線維筋痛症

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線維筋痛症
分類及び外部参照情報
Tender points fibromyalgia svg.svg
ACR1990分類基準を構成する18箇所の圧痛点
ICD-10 M79.7
ICD-9 729.1
MedlinePlus 000427
eMedicine med/790 med/2934 ped/777 pmr/47
Patient UK 線維筋痛症
MeSH D005356
プロジェクト:病気Portal:医学と医療
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線維筋痛症(せんいきんつうしょう、: FibromyalgiaFM)は、全身に激しい痛みが生じる病気である。 英語表記では、症候群であることを表現して、: Fibromyalgia SyndromeFMS)とも記される。

原因不明の全身の疼痛を主症状とする。不眠うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群逆流性食道炎過活動性膀胱などの自律神経系の症状を随伴することがある。ドライアイドライマウス、逆流性食道炎などの粘膜系の障害を合併しやすい。疼痛は腱付着部炎や筋肉関節などにおよび、体幹四肢から身体全体に激しい疼痛が広がる。[1]

原因は不明であり、通常の医師が行なう血液検査では異常が現れない。CTスキャン、MRIを検査しても異常を発見できない。また、この病気が診断できる特別な検査は2015年時点で存在しない。診断が非常に困難な症例が多いが、圧痛点による簡易的な見分け方が知られる[2]

患者は、男性より女性の方が非常に多く、働き盛りの中高年に発生率が高い。

現状として、線維筋痛症は、軽症例も合わせれば推定200万人と言われる、比較的患者人口の大きなリウマチ性疾患であるにもかかわらず、日本の医療機関での認識が遅れている。その結果適正に医療を受けられている患者が極めて少なく、多くの患者は未診断、または、誤診を引き起こしてドクターショッピングを繰り返し、結果的に長く病む状況となってしまっている。医療に失望して民間療法などに流れている場合もある。このように日本の線維筋痛症の医療環境は問題がある。[3]

そんな中でも血液による診断法の確立へと、日本の研究者の成果もあって前進している[4]


症状[編集]

線維筋痛症の症状

激しい痛みが、線維筋痛症の主な症状であるが、その激しさを表現するのに、「体の中で火薬が爆発するような痛み」「万力で締め付けられるような痛み」「キリで刺されたような痛み」「ガラスの破片が(体の中を)流れるような痛み」などと形容される[5]

  • 疼痛レベルや痛みの種類は天候や気温に湿度、環境、五感による刺激、肉体的精神的ストレスで変化する。しばしば疼痛箇所は移動するが、痛みが途切れる事は無い。
  • 症状には個人差が大きく、軽度なら仕事を続けられる場合もあるが、重度の場合はガンの末期患者と同レベルの疼痛といわれ、日常生活に支障をきたし、自力での生活はほぼ困難である。症状が重くなると髪やつめに触っただけで痛みが走り、意識がもうろうとなり寝たきりになる。通常の日常生活(食事・買い物・入浴・着替え・歩行・寝返り等)、呼吸や嚥下すら困難になる。
  • 視覚、聴覚(聴覚過敏)、触覚、味覚、嗅覚の五感が著しく過敏になる。そのため僅かな音や光、軽い接触にも痛みを感じるようになる。化学物質やアルコール不耐性になり、アレルギー症状は悪化する。
  • 灼熱感や冷感、悪寒、穿痛感(刺されるようなチクチクする痛み)、乱切痛、アロディニアなどの知覚異常が見られる。
  • 思考と理解力の低下、短期と長期記憶力の低下、集中力の欠如と混乱、注意障害、遂行機能障害などがみられる。
  • 多くの患者に筋力と運動能力の著しい低下、筋肉の激しい疲労、筋肉の痙攣、行動力の低下、関節の痛みと腫れ、重度では自力で補助なしには立ち上がれないし起き上がれない、以前歩けた距離が歩けなくなるなどの症状が見られる。
  • 付随する症状としてこわばりやうずき、痺れ、振戦と震え、全身倦怠感と疲労感、耳鳴り、視力の変化、頭痛微熱、体温調節の失調、睡眠障害、不眠と過眠、歯や歯茎、顎の痛み、口内炎、顎関節症候群、眼の奥の痛み、頻尿、寝汗、動悸息切れ、発疹、血糖値の調整異常、血圧の調整異常、月経前症候群過敏性腸症候群三叉神経痛などがある。
  • ドライアイドライマウスを高頻度に併発する。しばしばシェーグレン症候群膠原病(リウマチエリテマトーデスMCTDなど)、甲状腺機能低下症(橋本病)、潰瘍性大腸炎血清反応陰性脊椎関節炎、等の免疫疾患を併発する。特徴として朝と夕方の疲労とこわばりやリンパ節の痛みが見られる。
  • 特に強直性脊椎炎血清反応陰性脊椎関節炎の患者が合併症として線維筋痛症を罹患している頻度が高いことが知られ始めており、脊椎関節炎における多発性付着部炎の箇所と線維筋痛症の圧痛点の多くが一致するとも言われている。
  • この病が直接の原因となり死に至ることは無いと言われているが、その全身の痛みは凄まじいもので、痛みの苦痛等が間接的に患者を死に追いやることはありえる。2007年2月2日に43歳で亡くなった日本テレビの元アナウンサー大杉君枝はこの病を苦に自殺したと報道されている[6]。(ただし、飛び降りと線維筋痛症の間の因果関係を疑問視する意見もある[7]。) 後述のとおり、この病は患者のストレスや精神状態が症状に与える影響が大きく、神経や精神状態の改善が症状を改善させるという臨床例が多く認められている。この病は原因が不明で、患者の痛みの理由が周囲にわかりにくいことから、しばしば怠け病や詐病と周囲に誤解されやすいところが、患者のストレスを更に増加させるものと考えられる。うつ病に対する場合と同様、周囲のこの病に対する理解が必要である。
  • 同様の病に慢性疲労症候群(CFS)がある(但しCFSは痛みではなく疲労を伴う病である)。線維筋痛症の発症前後に合併する例も多い。症状に共通する部分があるため線維筋痛症と同じ病気とみなす医師もいる[8]。CFSの主な症状は身体的・精神的両方における激しい疲労である。運動・精神活動後によって疲労は強くなり、休息や睡眠によってなかなか回復しない。不眠・過眠・はっきりした夢を見やすい。疲労の程度は、何とか働ける程度から、寝返りもうてないほど重症の患者もいる。

