姫川玲子シリーズ
『姫川玲子シリーズ』(ひめかわれいこシリーズ)は、誉田哲也による日本の警察小説のシリーズ。
主人公は警視庁捜査一課・殺人犯捜査係の主任である警部補・姫川玲子。女性ながら警察の花形である職場に就いた彼女は男以上にタフな精神力をもち、個性あふれる刑事たちとぶつかり合いながら、立ちはだかる凶悪な難事件を解決していく。これまでにシリーズ8作品、ならびにスピンオフ作品『感染遊戯』が発表されている。基本的にサブタイトルは英語をカタカナに直したものが多い。なお、長編については時系列が刊行された作品通りになっているが、短編集『シンメトリー』およびスピンオフの『感染遊戯』については時系列が異なっている。シリーズ累計では400万部を突破した[1]。
本シリーズはフジテレビにより、2010年から2013年にかけて、および2019年に異なる主演で映像化されている。
最初に竹内結子主演で2010年から2013年にかけてテレビドラマ・映画化され、その全てが第1作と同じ『ストロベリーナイト』のタイトルとなっている。次に二階堂ふみ・亀梨和也ダブル主演で2019年4月から『ストロベリーナイト・サーガ』のタイトルでテレビドラマ化された。
シリーズ一覧[編集]
# | タイトル | 単行本 (光文社) |
文庫本 (光文社文庫) |
あらすじ |
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1 | ストロベリーナイト | 2006年2月 ISBN 4-334-92486-7 |
2008年9月 ISBN 978-4-334-74471-7 |
公園で発見された他殺体に端を発した溜め池への死体遺棄事件。被害者たちが共通して取っていた秘密の行動と「ストロベリーナイト」の謎に結束の強い姫川班の面々が迫る。 |
2 | ソウルケイジ | 2007年3月 ISBN 978-4-334-92542-0 |
2009年10月 ISBN 978-4-334-74668-1 |
ワンボックスカーから発見された血塗れの左手首。死体が見つからない中、被害者の周辺の捜査を進めるうちに矛盾する事実が次々と浮かび上がってくる。 |
3 | シンメトリー | 2008年2月 ISBN 978-4-334-92596-3 |
2011年2月 ISBN 978-4-334-74904-0 |
全7編の短編集。骨の髄まで刑事な玲子。明けても暮れても捜査の日々は終わらない。 |
4 | インビジブルレイン | 2009年11月 ISBN 978-4-334-92688-5 |
2012年7月 ISBN 978-4-334-76433-3 |
暴力団下部組織の構成員が殺害された事件。捜査の中、玲子たちは上層部から「ある人物」の名前が出ても追及してはいけない指示を受ける。九年前に犯した失態を隠蔽しようとする警視庁。反発して単独捜査を進める玲子はその中で禁断の恋を経験するが…。そして、姫川班にとって大きな展開を迎える。 |
5 | 感染遊戯 | 2011年3月 ISBN 978-4-334-92748-6 |
2013年11月 ISBN 978-4-334-76648-1 |
勝俣が手掛けた製薬会社サラリーマンの殺人事件、刑事を辞する直前に倉田が関わった路上殺傷事件、葉山が担当した老人同士の小競り合い。三人が直面した事件の裏にある人物の復讐劇があった。 |
6 | ブルーマーダー | 2012年11月 ISBN 978-4-334-92855-1 |
2015年6月11日 ISBN 978-4-334-76918-5 |
姫川班は解体され、玲子は池袋署で孤軍奮闘していた。そこに身体中の骨を砕き粉々にする殺人事件が立て続けに発生し、街は恐怖に陥る。 |
7 | インデックス | 2014年11月 ISBN 978-4-334-92977-0 |
