ガストニア (ノースカロライナ州)

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ガストニア
—  衛星都市  —
City of Gastonia, North Carolina
ガストニア中心街を北西から見る
標語:偉大な場所、偉大な人民、偉大な見通し
ノースカロライナ州におけるガストニア市の位置
座標: 北緯35度15分19秒 西経81度10分49秒 / 北緯35.25528度 西経81.18028度 / 35.25528; -81.18028
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州
ガストン郡
行政
 - 市長 ジョン・ブリッジマン(民主党
面積
 - 計 50.7mi2 (131.4km2)
 - 陸地 50.5mi2 (130.8km2)
 - 水面 0.2mi2 (0.6km2)
標高 797ft (243m)
人口 (2010年国勢調査)
 - 計 71,741人
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
 - 夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
郵便番号 28052-28056
市外局番 704,980
FIPS code 37-25580[1]
GNIS feature ID 0985606[2]
ウェブサイト www.cityofgastonia.com

ガストニア: Gastonia)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ガストン郡の都市であり、同郡の郡庁所在地である。2010年国勢調査での人口は71,741 人だった[1]。ガストン郡では人口最大であり、州内では第13位である[3]シャーロット大都市圏に属し、圏内ではコンコードに次いで第2位の衛星都市である。現在も着実に成長しており、2000年と2010年の人口を比較すると8.2%の増加だった。

歴史[編集]

ガストニアは、ノースカロライナ州最高裁判所の判事だったウィリアム・ガストンにちなんで名付けられた[4]

市内のアメリカ合衆国国家歴史登録財としては、私立病院=ガストン記念病院、クレイグ農場、ガストニア中心街歴史地区、第一国定銀行ビル、ガストン郡庁舎、ガストニア高校、デイビッド・ジェンキンス邸、ローレイ・ミル歴史地区、ロビンソン=ガードナー・ビル、第三国定銀行ビル、ウィリアム・J・ウィルソン邸がある[5]

地理[編集]

ガストニアは北緯35度15分19秒 西経81度10分49秒 / 北緯35.25528度 西経81.18028度 / 35.25528; -81.18028 (35.255220, -81.180249)に位置している[6]。ガストン郡の地理重心にある。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は50.7平方マイル (131.4 km2)であり、このうち陸地50.5平方マイル (130.8 km2)、水域は0.23平方マイル (0.6 km2)で水域率は0.45%である[7]。ガストニア市の面積はガストン郡の14%に相当する。

人口動態[編集]

人口推移
人口
1880 236
1890 1,033 337.7%
1900 4,610 346.3%
1910 5,759 24.9%
1920 12,871 123.5%
1930 17,093 32.8%
1940 21,313 24.7%
1950 23,069 8.2%
1960 37,276 61.6%
1970 47,322 27.0%
1980 47,218 −0.2%
1990 54,732 15.9%
2000 66,277 21.1%
2010 71,741 8.2%
2014(推計) 73,698 [8] 2.7%
U.S. Decennial Census[9]
ガストニア・シティプラザ

以下は2010年国勢調査による人口統計データである[1][10]

基礎データ

  • 人口: 71,741 人
  • 世帯数: 27,770 世帯
  • 家族数: 18,599 家族
  • 人口密度: 548.5人/km2(1,420.6 人/mi2
  • 住居数: 31,238 軒
  • 住居密度: 238.8軒/km2(618.6 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.7%
  • 18-24歳: 8.9%
  • 25-44歳: 26.5%
  • 45-64歳: 26.3%
  • 65歳以上: 13.6%
  • 年齢の中央値: 38歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 89.6
    • 18歳以上: 85.6

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 34.7%
  • 結婚・同居している夫婦: 42.5%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 19.0%
  • 非家族世帯: 33.0%
  • 単身世帯: 27.1%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 9.7%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.52人
    • 家族: 3.05人

収入[編集]

収入と家計[11]

  • 収入の中央値
    • 世帯: 36,881米ドル
    • 家族: 44,576米ドル
    • 性別
      • 男性: 38,151米ドル
      • 女性: 29,590米ドル
  • 人口1人あたり収入: 19,277米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 20.9%
    • 対家族数: 18.3%
    • 18歳未満: 32.5%
    • 65歳以上: 6.9%

犯罪[編集]

ガストニアのローレイ・ミルで働く児童労働者、1908年、ルイス・ハイン撮影
犯罪の種類 2009年発生件数 人口10万人あたり発生率[12]
殺人 5 7.2
強姦 28 38.8
強盗 220 118.1
傷害 345 854.6
夜盗 1,059 831.6
窃盗 3,187 3,383.9
放火 35 14.4

経済[編集]