発症要因[編集]

他の多くの疾患と同様に、遺伝的素因がみられる[9]。しかし、遺伝性の程度は、単一遺伝子疾患いわゆる遺伝病ほど大きくなく、あくまで2型糖尿病といった多因子遺伝性疾患の程度である。

遺伝以外の発症要因はトリガーとも引き金とも呼ばれ、線維筋痛症の状態に至るきっかけの出来事のことである。

発症要因としては、外的要因と内的要因に分けて分析されている。外的要因としては、外傷手術ウイルス感染などが挙げられている。内的要因としては、離婚・死別・別居・解雇・経済的困窮などの生活環境のストレスが挙げられている。[9]

発症の際には、疼痛の症状の他に随伴症状が現れる。随伴症状としては、不眠うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群膀胱炎ドライアイシェーグレン症候群様の乾燥症状が挙げられている。[9]

他のトリガーとして、抜歯などの歯科処置、脊椎外傷や手術、むちうち症など著しい身体障害やパニック障害が挙げられている[9]

進行すると、18箇所の圧痛点を上回り、身体全体に激しい疼痛が拡散し、腱の付着部炎や、筋膜、関節等に及ぶ[10]。疼痛は時間的に変化し、発作の形をとることが多い。最初の疼痛が引き金になり次の疼痛を招いている[10]。重症化するにつれ、神経支配的領域とは関係なく、疼痛の範囲は広くなり、発作の時間は長くなり、疼痛の程度は次第に激しくなって、患者のQOLが著しく低下する[11]

トリガーとして、社会的な意味で特に複雑なのは、自動車事故子宮頸がんワクチンである。

自動車事故が引き起こす線維筋痛症は、患者全体の3割を占めるとも言われるが、線維筋痛症の認知の低さから、日本の司法や行政において不利に取り扱われがちなことが問題とされている[12]

子宮頸がんワクチンが引き起こす線維筋痛症様の症状をまとめて、線維筋痛症学会により、HPVワクチン関連神経免疫異常症候群(HANS)という名称が提唱されている[13]

外的発症要因としてのウイルス感染の他に、線維筋痛症の患者の何割かで、複数種のマイコプラズマ感染がみられたという報告がある[14]

有病率[編集]

厚生労働省の研究班による全国疫学調査では、2003年に線維筋痛症の診断で受診した患者数は2600名、日本リウマチ財団登録医への受診患者数3900名であり、欧米と比較して診断されている患者が著しく少ない。更に住民調査が行われ、その結果人口あたりの有病率は大都市部2.2%、地方部1.2%、全体として1.7%であった。欧米の約2%の有病率に近い。[15]

詳しく調査すると有病率が上がる理由は、認知度が低いために未診断や誤診が非常に多いものと推測される。

2009年に再度日本リウマチ財団登録医への受診患者数調査が行われ、11000人であったことから[15]、診断率は少し向上している。リウマチ医が線維筋痛症の診療を避けているとも述べられる[16]

性差、年齢分布、家族内発生など[編集]

欧米の報告では女:男=8~9:1である。日本では、4.8:1と男性比率が高いが、理由は不明とされる。平均年齢は51.5歳である。年齢分布は広く、4.8%が小児科年齢であった。推定の発症年齢は平均43.8歳とされる。家族内発生について、家族歴は4.1%であった。[16]

確定診断がなされるまでに、発症から平均4.3年かかっているが、半数は1年以内に診断されていた[17]