2017年8月8日 ISBN 978-4-334-77506-3 |
短編集。池袋署に在籍していた玲子が本庁に復帰して、寄せ集めでしかない十一係姫川班と共に再出発していた頃のエピソード集。 |
8 | ルージュ 硝子の太陽 | 2016年5月11日 ISBN 978-4-334-91093-8 |
2018年11月8日 ISBN 978-4-334-77745-6 |
〈ジウ〉サーガとのコラボレーション。『ノワール 硝子の太陽』と同時進行。地下アイドルとその家族の惨殺事件が何の進展もなく三ヶ月が過ぎ八方塞がりとなった玲子たちだが、同じ事件を追うあるフリージャナリストが調べた情報から28年前に上からの圧力で迷宮入りにさせられた当時の米兵が仕出かした同じ手口の一家惨殺事件に辿り着く。文庫本のみ短編「カクテル」を収録。 |
9 | ノーマンズランド | 2017年11月16日 ISBN 978-4-334-91192-8 |
2020年11月10日 ISBN 978-4-334-79106-3 |
女子大生殺害事件を担当した玲子は別の殺人事件で逮捕された重要参考人の聴取を本所署に依頼するが拒絶される。納得いかない玲子はその後追い捜査をするが、そこで高校三年の時に北朝鮮の工作員に拉致された純愛を抱いていた同級生を取り戻そうとする男の執念とその無残な結末を目撃する。 |
主な登場人物[編集]
十係姫川班[編集]
- 姫川 玲子(ひめかわ れいこ)
- 本シリーズの主人公。第一作時、29歳。階級は警部補。捜査一課殺人犯捜査第十係(姫川班)主任。視力は両目とも2.0。170cmの長身にして、ある女優に似ていると言われる美人。COACHのバッグやバーバリー・ブルーレーベルのトレンチコートなどを愛用している。
- 四年制女子大学を卒業後、新卒で入庁し、品川署に配属。巡査部長昇進に伴い、碑文谷署に異動し交通課交通規制係の主任を拝命。『中目黒OL殺害事件』の応援要請に派遣され解決にこぎつける。警視庁刑事部に配転する予定だったが、人事がもたついている間に警部補の昇進試験にも合格したため、四谷署交通課交通捜査係に係長として異動、後に晴れて本庁入りした。ノンキャリアでありながら27歳という異例の速さで警部補に昇進し、今泉第十係長によって主任(班長)に抜擢された。行動力もさることながら、天性のプロファイリングセンスによって犯人の行動を見抜く特性がある。その時には決まって遠くを見つめたり、いきなり頭の中で火花が爆ぜるように勘が働きだす。反面、犯罪者の意識に同調する面があり、同僚からは「考え方が危険」とも指摘されている。
- 17歳のある夏の夜に若い男に性的暴行を受けた。その事件を担当した女性刑事・佐田倫子(さた みちこ)に励まされて少しずつ心を開いていくが、佐田は容疑者確保の際に命を落としてしまう。裁判で犯人と向き合い、そこで犯人の弁護士が佐田を貶める発言をしたのに激昂する。このときの玲子の姿に警察官や佐田の遺族が涙を流し敬礼したのを目の当たりにし、警察官の連帯感に感銘を受け、刑事を目指すことを決意した。佐田が殉職による二階級特進で与えられた警部補という役職に強いこだわりを持ち、大学時代にもほとんどの時間を昇任試験の学習に費やしている。今でも暑い夏の夜になったり、他人に言われたりすると当時のことを思い出し気を失うことがある。
- 男以上にタフな精神力をもち、上司にも物おじしない性格であるが、それゆえ周りに敵を作りやすく、十係の日下とは特に犬猿の仲になっている。いわゆる仕事人間であり、お見合いを無断ですっぽかすほど。そのため母親の異変に気付かずに問題が生じてしまう。妹は既に結婚し、子供がいる。
- 菊田 和男(きくた かずお)
- 第一作時、32歳。階級は巡査部長。大柄な体型で年齢が上ということもあり、玲子より階級が上と勘違いされてしまう。実際、班の号令をかけている。
