医療大麻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
大麻 > 医療大麻
医療大麻または大麻由来医薬品に関する各国の法規制
  合法/解禁
  非犯罪化
  法律上違法(限定的な取締り)
  違法
  不明・データなし
医療大麻

医療大麻(いりょうたいま、Medical Cannabis, Medical Marijuana)、時に医療マリファナとは、大麻に含有されるテトラヒドロカンナビノール (THC) やその他のカンナビノイド、あるいは、それらに類似した構造を持つ合成カンナビノイドを利用した生薬療法である。医療を目的とすることであって、大麻の種類ではない。

アメリカ合衆国では2017年夏時点で全50州中、首都ワシントンDCと29州で使用でき[1][2]、他にカナダオランダオーストリアイスラエルスペインフィンランドベルギーイギリスドイツオーストラリアコロンビアジャマイカなどで認められている。通常、大麻の使用には処方箋が必要になり、地域的な法によって販売(配給)の方法が異なる。大麻の医療利用について研究が進められている[3][4][5][6]。アメリカでは、食品医薬品局(FDA)と麻薬取締局(DEA)は「大麻には医療価値はない」との見解を示しているが、各州法によって医療大麻薬局から合法的に医療用大麻を利用できる。

医療大麻には数多くの銘柄があり、含有されるカンナビノイドの配合比率が多様であるため、効能や薬理作用が異なり、したがって異なった多くの症状に特化して処方されている。アメリカ合衆国では、腰痛、消耗症候群、慢性痛、末期エイズ患者の食欲増進、ガンの化学療法に伴う吐き気の緩和などのために処方されている[7]。多くの場合、乾燥大麻として処方され、摂取方法としては喫煙であり、嗜好品としての大麻と同様にパイプにつめてから燃焼させて成分を吸引する。

ドロナビノールは、大麻の主成分であるデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(デルタ-9-THC、通称THC)であり、マリノールという製品名で医薬品として管理され販売されている。合成カンナビノイドのナビロンは、欧米でセサメットという製品名で販売されている。大麻抽出成分を含有するナビキシモルスは、サティベックスという商品名で、カナダや[8]イギリスにて医薬品として処方されている。これらの合成カンナビノイドや大麻抽出成分医薬品は、法律において大麻とは異なる規制管理下に置かれている。

日本では、大麻草は大麻取締法が規制し、含有されるTHCは麻薬及び向精神薬取締法の規制により[9]、医療目的であっても使用、輸入ならびに所持は禁止されている。2013年ごろから日本で規制されていない、大麻の茎や樹脂からとれた成分カンナビジオール (CBD) を含むオイルが日本に輸入されるようになっている。CBDの医療効果にもまた期待が寄せられている[10]

医療大麻とヴェポライザー英語版(気化器)
医療大麻

歴史[編集]

薬としての最初の言及は、起源前2700年前の伝説の中国の皇帝、神農の教えを伝える2世紀の『神農本草経』に書かれている[11]。 麻の花穂「麻蕡」(まふん)として集録され「多食令人見鬼狂走 久服通神明軽身」と記される[12]。麻蕡は上薬に分類されている。その適応はリウマチ性疼痛、便秘、女性器障害、マラリアなどである[12]。別の書は、ぶどう酒に混ぜたものを外科手術の鎮痛剤としている[13]。その重要性はインドに及ばない[12]

インドにおける大麻文化では『アタルヴァ・ヴェーダ』にて幸福の源だと言及され宗教との結びつきもあり、また医療としての使用も紀元前1000年ころに始まり、鎮痛剤、抗けいれん、催眠鎮静、抗菌、抗寄生虫、下痢、胃腸炎、食欲刺激、利尿、媚薬、気管支炎や喘息に用いられてきた[12]。現代においてもバングーは利用されている。

古代エジプトで、使われていた可能性がある。shemshemetの言葉が大麻を意味することはロープの製造によって強く裏付けられているが、smsmtが大麻を指していれば起源前2350年前の医学パピルス英語版に記載があり、これだけでなく様々な文献で様々に議論されている[14]

中世ヨーロッパでも使われていたが、後に広く評価を受けることになる[13]。近代の医学的関心は、1839年にアイルランドの医師ウィリアム・ブルック・オショーネシーが、インドでの大麻の使用を見て動物で実験してその抽出物をチンキにし、イギリスと北米の医師にインド大麻を広めることとなった[11]。彼は1843年には「インド麻、ガンジャの調合」On the Preparation of the Indian Hemp, or Gunjahを出版[15]。1900年までに100冊の以上の大麻を病気や不調に使用する本が出版された[13]。アメリカの南北戦争では負傷した兵士の治療に大麻チンキが使われた[11]

1912年の万国阿片条約が、1925年に見直された際、インド大麻草については統計的・科学的見地から研究されることが望ましいとされていたが、アフリカやアジアなど使用習慣のある国は消極的であったが、乱用が社会問題化していたエジプトの提案で大麻製剤(チンキ)の医療や学術上の目的のみの制限に加えて、国際的な取引に関する規制が行われることとなった[16]。この国際連盟の阿片条約を、国際連合と世界保健機関が引き継ぎ、後続の1961年の麻薬に関する単一条約が締結され、大麻はこの条約で規制される[16]。これを補足する1971年の向精神薬に関する条約では、2002年には、世界保健機関の専門委員会は、ドロナビノールの乱用の傾向が公衆衛生や社会への重大な危険性とはならないとして、デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(デルタ-9-THC)の全ての立体化学的異性体をスケジュールIVへと指定するよう勧告した(医療用途を認めた医薬品としての規制への変更)[17]

1937年には、アメリカの財務省はマリファナ税法を課したが、アメリカ医師会 (AMA) は、研究が制限されることからこれに反対した[18]。1942年には、『米国薬局方』から除去された[18]。日本では「印度大麻草」および「印度大麻草エキス」は、1886年に公布された『日本薬局方』に「鎮痛、鎮静もしくは催眠剤」として収載され、さらに、1906年の第3改正で「印度大麻草チンキ」が追加収載された。これらは、1951年の第5改正日本薬局方まで収載されていたが、第6改正日本薬局方において削除された。

