ハース・VF-19

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ハース・VF-19
2019 Formula One tests Barcelona, Grosjean (46549269174).jpg
ロマン・グロージャンがドライブするVF-19
(プレシーズンテストにて)
カテゴリー F1
コンストラクター ハース
先代 ハース・VF-18
主要諸元
エンジン フェラーリ 064
1.6L V6ターボ
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム リッチ・エナジー・ハースF1チーム
(2019年第14戦イタリアGPまで)
ハースF1チーム
(2019年第15戦シンガポールGP以降)
ドライバー フランスの旗 ロマン・グロージャン
デンマークの旗 ケビン・マグヌッセン
出走時期 2019年
初戦 2019年オーストラリアGP
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ハース・VF-19 (Haas VF-19) は、ハースF1チーム2019年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

概要[編集]

2019年2月18日、プレシーズンテストが行われるカタロニア・サーキットで初公開された[1]。それに先駆けた2月7日に新しいカラーリングが公開され、イギリスエナジードリンクメーカーのリッチ・エナジーとのタイトルスポンサー契約開始に伴い、同社のブランドカラーであるブラックとゴールドに変わった[2][3]

しかし、雄鹿をモチーフにした同社のブランドロゴが著作権法違反で訴えられて敗訴したことから、第7戦カナダGPからロゴが削除され[4]、さらに第10戦イギリスGPの開催中にCEOが突如スポンサーを降板すると発表したが、CEOの独断で行われたことが判明した[5]。この騒動によってCEOは同社を去り、社名は「ライトニング・ボルト」に変更された。同社のグローバル戦略の変更に伴い、第14戦イタリアGP終了後に改めてスポンサーの降板を発表した[4]。なお、スポンサー終了後も黒と金のカラーリングは維持される[6][7]

2016年のF1参戦開始以降、フェラーリからパーツの供給を受けているが、空力パーツについては、ハースが独自で開発したもので構成されている[8]

2019年シーズン[編集]

ドライバーはロマン・グロージャンケビン・マグヌッセンが引き続き残留。

プレシーズンテストでは、PUが原因のトラブルはあったものの、チームとしては大きなトラブルもなくテストを終えた。 シーズン前半だが、開幕戦こそ2台でのQ3進出とマグヌッセンの6位入賞という形でスタート。たが、新規格のタイヤとのマッチングに苦戦。チームもそれを把握[9]しており、タイヤの温度変化が激しい決勝の対応、いわゆるレースペースの問題が解消できれば、速さを発揮できると考えていた。実際、タイヤの温度のコントロールがしやすい予選では速さを見せており、第9戦のマグヌッセンの予選Q3進出からの5位獲得のように、予選Q3進出ができることからマシンとしての一発の速さという点では他と比べ劣っているわけではなかった。ところが、予想よりマシン開発に苦戦[10]。試行錯誤の中、データ収集の一貫で第11戦のフリー走行にて開幕戦仕様(旧型)とアップグレード版のマシンの比較を行ったら、開幕戦仕様の方が速いことが判明[11]。さらにこの一件でタイヤとのマッチング以外の課題も判明[12]。そのため、前年のような前年の好調が失われたシーズンとなっている。

スペック[編集]

[13][8]

シャシー[編集]

パワーユニット[編集]

  • 型式:フェラーリ 064
  • 排気量:1,600cc
  • 気筒数:V型6気筒
  • 過給機形式:ターボ
  • 最高回転数:15,000rpm(レギュレーションで規定)

記録[編集]

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ポイント ランキング
AUS
オーストラリアの旗
BHR
バーレーンの旗
CHN
中華人民共和国の旗
AZE
アゼルバイジャンの旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
CAN
カナダの旗
FRA
フランスの旗
AUT
オーストリアの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
SIN
シンガポールの旗
RUS
ロシアの旗
JPN
日本の旗
MEX
メキシコの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
BRA
ブラジルの旗
ABU
アラブ首長国連邦の旗
2019 8 フランスの旗 グロージャン Ret Ret 11 Ret 10 10 14 Ret 16 Ret 7 Ret 13 16 26* 9位*
20 デンマークの旗 マグヌッセン 6 13 13 13 7 14 17 17 19 Ret 8 13 12 Ret

脚注[編集]

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  1. ^ “ハースF1が2019年型マシン『VF-19』をバルセロナテストでお披露目”. AUTOSPORTweb. (2019年2月18日). http://www.as-web.jp/f1/453267?all 2019年2月25日閲覧。 
  2. ^ “ハースF1が2019年シーズンのマシンカラーリングを発表。黒と金の配色でイメージを一新”. AUTOSPORTweb. (2019年2月7日). http://www.as-web.jp/f1/450123?all 2019年2月25日閲覧。 
  3. ^ “ハースF1、「2019年の目標はレッドブル撃破」と明言。新スポンサーともども自信を示す”. AUTOSPORTweb. (2019年2月7日). http://www.as-web.jp/f1/450239?all 2019年2月25日閲覧。 
  4. ^ a b “ハースF1チーム、タイトルスポンサーの『リッチ・エナジー』とのパートナーシップ終了を発表”. AUTOSPORTweb. (2019年9月9日). https://www.as-web.jp/f1/520483?all 2019年9月10日閲覧。 
  5. ^ リッチエナジー、ハースとの契約終了はCEOの独断専行? 株主と意見対立か”. motorsport.com (2019年7月11日). 2019年7月12日閲覧。
  6. ^ ハースF1、リッチエナジーとのタイトルスポンサー契約の”友好的な”解消を発表”. motorsport.com (2019年9月10日). 2019年9月10日閲覧。
  7. ^ タイトルスポンサー契約解消のハースF1、マシンの新カラーを披露。リッチ・エナジーのブラック&ゴールドを引き続き使用”. autosport web (2019年9月17日). 2019年9月19日閲覧。
  8. ^ a b “【新旧F1マシンスペック比較】ハース編:カラーリング一新のVF-19は、独自空力開発が光るマシンに”. AUTOSPORTweb. (2019年2月23日). http://www.as-web.jp/f1/455203?all 2019年2月25日閲覧。 
  9. ^ タイヤ加熱に苦しむハースは早くも白旗? 直線が長いバクーで「失望する準備」 - jp.motorsport.com・(2019年4月23日)同年同月29日閲覧
  10. ^ 母国GPなのに……グロージャン、アップグレード無しに“がっかり” - jp.motorsport.com・(2019年6月23日)2019年6月24日閲覧
  11. ^ アップグレード版よりも速い……ハース、今後は“開幕戦仕様”のパッケージで参戦? - jp.motorsport.com・(2019年7月27日)2019年7月29日閲覧
  12. ^ 不振続くハース、マシン開発も空振りで「参ってしまう……」とチーム代表 - jp.motorsport.com・(2019年9月17日)2019年9月19日閲覧
  13. ^ “Haas F1 Team’s 2019 Challenger: The VF-19”. Rich Energy Haas F1 Team. (2019年2月7日). https://www.haasf1team.com/machine 2019年2月25日閲覧。