確定診断まで平均3.9件の診療科を受診しており、いわゆるドクターショッピングの現状が存在する。中には診断なく、医療から見放されている例も少なからずあるとされる。[17]

病型分類[編集]

リウマチ性疾患をはじめとした疾患を原病として随伴することが多い。線維筋痛症単独で発症するものを一次性、別の疾患に随伴するものを二次性と分類されたこともあったが、現在では区別しない。線維筋痛症単独と、随伴する症例の比は3:1である。原病としては関節リウマチが最も多い。[17]

クラスター分析が提案されて、筋緊張亢進型、うつ型、筋付着部炎型、混合型の4つに分類され、このうち筋緊張亢進型が35%を占めて最多である。#議論も参照のこと。筋緊張亢進型の一部の症例にVGKC自己抗体が確認されている。[18]

診断基準[編集]

米国リウマチ学会(ACR)線維筋痛症分類基準(1990)[編集]

1990年に米国リウマチ学会(ACR)が作成した分類基準[19][20][21]である。

以降ではACR1990と略記する。

この古い基準に対して批判が多くあるが、国際的に広く用いられている分類基準である。診療の場では、分類基準を満たさない症例が存在し、分類基準を満たさない症例を線維筋痛症から除外するための基準ではない、とも述べられている。[22]

線維筋痛症の分類基準(ACR1990)[23]
1. 広範囲にわたる疼痛の病歴
定義 広範囲とは右・左半身、上・下半身、体軸部(頚椎、前胸部、胸椎、腰椎)
2. 指を用いた触診により、18箇所の圧痛点のうち11箇所以上に疼痛を認める
定義 両側後頭部・頚椎下方部・僧帽筋上縁部・棘上筋・第2肋骨・肘外側上顆・臀部・大転子部・膝関節部
指を用いた触診は4kgの力で押す[24](術者の爪が白くなる程度)

圧痛点の判定:疼痛に対する訴え(言葉、行動)を認める

判定 広範囲な疼痛が3ヶ月以上持続し、上記の両基準を満たす場合。第二の疾患が存在してもよい。

日本の症例に対してACR1990がどのぐらい有用であるか検証がなされ、その結果、診断感度は75.9%、診断特異度は97.4%、有用度は86.9%が得られ、優れた診断基準であることが検証された[25]

ACR1990では、いわゆる二次性の線維筋痛症であって随伴して発症する場合も、病型に関係なく線維筋痛症と診断すべきことを意味している[25]

米国リウマチ学会(ACR)予備診断基準(2010)の提案[編集]

以下の3項目で構成される[26]

1、定義化された慢性疼痛の広がり(widespread pain index: WPI: 広範囲疼痛指数)が一定以上あり、かつ臨床兆候重症度(symptom severity: SS)スコアが一定以上あること。

2、臨床兆候が診断時と同じレベルで3ヶ月間は持続すること。

3、慢性疼痛を説明できる他の疾患がないこと。

この3項目を満たす場合に線維筋痛症と診断できるものとする。以降ではACR2010と略記するが、ここで扱うには複雑すぎるため示しているのは概要のみである。

予備診断基準ACR2010は、分類基準ACR1990にとって代わるものではないと述べられている。対照疾患として非炎症性リウマチ性疾患を用いているなどの理由からである。

ACR2010の他に、線維筋痛症の診断にまつわるその他の基準としてACR2010改定基準(2011)、J-FIQなどが知られているが[27]、ここで扱うには複雑すぎるため触れない。

2015年時点で日本でもっとも一般的に用いられている、線維筋痛症を対象とした評価票ひいては問診票として、ACR2010に基づくFAS31が挙げられる[28]

その他の検査手段[編集]

これまで、患者が痛みを訴えてもそれを具体的に伝えることは困難だったが、2007年に株式会社オサチおよび株式会社ニプロが「ペインビジョン(PainVision)」という電流知覚閾値検査装置を発売した[29]。これは、痛みに似た感覚を作り出すことができる電気刺激を患者に与えることによって、患者の痛みを数値化し、グラフとして提供する装置である。これによって、これまで医師に伝えることが難しかった痛みの度合いが数値化・視覚化されることにより、患者が感じる痛みの量を患者と医師が共有したり、それによって患者の心理的負担が軽くなることなどが期待される。

しかし、この装置を置いている病院はまだ少なく、その他の病院ではフェイススケール等に頼っている。

重症度や症状の類型[編集]

痛み以外の身体症状[編集]

骨格筋の疼痛症状以外に、様々な身体性の症状を伴う。これらの症状としては、過敏性腸症候群口内炎胃腸症、膀胱炎シェーグレン症候群に似たドライアイドライマウス末梢神経炎と思わせる手足のしびれなどが挙げられるが、特に共通の症状として睡眠障害が挙げられている。9割の患者で睡眠障害がみられると言われる。[30]

