ラブイズブーシェ

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ラブイズブーシェ
第150回天皇賞(秋)パドック
(2014年11月2日)
欧字表記 Love is Boo Shet[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2009年3月24日(15歳)[1]
抹消日 2016年1月5日[2][3]
マンハッタンカフェ[1]
ローリエ[1]
母の父 メジロマックイーン[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 小池博幸[1]
馬主 小林祥晃[1]
調教師 村山明栗東[1]
競走成績
生涯成績 32戦6勝[1]
獲得賞金 2億1965万3000円[1]
勝ち鞍
GIII 函館記念 2014年
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ラブイズブーシェ(欧字名:Love is Boo Shet2009年3月24日 - )は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍は2014年函館記念

馬名の意味は、「恋なんていらない」[4]

経歴[編集]

2歳(2011年)[編集]

デビューは10月8日京都競馬場の芝1800m戦で10番人気5着。以降未勝利戦で2着2回も勝ちきれずに2歳シーズンを終えた。

3歳(2012年)[編集]

2歳12月から半年の休養を取り6月の阪神最終週の芝2200mに岩田康誠で臨み、2番人気に推されるが3着。直後に函館へ渡り三浦皇成に鞍上を戻すも芝2000mの未勝利戦で同様に2番人気3着。中1週で札幌芝2000mの未勝利戦で今度は1番人気の評価を受け先行するも2着に敗れる。ここから5ヶ月の休養を取り12月の中京芝2000mの500万条件戦以降は未勝利馬として格上挑戦することとなり、11番人気の低評価ながら古馬の1〜2勝馬相手に2着となる。

4歳(2013年)[編集]

ダート競走を1走した後、500万特別の熱田特別で初勝利[5]。さらに2連勝する。1600万円までクラスが上がり2走して勝てなかったが、降級して再度1000万の北斗特別を勝ち、さらに1600万の五稜郭ステークスを勝つ。オープンにクラスが上がり、初重賞出走の函館競馬場で行われた札幌記念は10着。3か月休養後の福島記念3着。有馬記念は、武豊鞍上に12番人気の低評価を覆し4着。

5歳(2014年)[編集]

年明け初戦は日経新春杯を選択、3番人気に推されるもサトノノブレスの8着。小倉大賞典6着、福島民報杯5着を経て臨んだ目黒記念マイネルメダリストの2着。中6週で臨んだ函館記念で重賞初制覇を飾る。札幌記念ではゴールドシップハープスターなどの強豪相手に4着と好走。 11月の天皇賞(秋)でも4着だった。

6歳(2015年)[編集]

6歳シーズンは精彩を欠き、11月のアルゼンチン共和国杯8着を最後に現役を引退した。

引退後[編集]

引退後は熊本県熊本市の本田牧場で種牡馬となり[6]2019年からはレックススタッドに繋養された。種付け料は11万5000円(受胎条件)。その後、2021年にチェリーフィールズに移動しそこで供用された[7]が、同年8月3日付で転売不明の事由で種牡馬としての供用が停止された。

