ライ・ウイスキー

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ライ・ウイスキー (Rye whiskey) は、ライ麦を主原料とするウイスキー。原料については2種類あるが、基本的にライ麦から作られている。

アメリカでは、ライ・ウイスキーは法律マッシュ(原料となる麦芽液)の51パーセント以上がライ麦で作られているものと決まっている。マッシュの残りは、主にトウモロコシ麦芽である。ライ・ウイスキーはアメリカ北東部、特にペンシルベニア州メリーランド州での生産が一般的であったが、禁酒法のあと、わずかな生産業者が残った。

ウイスキーベースの代表的なカクテルであるマンハッタンの正式なレシピでは、ベースとなるウイスキーにライ・ウイスキーを使う[1][2]

カナディアン・ウイスキーとライ・ウイスキーの違い[編集]

カナディアン・ウイスキーカナダとアメリカでは大抵ライ・ウイスキーと呼ばれ、歴史的に内容量の多くがライ麦でできている。しかしながら、現在ではほとんどのカナディアン・ウイスキーはわずかにライ麦原料のものがブレンドされているにすぎない。有名な銘柄はカナディアン・クラブとクラウン・ロイアルである。カナダでは、高比率のライ・ウイスキーのいくつかのブランドも売られているが、一般的な「ライ・ウイスキー」の用語との混乱も招いている。100パーセントライ麦ライ・ウイスキーはカナダではアルバータ・プレミアムだけである。

蒸留所[編集]

1996年アンカー醸造所サンフランシスコ)のフリッツ・メイタッグが、「アンカー蒸留所」の名前でオールド・ポトレロ・シングルモルトウイスキーの醸造を開始した。これは100パーセントの発芽ライ麦を使用しており、アメリカでは数少ないシングルモルトウイスキーであった。

アメリカのライ・ウイスキー醸造所のうち有名なものには、他にもジム・ビームやオースティン・ニコルズがある。オースティン・ニコルズはワイルド・ターキーのブランドで度数40%・50.5%のものを売り出している。他にはオールドオーバーホルト、ヴァン・ウィンクル・ファミリーリザーブ、リッテンハウス、ミッチャー、パイクスヴィル・シュープリームなどがある。

派生[編集]

「ロック・アンド・ライ」はライ・ウイスキーと味付け用の果実(主に柑橘類)に少しの氷砂糖を加えて作る酒である。もしくはライ・ウイスキーのお湯割りにビターズと氷砂糖で作ったものを呼ぶこともある。

製品[編集]

  • ワイルド・ターキー (Wild Turkey)
  • ジム・ビーム (Jim Beam)
  • オールド・オーバーホルト (Old Overholt)
  • レッドフック・ライ 23年 (Red Hook Rye 23 Year)
  • リッテンハウス・ライ (Rittenhouse Rye 80 / Rittenhouse Rye 100 BIB Bottled In Bond)
  • ヴィンテージ 23年,21年(Vintage 23 Year,21 Year)
  • ミクターズ (Michters / Michters 10 Year)
  • オールド・ポトレロ (Old Potrero / Old Potrero 18th Century)
  • パイクスヴィル (Pikesville)
  • サゼラック・ライ (Sazerac 6 Year / Sazerac 18 Year)
  • クラシック・カスク 21年 (Classic Cask 21 Year)
  • ヴァン・ウィンクル・ファミリーリザーブ 13年(Van Winkle Family Reserve 13 Year)
  • テンプルトン ライ (Templeton Rye)

大衆文化におけるライ・ウイスキー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.51 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
  2. ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.122 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X