佐々木里加

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佐々木 里加(ささき りか)は日本の現代美術家女流画家協会事務所前代表、独立美術協会会員、学校法人女子美術大学非常勤講師。

東京生まれ、多摩美術大学大学院博士前期課程を修了。東京大学大学院研究生修了[1]。2000年文化庁派遣芸術家国内研修員。2010年文化庁派遣芸術家海外研修員。2005年に第73回独立展・独立賞ならびに女流画家協会賞を受賞。2006、2007、2011年に個展。脳を主題とした作品を作る[2]。「美術の窓」誌で3ヶ月にわたって、特異な制作方法が公開されている[3][4][5]

日本古来の美術団体、独立美術協会女流画家協会に属しながら相反する国内外の現代美術系の展覧会に発表を重ねる稀な作家である。

政治的活動[編集]

本人は文化芸術、また教育に携わり平穏無事な生活を送っていたが、ある日、凶悪犯罪に遭い、殺されかけ、犯人に人権を完全に無視され、又犯人の国選弁護人により本人住所氏名を犯人に通知されたことなどから、犯罪被害者に対する日本の法制の多数の問題点の改善を司法関係各所や検察庁等にひとりで訴え続けた。この事をきっかけに、政治・法律の勉強を始め、政治的活動を行いはじめた。

2016年に小池百合子政経塾「希望の塾」第一期生、2017年に小池百合子政経塾「希望の塾選抜・都議選対策講座」第一期生、2017年若狭勝衆議院議員政経塾「輝照塾」第一期生 として本格的に都政・国政を学び、第48回衆議院議員総選挙では希望の党公認で東京19区から出馬したものの、充分な選挙準備期間が得られず落選した。 その後、栃木県の鹿沼市議会議員選挙に立憲民主党公認で立候補しトップ当選を飾る。2020年5月12日に一身上を理由に鹿沼市議会議員を辞職。立憲民主党栃木県連から栃木県政記者クラブへ健康上の理由と発表された。

脳について制作を始めるまで[編集]

幼少期からに興味をもち、人にはどうして喜怒哀楽があるのか、身体のどこで思ったり考えたりしているのかと周囲の大人に質問していた。胸に手を当てるというし胸じゃないかと言われたが、本人は先天性の心疾患をもって生まれており、心臓に心があるとは信じたくなく、又、本人は自分の頭の中で脳がギュイーンと働いて、ものを考えている体感があったという。当時より「心」の象徴が「脳」になっていると考えていた。小学校3年の時ジークムント・フロイトの「精神分析入門」と出会いその影響で、中央に7色に光る脳髄、左上に四角い窓がありそこからフロイトがこちらを見据えており、しかもその眉間に第三の眼があり、右下には鍵が浮かぶ木版画を作った。フロイトが心を解く鍵を与えてくれようとしているという意味で、9歳の時のこの作品が脳をモチーフにした最初という。脳だけを主題に本格的に制作し始めた経緯は、一生を懸けるに値する最も探求し甲斐のある、医学哲学上でも重要な研究領域であり、一人ひとりが最も密接にかかわる「自分」であり、未知なる部分の多い研究対象だから、としている[2]

制作[編集]

主な制作方法は、自身の脳のMRICTスキャン像を元に自分の脳の形状を割り出して立体造形物をつくり、それをコンピュータに取り込み、自らの脳内映像に近づけその出力物に更に手を加え、画面に立体物を組み込む。最初から明確なヴィジョン(原文ママ)が像として脳内に出現している、とある。作品の素材が様々なのも特徴(編集部談)であり、テーマは一貫していてもその時点での脳内ヴィジョンを具現化するためにその都度素材・手法を変え、用具は電動ドリル、エアブラシ、ガスバーナー等、素材は化学樹脂、光ファイバー、アルミニウム、ステンレス、真鍮、銀、アクリル板等々とある[2]

2006年の「美術手帖」の記事によれば、屋内展示としては、横5m強、縦2m弱の「KALEIDO SCOPE RX-1999」が最も大きいとある[6]。たいていの作品が、長辺2~3m、厚さ16cm程度の半立体形状であった[2]。同年の「美術の窓」誌には、“脳を造る都市、都市を造る脳という相互関係を表すため、建設中の都市に飾るため屋外用のビル大の作品を造り”撮した写真が載っている[7]。最近は「HYPER BRAIN FACTORY」と題したシリーズで、脳をつくる巨大な工場を描いている[8]

