アルベマール (ノースカロライナ州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
アルベマール
—    —
Albemarle, North Carolina
アルベマール中心街
ノースカロライナ州におけるアルベマール市の位置
座標: 北緯35度21分30秒 西経80度11分43秒 / 北緯35.35833度 西経80.19528度 / 35.35833; -80.19528
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州
スタンリー郡
行政
 - 市長 ジェラルド・R・"ロニー"・マイケル
面積
 - 計 15.8mi2 (40.8km2)
 - 陸地 15.7mi2 (40.7km2)
 - 水面 0.1mi2 (0.2km2)
標高 499ft (152m)
人口 (2010年国勢調査)
 - 計 15,903人
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
 - 夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
郵便番号 28001-28002
市外局番 704
FIPS code 37-00680[1]
GNIS feature ID 1023790[2]
ウェブサイト 公式ウェブサイト

アルベマール: Albemarle[ˈælbəˌmɑːrl])は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州スタンリー郡の都市であり、同郡の郡庁所在地である[3]2010年国勢調査での人口は15,903人だった。市政府は1人の市長と7人の委員による市政委員会が担当している。

歴史[編集]

市名の由来[編集]

アルベマールという名称はイングランドの由緒ある姓のアルベマールであり、フランスではノルマンディーにあるオマールの町の中世ラテン語読みがアルバマリアだった[4]俗ラテン語の「alba」は「白」、「margila」は「泥灰石」を意味する。その語源はケルト語の2つの単語で完全に説明がつく。「alba」は「白」であり、後に「天国」(例えばアルビオン、ブリテン島の古名)であり、ラテン語の「alba」はその「デッキ名」となる。「margila」はケルト語の「marga」から来ている。ラテン語の「albamargila」はケルト語で「白い泥灰石」を意味する「glisomarga」の直訳である。

古代と植民地時代[編集]

現在のアルベマールがある地域は元々狩猟採集を行い、マウンドを建設していた小さな種族が住んでいたのであり、彼らの人工物や集落跡は1万年近い前のものとされている。ヨーロッパ人による大規模な開拓地が出来たのが18世紀半ばであり、それには2つの波があった。1つはオランダ人、スコットランド系アイルランド人、ドイツ人の移民であり、ペンシルベニアニュージャージーから、宗教や政治上の寛容さを求めて移って来た。もう1つはイングランド人の子孫であり、バージニアやノースカロライナ東部ケープフェア川の流域から移って来ていた。

イングランドによる植民地の初期、アルベマール地域は政治的にニューハノバー地区に属しており、その中から1734年ブレイデン地区が作られた。それがブレイデン郡と改名され、1750年にはアンソン郡が分離設立され、さらにその中から1779年モンゴメリー郡が生まれた。

スタンリー郡とアルベマールの設立[編集]

1915年頃のアルベマール
スタンリー郡庁舎

アルベマール地域最初の郵便局は1826年に造られた。当時はスミスの店と呼ばれていた。ファイエットビルからソールズベリーを繋ぐオールド・ターンパイク道路と、シャーロットローリーを繋ぐオールド・ステージ道路の交差点が近くにあり、地域の商業と交易の重要な中心として出現した。この地域は1841年までモンゴメリー郡に入っていたが、ヤドキン川とピーディー川より西の人口が増えつつあった地域の著名な住人が、郡の分割を何年間か働きかけた後で、ノースカロライナ州議会に独立した郡としてのスタンリー郡設立を請願し、成功した。

新郡が結成されてから間もなく、その郡政委員会が、郡初代保安官であるイーベン・ハーンの家から8マイル(13km)以内に恒久的な郡庁所在地を決める任務を与えられ、新しい町の区割りを行い、そこに郡庁舎を建てるべきこととされた。ネーマイア・ハーンの相続人が、オールド・ターンパイク道路とオールド・ステージ道路の交差点近くに、新しい郡庁舎を建設するためにそのプランテーションから51エーカー(210,000m2)の土地を寄付した。郡政委員会が町の境界を設定し、ハーンが寄付した土地の中で通り配置を決め、区画を測量し、その位置を明確にした。最初の区画販売によって公共の建物の建設費ができ、郡の選挙で選ばれた役人の給与の幾らかも払えた。郡庁舎は1842年に建設され、50年間使われた。アルベマール市は1857年に公式に法人化された。この町はノースカロライナで初めて作られたアルベマール郡にちなんで名付けられた。その郡はアルベマール公ジョージ・マンクにちなんでおり、マンクはイングランド王チャールズ2世から1663年カロライナ植民地を与えられた領主の一人だった。