イギリスでは、アメリカからの外圧が続いても医薬品としての大麻チンキを継続したが、1971年薬物乱用法によって遂に医薬品も禁止した[19]。当のアメリカは1996年にカルフォルニア州が医療大麻の使用を認めると、あれよあれよと2010年代半ばには過半数の州が医療大麻の使用を認めることになる[1]。しかし、アメリカでは連邦法で大麻の医療使用を認めていないため、その臨床試験の実施には煩雑な手間がかかる[20]。そこでアメリカの企業が医療大麻に関する臨床試験を行い際に、研究が容易なイスラエルにて実施するようになった[20]

1963年には医療大麻の父と呼ばれるイスラエルのラファエル・メコーラム英語版は、大麻の有効成分であるテトラヒドロカンナビノール (THC) を同定し、医療大麻の領域を研究してきており、1992年には体内で生産されているエンドカンナビノイド英語版(内因性カンナビノイド)と、またその受容体を発見してきた[20]

1980年代には、化学療法の吐き気を抑制するための合成THC、ドロナビノールナビロンが(欧米で)入手可能になる[11]。初の大麻由来の医薬品のナビキシモルス(サティベックス)をイギリスのGWファーマシューティカルズが開発し、2005年にはカナダで承認されたのを皮切りに[11]、2016年末には30か国で使われている[21][国数の編集] アメリカは合成カンナビノイドを承認したが、大麻由来の製品はまだ承認されておらず[20]、2018年に向けて、大麻由来のエピディオレックスという治験の済んだ医薬品を承認するためにスケジュール変更が必要になっている[21]。2型糖尿病に対するテトラヒドロカンナビバリン英語版、統合失調症に対するカンナビジオールは、第II相の治験が行われている[22]

2017年、イスラエルのアリエル大学は医療大麻を学ぶための世界初の学部課程を設けた[23]。アメリカのノーザン・ミシガン大学も、2017年秋から大麻の化学を研究する薬用植物の学部課程を設けた[24]

2016年11月30日には、世界保健機関の専門委員会は、医療大麻の使用実態や、また委員会による正式な審査を受けていないことを認め、審査のための文書の準備を開始した[25]

成分[編集]

大麻は窒素を含まない、炭素水素酸素のみからなるカンナビノイド (CB) と呼ばれる特有の成分を61種含んでいる(窒素を含まないため、植物に広く含有されるアルカロイド成分ではない)。

テトラヒドロカンナビノール[編集]

テトラヒドロカンナビノールは、THCの略称で知られている大麻の主な抗精神性の成分である。ハーバード大学の試験管およびマウスを使った研究で、THCが一般的な肺癌腫瘍の成長を半減させ、転移拡大する能力を抑えることが示されている[26]。ドイツの臨床研究ではTHCの経口投与で線維筋痛症の痛みに対して顕著な緩和効果が見られている[27]

カナビジオール[編集]

カンナビジオールは、CBDとして知られている。医療大麻の主成分のひとつであり、大麻草からおよそ40%のCBDが抽出可能である[28]。CBDには痙攣不安神経症炎症嘔吐などの緩和と癌細胞の成長の抑制に作用する[29]。さらに近年の研究により統合失調症に対する非定型抗精神病薬としての効果があることが示されている[30]。2007年11月に公表された研究報告ではCBDが試験管内で乳癌の悪性癌細胞を減らし、浸襲性を軽減することが明らかになった。これは毒性のない外因性の要因で攻撃的な腫瘍の活性低下に繋がる事を意味する[31][32]。また、CBDは神経保護作用のある抗酸化物質である[33]

CBDの神経保護能力はジブチルヒドロキシトルエンと同等(EC50=3.3〜3.7µM)とみられ、精神作用がTHCより弱く、高用量投与が可能と考えられている。その機序は、NMDA受容体カンナビノイド受容体タイプ1に関与していないと考えられている。CBD(30µM以上)は80〜90%の神経保護を達成した。THC(10µM)もCBDと同等(50%)の神経保護作用を示した[34]

2-アラキドノイルグリセロール[編集]

2-アラキドノイルグリセロール英語版 (2-AG) は、体内に自然に存在する内因性カンナビノイドであり、神経の過剰な興奮を防ぐことに有用であるとされている[35]。また、慢性疼痛、不安や抑うつ、肥満の治療に有用であるとされている[36][37]

用法[編集]

乾燥大麻、ハシシ(大麻樹脂)、チンキ、合成THC、抽出大麻成分、鎮痛・消炎パッチ、クリーム、調理大麻など様々な形態で用いられる。

乾燥大麻・大麻樹脂[編集]

大麻の品種ごとに成分が異なる。傾向としてはサティバ種にはCBDが多く含まれており、インディカ種にはCBDが少なく、THCが多く含まれている。

喫煙パイプ及びジョイント
喫煙パイプやジョイント(大麻を煙草状にしたもの)などで乾燥大麻を燃やして煙を吸う方法である。
即効性があり、効率良く効果が得られる。欠点として有害なタールが発生するため、呼吸器官への損傷が懸念される。大麻の抗癌物質が作用して発癌リスクは低いとする論文もある[38]
ヴェポライザー
ヴェポライザーと呼ばれる器具を使って、乾燥大麻から大麻成分を気化させることによってタールを発生させることなく摂取する方法である。また即効性があり、効率良く効果が得られ、効果もジョイントとほぼ同等である。病院で用いられることが多い[39]
調理大麻
大麻をクッキーやチョコレートなどにして経口摂取する方法である。
即効性が無い分、長く持続する。服用後1時間以上かかる。摂取量の調整が難しい[39]
得られる効果は大きい。

大麻製剤[編集]