疼痛による睡眠障害の起こり方としては、同じ体位で寝ていると自分の体重で疼痛が生じ、中途覚醒するという特徴的なパターンがある。睡眠障害と疼痛は密接に関連していると言われ、睡眠障害がストレスとなり、次に痛みを引き起こし、更に睡眠障害を引き起こすという悪循環がみられる。そのため、メンタルケアが重要とされる。[30]

精神神経症状[編集]

睡眠障害と並んでうつ状態の症例が多い。人間関係のストレスの集積、離婚や近親者との死別などが、疼痛発症のトリガーである場合は尚更である。[30] 精神科領域で、原因不明の慢性疼痛を身体表現性障害の範疇に含んで[31]診断することも不利にはたらき、誤診や未診断の原因となっている。

むずむず脚症候群を、70.7%の患者で併発し、そのうち約20%が重症であった[31]

多くの場合は精神症状は疼痛の緩和とともに改善される。これは痛みが線維筋痛症の主因であり、精神症状が主因ではないことを意味する。[31]

重症度分類[編集]

患者ごと、また時期により重症度が変化する。客観的評価法として重症度分類(ステージ分類)試案が提案されている。臨床症状の組み合わせや症状の強さからⅠからⅤに分類され、30%近くがステージⅢ以上とされる。[32]

線維筋痛症の重症度(ステージ)分類試案[33]
ステージ分類 臨床病像 頻度
ステージⅠ 米国リウマチ学会分類基準の18箇所の圧痛点のうち11箇所以上の痛みであるが、日常生活に重大な影響を及ぼさない 44.0%
ステージⅡ 手足の指の末端部に痛みが広がり、不眠、不安感、うつ状態が続く。日常生活が困難 31.0%
ステージⅢ 激しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、温度・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが全身に広がる。自力での生活は困難 9.8%
ステージⅣ 痛みのために自力で体を動かせず、ほとんど寝たきり状態に陥る。自分の体重による痛みで、長時間同じ姿勢で寝たり座ったりできない 9.1%
ステージⅤ 激しい全身の痛みとともに、膀胱や直腸の障害、口の渇き、目の乾燥、尿路感染など全身に症状がでる。通常の日常生活は不可能 6.1%

治療[編集]

治療の方向性[編集]

CategoryFibro.jpg

日本線維筋痛症学会による『線維筋痛症診療ガイドライン2013』では、患者の病態に基づいて主に3つのカテゴリーに分けて治療方針を立てることが提唱されている[34]#重症度や症状の類型も参照のこと。

筋緊張亢進型
骨格筋を中心に激しい痛みや体の動かしにくさを特徴とする。多くは筋力の肥大するスティッフパーソン症候群に類似する。シェーグレン症候群に似ることもある。
プレガバリン、ガバペンチン、クロナゼパムなどの抗てんかん薬や、ピロカルビン塩酸塩など。
筋付着部炎型
精神症状が少なく、発症のトリガーが外傷リウマチ性疾患などに起因する場合である。
プレガバリン、サラゾスルファピリジン、NSAIDs、プレドニン®など。抗炎症剤や鎮痛薬。
うつ型
心因的要因から症状を引き起こす場合である。
ミルナシプラン、デュロキセチン、三環系抗うつ薬といった抗うつ薬や、プレガバリンなど。
重複型
第一から第三までが重複している。重複型については、症状の重みで加減をする。

しかし、このようなカテゴリーに分類し使用する薬を変える方法には科学的根拠がなく、世界標準の治療ではないとの批判がある[35]

ガイドラインの作成にも関わり線維筋痛症の専門家である戸田克広は、副作用や薬価、また根拠の強さなど同種の薬を避けるといったことを考慮し、以下のような優先順位で11種類の投薬を順に試しているとされる[36]。 11種類の優先順位(スタメンと命名されている):ノイロトロピン®、アミトリプチリン、デキストロメトルファン、ノルトリプチリン、メコバラミンと葉酸の併用、イコサペント酸エチル、ラフチジン、ミルナシプラン、ガバペンチン、デュロキセチン、プレガバリン

薬物治療[編集]

日本線維筋痛症学会による『線維筋痛症診療ガイドライン2013』には、先述の「治療の方向性」の他に、「エビデンスに基づく薬物治療(海外の事例を含む)」の章が設けられ、エビデンスと推奨度(欧米)および推奨度(本邦)の形で、各薬物の評価が示されている[37]。すなわち、エビデンスIで推奨度A(本邦では推奨度A)が最良である。

日本の状況においては、プレガバリンが、2012年に筋繊維痛症に伴う疼痛の治療薬として日本でははじめて承認された。ついで2015年デュロキセチンが保険適用となった。エビデンスに基づくガイドラインによると第一選択薬はプレガバリン、デュロキセチンアミトリプチリンなどとなる。(下記治療薬一覧表参照)


各薬物の最適量を患者ごとに慎重に決定することが求められる[38]。各薬物の処方量を、副作用と鎮痛効果をみながら上限まで漸増する[38]。当初は有効でも1年以上経過すると、中止しても痛みはしばしば悪化しないため、減量や中止を試みる努力が必要である[38]。抗うつ薬の鎮痛効果は抗うつ効果とは独立している[39]痛みによる不眠に対しては、睡眠薬ではなく鎮痛薬が優先される[39]

