ジャクソンビル (ノースカロライナ州)

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ジャクソンビル
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City of Jacksonville, North Carolina
パロ・アルト・プランテーション
愛称:J-ビル、 "タウン"
標語:"世話する町"
ノースカロライナ州におけるジャクソンビル市の位置
座標: 北緯34度45分35秒 西経77度24分35秒 / 北緯34.75972度 西経77.40972度 / 34.75972; -77.40972
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州
オンスロー郡
設立 1757年
法人化 1842年
行政
 - 市長 サミー・"ザ・メイアー"・フィリップス
面積
 -  45.2mi2 (117km2)
 - 陸地 44.5mi2 (115.2km2)
 - 水面 0.7mi2 (1.8km2)  1.51%
 - 都市部 64mi2 (103km2)
 - 都市圏 909mi2 (2,353km2)
標高 15ft (4.6m)
人口 (2010年国勢調査)
 -  70,145人
 都市圏 177,000人
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
 - 夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
郵便番号 28540, 28541, 28546
市外局番 910
FIPS code 37-34200[1]
GNIS feature ID 0987502[2]
ウェブサイト www.ci.jacksonville.nc.us

ジャクソンビル: Jacksonville[ˈæksənˌvɪl])は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州オンスロー郡の都市であり、同郡の郡庁所在地である[3]2010年国勢調査での人口は70,145 人だった。ノースカロライナ州では第14位である[4]。ジャクソンビル大都市圏に属し、その主要都市である。2014年、雑誌「フォーブス」がジャクソンビルを国内で急速に成長している小都市の第5位に挙げていた[5]。人口動態的に平均年齢が22.8歳と、ジャクソンビルは国内でも若い都市であり、その要因は軍人が多いことである。また1930年の人口が783人であったものが、その後の80年間で70,145人と急速に増加したことも、平均年齢の低さに影響している[6]

市内にはアメリカ合衆国海兵隊キャンプ・レジャーンと同ニューリバー航空基地がある。州内南アウターバンクス地域に隣接している。

歴史[編集]

ジャクソンビルの歴史初期は1713年にタスカローラ戦争が終わったときに始まっていた。タスカローラ族などインディアンが強制移住させられた後に、ニューバーンウィルミントンの間の地域で恒久的な入植が行われた。ニュー川の水源が海軍用の物資、特にテレピン油の生産拠点になった。中心街のウォーターフロント公園はウォントランド渡し船の場所に建設された。当初の渡し場の両側に橋が建設された。

1752年、激しいハリケーンが郡庁所在地のジョンストンを破壊し、またニュー川の上流にあったウォントランド渡し船も破壊した。現在のジャクソンビルの場所が新しい郡庁舎を建てる場所に選ばれた。この場所は後にオンスロー・コートハウスと呼ばれるようになった。1842年、町が法人化され、元アメリカ合衆国大統領アンドリュー・ジャクソンにちなんでジャクソンビルと名付けられた。南北戦争の1862年、アメリカ海軍北軍)ウィリアム・B・クッシングが率いた襲撃隊によって町が占領され、短期間支配されていた。

ジャクソンビルとオンスロー郡の経済は、海軍用物資、木材、タバコに依存し続けた。1939年、アメリカ陸軍工兵司令部のジョージ・W・ジレット大佐がバージニア州モンロー砦からサウスカロライナ州サムター砦までの地域を測量して地図化した。その範囲にはオンスロー郡の海岸線やニュー川も含まれていた。その地図は陸軍省と海軍省に水陸両用の訓練基地を設立することに関心を抱かせることになった。ニューバーン出身のアメリカ合衆国下院議員グレアム・アーサー・バーデンが議会に働きかけ、ニュー川の東岸約10万エーカー (400 km2) の土地を購入する予算を付けさせた。1941年に設立されたニュー川の海兵隊駐屯地が、後にキャンプ・レジャーン海兵隊基地と改名され、700家族が移転させられた。その土地所有者は補償されたが、移転させられた家族の多くは小作人でありその家がある土地を所有してはいなかった。その建物に対する補償も無かった。アフリカ系アメリカ人の中にはレイモンド・ケラムから土地を購入できる者がおり、ケラムタウンの町を創った。他の移転させられた家族はジョージタウン、ピケットタウン、ベルフォーク、サンディランに町を造った。そういった町はその後にジャクソンビル市に吸収されていった。ジレット大佐はマリーンという小さな村近くに引退する計画があった。そこは地元住民の姓がマリーンというもので(海兵隊のマリーンではない)、町の名前が付けられていたが、用地買収でその土地を失っていた。

キャンプ・レジャーンの建設は、人口約800人の小さな町に新しい労働者が移住してきたので、人口の爆発を引き起こした。海兵隊の若い家族や退役した軍属によって成長が続いた。今日、ジャクソンビルの主要産業は小売業とサービス業である。アメリカ海兵隊があることへの人の移動は今も続いている。

バンク・オブ・オンスロー・アンド・ジャクソンビル・フリーメイソン・テンプル、ミル・アベニュー歴史地区、ペレティア邸とウォントランド・スプリングがアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている[7]

地理[編集]

ジャクソンビルは北緯34度45分35秒 西経77度24分35秒 / 北緯34.75972度 西経77.40972度 / 34.75972; -77.40972 (34.759630, -77.409765)に位置している[8]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は45.2平方マイル (117 km2)であり、このうち陸地44.5平方マイル (115 km2)、水域は0.7平方マイル (1.8 km2)で水域率は1.51%である。

ウィルミントンからは車で約40分、沿岸内水路からは同15分の距離にある。

人口動態[編集]