経済史[編集]

アルベマール地域の初期経済成長は農業(主要産品としては綿花)が主であり、地域内の商取引があり、近くのユーワリー山地では短期間だがゴールドラッシュがあった。これら全てが繊維製造業に置き換えられた。エファード製造会社(後にアメリカン・アンド・エファード・ミルズ)が1896年にアルベマールで最初の工場を開設し、それから間もなくウィスカセット・ミル社、キャノン・ミル社、リリアン・ニッティング・ミルなどが続いた。1899年、ウィスカセット・ミル社がアルベマールでは初の銀行であるカバーラス信託銀行を設立した。1910年までに、市内での送電計画が進行していた。

1891年、ヤドキン鉄道がソールズベリーからアルベマールへの鉄道運行を始めた。1911年、ウィンストン・セイラム・サウスバウンド鉄道がアルベマールを通る自社線を建設し、繊維ブームを推進して、ヤドキン鉄道を陳腐化に追い込むことになった。この鉄道は現在もアルベマールを通る貨物輸送を続けているが、1933年から旅客列車の運行はなくなった。この鉄道のオールド・マーケット通り駅が修復され、現在は人気あるファーマーズマーケットの開催場所になっている。ヤドキン鉄道の軌道は剥がされて舗装されたが、アルベマールの南にある1マイル (1.6 km) の区間はロック・クリーク公園のハイキング道となっている。1923年、州がシャーロットまでのノースカロライナ州道24号線/27号線を建設することとなり、アルベマールでは最初の舗装道路となった。1950年、スタンリー郡記念病院がウィスカセット・ミル社の寄付した土地に開院した。

歴史の保存[編集]

歴史あるスナッグス邸

アルベマールは1993年に歴史保存全米信託から全米メインストリート都市に認定された。中心街では多くの歴史保存やアダプティブユース適応型利用の計画があり、市内の公園や歴史的な場所の多くを繋ぐ緑地道の創設など、完成したものもあれば、進行中のものもある。1820年代に建設されたフリーマン・マークス邸は、アルベマールに現存する最古の家屋である。1908年建設のロマネスク復古調のオペラハウス/スターンズ宝石商ビルや[5]、中心街にある小さな歴史地区3か所と共に、アメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている。その他の重要な歴史資産としては、イサイア・W・"バック"・スナッグス邸がある。3番通りの南北戦争以前の家屋であり、南北戦争のスポットシルバニア・コートハウスの戦いで足を失くしたスタンリー郡保安官が当時所有し、その名前が残された。スタンリー郡博物館は地域の歴史研究と保存に重点を置いている[6]

アルベマール・グレイデッド・スクール=セントラル小学校、トマス・マーセラス・デニング邸、アルベマール中心街歴史地区、ファイブポインツ歴史地区、オペラハウス=スターンズ宝石商ビル、ピーディー・アベニュー歴史地区、2番通り歴史地区、イサイア・ウィルソン・スナッグス邸がアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている[7]

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は15.8平方マイル (41 km2)であり、このうち陸地15.7平方マイル (41 km2)、水域は0.1平方マイル (0.26 km2)で水域率は0.44%である。

アルベマール市はアメリカ国道52号線とピードモント地域では合流しているノースカロライナ州道24号線/27号線の交差点を中心にしている。地形はうねりがあり浸食された丘陵、広葉樹林、流れが早く狭く浅い水流があり、ヤドキン川/ピーディー川水系となっている。リトルロング・クリークとタウン・クリークがアルベマール市域を抜ける季節によらない主要河川であり、どちらも南流してロング・クリークとビッグベア・クリークの盆地になる[8]

地質[編集]

アルベマールは、カロライナ・スレイト・ベルトのフロイド・チャーチ層の上に乗っている。この層は厚く積層し、軸方向に劈開するメタ泥岩とメタ粘土岩が見られ、間の層にはメタ砂岩、メタ礫岩やメタ火成岩が入っている。地域の古生代変成岩では黒雲母がよく見られる。