2014年には、アメリカ神経学会がオピオイドによる死亡増加から声明を出しており[40]、線維筋痛症などの慢性疼痛状態では、オピオイド系薬剤使用の利益を、危険性がはるかに上回るとした[41]。そのためオピオイド系薬剤は、成人の神経原性疼痛治療において推奨順位は3rd lineとなっている[42]

薬物治療のエビデンスと推奨度[43]
薬物 エビデンスと推奨度
アミトリプチリン(トリプタノール®) 三環系抗うつ薬 エビデンスⅠ[42] 推奨度A(本邦では推奨度B)
ノルトリプチリン(ノリトレン®) 三環系抗うつ薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
ドスレピン、ドチエピン(プロチアデン®) 三環系抗うつ薬 エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
イミプラミン(トフラニール®) 三環系抗うつ薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
クロミプラミン(アナフラニール®) 三環系抗うつ薬 エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
マプロチリン(ルジオミール®) 四環系抗うつ薬 エビデンスⅡa 推奨度C(本邦では推奨度C)
ミルナシプラン(トレドミン®) SNRI エビデンスⅠ 推奨度A(本邦ではエビデンスⅡa 推奨度B)
デュロキセチン(サインバルタ®) SNRI エビデンスⅠ[42] 推奨度A(本邦では推奨度B)
パロキセチン(パキシル®) SSRI エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
セルトラリン(ジェイゾロフト®) SSRI エビデンスⅡb 推奨度B(本邦では推奨度B)
フルボキサミン(ルボックス®、デプロメール®) SSRI エビデンスⅡb 推奨度B(本邦では推奨度B)
ミルタザピン(レメロン®、リフレックス®) 抗うつ薬 エビデンスⅡb 推奨度B(本邦では推奨度B)
トラゾドン(レスリン®、デジレル®) 抗うつ薬 エビデンスⅣ 推奨度B(本邦では推奨度C)
プレガバリン(リリカ®) 抗痙攣薬 エビデンスⅠ[42] 推奨度A(本邦では推奨度A)
ガバペンチン(ガバペン®) 抗痙攣薬 エビデンスⅡa[42] 推奨度B(本邦では推奨度B)
デキストロメトルファン(メジコン®) 鎮咳薬 エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
トロピセトロン(ナボバン®)、オンダンセトロン(ゾフラン®) 制吐薬 エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
ラロキシフェン(エビスタ®) 骨粗鬆症の薬 エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
ノイロトロピン® エビデンスⅣ 推奨度B(本邦では推奨度B)
ラフチジン(プロテカジン®) H2ブロッカー エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
ゾビクロン(アモバン®) 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬 エビデンスⅡa(睡眠、疲労感) 推奨度B(本邦では推奨度B)
ゾルピデム(マイスリー®) 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬 エビデンスⅡa(睡眠) 推奨度B(本邦では推奨度B)
プラミペキソール(ビ・シフロール®) ドパミン作動薬 エビデンスⅡa 推奨度C(本邦では推奨度C)
ロピニロール(レキップ®) ドパミン作動薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
ピリドスチグミン(メスチノン®) 重症筋無力症の治療薬 エビデンスⅡa(痛み以外) 推奨度B(本邦では推奨度B)
ピンドロール(カルビスケン®、イスハート®) βブロッカー エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
クエチアピン(セロクエル®) 非定型抗精神病薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
オランザピン(ジプレキサ®) 非定型抗精神病薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
クロルプロマジン(ウインタミン®、コントミン®) 定型抗精神病薬 エビデンスⅡb 推奨度B(本邦では推奨度C)
レボメプロマジン(レボトミン®、ヒルナミン®) 定型抗精神病薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
チザニジン(テルネリン®など) 筋弛緩薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
マイヤーズ・カクテル(Myers'Cocktail)保険不適用 点滴療法 推奨度C(本邦では推奨度C)
漢方薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦ではエビデンスⅤ 推奨度C)
アコニンサン エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
イコサペント酸エチル(エパデール®) 高トリグリセリド血症の薬 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
イブジラスト(ケタス®) 気管支喘息脳梗塞後遺症に伴う慢性脳循環障害によるめまいの改善 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
メコバラミン(メチコバール®)と葉酸(フォリアミン®)の併用ビタミン剤 エビデンスⅣ 推奨度C(本邦では推奨度C)
成長ホルモン エビデンスⅡa 推奨度C(本邦では推奨度C)
副腎皮質ステロイドホルモン エビデンスⅡa 推奨度D(本邦ではエビデンスⅤ 推奨度C)
サラゾスルファピリジン(アザルフィジンEN®錠) 抗リウマチ エビデンスⅤ 推奨度C(本邦では推奨度B)
ピロカルピン塩酸塩(サラジェン®)、セビメリン(サリグレン®、エボザック®) 唾液分泌刺激薬(ドライマウスドライアイ エビデンスⅣ 推奨度B(本邦ではエビデンスⅢ[44] 推奨度B)
ベンゾジアゼピン抗不安薬 推奨度C(本邦ではエビデンスⅡa 推奨度C)
トラマドール(トラマール®) 非麻薬性鎮痛薬 エビデンスⅡa[42] 推奨度B(本邦では推奨度B)
トラマドールアセトアミノフェンの合剤(トラムセット®配合錠) 非麻薬性鎮痛薬 エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
ブプレノルフェン(レペタン®坐薬、筋注、静注、ノルスバン®テープ)、ペンタゾシン(ペンタジン®、ソセゴン®筋注、静注、皮下注、錠剤) 非麻薬性鎮痛薬 エビデンスⅤ 推奨度C(本邦では推奨度C)
モルヒネ 麻薬 推奨度C(本邦では推奨度C)
フェンタニル経皮吸収型製剤(デュロテップ®MTパッチ) 麻薬 推奨度C(本邦では推奨度C)
ケタミン 全身麻酔 エビデンスⅡa 推奨度C(本邦では推奨度C)
禁煙 エビデンスⅤ 推奨度B(本邦ではエビデンスⅢ 推奨度B)
減量 エビデンスⅣ 推奨度B(本邦では推奨度C)
エビデンスⅡa 推奨度B(本邦では推奨度B)
交感神経ブロック星状神経節ブロック 推奨度C(本邦では推奨度C)
圧痛点へのブロック、トリガーポイントブロック 推奨度C
アスパルテーム(有害性について[45] エビデンスⅣ 推奨度D
グルタミン酸ナトリウム(有害性について[46] エビデンスⅡa 推奨度D