愛読書は「方法序説」と「般若心経[9]、自作の短歌「我思う 故に脳在りあとはただ 色即是空 空即是色」の心境で、方法序説般若心経唯脳論を自論とし自身の脳がすりかえられない限りこのテーマで作品をつくり続けていく、と述べている[10]

政策[編集]

  • 2017年の朝日新聞によるアンケートにおいて、選択的夫婦別姓制度導入に賛成、としている[11]

経歴[編集]

出展歴、受賞歴などは以下の通り[12]

  (1997,1999,2000年同展入選、1998年賞候補)
  第48回 女流画家協会展【奨励賞 トークロ東美賞】受賞 (東京都美術館)
  第30回 亜細亜現代美術展入選 (東京都美術館)
  第10回 コンテンポラリーアート協会展【奨励賞】受賞(東京芸術劇場
  • 1996年 第50回 女流画家協会展【奨励賞 リキテックス賞】受賞 (東京都美術館)
 【女流画家協会会員推挙】
 個展 画廊企画展 ギャラリーアリエス京橋
 個展 画廊企画展 銀座GALLERY375
 個展 画廊企画展 銀座九美洞ギャラリー
  • 1997年 第51回 女流画家協会展 【会員賞 秋元松子賞】受賞 (東京都美術館)
  • 1998年 第66回 独立展 【新人賞】 受賞 (東京都美術館)
  • 1999年 第5回 髙島屋『美の予感―洋画』展 出品 (東京、京都、大阪、横浜)
  第2回 髙島屋『写実の世紀』展 出品
  第67回 独立展 【賞候補】 (東京都美術館)
  • 2000年 文化庁派遣芸術家国内研修員(1999~2000年)
  • 2001年 第1回 髙島屋『新世紀をひらく美』展 出品 (東京、京都、大阪、横浜)
  • 2002年 第21回 安田火災美術財団選抜奨励展 出品(損保ジャパン東郷青児美術館
  第70回 独立展 【新人賞】 受賞 (東京都美術館)
  青梅市立美術館企画個展 『佐々木里加展』 青梅市教育委員会後援
  • 2003年 第22回 損保ジャパン美術財団選抜奨励展 出品 (損保ジャパン東郷青児美術館)
  第57回 女流画家協会展 【会員賞 原光子賞】受賞 (東京都美術館)
  第59回 女流画家協会展【会員賞 女流画家協会賞】 受賞 (東京都美術館)
 【女流画家協会委員推挙】
  第73回 独立展 【独立賞】 受賞 (東京都美術館)
  『小宇宙からの萌芽展』京橋画廊
  • 2006年 第1回 髙島屋『SENSATION』展 出品
  第74回 独立展 【会員推薦】 (東京都美術館)
  2006 日韓現代美術展、(韓国ソウル 世宗文化会館
  女流画家協会NY特別展(米 NY.)
  • 2007年 第2回 髙島屋『SENSATION』展 出品
  第7回 前田寛治大賞展 出品  (日本橋髙島屋、倉吉博物館
  ジェイアール名古屋タカシマヤ『SENSATION』展 出品
  第75回 独立展 (国立新美術館
  第13回 VOCA展(上野の森美術館
  個展 画廊企画展 Gallery Q
  『dis-communication』Japanese Contemporary Art展(Sungkok Art Museum in Seoul, Korea)
  • 2008年 第3回 髙島屋『SENSATION』展 出品
『多摩美大造形学科研究室共同研究発表展』 銀座 東邦アート
  • 2009年 文化庁主催国民文化祭しずおか『THE・女流展』出品
  • 2010年 日本橋三越美術特選会
日本橋三越 『輝け—独立美術』展
第4回 髙島屋『SENSATION』展 出品
広尾Gallery華企画展 「女子美教員展」
文化庁派遣芸術家海外研修員(2010〜2011年)
  • 2011年 日本橋髙島屋『佐々木里加』展
日本橋三越 『THE・女流展』vol.I
日本橋三越 『輝け—独立美術II』展
  • 2012年 日本橋三越 『輝け—独立美術III』展
  • 2013年 日本橋三越 『THE・女流展』vol.II
  • 2015年 日本橋三越 『THE・女流展』vol.III
  • 2016年 大阪髙島屋 『The・REGINA』vol.I
  • 2017年 日本橋三越 『THE・女流展』vol.IV
東京都青梅市立美術館企画 『 輝く女性―美術界における女流― 』展
東京都美術館企画『 REALISM―現代の写実―映像を越えて 』展(2018年1月迄開催)
他、個展、グループ展多数

メディア掲載・出演[編集]