合成大麻成分や抽出大麻成分の錠剤・カプセルまたはスプレーなどの医薬品。

ドロナビノール(合成されたΔ9-THC)
アメリカ合衆国ではマリノールという製品名で販売されている。即効性はなく、服用後1時間以上かかる。また得られる効果も弱い。米国規制物質法スケジュールIII薬物である。
ナビロン(THC模倣のラセミ混合物
欧米でセサメットの製品名で販売されている。米国規制物質法スケジュールII薬物である。
ナビキシモルス
サティベックスの製品名で販売される、大麻の全成分を抽出した液体状の医薬品である。スプレーの携帯で使用される。即効性は少々遅いがドロナビノールと比べると早い。得られる効果は乾燥大麻と比べると劣っている[39]
アメリカにおける摂取方法の評価[39](2006年)
セキュリティ[40]
(10)
安全性[41]
(5)
使い易さ[42]
(10)
医療効果[43]
(25)
総合評価
(50)
ドロナビノール 10 5 5 2 22
クッキーおよびチョコ 8 5 5 11 29
サティベックス 10 5 10 15 40
パイプおよびボング 7 3 8 23 41
ヴェポライザー 7 5 6 24 42
ジョイント 6 3 10 24 43

効能[編集]

大麻には鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用、眼圧の緩和、嘔吐の抑制などがあり、アメリカ合衆国では慢性痛患者の8.9%が自己治療で大麻を使用している[44]。また、モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬やイブプロフェンのような非ステロイド系抗炎症剤に十分な効果が見られない疼痛に対して大麻が有効であるとする論文がある[45][46][47][48]。ほかに、神経保護作用や、脳細胞の新生を促す作用が存在する可能性が示唆されている[49]

大麻はHIV[50]アルツハイマー[51]うつ病[52]強迫性障害[53]不眠症[54]てんかん気管支喘息帯状疱疹多発性硬化症筋萎縮性側索硬化症クローン病パーキンソン病など、約250種類の疾患に効果があるとする論文がある[55]

医療大麻が注目される理由には

  • 身体的害(副作用)が少なく、第一選択薬として望ましい。
  • 製造、栽培が容易かつ安価。
  • 法的規制の問題を除けば、本質的には製造・入手が容易かつ安価。
  • 多くの品種が存在しており、成分(THC、CBDなど)のバランスが多様。
  • 嗜好植物としての大麻には多くの品種が存在しており、薬効成分(THC、CBDなど)のバランスが多様なため、患者の個人差・病状の差に適合した品種を見つけることができる(一種のテーラーメイド医療と言える)。
  • 化学薬品ではない。
  • 既存の治療薬の効果が薄かったり、副作用が強い患者に対して別の選択肢となりうる。(代替医療)
  • いまだ有効な治療薬が存在しない疾患、難病に対して効果が認められることがある。

などが挙げられる[56][57]

2010年代の西洋では、痛みの管理のために処方されたオピオイドの過剰摂取死の増加はオーストラリアを除いて2010年代のトレンドであり[58]、医療大麻を合法化したアメリカの州におけるそのような過剰摂取の減少から、危険性がより少ない大麻は注目される[59]

緑内障[編集]

大麻の摂取が眼圧の低下をもたらすとのいくつかの論文がある。緑内障の原因として眼圧の上昇による視神経の損傷が挙げられており、これらの研究発表により多くの人が大麻摂取を用いた眼圧の低下が緑内障の治療法になると考えた。1970年代にアメリカ合衆国で行われた研究は、大麻の喫煙時に眼圧が低下することを示した[60]。大麻から抽出された薬物が緑内障治療としての効果を持つか否かを解明する試みの一環として、1978年から1984年にかけてアメリカ国立眼科研究所は調査研究を助成した。それらの研究において経口的もしくは経静脈的に投与された時、もしくは喫煙をした時に、大麻の派生物は眼圧を低下させることが証明された[61]。しかし、目への局部投与ではそれは証明されず、また、市場で流通するその他の治療薬に比べて安全にかつ有効的に眼圧を低下させるかについても証明されなかった。2003年、アメリカ眼科学会(American Academy of Ophthalmology)は「現在利用でき得る薬物に比べて、緑内障治療の為に大麻使用することによる軽減されるリスク、及び、増大する恩恵の証明を科学的な証拠は示さなかった」と見解している[60]

薬物依存症[編集]

大麻には、コカイン、アルコール、オピエート(麻薬)の依存症における渇望を緩和し、オピエート依存の治療結果を改善するという研究結果がある[62]。24人の被験者のランダム化された二重盲検の予備研究で、CBDの吸入器からの吸入は、偽薬に比較してタバコの本数を有意に減少させた[63]

適応疾患[編集]

下記は文献や診察を元にして、大麻を用いる事で何らかの治療効果が得られた疾患の表である[55]。疾患名は『国際疾病分類第9版』(ICD-9)に準拠する。

副作用[編集]

通常の摂取では目の充血、頻脈、喉の渇きなどがある。長期使用は精子の濃度が低くなることが観測されているが、短期間の大麻や大麻成分の医療使用が生殖機能を妨げるといった深刻な懸念を指摘しする研究結果はまだ出ていない[56]

大麻の医療使用では深刻な副作用が起こらないとする論文がある[64]煙による害を除けば、大麻使用による副作用は他の医薬品で許容されている副作用の範囲内にある[56]

大麻は依存性が低く、耐性もカフェイン程度に低いため[65][66]、適正使用では依存症に陥ったり、摂取量が増えたりすることはない。また、大麻が直接の原因(1次的死亡原因)による死亡例はない[67][68]

WHOの依頼により2015年に作成された「大麻とその医療使用についての最新版」は[69]、毎日の大麻使用者の25-50%が大麻に嗜癖が形成されているという現行の推定があり、医学的監督の下で長期的に無制限に使用されるなら安全に用いられるとは確信できないとしている。

分類別死亡者数[67](1997-2005年)
分類 1次的死亡原因 2次的死亡原因
大麻 0 279
制吐剤[70] 196 429
鎮けいれん剤[71] 118 56
抗精神病薬[72] 1,593 702
その他[73] 8,101 492
合計
大麻 0 279
FDA承認薬(17種) 10,008 1,679