その後、山梨県北杜市のホースブリッジへ移動。2022年には、テレビ番組Horse Eye きっとウマくいく」(6月15日放送分)に登場している。

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2011.10.08 京都 2歳新馬 11 099.2 (10人) 05着 川須栄彦 54.0 芝1800m(良) 1:50.0(34.5) -0.7 プールマシェール
0000.10.23 京都 2歳未勝利 11 010.9 0(4人) 02着 岩田康誠 55.0 芝2000m(稍) 2:02.2(35.0) -0.3 ブライトライン
0000.12.18 中山 2歳未勝利 18 005.3 0(3人) 02着 三浦皇成 55.0 芝2000m(良) 2:03.8(35.6) -0.1 マイネルエクレウス
2012.06.23 阪神 3歳未勝利 18 003.7 0(2人) 03着 岩田康誠 56.0 芝2200m(良) 2:15.7(36.3) -0.4 フミノポールスター
0000.07.15 函館 3歳未勝利 16 003.3 0(2人) 03着 三浦皇成 56.0 芝2000m(良) 2:03.9(36.6) -0.4 ダノンキャスケード
0000.07.29 札幌 3歳未勝利 16 002.7 0(1人) 02着 三浦皇成 56.0 芝2400m(良) 2:01.5(37.3) -0.2 ゴールウェイ
0000.12.09 中京 栄特別 500万下 18 025.4 (11人) 02着 古川吉洋 56.0 芝2000m(良) 2:03.6(35.4) -0.0 グランプリブラッド
2013.01.26 中京 4歳上500万下 12 006.8 0(3人) 07着 古川吉洋 56.0 ダ1800m(稍) 1:55.6(38.4) -1.5 バンブーリバプール
0000.02.03 中京 熱田特別 500万下 11 008.3 0(3人) 01着 中舘英二 56.0 芝2000m(良) 2:04.1(35.4) -0.1 (ゴットマスタング)
0000.02.24 小倉 唐戸特別 500万下 11 004.1 0(2人) 01着 中舘英二 56.0 芝2000m(良) 1:59.1(34.6) -0.0 (テーオーレジェンド)
0000.03.30 阪神 仲春特別 1000万下 13 002.8 0(1人) 01着 中舘英二 55.0 芝2000m(良) 2:00.9(33.9) -0.0 (ローゼンケーニッヒ)
0000.04.27 京都 下鴨S 1600万下 14 008.4 0(4人) 11着 中舘英二 57.0 芝2000m(良) 2:00.4(35.8) -1.4 ユウキソルジャー
0000.05.19 京都 烏丸S 1600万下 12 023.2 0(8人) 04着 国分恭介 55.0 芝2400m(良) 2:25.4(34.7) -0.4 ニューダイナスティ
0000.06.16 函館 北斗特別 1000万下 16 006.6 0(4人) 01着 古川吉洋 57.0 芝1800m(良) 1:46.2(34.8) -0.4 (ローレルソラン)
0000.07.06 函館 五稜郭S 1600万下 16 002.2 0(1人) 01着 古川吉洋 56.0 芝2000m(良) 2:02.1(35.0) -0.1 (サクラボールド)
0000.08.18 函館 札幌記念 GII 16 074.4 (15人) 10着 古川吉洋 57.0 芝2000m(重) 2:10.8(41.7) -4.3 トウケイヘイロー
0000.11.17 福島 福島記念 GIII 16 018.7 0(7人) 03着 古川吉洋 54.0 芝2000m(良) 1:57.4(34.5) -0.1 ダイワファルコン
0000.12.22 中山 有馬記念 GI 16 063.7 (12人) 04着 武豊 57.0 芝2500m(良) 2:34.2(37.6) -1.9 オルフェーヴル
2014.01.19 京都 日経新春杯 GII 16 006.5 0(3人) 08着 武豊 56.0 芝2400m(良) 2:25.2(34.9) -0.8 サトノノブレス
0000.02.23 小倉 小倉大賞典 GIII 15 011.2 0(6人) 06着 吉田隼人 56.0 芝1800m(良) 1:45.8(34.6) -0.5 ラストインパクト
0000.04.13 福島 福島民報杯 OP 16 006.7 0(3人) 05着 古川吉洋 56.0 芝2000m(良) 1:59.0(35.7) -0.6 レッドレイヴン
0000.06.01 東京 目黒記念 GII 16 032.4 (12人) 02着 古川吉洋 56.0 芝2500m(良) 2:31.0(34.4) -0.0 マイネルメダリスト
0000.07.20 函館 函館記念 GIII 17 007.1 0(2人) 01着 古川吉洋 56.0 芝2000m(良) 2:00.1(36.0) -0.1 ダークシャドウ
0000.08.24 札幌 札幌記念 GII 14 021.5 0(6人) 04着 古川吉洋 57.0 芝2000m(良) 2:00.1(36.5) -1.0 ハープスター
0000.11.02 東京 天皇賞(秋) GI 18 119.3 (16人) 04着 古川吉洋 58.0 芝2000m(良) 1:59.9(34.3) -0.2 スピルバーグ
2015.01.04 中山 中山金杯 GIII 17 005.5 0(3人) 14着 古川吉洋 57.5 芝2000m(良) 1:59.2(34.8) -1.7 ラブリーデイ
0000.02.21 東京 ダイヤモンドS GIII 16 006.9 0(4人) 15着 田辺裕信 57.5 芝3400m(良) 3:37.4(40.2) -5.5 フェイムゲーム
0000.03.28 中山 日経賞 GII 12 053.3 (11人) 12着 北村宏司 57.0 芝2500m(良) 2:32.8(37.1) -2.6 アドマイヤデウス
0000.04.12 福島 福島民報杯 OP 15 036.0 (11人) 12着 藤懸貴志 59.0 芝2000m(良) 2:00.7(36.5) -1.6 マイネルフロスト
0000.07.19 函館 函館記念 GIII 16 011.9 0(6人) 10着 古川吉洋 57.0 芝2000m(良) 2:00.7(37.0) -1.6 ダービーフィズ
0000.09.06 新潟 新潟記念 GIII 18 068.3 (14人) 05着 田辺裕信 57.0 芝2000m(稍) 1:58.9(34.3) -0.7 パッションダンス
0000.11.08 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 16 047.7 (12人) 08着 古川吉洋 57.0 芝2500m(重) 2:34.9(34.5) -0.9 ゴールドアクター

血統表[編集]

ラブイズブーシェ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

マンハッタンカフェ
1998 青鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*サトルチェンジ
Subtle Change
1988 黒鹿毛
Law Society Alleged
Bold Bikini
Santa Luciana Luciano
Suleika

ローリエ
1996 芦毛
メジロマックイーン
1987 芦毛
メジロティターン メジロアサマ
*シェリル
メジロオーロラ *リマンド
メジロアイリス
母の母
ナカミシュンラン
1987 鹿毛
*モガミ Lyphard
*ノーラック
ナカミサファイヤ *ボールドリック
トシマサントス
母系(F-No.) シスターサリー系(FN:1-l) [§ 3]
5代内の近親交配 なし [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ラブイズブーシェ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月30日閲覧。
  2. ^ ラブイズブーシェ号が競走馬登録抹消 - 日本中央競馬会、2016年1月7日閲覧
  3. ^ ラブイズブーシェ引退、種牡馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年7月10日閲覧。
  4. ^ [1] - 日本中央競馬会、2016年1月7日閲覧
  5. ^ 【熱田特別】(中京)〜ラブイズブーシェ 9戦目で待望の初勝利”. netkeiba.com. 2022年4月30日閲覧。
  6. ^ ラブイズブーシェ引退、種牡馬に”. netkeiba.com. 2022年1月10日閲覧。
  7. ^ サラ系供用種牡馬一覧”. JBISサーチ. 2021年9月9日閲覧。
  8. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ラブイズブーシェ”. JBISサーチ. 2021年9月9日閲覧。
  9. ^ ラブイズブーシェの種牡馬情報”. 競馬ラボ. 2021年9月9日閲覧。

外部リンク[編集]