その他の治療[編集]

  • 薬物による治療だけでなく、認知療法カイロプラクティック鍼灸腹式呼吸などの呼吸法や瞑想、ウォーキング・ヨガストレッチエアロビクス水泳などの軽い運動、健康的な睡眠の確保といった、ストレスを緩和させる手法も有効ではないかと考えられている[47]。ただし本人の希望無しに無理やり運動させると悪化したり、中~重症患者には本人の希望する軽いストレッチなど以外は、激しい運動は逆効果ではないかとの声もある。
  • 肉体的精神的ストレス、環境の急激な変化、人間関係のストレス、激しい疲労などは神経細胞を刺激し、病状を悪化させる可能性があり、避けた方がよい。
  • 線維筋痛症は顎関節症を併発することが多い[48]。線維筋痛症の治療を唄っている一部の歯科もある。歯列矯正や歯を削ったりして噛み合わせや顎の位置を大きく変える治療方法で、これらの治療が合わなかった患者にとっては元の状態に戻す事ができない侵害性が強くストレスの大きい治療のため治療を受ける場合は十分な注意が必要である[要出典]。慢性疼痛患者の症状の重症度と顎の痛みの間には相関関係がある[49]ために、顎の痛みの治療は線維筋痛症の治療の有用かもしれない。しかし、顎の痛みの治療は安全性の観点から初期治療として口腔スプリントが推奨され、咬合調整・歯列矯正は推奨されていない[50]。線維筋痛症患者は特に刺激に過敏である場合が多く、噛み合わせに手を付けない方が望ましいとする意見もある[51]。また、口腔スプリントのみで線維筋痛症の症状をコントロールできたとする報告もある[52]

経過[編集]

慢性疾患として、線維筋痛症は長期にわたって持続し、回復が困難である。発症から1~2年は安定した状態で経過し、回復・軽快するとされている。その後は必ずしもよくない。1年経過で治癒わずか1.5%、51.9%が改善がみられ、37.2%は病状に変化なく経過し、2.6%が悪化であった。症例の多くで発症時から変化が少ない。小児例では回復もみられるとされる。入院の頻度は1年間で13.5%と述べられている。[53]

機能的予後[編集]

線維筋痛症が直接的な死因となることはない。日常生活動作(ADL)の低下を伴いながら経過する。約半数が1年経過でADLはなんとか自立できているが、残り半数に何らかのADLの低下が認められ、27.2%が大きく低下した。34.0%が休職・休学している。[54]

生活の質(QOL)についても、線維筋痛症は悪いとされ、関節リウマチ(RA)より低いが、全身性エリテマトーデス(SLE)と同程度のQOLと述べられている[54]

若年性線維筋痛症[編集]

引きこもり不登校児童にこの疾患が多く診断されたため、今後調査を進めていくと、若年性線維筋痛症患者の実数はさらに多いことが判明するのではないかと推測されている[55]。若年性線維筋痛症の問題点は、子供は「お腹が痛い」「学校にいきたくない」などと登校拒否をするが親はいつものこと、と軽視してしまう。実は本当に本人は症状が苦しいとしても、ただの腹痛、怠けているとしか思われず理解を得られないまま慢性化してしまい、長く続く登校拒否や体の不調に気づいた親が病院に連れていくと線維筋痛症の診断を受けたケースが報告されている。最小年齢は日本では6歳発症。なお、生後まもなくの大病で罹患したものの、長年単なる病弱で済まされたケースも存在する。