各国の法律と医療大麻の状況[編集]

日本[編集]

日本では大麻取締法第四条第一項第二号と第三号の規定により、大麻から製造された医薬品の施用は出来ない。そのため医療目的での所持も取締りの対象となり、7年以下または10年以下の懲役刑となる。また、大学などの研究機関で主にカンナビノイド受容体作動薬を使った研究が少ないながらも行われているが、臨床試験は行われていない。

アメリカ合衆国[編集]

アメリカ合衆国の各州における大麻使用に関する法律の状況
  大麻が合法
  所持非犯罪化と医療大麻
  医療大麻が合法
  精神作用のない医療大麻が合法
  所持の非犯罪化
  大麻は違法
医療大麻薬局

アメリカ合衆国の連邦法の規制物質法では、医学的用途がないというスケジュールIに分類されているが、州法では医療大麻が2017年夏時点で全50州中、首都ワシントンDCと29州で使用できる[1][2]アラスカ州カリフォルニア州コロラド州ハワイ州メイン州メリーランド州ミシガン州モンタナ州ネバダ州ニューメキシコ州オレゴン州ロードアイランド州バーモント州ワシントン州ペンシルバニア州オハイオ州ほかである[1]。また準州のグアムでは、医療大麻使用の承認と共に、日本人患者の受け入れを検討している[74]

2017年には治験が済んだ大麻由来のエピディオレックスという医薬品を承認するために、スケジュール変更が必要になっている[21]。心的外傷後ストレス障害に対する大麻の有効性を評価するためのアメリカでの臨床試験は、2017年に第II相試験が進展している[75]。マリノールは規制物質法のスケジュールIIIに分類され、医師による処方が許容されている。

医療大麻法が施行されている州では、医師による処方箋と医療大麻のライセンスを発行してもらうことで、医療大麻薬局英語版 (Dispensary) や医療大麻クラブなどで大麻を入手できる[1]。しかし州法によって合法的に医療用大麻を販売・所持していても、連邦法では違法であるため、連邦捜査機関のDEAFBIによって逮捕されるといった問題がある[76]。そのため、2000年にエイズ治療に大麻を所持・使用していた、作家ピーター・マクウイリアムズが逮捕され、大麻を使用するための裁判を強要されたが、嘔吐による窒息で死亡するといった事態が起きている(医療大麻は制吐作用も含む)。そうした状態が、ジョージ・W・ブッシュ政権終了まで続いたが、バラク・オバマ政権において、2009年2月にホワイトハウス広報担当官は、医療大麻関連の施設へのDEAによる強制捜査を終了することを発表して[77]、DEAのミシェル・レオンハート局長とエリック・ホルダーアメリカ合衆国司法省長官は、医療大麻に対する強制捜査を終結したことを宣言した[78]

アメリカにおける医療大麻法は、1996年にカリフォルニア州の住民投票によって成立したのが始まりである。1998年にはアラスカ州、オレゴン州、ワシントン州で住民投票により成立した。アリゾナ州は住民投票で法案が通過しているが、州憲法によって執行不能である。ワシントンD.C.でも、住民投票で法案が通過しているが、連邦議会に執行を阻止される。2007年のコネチカット州では法案が議会を通過したが、知事による拒否権発動で不成立に至っている[79]

2011年ワシントン州最高裁は「連邦法の下ではワシントン州の患者であっても合法的に大麻を使用する権利を持っているわけではない」[80]とし、2015年コロラド州の最高裁判所は、「被雇用者は州法によって医療用マリファナの使用は認められている。しかし、連邦法の下では違法であり、州法は被雇用者を擁護しない」[81]として、いずれも雇用主は医療用マリファナ使用の被雇用者を解雇できると判決した。2008年カリフォルニア州最高裁[82]、2010年オレゴン州最高裁[83]も同様の判決をしている。

カナダ[編集]

カナダ保健省大麻医療利用課は多発性硬化症、脊髄損傷、脊髄疾患、癌、HIV/エイズ、重度の関節炎、てんかんの患者を対象にして医療大麻のライセンスの発行をしている。しかし、運営がうまく機能していないため、ライセンス取得者数が少なく、ライセンス発行の遅延や品質の良い大麻が提供されていないなどの欠点がある。そのため、医療目的での大麻使用者の大半が法的には違法に大麻をディスペンサリーや医療大麻クラブなどから購入して所持・使用している。

オランダ[編集]

オランダは1976年より寛容裁策を行い、コーヒーショップで処方箋やライセンスに関係なく大麻を購入できるようになっている。2003年にすべての薬局で処方箋による大麻の取扱いを行ったが、高価で品質が良くなかったために売れ行き不振で2005年に取扱い中止に至っている。再び、2006年にグローニンゲンで成分構成の違う160種類以上の効力の強い大麻を専門の薬局にて安価で販売が再開されている[84]。政府が提供する大麻にはガンマ線照射が義務づけられており、細菌のコロニー数がコーヒーショップで売られている大麻よりも圧倒的に少ない。

オーストリア[編集]

2008年7月9日、オーストリア議会は医療目的と研究のための大麻栽培を認可した[85]

スペイン[編集]

スペインでは1990年代後半から2000年代前半にかけて医療大麻の非犯罪化と合法化運動が行われ、2001年にカターニャの議会は全会一致で医療大麻が合法化された。それに次いでアラゴンバレアレス諸島の議会でも合法化された。スペインの刑法では大麻の販売が禁止されているが、使用は禁止されていない。2000年前半まで刑法では大麻の医療使用と娯楽的な使用とが区別されていなかった。しかし次第に、いくつかの判例では使用目的によって判決に変化が見られるようになった。2006年からは大麻種子の販売が合法化され、公共の場での所持・使用は禁止されたが、プライベートでの所持・使用は認可された。さらに個人の土地で大麻の栽培が認可された。