人口推移
人口
1870 60
1880 94 56.7%
1890 170 80.9%
1900 309 81.8%
1910 505 63.4%
1920 656 29.9%
1930 783 19.4%
1940 873 11.5%
1950 3,960 353.6%
1960 13,491 240.7%
1970 16,289 20.7%
1980 18,237 12.0%
1990 30,013 64.6%
2000 66,715 122.3%
2010 70,145 5.1%
2014(推計) 69,047 [9] −1.6%
U.S. Decennial Census[10]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである[1]

基礎データ

  • 人口: 66,715 人
  • 世帯数: 17,175 世帯
  • 家族数: 13,533 家族
  • 人口密度: 579.1人/km2(1,500.0 人/mi2
  • 住居数: 18,312 軒
  • 住居密度: 159.0軒/km2(411.7 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.3%
  • 18-24歳: 36.3%
  • 25-44歳: 25.9%
  • 45-64歳: 8.8%
  • 65歳以上: 4.8%
  • 年齢の中央値: 22歳(国内最小)
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 156.2
    • 18歳以上: 178.6

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 49.5%
  • 結婚・同居している夫婦: 63.8%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 12.3%
  • 非家族世帯: 21.2%
  • 単身世帯: 16.6%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 5.1%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.83人
    • 家族: 3.8人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 32,544米ドル
    • 家族: 33,763米ドル
    • 性別
      • 男性: 17,121米ドル
      • 女性: 19,931米ドル
  • 人口1人あたり収入: 14,237米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 14.1%
    • 対家族数: 12.5%
    • 18歳未満: 18.0%
    • 65歳以上: 17.7%

2013年時点では、人口69,079人、白人67.7%、黒人20.0%となっている。2009年から2013年の世帯当たり収入中央値は42,459米ドルだった。

経済[編集]

主要雇用主[編集]

ジャクソンビル市の2012年包括的財務報告書に拠れば、郡内の主要雇用主は次の通りである[11]

順位 雇用主 従業員数
1 アメリカ合衆国国防総省 1000+
2 オンスロー郡教育学区 1000+
3 アメリカ海兵隊キャンプ・レジャーン 1000+
4 オンスロー記念病院 1000+
5 オンスロー郡 1000+
6 ウォルマート 1000+
7 コースタル・カロライナ・コミュニティカレッジ 500-999
8 コンバージーズ 500-999
9 ジャクソンビル市 500-999
10 フード・ライオン 250-499
11 コースタル・エンタープライジーズ 250-499
12 マクドナルド 250-499
13 ロウズ 250-499
14 アロリカ 250-499
15 スタナダイン 250-499

法と政府[編集]

ジャクソンビル市現市長はサミー・フィリップスである。

市政委員会[編集]

市政委員は4つの小選挙区と市全体、合計5つの選挙区から各1人が選出される。その中から互選で市長代行を選ぶ。

教育[編集]

公立学校[編集]

オルタナティブ・スクール

  • オンスロー郡学習センター

小学校

  • サウスウェスト小学校
  • ベルフォーク小学校
  • ブルークリーク小学校
  • カロライナフォレスト小学校
  • クライド・アーウィン小学校
  • ハンターズクリーク小学校
  • ジャクソンビル・コモンズ小学校
  • メドウビュー小学校
  • モートン小学校
  • パークウッド小学校
  • シルバーデール小学校
  • ステイトサイド小学校
  • サマーシル小学校
  • トンプソン小学校
  • ディクソン小学校

中学校

  • ディクソン中学校
  • ハンターズクリーク中学校
  • ジャクソンビル・コモンズ中学校
  • ノースウッズパーク中学校
  • ニューブリッジ中学校
  • サウスウェスト中学校

高校

  • ディクソン高校
  • ジャクソンビル高校
  • ノースサイド高校
  • サウスウェスト高校
  • ホワイトオーク高校
  • リッチランズ高校
  • キャンプ・レジャーン高校

私立学校[編集]

  • フェローシップ・クリスチャン・アカデミー
  • グレース・バプテスト学校
  • インファント・オブ・プラーグ・カトリック学校[12]
  • ジャクソンビル・クリスチャン・アカデミー
  • リビング・ウォーター・クリスチャン学校
  • モンテッソリ児童学校
  • セントアンズ・デイスクール
  • シャイロー・インスティテュート・オブ・ラーニング

公立マグネットスクール[編集]

  • クライド・アーウィン小学校
  • ニューブリッジ中学校
  • ノースウッズ小学校(年間を通した学校)

高等教育機関[編集]

  • コースタル・カロライナ・コミュニティカレッジ
  • ミラー=モット工科カレッジ - ジャクソンビル分校
  • マウントオリーブ・カレッジ - ジャクソンビル分校

チャータースクール[編集]

  • Z.E.C.A. 芸術工科学校

著名な出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  2. ^ US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
  3. ^ Find a County”. National Association of Counties. 2011年6月7日閲覧。
  4. ^ Jacksonville city, North Carolina
  5. ^ Kotkin, Joel (2014年9月3日). “America's Fastest-Growing Small Cities”. Forbes. http://www.forbes.com/sites/joelkotkin/2014/09/03/americas-fastest-growing-small-cities/ 2014年9月3日閲覧。 
  6. ^ Best places to live 2010: Top 25 Youngest. - Money.
  7. ^ National Park Service (2010-07-09). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. 
  8. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  9. ^ Annual Estimates of the Resident Population for Incorporated Places: April 1, 2010 to July 1, 2014”. 2015年6月4日閲覧。
  10. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. 2015年6月4日閲覧。
  11. ^ City of Jacksonville CAFR
  12. ^ Infant Of Prague Catholic School

参考文献[編集]

外部リンク[編集]