2013年7月16日に、若年性維筋痛症発生の原因がコエンザイムQ10の欠乏にあることが、東京工科大学応用生物学部山本順寛教授らと、横浜市立大学医学部小児科との研究チームにより発見されたと報じられた[56]

なお、発症パターンの違いから、若年性線維筋痛症と、若年発症の成人型の線維筋痛症は区別される傾向にある[55]

公的保障制度[編集]

難病指定にはなっておらず、推定200万人の患者人口のすべてが、1疾患あたり人口比0.15%未満(2015年時点)という難病法の指定を受けることはできない。そこで重症度を限定して、難病指定を目指すための要望が検討されている[57]。ただし、強直性脊椎炎といった難病指定の疾患を合併している場合に限り、線維筋痛症の治療のうちその疾患と重複する治療のみ助成されうる。

公的保証制度としては、高額療養費制度後期高齢者医療制度障害年金障害者総合支援法身体障害者手帳精神障害者保健福祉手帳などが挙げられる[57][58]。しかし、障害者総合支援法、および身体障害者手帳については、疼痛という見えない障害であるために障害の程度が証明できず、実際には利用不可能に近く、更に地域によって対応が大きく異なり、多くの患者はやむなく精神障害者保健福祉手帳を取得しているのが現状である。しかし精神障害者保険福祉手帳では、受けられる支援が限られるなどの不利益があり、身体障害者手帳を積極的に取得しようという動きがある。

疼痛という見えない障害のため身体障害者として見られないという問題は、制度との絡みで深刻である[59]

患者会[編集]

  • NPO法人 線維筋痛症友の会 [60]
  • 愛知線維筋痛症患者・家族会エスペランサ [61]
  • 青森県線維筋痛症・難病患者会 あかり[62]
  • 慢性疼痛患者の集い 「今を生きる会」 IMAIKI会[63]
  • 若年性線維筋痛症 きずなの会[64]

歴史[編集]

日本での歴史として、2003年、厚生労働省が『線維筋痛症研究班』を発足させた[65]。2008年から独立研究班として継続中。2009年より年労働省研究班線維筋痛症医療情報センターから業務を引継ぎ日本線維筋痛症学会 JCFIが調査を行っている。

啓発デー[編集]

慢性疲労症候群化学物質過敏症といった疾患と合同で、"May 12th International Awareness Day"と称される国際啓発デー5月12日に開催される[66]