いくつかの研究では癌、エイズ、多発性硬化症、発作、喘息などの患者に治癒効果があることが報告されている。これらの研究は様々なスペインの機関が指揮を執り、マドリード・コンプルテンセ大学のエマニエル・グスマン教授を筆頭にラ・ラグーナ病院のルイス・ゴンザレス・フェリア神経科医またはバルセロナ大学によって行われた。

法律制定後、いくつかの大麻クラブがバスク国カタルーニャ州で設立された。これらのクラブは欧州内でも初めての非営利団体で会員は大麻の栽培費用を負担する形式になっている。2006年にはクラブの会員は裁判で大麻の所持と販売を放免された。

フィンランド[編集]

ドイツ[編集]

2017年に医療大麻を合法化した[86]。それまでは難病などに限られていた。

フランス[編集]

薬物政策に対しては欧州内でも保守的な立場だったが、2013年6月に保健省は従来の政策を転換し、大麻の活性成分を用いたお茶などの医療目的の利用を認める方針を発表した。さらに、2014年1月に同省は大麻由来の医薬品を解禁すると発表した。フランス医薬品・保険製品安全庁(ANSM)による初の販売許可を受けた措置である。[87] [88]

ベルギー[編集]

イスラエル[編集]

テルアビブの医療クリニックで保健省の許可を得て、癌やエイズ患者の痛み緩和のために合法的に使用されている。保健省からライセンスを受けられるのは癌、エイズ、クローン病、その他の病気による慢性的な疼痛、治療の副作用で苦しんでいる患者に限定されている[89]

マケドニア[編集]

2016年6月、マケドニアで大麻の医療利用が合法化された。マケドニア医薬品庁のマリア・ダルコフスカ・セラフィモフスカ長官は報道陣に対し、医師は今後、大麻の主要な精神活性成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)を0.2%未満含有する薬剤を処方することが可能となり、薬局での購入が可能となると述べた。 [90]

スリランカ[編集]

伝統療法のアーユルヴェーダには大麻を使った調剤が多くあり、現在でも使われている。しかし大麻禁止措置がとられているため、医療目的の大麻の栽培は行われていない。そのため現在はその大部分が違法栽培で押収された大麻が使われている。が、品質と量が安定しないなどの問題点がある[91]

オーストラリア[編集]

2016年2月、オーストラリア議会は麻薬法を改正し、医療大麻が合法化された。この改正によって、医療目的と科学的研究目的の栽培が認められるようになった。[92]

ジャマイカ[編集]

ジャマイカでは2015年改正危険薬物法が医療大麻の使用を非犯罪化した[93]

メキシコ[編集]

大麻の使用は法律上は違法だが、2015年11月、メキシコの最高裁判所は「大麻を使用する目的での栽培禁止は違憲である」とし、大麻の合法化を訴えた原告に対し、自家用栽培と使用を認める判決を下した。これにより、広範囲な合法化に繋がる可能性が生まれた。[94]また、2015年9月、1日に400回以上のてんかん発作に苦しむ8歳の少女に対し、メキシコ政府は例外的な措置として大麻の使用を認めた。[95]さらに、2016年4月、メキシコのエンリケ・ペニャニエト大統領は医療用大麻の合法化を提言した。[96]

コロンビア[編集]

2015年12月、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領は、医療大麻の合法化と規制を定めた大統領令に署名した。[97]

ブラジル[編集]

2016年5月、ブラジル政府はMedical Marijuana, Inc.社の大麻オイルであるRSHO(Real Scientific Hemp Oil)を処方薬として承認した。適用疾患は、ガンてんかんパーキンソン病慢性疼痛となっている。[98]

アルゼンチン[編集]

2009年8月、アルゼンチン最高裁は個人使用のための大麻所持を罰する法は違憲であるとした。最高裁裁判長長官リカルド・ロレンゼッティは、「他者に対して明確な危険を与えない限り、私的な行動は合法である」とした。 [99]

合法化運動[編集]

医療大麻の合法化を求めるデモ行進

欧米では医療大麻の合法化運動などの活動が長年の間行われている。2009年1月にはバラク・オバマ陣営が大統領就任前に立ち上げた「市民の提言集」[100]では“大麻規制の終了”が投票によって1位にランクインされている。また、政権への提案を募ったChange.orgでも、“大麻合法化”提案が約20000票を獲得して2位に4500票の差で1位にランクインした[101]

大麻合法化の活動団体であるマリファナ・ポリシー・プロジェクト(MPP)は2010年の住民投票において、オハイオ、マサチューセッツ、アリゾナの3州で医療大麻法の成立を目標に掲げている。また議会による医療大麻法の制定に向けてイリノイ、ミネソタ、ニューハンプシャー、ニューヨーク、デラウエア、アイオワ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、バージニアの9州でロビー活動を展開している[102]

医療大麻合法化の著名な支持者は、ノーベル経済学賞受賞者のミルトン・フリードマンハーバード大学医学部のL・グリンスプーン準教授といった学者、ウィリー・ネルソンスヌープ・ドッグなどのアーティスト、ロン・ポール共和党議員[103]など多岐にわたる。中には過去に大麻規制派に属していた支持者もおり、"麻薬のないアメリカ財団(Drug Free America Foundation)"の副理事長だったデイビッド・クラールや1996年のワシントンDCでバー修正法によって医療大麻法の執行を阻止したボブ・バー元下院議員などが医療大麻のためのロビー活動に合意している[104][105]

医療大麻を支持する団体としてはアメリカ内科医師会、アメリカ医師会医学生部会、アメリカ家庭医学会、アメリカ公衆衛生協会など[106]の約300の医療機関が支持している。また、アメリカ精神医学会が総会で全会一致で医療大麻の支持を採択した[107]

アメリカ家庭医学会は、若干の州が医療大麻の使用を合法化したことを支持しないとする[108]。アメリカ精神医学会は、2013年の文書で、医療大麻研究の推進を支持するものの、マリファナと精神障害の関係を警告し、副作用についての十分な臨床所見が得られるまでは、現在の方針と施策は変えられてはならないとする[109]

