーボール(女子決勝)を中継。このほか、佐賀県内では地元ケーブルテレビ局でその日の競技ダイジェストを放送。

天気変化に呪われた大会[編集]

若楠国体1976年昭和51年))のために建設された既存施設の活用」が謳われた大会だっただけに、屋外で実施された競技も多く、その分、自然災害の影響をまともに受けた大会となった。

  • 8月2日、台風5号が九州の東部を通過。佐賀県の佐賀・多久地区に暴風警報が発表されていたにもかかわらず、そのことが現場関係者に十分伝わらず、陸上競技は続行された。男子400m走の予選中、大会関係者用のテントが突風で飛ばされ、関係者2名が軽い怪我。テントはトラックをも通り抜け、選手2名が危うく巻き込まれるところであった。その模様は高校生がケーブルテレビのSDN県民チャンネルや大会公式サイトで配信するためにハイビジョンカメラで撮影していた映像で捉えられ、各テレビ局のニュースで当日から翌日にかけて「視聴者撮影映像」として繰り返し放送された。
  • 翌3日、台風5号の影響で佐賀県内は湿った空気が流れ込みやすくなっており、大気の状態が非常に不安定となっていた。陸上競技中の午後、佐賀・多久地方は激しい雷雨に見舞われ、競技中断を余儀なくされた。午後6時過ぎには、会場の東に位置する巨勢町(こせまち)地域で竜巻が発生。その模様はテレビ局の取材カメラも捉えていた。しかし、大会本部は、競技場の運用コストを抑えることなどを目的に、日程どおり競技を進めることを決断。結局、この日の陸上競技が終了したのは、午後10時過ぎとなった。

関連項目[編集]