- 実直な性格。玲子に気があるが、口に出せない。恋愛の遍歴が少なく、24歳の時に一度行きつけの飲み屋の娘と付き合っていたが、1年で地元に戻ることになりそれきりで終わった。玲子に告白しようとするたび、横やり(主に井岡)が入るため、特に井岡に子供じみた嫉妬心を抱いている。
- 28歳のときに巡査部長に昇進後は警部補の試験を受けずにいる。玲子の部下のままでいたいと考えている模様。犬が苦手。
- 姫川班解体後に千住署に配属されたとき(#6)に11歳下の後輩・野崎梓(のざき あずさ)に猛アタックされて、結婚した。
- 石倉 保(いしくら たもつ)
- 第一作時、47歳。巡査部長。玲子からは「たもっつあん」と呼ばれている。
- ベテランの刑事。なじみの店をめぐり世間話をする「古き良き時代のデカ」。
- 大塚 真二(おおつか しんじ)
- 第一作時、27歳。巡査長。
- 高校卒業後警視庁に入庁。粘り強く地道な作業をすることでベテラン刑事から評価されている。また、玲子にとって初めての年下の部下でもあった。
- しかし「ストロベリーナイト」の情報を最初に入手し、情報屋に接触して極秘に違法捜査を行った矢先、情報を知った犯人グループによって殺害されてしまう。
- 湯田 康平(ゆだ こうへい)
- 第一作時、26歳。巡査長。玲子からは「コウヘイ」と呼ばれている。
- 葉山 則之(はやま のりゆき)
- 初登場(#2)時、25歳。巡査長。殉職した大塚の後釜でソウルケイジより登場。玲子からは「ノリ」と呼ばれている。
- 異例の速さで捜査一課にとりたてられた長身の美男子。しかし、性格が暗く、ほとんどしゃべったり笑ったりすることが無い。
- 私立中学に通っておりエスカレーター式に進学するはずだった14歳のとき、家庭教師として勉強を見てもらっていた女子大生・有田麗子(ありた れいこ)が通り魔に襲われ殺害されたのを目撃しながら、証言をすることができなかった。この時の後悔と、犯人が自分を殺しにくるという恐怖から自分を救うために、また未解決になった麗子の事件を自分の手で再捜査するために高校卒業後に警察官になった。以降は刑事として隙を見せない、ストイックな生き方をしている。被害者と同じ名前ということもあり、玲子に話しかけられるたびに麗子の事件を思い出してしまう。
十一係姫川班[編集]
- 日野 利美(ひの としみ)
- 初登場(#7)時、53歳。巡査部長。二児の母。若い美人でゴージャスな玲子への嫌味が多いが、捜査はきっちりとこなす。
- 中松 信哉(なかまつ しんや)
- 初登場(#7)時、47歳。巡査部長。やさぐれて口数が少ない。
- 小幡 浩一(おばた こういち)
- 初登場(#7)時、32歳。巡査部長。玲子の一つ下。なかなかの美男子だが若干目つきが悪い。玲子と「十係姫川班」の絆を妬んでいるところがある。
警視庁[編集]
- 勝俣 健作(かつまた けんさく)
- 第一作時、49歳。警部補。捜査一課殺人犯捜査五係(勝俣班)主任。通り名は「ガンテツ」。
- 公安部を経て捜査一課に転属。「一課内公安」と呼ばれるほど情報の収集に長けている。その裏では警察の内部情報を売って金を作り、そこで得た金で情報提供者への賄賂にあてている。いわば違法捜査を行っているのだが、警視庁内部の重大な秘密が洩らされるのを恐れ、上層部は黙認している。「ガンテツ」という通り名は公安部の時のスタイルを全く変えずに捜査に取り組んでいることから「頑固一徹」を略したもの。
- 犯人を捕まえるためにはどんな手でも使い、また同じ班の人間を蹴落とすことを平然と行う。『水元公園変死体遺棄事件』では大塚が違法に接触した情報屋に対し、更に金を出して黒幕を突き止めるよう指示したほか、かつて同じ班にいた日下に誤認逮捕を誘導したことがある。
- 玲子のことは「中途半端な美人」「態度が気に食わない」と毛嫌いしている。捜査一課の人間の経歴を調べており、特に玲子に関しては入庁前の経歴まで調査し事件のことも把握している。バツイチ。喫煙者。