日本でも小規模ながらも合法化運動や医療大麻に関する裁判[110][111]が行われている。日本における医療大麻に関する政治的な動きとしては、2010年5月にNPO法人「医療大麻を考える会」(代表・前田耕一)が設立[112]される。2014年7月に政治団体「大麻自由党」(代表・山﨑雅之)が設立され、2015年に「医療大麻開放党」[113]と改名される。2016年5月、第24回参議院議員通常選挙において新党改革(代表・荒井広幸)から、医療大麻の研究推進を掲げて高樹沙耶(本名・益戸育江)が立候補するが落選。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 大友千絵子「米国における医療大麻の現状」、『ファルマシア』第52巻第9号、2016年、 863-865頁、 doi:10.14894/faruawpsj.52.9_863NAID 130005262226
  2. ^ a b Robert Valencia (2017年7月9日). “Medical Marijuana Protections Blocked by House Committee—Which States Will Be Affected?”. Newsweek. http://www.newsweek.com/house-committee-blocks-medical-marijuana-protections-patients-which-states-661377 2017年9月15日閲覧。 
  3. ^ Peer-Reviewed Medical Studies Involving Cannabis and Cannabis Extracts (1990 - 2008) Medical Marijuana ProCon.org
  4. ^ Medical Use National Organization for the Reform of Marajuana Laws
  5. ^ Medical Marijuana Science and Studies Marajuana Policy Project
  6. ^ New Studies Expose Government Lies About Medical Pot Paul Armentano National Organization to Reform Marijuana Laws Foundation AlterNet, Independent Media Institute
  7. ^ Marijuana Concerns, アメリカ食品医薬品局
  8. ^ SATIVEX Fact Sheet, カナダ保健省
  9. ^ 具体的な成分は「麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」(平成二年八月一日政令第二百三十八号)で指定されている。大麻取締法で規制される大麻草およびその製品に含有されるデルタ8THC、デルタ9THCを精製するのに必要なものは除外され、かつ分解反応以外の化学反応によって得られたものが指定されている。
  10. ^ Zlebnik, Natalie E.; Cheer, Joseph F. (2016). “Beyond the CB1 Receptor: Is Cannabidiol the Answer for Disorders of Motivation?”. Annual Review of Neuroscience 39 (1): 1–17. doi:10.1146/annurev-neuro-070815-014038. PMID 27023732. 
  11. ^ a b c d e Pain, Stephanie (2015). “A potted history”. Nature 525 (7570): S10–S11. doi:10.1038/525S10a. PMID 26398731. https://www.nature.com/nature/journal/v525/n7570_supp/full/525S10a.html. 
  12. ^ a b c d Zuardi, Antonio Waldo (2006). “History of cannabis as a medicine: a review”. Revista Brasileira de Psiquiatria 28 (2): 153–157. doi:10.1590/S1516-44462006000200015. PMID 16810401. http://dx.doi.org/10.1590/S1516-44462006000200015. 
  13. ^ a b c グリンスプーン, レスター、バカラー, ジェームズ 『マリファナ』 久保儀明訳、青土社、1996年、19-21頁。ISBN 4-7917-5453-0 Marihuana, the forbidden medicine, 1993
  14. ^ Russo, Ethan B. (2007). “History of Cannabis and Its Preparations in Saga, Science, and Sobriquet”. Chemistry & Biodiversity 4 (8): 1614–1648. doi:10.1002/cbdv.200790144. PMID 17712811. 
  15. ^ W. B. O'Shaughnessy (1843-2-4). “On the Preparations of the Indian Hemp, or Gunjah”. Prov Med J Retrosp Med Sci 5 (123): 363–369. PMC 2490264. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=2490264. 
  16. ^ a b 松下正明(総編集) 『薬物・アルコール関連障害』 編集:牛島定信、小山司、三好功峰、浅井昌弘、倉知正佳、中根允文、中山書店〈臨床精神医学講座8〉、1999年6月ISBN 978-4521492018
  17. ^ 世界保健機関 (2003) (pdf). WHO Expert Committee on Drug Dependence - Thirty-third report / WHO Technical Report Series 915 (Report). World Health Organization. pp. 11-12. ISBN ISBN 92-4-120915-1. http://whqlibdoc.who.int/trs/WHO_TRS_915.pdf. 
  18. ^ a b Cannabis and Cannabinoids (PDQ) - PDQ Cancer Information Summaries - NCBI Bookshelf” (2011年10月24日). 2017年1月15日閲覧。 PMID 26389314
  19. ^ Davud Nutt (2017年5月16日). “Why are the British so scared of cannabis?”. TIMES LITERARY SUPPLEMENT. 2017年9月1日閲覧。
  20. ^ a b c d Yardena Schwartz (2017年8月24日). “How Booming Israeli Weed Industry Is Changing American Pot”. Rolling Stone. https://www.rollingstone.com/culture/features/how-booming-israeli-weed-industry-is-changing-american-pot-w499117 2017年9月20日閲覧。 
  21. ^ a b c Debra Borchardt (2016年12月9日). “英製薬会社、臨床試験結果に自信も「トランプ大統領」に不安”. フォーブス日本版. https://forbesjapan.com/articles/detail/14490 2017年9月1日閲覧。 
  22. ^ Owens, Brian (2015). “Drug development: The treasure chest”. Nature 525 (7570): S6–S8. doi:10.1038/525S6a. PMID 26398738. https://www.nature.com/nature/journal/v525/n7570_supp/full/525S6a.html. 
  23. ^ Judy Siegel-Itzkovich (2017年1月1日). “Israel's Ariel University opens first academic course on medical cannabis”. Jerusalem Post 
  24. ^ “Northern Michigan University The First In U.S. To Train Undergrads For Marijuana Industry”. CBS Detroit. (2017年9月21日). http://detroit.cbslocal.com/2017/09/21/northern-michigan-university-the-first-in-u-s-to-train-undergrads-for-marijuana-industry/ 2017年10月1日閲覧。 
  25. ^ 世界保健機関 (2016-11-30). Extract from the Report of the 38th Expert Committee on Drug Dependence, convened from 14 to 18 November 2016, at WHO headquarters in Geneva (Report). World Health Organization. https://www.unodc.org/documents/commissions/CND/CND_Sessions/CND_59Reconvened/ECN72016_CRP13_V1610192.pdfl. 