人口動態[編集]

人口推移
人口
1890 248
1900 1,382 457.3%
1910 2,116 53.1%
1920 2,691 27.2%
1930 3,493 29.8%
1940 4,060 16.2%
1950 11,798 190.6%
1960 12,261 3.9%
1970 11,126 −9.3%
1980 15,110 35.8%
1990 14,939 −1.1%
2000 15,680 5.0%
2010 15,903 1.4%
2014(推計) 15,976 [9] 0.5%
U.S. Decennial Census[10]

以下は2010年国勢調査による人口統計データである[1]

基礎データ

  • 人口: 15,489 人
  • 世帯数: 6,291 世帯
  • 家族数: 4,158 家族
  • 人口密度: 385.6人/km2(999.0 人/mi2
  • 住居数: 6,954 軒
  • 住居密度: 171.0軒/km2(443.1 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 26.0%
  • 18-24歳: 8.4%
  • 25-44歳: 26.9%
  • 45-64歳: 21.3%
  • 65歳以上: 17.4%
  • 年齢の中央値: 37歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 87.6
    • 18歳以上: 82.4

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 30.6%
  • 結婚・同居している夫婦: 47.8%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 14.4%
  • 非家族世帯: 33.9%
  • 単身世帯: 30.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 14.4%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.42人
    • 家族: 3.02人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 31,442米ドル
    • 家族: 41,729米ドル
    • 性別
      • 男性: 31,001米ドル
      • 女性: 20,589米ドル
  • 人口1人あたり収入: 17,511米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 15.7%
    • 対家族数: 11.8%
    • 18歳未満: 21.6%
    • 65歳以上: 10.8%

公園とレクリエーション[編集]

アルベマールの公園とレクリエーション部は1963年に設立された。現在は市域内の5つの公園とサッカー競技場、セラミックス施設を運営。管理している。この組織の下で最新の施設は2003年に開設された面積100エーカー (400,000 m2) の湖がある75エーカー (300,000 m2) の公園、シティ湖である。従来からの施設としては、ロッククリーク公園、チャック・モアヘッド記念公園、ルーズベルト・イングラム記念公園、ドン・モンゴメリー記念公園がある。

モロー山州立公園は市の東にある大きな州立公園である。ヤドキン川に隣接するユーワリー山地の標高が高い地域にあり、多くのレクリエーションを行うことができる。自然史博物館に加え、フランシス・J・クロン博士の19世紀の家屋を改修したものもある。

教育[編集]

スタンリー・コミュニティカレッジのパターソン・ビル
  • アルベマール高校[11]
  • スタンリー・コミュニティカレッジ[12]

メディア[編集]

アルベマールとその周辺では「スタンリー・ニューズ・アンド・プレス」が発行されている[13]。1880年に創刊され、現在はコミュニティ・ニューズペーパー・ホールディングス Inc. が所有している。「ウィークリー・ポスト」は地域の行事を重点にする週刊紙である[14]。「シャーロット・オブザーバー」紙の取材と配布の範囲にも入っている[15]

アルベマールとスタンリー郡にはAMラジオ2局がある。どちらもスタンリー・コミュニケーションズ Inc. が所有している。

テレビはシャーロット・テレビ市場に入っている。さらに地元のケーブルテレビ局がグリーンズボロからの局を運営している。

著名な出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  2. ^ US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
  3. ^ Find a County”. National Association of Counties. 2011年6月7日閲覧。
  4. ^ François de Beaurepaire, Les noms des communes et anciennes paroisses de la Seine-Maritime, éditions Picard 1979.
  5. ^ [1]
  6. ^ [2]
  7. ^ National Park Service (2010-07-09). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. 
  8. ^ http://h2o.enr.state.nc.us/basinwide/yadkin/Yadkin%20final%202003%20BP/Yad%20B13.pdf h20.enr.state.nc.us
  9. ^ Annual Estimates of the Resident Population for Incorporated Places: April 1, 2010 to July 1, 2014”. 2015年6月4日閲覧。
  10. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. 2015年6月4日閲覧。
  11. ^ [3]
  12. ^ [4]
  13. ^ [5]
  14. ^ [6]
  15. ^ [7]

外部リンク[編集]