  • 2017年2月21日 TBS 「白熱ニュースライブビビッド」
  • 2017年2月28日 光文社 「FLASH」
  • 2017年3月13日 smart FLASH 「小池百合子を支えるアマゾネス軍団」
  • 2017年4月12日 テレビ朝日 「ならデキ!」
  • 2017年4月14日 テレビ朝日 「グッド!モーニング」
  • 2017年10月 NHK 「 希望の党 第48回衆議院議員選挙 小選挙区政見放送 」
  • 2017年10月15日 朝日新聞第2面
  • 2017年10月 読売新聞
  • 2017年10月 毎日新聞
  • 2017年10月 東京新聞
  • 2017年10月 日本経済新聞
  • 2017年10月 産経新聞
  • 2017年10月18日 産経スポーツ新聞 第21面
  • 2017年10月19日 週刊文春 10月19日号
  • 2017年10月20日 スポーツ報知
  • 2017年10月22日 フジテレビ 「FNN選挙特番 ニッポンの決断!2017」
  • 2017年10月22日 テレビ朝日 「選挙ステーション2017」
  • 2017年11月2日 朝日新聞全国版夕刊 社会面 「希望新顔 右往左往」
  • 2017年11月5日 朝日新聞デジタル
  • 2018年1月10日 中央公論2月号

作品リスト[13][編集]

  • 1994年~  「中枢神経系電脳界曼陀羅製造番号0000」シリーズ
  • 1999年   「KALEIDOSCOPE RX-1999」  (5m強×2m弱)
  • 2006年前後 「HYPER BRAIN FACTORY」シリーズ
  • 2006年前後 「BRAIN FLAG PROJECT in Potsudamer Platz, BERIN」  他

出典、脚注[編集]

  1. ^ 新美術新聞、2014年12月1・11日号、第2面、美術年鑑社
  2. ^ a b c d 『インタビュー 佐々木里加 脳内ヴィジョンを具現化し発信する装置(特集 創造する脳--どうしてヒトは絵を描くのか?)』美術手帖、2006年 5月号、40~45頁、美術出版社(記事情報)- 脳をテーマとする作家としてはただ一人だけ特集されている。
  3. ^ 『佐々木里加 ハイパーミクストメディア 画面上での異素材の融合(前編)画面構成から下地作りまで』美術の窓、2008年 8月号、75~81頁、生活の友社(記事情報
  4. ^ 『佐々木里加 ハイパーミクストメディア 画面上での異素材の融合(中編)様々な素材による造形物の制作』美術の窓、2008年 9月号、291~298頁、生活の友社(記事情報
  5. ^ 『佐々木里加 ハイパーミクストメディア 造形物の接合から完成へ(後編)』美術の窓、2008年10月号、73~80頁、生活の友社(記事情報
  6. ^ 美術手帖2006年5月号40頁、本文1行目に“「脳」をモチーフに大きな作品を制作しつづけている佐々木里加”とある
  7. ^ 美術の窓、2006年4月号、41頁、生活の友社
  8. ^ 美術の窓、2006年4月号、45頁、生活の友社
  9. ^ 美術の窓、2006年4月号21頁、41頁、2004年4月号48頁.
  10. ^ 2006年5月号発行時点。
  11. ^ 2017年衆院選、候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)
  12. ^ 本人経歴は外部リンク[1][2][3]及び美術手帖2006年5月号及び美術の窓2008年8~10月号及び美術の窓2006年4月号及び2004年4月号より抜粋し統合
  13. ^ 「BRAIN FLAG PROJECT in Potsudamer Platz, BERIN」は(美術の窓、2006年4月号41頁、生活の友社)、それ以外は(美術手帖、2006年5月号40頁、美術出版社)の記述より
  • 多摩美術大学研究紀要 (2007年)- [4]
  • 女子美術大学研究紀要 文化庁芸術家海外研修と髙島屋個展を終えて : その所感 (2012年)- [5]
  • "art in asia" International Art Magazine、2008年 - [6]
  • 展評 014号、アートヴィレッジ、2003年 ISBN 4-901053-17-5 - [7]

外部リンク[編集]

ささき りか Facebook

ささき りか twitter

ささき りか 公式ホームページ

佐々木里加 - 女流画家協会 事務所代表所在地

佐々木里加 - 文化庁サイト内平成22年度新進芸術家海外研修制度採択一覧

佐々木里加 - インターネットミュージアム

佐々木里加 - アートアニュアルオンライン

佐々木 里加 - 独立美術協会

佐々木 里加 展"dis-communication"- Gallery Q

佐々木里加 作品リスト - 画廊宮坂