  26. ^ Marijuana Compound May Fight Lung Cancer
  27. ^ Clinical Trial: THC Reduces Pain In Fibromyalgia Patients
  28. ^ Grlie A comparative study on some chemical and biological characteristics of various samples of cannabis resin Bulletin on Narcotics
  29. ^ Mechoulam R, Peters M, Murillo-Rodriguez E, Hanus LO Cannabidiol - recent advances Chemistry & Biodiversity
  30. ^ Zuardi, A.W; J.A.S. Crippa, J.E.C. Hallak, F.A. Moreira, F.S. Guimaraes (2006). "Cannabidiol as an antipsychotic drug" (PDF). Brazilian Journal of Medical and Biological Research
  31. ^ McAllister SD, Christian RT, Horowitz MP, Garcia A, Desprez PY (2007). "Cannabidiol as a novel inhibitor of Id-1 gene expression in aggressive breast cancer cells". Mol. Cancer Ther.
  32. ^ Cannabis compound 'halts cancer' BBC
  33. ^ Cannabidiol and (-)Δ9-tetrahydrocannabinol are neuroprotective antioxidants, A. J. Hampson, M. Grimaldi, J. Axelrod, and D. Wink, Proc Natl Acad Sci U S A. 1998 July 7; 95(14): 8268--8273.
  34. ^ A. J. Hampson (1998-07-07). “Cannabidiol and (−)Δ 9 -tetrahydrocannabinol are neuroprotective antioxidants.”. 米国科学アカデミー紀要. 95 (14): 8268-73. PMC 20965. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=20965. 
  35. ^ 2-アラキドノイルグリセロール(2-AG):カンナビノイド受容体の内在性リガンド 日本薬理学雑誌(日本薬理学会
  36. ^ タンパク質の一種「2-AG」、鎮痛作用に効果か 米研究 AFPBB(フランス通信社
  37. ^ Scripps research team defines new painkilling chemical pathway
  38. ^ Hypothesizing that marijuana smokers are at a significantly lower risk of carcinogenicity relative to tobacco-non-marijuana smokers: evidenced based on statistical reevaluation of current literature. J Psychoactive Drugs. 2008 Sep;40(3):263-72.
  39. ^ a b c d What's the best way to take medical marijuana?
  40. ^ 逮捕され刑罰を受けるなどの社会的リスクが低いかどうかの評価。
  41. ^ 身体的リスクが低いかどうかの評価。
  42. ^ 持ち運びのし易さと身体的制約があっても使いやすいかどうかの評価。
  43. ^ 得られる効果の性質、発現の迅速性、確実な効果の予測可能性が備わっているかどうかの評価。
  44. ^ Urine drug testing of chronic pain patients: licit and illicit drug patterns. Cone EJ, Caplan YH, Black DL, Robert T, Moser F.
  45. ^ Radbruch and Elsner. 2005. Emerging analgesics in cancer pain management. Expert Opinion on Emerging Drugs
  46. ^ Notcutt et al. 2004. Initial experiences with medicinal extracts of cannabis for chronic pain: Results from 34 'N of 1' studies. Anaesthesia
  47. ^ Abrams et al. 2007. Cannabis in painful HIV-associated sensory neuropathy: a randomized placebo-controlled trial. Neurology
  48. ^ Rog et al. 2007. Oromucosal delta-9-tetrahydrocannabinol/cannabidiol for neuropathic pain associated with multiple sclerosis: an uncontrolled, open-label, 2-year extension trial. Clinical Therapeutics
  49. ^ Scientists are high on idea that marijuana reduces memory impairment
  50. ^ Medicinal Marijuana Effective for Neuropathic Pain in HIV
  51. ^ Alzheimer's disease; taking the edge off with cannabinoids?
  52. ^ Kurt Blass, Treating depression with cannabinoids(PDF)
  53. ^ Improvement in Refractory Obsessive Compulsive Disorder With Dronabino
  54. ^ Cannabis, pain, and sleep: lessons from therapeutic clinical trials of Sativex, a cannabis-based medicine.
  55. ^ a b International Classification of Diseases 9 - CM 1996 Chronic Conditions Treated With Cannabis Encountered Between 1990-2004 Tod H. Mikuriya, M.D. _(日本語訳)
  56. ^ a b c Marijuana and Medicine: Assessing the Science Base (1999) Institute of Medicine(全米科学アカデミー医学研究所)
  57. ^ これらは医療大麻に対する論者、科学者、患者たちの議論と経験に基づく、注目される理由または議論の論点を記述したのであって、個別の内容や科学的議論の詳細について知りたい方は、参考文献や外部サイトを参照していただきたい。
  58. ^ Martins, Silvia S.; Sampson, Laura; Cerdá, Magdalena; et al. (2015). “Worldwide Prevalence and Trends in Unintentional Drug Overdose: A Systematic Review of the Literature”. American Journal of Public Health 105 (11): e29–e49. doi:10.2105/AJPH.2015.302843. PMC 4605170. PMID 26451760. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/pmid/23294765/. 
  59. ^ Allen Frances (2014年10月5日). “Perverse U.S. Drug Policies Promote Drug Addiction and Deaths”. huffingtonpost. http://www.huffingtonpost.com/allen-frances/perverse-us-drug-policies_b_5935354.html 2016年4月10日閲覧。 
  60. ^ a b Complementary Therapy Assessment: Marijuana in the Treatment of Glaucoma. アメリカ眼科学会
  61. ^ Ad Hoc Group of Experts. Workshop on the Medical Utility of Marijuana. アメリカ国立衛生研究所
