ディロン・トーマス

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ディロン・トーマス
Dillon Thomas
ファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークス #72
AAA級ソルトレイク・ビーズ時代
(2022年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ヒューストン
生年月日 (1992-12-10) 1992年12月10日(31歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2011年 MLBドラフト4巡目
初出場 2021年6月9日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ディロン・エバレット・トーマスDillon Everett Thomas, 1992年12月10日 - )は、 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークス所属。

経歴[編集]

プロ入りとロッキーズ傘下時代[編集]

2011年MLBドラフト4巡目(全体138位)でコロラド・ロッキーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級キャスパー・ゴースツでプロデビュー。15試合に出場して打率.328、1本塁打、7打点、2盗塁を記録した。

2012年はA-級トリシティ・ダストデビルズ英語版でプレーし、24試合に出場して打率.214、4打点、6盗塁を記録した。

2013年はA級アッシュビル・ツーリスツでプレーし、90試合に出場して打率.255、3本塁打、36打点、10盗塁を記録した。

2014年はA-級トリシティとA級アッシュビルでプレーし、2球団合計で50試合に出場して打率.280、3本塁打、19打点、10盗塁を記録した。

2015年はA+級モデスト・ナッツでプレーし、113試合に出場して打率.248、6本塁打、49打点、17盗塁を記録した。

2016年はAA級ハートフォード・ヤードゴーツでプレーし、2球団合計で111試合に出場して打率.289、4本塁打、46打点、13盗塁を記録した。

2017年はA+級ランカスター・ジェットホークス[1]、AA級ハートフォード、AAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーし、3球団合計で98試合に出場して打率.229、7本塁打、41打点、15盗塁を記録した。オフの11月6日にFAとなった[2]

独立リーグ時代[編集]

2018年4月25日に独立リーグであるアメリカン・アソシエーションテキサス・エアーホッグス英語版と契約を結んだ。同球団では80試合に出場して打率.333、13本塁打、54打点、14盗塁を記録した。

ブルワーズ傘下時代[編集]

2018年8月21日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ。移籍後は傘下のA+級カロライナ・マドキャッツでプレーし、13試合に出場して打率.293、5打点、1盗塁を記録した。

2019年はAA級ビロクシ・シャッカーズでプレーし、131試合に出場して打率.265、13本塁打、71打点、22盗塁を記録した。オフの11月4日にFAとなった[2]

マリナーズ時代[編集]

2019年12月3日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、2020年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。

だが、2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の出場は無かった。オフの11月2日にFAとなった。

その後、2021年1月14日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。シーズンでは5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級タコマ・レイニアーズでプレーした。6月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[3]、メジャーデビューとなった翌9日のデトロイト・タイガース戦では「8番・右翼手」で先発出場し、初安打と初打点を記録した[4]。8月2日にDFAとなり、5日にマイナー契約となった(7月21日から降格していたAAA級タコマにそのまま所属)[5]。オフの11月7日にFAとなった[2]

エンゼルス時代[編集]

2021年12月14日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、2022年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]

2022年は開幕を傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズで迎え、6月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[7]。6月11日にDFAとなった[8]

アストロズ傘下時代[編集]

2022年6月15日にウェイバー公示を経てヒューストン・アストロズへ移籍し、傘下のAAA級シュガーランド・スペースカウボーイズへ配属された[9]。6月24日にDFAとなった[10]

エンゼルス復帰[編集]

2022年6月28日にウェイバー公示を経てロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[11]。その後、7月22日にメジャーに昇格するも、8月3日にマイナー降格となり、7日にDFAとなった後、9日にウェイバー公示された。さらに10月14日にFAとなった[2]

独立リーグ時代[編集]

2023年4月28日にアメリカン・アソシエーションのファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスと契約を結んだ[12]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2021 SEA 4 9 9 2 1 0 0 0 1 2 0 0 0 0 0 0 0 7 0 .111 .111 .111 .222
2022 LAA 8 14 11 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 1 6 0 .091 .286 .091 .377
MLB:2年 12 23 20 3 2 0 0 0 2 2 0 0 0 0 2 0 1 13 0 .100 .217 .100 .317
  • 2022年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 27(2021年)
  • 39(2022年 - 同年途中)
  • 10(2022年途中 - 同年終了)

脚注[編集]

  1. ^ 2016年から2019年までロッキーズ傘下
  2. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2023年4月30日閲覧。
  3. ^ Steve Adams (2021年6月8日). “Mariners To Select Dillon Thomas” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  4. ^ Seattle Mariners at Detroit Tigers Box Score, June 9, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年8月1日閲覧。
  5. ^ Darragh McDonald (2021年8月5日). “Mariners Notes: Thomas, Sheffield, Dunn” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  6. ^ Steve Adams (2021年12月14日). “Angels, Dillon Thomas Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  7. ^ Anthony Franco (2022年6月8日). “Angels Select Dillon Thomas, Designate Ty Buttrey” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  8. ^ Mark Polishuk (2022年6月11日). “Angels Make Several Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  9. ^ Anthony Franco (2022年6月15日). “Astros Claim Dillon Thomas From Angels” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  10. ^ Anthony Franco and Steve Adams (2022年6月24日). “Astros Activate Jake Meyers From 60-Day IL, Designate Dillon Thomas” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  11. ^ Anthony Franco and Steve Adams (2022年6月28日). “Angels Claim Dillon Thomas, Designate Kyle Barraclough For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月1日閲覧。
  12. ^ RedHawks Add Two Ahead of 2023 Season”. Fargo Moorhead RedHawks (2023年4月28日). 2023年4月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]