- 日下 守(くさか まもる)
- 第一作時、44歳。警部補。捜査一課殺人犯捜査十係(日下班)主任。通り名は「有罪判決製造マシン」。
- 玲子と対照的に状況や物証を徹底的に重視し、全方位に目を配った慎重で機械的な捜査を信条とする。いかなることがあってもその際に予断を挟むことを一切行わない。しかしながら、捜査は正確でむしろ速く、周囲からの信頼も高い。パソコンの取り扱いにも長けていて、ブラインドタッチもお手のもの。仕事のためにインターネットカフェの会員カードを多く持っている。またどんなに厳しいことを言っても声を荒らげることもない。
- 玲子にとっては強姦された男に似ているということや、捜査方法が正反対ということで世界で二番目に嫌いな男だと思われている。しかし、本人は玲子と馬が合わないことは認識しているものの、玲子の能力をむしろ買っている面もあり、なぜ毛嫌いされているのかが理解できない。一方で玲子の捜査方法では「なぜその考えにいたったのか」という説明がされていないことから、このままでは誰かが傷つくと警戒し、修正させたいとも考えている。
- かつて巡査部長時に勝俣とともに捜査一課四係に配属されていた。ある事件で自らが立てた被疑者をデスクの後押しもあり調べていたものの、黙認していた勝俣によって別にいた真犯人を立てられてしまう。このことで立場をなくし、警部補の試験にも失敗したことから、一切の予断を誰にも許さない完全無欠の捜査を信条とすることになり、勝俣をもってして「とんでもない怪物」と言われる人間となった。
- 既婚者で、14歳(#2)になる息子・芳秀がいるものの、いじめを受けていたことに気がついていなかった。彼もまた仕事人間で捜査に入るとものの5分で家庭のことを忘れてしまう。
- 今泉 春男(いまいずみ はるお)
- 第一作時、49歳。警部。捜査一課十係長。通り名は「イマハル」。
- 『中目黒OL殺害事件』で応援のために派遣された玲子と初めて会う。その後、警視庁に入庁した玲子を捜査一課・主任に転属させた。
- 玲子の能力を高く買っており、玲子が無茶なことをやっても許してしまう。現場にでていたころは玲子同様、勘を頼りにした捜査方法を取っていた。
- 同じ誉田哲也の作品『ジウ』シリーズにも登場している。
- 橋爪 俊介(はしづめ しゅんすけ)
- 第一作時、49歳。警視。捜査一課管理官。
- 地域部から異動してきた、いわば捜査経験の少ないタイプ管理官。極度のお調子者で、要らぬチャチャを入れては、捜査を混乱させる。かつら疑惑がある。
- 林 弘巳(はやし ひろみ)
- 第一作時、50歳。警部補。捜査一課強行犯捜査二係の主任。玲子が好意を寄せる数少ない一人。
その他[編集]
- 井岡 博満(いおか ひろみつ)
- 第一作時、31歳。巡査長→巡査部長。なぜか事件のたびに玲子と共に捜査をすることになる(本人曰く「赤いワイヤーロープで結ばれているから」とのこと)。
- 出目の出っ歯に猿耳の顔立ちに加え、インチキ関西弁が特徴だが実は生まれは東京である。階級が上の玲子に場をわきまえない口を聞き、口説こうとすることもあり、そのたびに玲子の鉄拳を受ける(しかし最近はそれさえも快感になっているとのこと)。また菊田からも嫉妬されている。
- しかし、巡査部長に昇任しているように刑事としての勘は悪くなく、『水元公園変死体遺棄事件』では勝俣とともに玲子の居場所を突き止め、黒幕を捕まえるにいたっている。かなりの情報通で、玲子が気付かなかった情報を仕入れてくることもある。
- 誉田哲也の処女作『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』にも登場し、捜査一課に所属している。
- 國奥 定之助(くにおく さだのすけ)
- 第一作時、59歳。東京都監察医務院に勤める監察医。見た目は70以上に見える。子供はおらず、妻をだいぶ前に交通事故で喪っている。