  62. ^ Lucas, Philippe; Walsh, Zach; Crosby, Kim; et al. (2016). “Substituting cannabis for prescription drugs, alcohol and other substances among medical cannabis patients: The impact of contextual factors”. Drug and Alcohol Review 35 (3): 326–333. doi:10.1111/dar.12323. PMID 26364922. 
  63. ^ Morgan, Celia J.A.; Das, Ravi K.; Joye, Alyssa; et al. (2013). “Cannabidiol reduces cigarette consumption in tobacco smokers: Preliminary findings”. Addictive Behaviors 38 (9): 2433–2436. doi:10.1016/j.addbeh.2013.03.011. PMID 23685330. 
  64. ^ The adverse effects of cannabinoids: implications for use of medical marijuana Louisa Degenhardt, MPsych(Clin) PhD and Wayne D. Hall, PhD
  65. ^ 医療用大麻の有効性、http://blogos.com/article/157032/
  66. ^ http://drugwarfacts.org/cms/Marijuana#sthash.NLFhulnr.dpbs
  67. ^ a b Deaths from Marijuana v. 17 FDA-Approved Drugs
  68. ^ Medical Examiner's Interim Report of Drugs Identified in Deceased Persons Florida Department of Law Enforcement
  69. ^ Bertha K. Madras (2015) (pdf). Update of Cannabis and its medical use (Report). World Health Organization. p. 18. http://www.who.int/medicines/access/controlled-substances/6_2_cannabis_update.pdf 2016年9月1日閲覧。. 
  70. ^ コンパシン、アンゼメット、レグラン、カイトリル、マリノール、タイガン、ゾフラン
  71. ^ バクロフェン、ザナフレックス
  72. ^ ハルドール、リチウム、ニューロンチン
  73. ^ リタリン、バイアグラ、ウェルプトリン、バイオックス、アデラール
  74. ^ John O'Connor (2017年2月2日). “Medical marijuana advocate seeks involvement for non-residents”. the Guam Daily Post. https://www.postguam.com/news/local/medical-marijuana-advocate-seeks-involvement-for-non-residents/article_6d5bef2c-e83b-11e6-a736-332d27c83ee6.html 2017年9月20日閲覧。 
  75. ^ Evaluating Safety and Efficacy of Cannabis in Participants With Chronic Posttraumatic Stress Disorder”. ClinicalTrials.gov (2015年7月31日). 2017年4月5日閲覧。
  76. ^ Supreme Court Rules Against Medical Marijuana Use
  77. ^ White House Responds to DEA Raids, Vows to End Policy
  78. ^ US AG Declares Ending DEA MMJ Raids Now US Policy
  79. ^ Active State Medical Marijuana Programs NORML
  80. ^ http://www.gordonrees.com/publications/2011/washington-supreme-court-upholds-termination-of-medical-marijuana-user
  81. ^ http://jp.ibtimes.com/articles/1520593
  82. ^ http://www.paulplevin.com/2008/e-update_2008_0124.html
  83. ^ http://www.osba.org/Resources/Article/Legal/CM_Emerald_v_BOLI.aspx
  84. ^ Dutch Government To Back Cheap Medicinal Weed Reuters
  85. ^ "AFP: Austria allows cannabis for medical purposes". afp.google.com Retrieved on 2008-07-21.
  86. ^ ドイツ、医療用大麻の使用を合法化”. AFPBB News (2017年1月20日). 2017年9月7日閲覧。
  87. ^ フランス、大麻由来の医薬品の処方を解禁 2014年1月13日
  88. ^ French law on pot-based medicine takes effect
  89. ^ Israel: Clinic Offeers Puff of Relief For Chronically Ill Jerusalem Post
  90. ^ AFP通信 マケドニア、医療大麻を合法化
  91. ^ Sri Lanka in Medical Marijuana Quandary
  92. ^ Exciteニュース:オーストラリアで医療大麻が合法化
  93. ^ ジャマイカ法務省 (2015年). “Dangerous Drugs Amendment Act 2015 Fact Sheet”. Ministry of Justice. 2017年9月7日閲覧。
  94. ^ BBC NEWS:メキシコ最高裁、大麻栽培禁止に違憲判断
  95. ^ AFP通信:メキシコ政府、医療大麻使用を特別許可、てんかんの少女に
  96. ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160429-00010008-afpbbnewsv-int YAHOO!JAPANニュース:メキシコ大統領、医療用大麻合法化を提言
  97. ^ AFP通信、コロンビア、医療大麻を合法化
  98. ^ Medical Marijuana, Inc's Product Approved by Brazilian Government
  99. ^ BBC NEWS:Argentina rules on marijuana use
  100. ^ Change.gov: Citizen's Briefing Book
  101. ^ NORML’s Paul Armentano in AlterNet: Marijuana Reform Is Part of the Progressive Agenda, So Why Are Obama’s Drug Cops Already Making Pot Raids?
  102. ^ Feature: Beyond 2008 -- Looking Past the November US Elections
  103. ^ Federal Medical Marijuana Bill Introduced by Rep. Ron Paul NORML
  104. ^ Former anti-marijuana lobbyist switches sides Capitol Hill Publishing Corp
  105. ^ Thanks Bob Barr, Now Can I Have My Faith in Democracy Back? Scott Morgan
  106. ^ Organizations Supporting Access to Therapeutic Cannabis As Compiled by Patients Out of Time (PDF)
  107. ^ American Psychiatric Association Assembly Backs Medical Marijuana Patient Protection
  108. ^ http://www.aafp.org/about/policies/all/marijuana.html
  109. ^ http://www.psychiatry.org/File%20Library/About-APA/Organization-Documents-Policies/Policies/Position-2013-Marijuana-As-Medicine.pdf
  110. ^ 医療大麻裁判
  111. ^ 「治療目的で大麻使用」と無罪主張した末期がん患者、死去 判決見届けられず産経新聞2016年7月26日、同年9月14日閲覧
  112. ^ https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/013008382
  113. ^ http://www.soumu.go.jp/main_content/000068055.pdf

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]