国際啓発デーにおいて、線維筋痛症の象徴色はパープルであり、アウェアネス・リボンとしてパープルリボンが用いられる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 1.
  2. ^ NHK (2014年12月3日). “線維筋痛症の見分け方について”. 2015年3月15日閲覧。
  3. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 線維筋痛症診療ガイドライン2013の記載方法.
  4. ^ 北海道大学 (2015年4月9日). “線維筋痛症候群の鑑別にはじめて成功 (PDF)”. 2015年5月13日閲覧。
  5. ^ 線維筋痛症がわかる本 2010, p. 30.
  6. ^ [1]
  7. ^ KatsuhiroTodaMDのツイート (608632673620262912)
  8. ^ 西岡久寿樹 『線維筋痛症とたたかう』 ホールネス研究会、2004年、108頁。ISBN 4-263-20555-3
  9. ^ a b c d 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 3.
  10. ^ a b 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 5.
  11. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 6.
  12. ^ 線維筋痛症がわかる本 2010, p. 250.
  13. ^ 福島安紀 (2014年11月13日). “子宮頸がんワクチンの副反応、新病態の可能性も”. 日本経済新聞. 2015年5月17日閲覧。
  14. ^ Nasralla, Marwan; Joerg, Haier; Garth, L. Nicolson (1999). "Multiple mycoplasmal infections detected in blood of patients with chronic fatigue syndrome and/or fibromyalgia syndrome". European Journal of Clinical Microbiology and Infectious Diseases 18 (12): 859–865. 
  15. ^ a b 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 13.
  16. ^ a b 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 14.
  17. ^ a b c 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 15.
  18. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 16.
  19. ^ Wolfe F, Smythe HA, Yunus MB, et al. (1990). "The American College of Rheumatology 1990 Criteria for the Classification of Fibromyalgia. Report of the Multicenter Criteria Committee" (pdf). Arthritis and Rheumatism 33 (2): 160–72. doi:10.1002/art.1780330203. PMID 2306288. 
  20. ^ American College of Rheumatology. “1990 Criteria for the Classification of Fibromyalgia (Excerpt)”. 2015年3月15日閲覧。
  21. ^ American College of Rheumatology. “Classification Criteria for Other Diseases”. 2015年3月15日閲覧。
  22. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 23.
  23. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 24.
  24. ^ 診療ガイドライン2013の内容とは異なりますが、戸田克広MDのご指摘により修正いたしました。ACR1990を直接参照してもそうなっているようです。
  25. ^ a b 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 25.
  26. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 26.
  27. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 27.
  28. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 27, 201.
  29. ^ 株式会社オサチ. “PAINVISION® 関連資料のご紹介”. 2015年5月14日閲覧。
  30. ^ a b c 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 83.
  31. ^ a b c 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 84.
  32. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 19.
  33. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 20.
  34. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, pp. 84-88.
  35. ^ 戸田克広. “線維筋痛症の診断と2013年4月時点での治療方法—線維筋痛症の治療は変形性関節症にも有効—”. p. 5. 2015年5月19日閲覧。
  36. ^ 戸田克広. “線維筋痛症の診断と2013年4月時点での治療方法—線維筋痛症の治療は変形性関節症にも有効—”. p. 6. 2015年5月19日閲覧。
  37. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, pp. 95-108.
  38. ^ a b c 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, pp. 88-89.
  39. ^ a b 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, pp. 95-96.
  40. ^ Katz, J. A.; Swerdloff, M. A.; Brass, S. D.; Argoff, C. E.; Markman, J.; Backonja, M.; Katz, N.; Franklin, G. M. (2015). "Opioids for chronic noncancer pain: A position paper of the American Academy of Neurology". Neurology 84 (14): 1503–1505. doi:10.1212/WNL.0000000000001485. ISSN 0028-3878. 
  41. ^ Kristina Fiore (2014年9月30日). “AAN Warns Against Opioids in Chronic Noncancer Pain”. MedPage Today. http://www.medpagetoday.com/PainManagement/PainManagement/47871 2015年5月15日閲覧。 
  42. ^ a b c d e f Finnerup NB, et al. Pharmacotherapy for neuropathic pain in adults: a systematic review and meta-analysis. Lancet Nuerol 2015;14:162-173
  43. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 95.
  44. ^ 但し文献示されず
  45. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, pp. 107-108.
  46. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, pp. 108.
  47. ^ 線維筋痛症友の会. “代替治療”. 2015年5月14日閲覧。
  48. ^ 線維筋痛症がわかる本 2010, p. 148.
  49. ^ F.Wolfe, Jaw Pain;Its Prevalance and Meaning in Patients with Rheumatoid Arthritis, Osteoarthritis, and Fibromyalgia ,J Rheumatol. 2005;p2421-8
  50. ^ 日本顎関節学会 顎関節症患者のための初期治療ガイドライン
  51. ^ 痛みが全身に広がる病気をとことん治す リーダーズノート 2014年 P208
  52. ^ 山田貴志、築山能大、岡寛、古谷野潔、電気的痛み定量計測器を用いて治療評価を行った線維筋痛症の症例、日本臨床リウマチ学会雑誌、2009年Vol.21.P249
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  54. ^ a b 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 21.
  55. ^ a b きずなの会. “若年性線維筋痛症”. 2015年5月14日閲覧。
  56. ^ 大学通信 大学プレスセンター. “大学プレスセンター - 「小児線維筋痛症」が、コエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見――東京工科大学 -”. 2013年7月16日閲覧。
  57. ^ a b 線維筋痛症友の会. “「線維筋痛症患者救済に関する緊急要望書」(抜粋)”. 2015年5月14日閲覧。
  58. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. 160.
  59. ^ 電動車椅子に乗りたい。車椅子に乗る身体障害者がすごく羨ましかった。彼らは見ただけで身障者と分かる。私は見た目には全然普通なので電車などで優先席に座ると嫌がらせのつもりなのか、足の上に荷物を置かれたりした。私の痛む足の上に。何の役にも立たないただ痛むだけの足だった。『この足を切断すれば身障者として生きる事が出来るのではないか?』とも考えた。線維筋痛症友の会. “手記 04”. 2015年5月22日閲覧。
  60. ^ JFSA. “NPO法人 線維筋痛症友の会 概要”. 2015年6月21日閲覧。
  61. ^ 愛知線維筋痛症患者・家族会エスペランサ. “当会の理念 活動趣旨”. 2015年6月21日閲覧。
  62. ^ 青森県線維筋痛症・難病患者会 あかり. “青森県線維筋痛症・難病患者会 あかり”. FC2. 2015年7月3日閲覧。
  63. ^ IMAIKI. “慢性疼痛患者の集い 「今を生きる会」 IMAIKI会”. Facebook. 2015年6月21日閲覧。
  64. ^ きずなの会. “きずなの会って”. 2015年6月21日閲覧。
  65. ^ 線維筋痛症診療ガイドライン 2013, p. はじめに.
  66. ^ May 12th International Awareness Day”. 2015年3月17日閲覧。
  67. ^ 線維筋痛症がわかる本 2010, p. 138.

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

国内の医療機関と協会

参考文献及び記事

国外の医療機関と協会

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