- 玲子と月に一、二度食事をしている数少ない飲み友達ということもあり、監察医に要件がある場合、玲子を向かわせることが多い。話のタネは風変わりな死体。玲子を「姫」呼ばわりし、本気で求愛しようとしている。井岡を「チンパン君」、菊田を「ゴリ男」と揶揄している。
- 定年退官後は家族の死因に納得のいかない依頼人に頼まれその死因の再鑑定をしている。
- 井岡と同じく『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』にも登場している。
- 倉田 修二(くらた しゅうじ)
- 元警部補、捜査一課捜査九係主任。
- 世間を騒がせた少年犯罪(監禁殺害事件、強姦殺人事件)の捜査を担当。うち一件では主任として指揮をとっていた。しかし、当時18歳の自らの息子が殺人を犯し、直後には被害者の父親によって妻を殺害されてしまう。このことで刑事の職を辞することとなった。その後は警備会社に勤めている。
- 自らが捜査した事件の犯人が同時期に謎の死を遂げたことで、玲子によってある事実を知られることとなり、出所した息子は自殺してしまうことになる。(息子は強姦された被害者のために彼女を殺していた)。しかし、この秘密を勝俣にも突き止められることとなり、「製薬会社サラリーマン殺人事件」の手駒にさせられる。
評価[編集]
文芸評論家・書評家の杉江松恋は、姫川玲子の人物像を、日本の警察小説史の中で柴田よしきによる村上緑子(RIKOシリーズ)、乃南アサによる音道貴子(女刑事・音道貴子シリーズ)の2つの流れを継承した重要なキャラクターであると指摘し、女性性を警察小説の中に活かした手法を評価している[2]。
映像化作品[編集]
本シリーズはフジテレビ系列でテレビドラマシリーズ、および映画として映像化されている。なお、タイトルは第1作『ストロベリーナイト』を原作とする単発ドラマ以外も全て『ストロベリーナイト』である。主人公の姫川玲子は竹内結子が演じた。
- スペシャルドラマ『ストロベリーナイト』(2010年11月13日、土曜プレミアム特別企画) - 原作:『ストロベリーナイト』
- 連続ドラマ『ストロベリーナイト』(2012年1月10日から3月20日、火曜21時枠) - 原作:『ソウルケイジ』『シンメトリー』『感染遊戯』
- 映画『ストロベリーナイト』(2013年1月26日公開) - 原作:『インビジブルレイン』
- 4夜連続ショートドラマ『ストロベリーミッドナイト』(2013年1月22日 - 1月25日) - オリジナル作品(原案・誉田哲也)
- スペシャルドラマ『ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン』(2013年1月26日、土曜プレミアム特別企画) - 原作:『シンメトリー』『感染遊戯』「アンダーカヴァー」(単行本未収録)
さらに2019年4月からはタイトルを『ストロベリーナイト・サーガ』としてキャストやスタッフを一新し、フジテレビの木曜劇場枠にて放送。上記のシリーズの続編ではなく事実上のリメイク作品であり、姫川役を二階堂ふみ、姫川の年上の部下である菊田和男役をKAT-TUNの亀梨和也が演じる。
脚注[編集]
- ^ “光文社ノーマンズランド特設サイト”. 2018年5月23日閲覧。
- ^ 杉江、『ダ・ヴィンチ』2012年2月、p153.
参考文献[編集]
- 「特集:誉田哲也の描くヒロインが刺激的な理由」『ダ・ヴィンチ』No.214、2012年2月号、メディアファクトリー、pp146-163.
- 『映画 ストロベリーナイト オフィシャルブック』光文社ブックス vol.105、光文社、ISBN 978-4-334-87105-5
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