過去10年間では多くの企業が閉鎖され、雇用数も減ったのでガストニアは大変な時代だった。ガストニア今も比較的強い製造業の労働力を維持しているが、多くの労働者が解雇され、さらに多くの者が失業状態である。2010年の失業率は7.9%だった。人口71,341人の内、12,536人が市内で働いており、日中は10,610人の人口増である。紡績糸の製造では世界のナンバーワンである繊維会社パークデール・ミルズの国際本社が市内にある[13]。この会社は市内と周辺の町で製造施設を操業させていた。パークデールは他の会社と同様に、工場を閉鎖し、生産は他の国に移してきた。

その他の製造業としては、ウィックス・フィルトレーション社、フレイトライナー LLC、スタビラス、カーチス・ライト・コントロールズ・エンジニアード・システムズ、ラディチ・グループがある。その他の大手雇用主としては、ガストニア市とガストン郡の政府、ガストン郡教育学区、カロモント・ヘルスケア(ガストン記念病院)があり、小売業のウォルマートが2店、アドバンス・オートパーツが6店舗と物流センターを持っている[14]

芸術と文化[編集]

クラウダーズ山、市域に入っている

ガストニアと周辺地域には幾つか注目すべき観光地がある

シール自然史博物館では、ノースカロライナ自然史ホールやアメリカ・インディアンに関するヘンリー・ホールなど恒久展示がある[15]。またシャーロット都市圏では唯一のものであるジェイムズ・H・リン・プラネタリウムもある[16]

ダニエル・ストウ植物園が市の南東のベルモント市、ノースカロライナ州道279号線沿いにある。

カトーバ川沿いのアメリカ合衆国全国ホワイトウォーター・センターが市の東、隣接するメクレンバーグ郡内にある。

クラウダーズ山州立公園が市の西、キングスマウンテン市内にある。この公園には多くのハイキング道があり、キャンプ場、ピクニック場、ロッククライミング場、釣り場がある[17]

ショッピング[編集]

ノースニューホープ道路出口20番にあるイーストリッジ・モールは、地域唯一の屋内型ショッピングモールである。アンカー店はベルク、ディラーズ、J.C.ペニーである。このモールには、ビクトリアズ・シークレット、エアロポスタル、パックサン、フットロッカー、ヒベット・スポーツ、クレアズ、ホリスター、シャーロット・ラス、ニューヨーク & Co.、ベストバイ・モバイル、レイディオ・シャック、ハット・ファンタスティック、アンコール・バイ・シュー・ディパートメントなど専門店が80以上あり、レッドロブスターなどフルサービスのフードコートもある。

一連の商店街であるフランクリン・スクエアは3段階に分けられている。フェイズIは、ウォルマートベッド・バス・アンド・ビヨンドベスト・バイ、ロス・ドレス・フォー・レス、マイケルズが入っている。フェイズIIはKマート、ロウズ・ホーム・インプルーブメント・ウェアハウス、サムズ・クラブが入っている。フェイズIIIには、コールズ、オールド・ネイビー、ブックス・ア・ミリオン、ガンダー・マウンテン、シュー・カーニバル、ピア1インポーツ、ペットスマートが入り、さらに14スクリーンの映画館もある。

市内には他にも幾つかショッピングセンターがあり、全国や地方で知られた小売店が入っている。

スポーツ[編集]

野球のガストニア・グリズリーズがシムズ・リージョン・パークで試合を行っている。コースタル・プレーン・リーグに属し、大学レベルの選手が入っている。1つのシーズンは5月から8月である。

ラグビーのガストニア・ガーゴイルズは、ガストン郡のノース・ベルモント・パークで試合を行っている。カロライナズ・ジオグラフィカル・ユニオンに属し、デビジョン4の男子ソーシャル・ラグビーを行っている。秋(8月から11月)春(2月から5月)の2シーズンがある。サウスカロライナ州クローバーで、毎年6月の第1または第2土曜日のクロバー・スコティッシュ・ゲイムズ中にあるラグビー7のトーナメントも開催している。

ローラーゲームを行うチームとしてG*Force(シニア)と Mini*Gs(ジュニア)の2つがある。試合はハドソン大通りのケイツ・スケーティング・リンクで行われている。

政府[編集]

警察[編集]

市内の警察はガストニア警察署、ガストン郡警察署、およびガストン郡保安官事務所が担当している。

消防と救急[編集]

ガストニア消防署には梯子車、ポンプ車など16両の消防車がある。ガストン郡にはボランティアが指導する強力な消防団もある。ガストン郡EMSが救急サービスを行っている。

教育[編集]

初等中等教育[編集]

ガストニア市を含むガストン郡の公立初等中等教育学校は全て、ガストン郡教育学区に属している。小学校、中学校、高校を運営している。

公立高校は、アシュブルック、フォレストビュー、ハンター・ハス、ハイランド工業、スチュアート・W・クラマーの各高校、合計5校がある。

私立学校もある。ガストン・デイスクール、ガストン・クリスチャン学校などである。

チャータースクールでは、ピードモント・コミュニティ・チャータースクールがあり、幼稚園から12年生を教えている[18]

高等教育機関[編集]

市域内にはカレッジや大学が無いが、ガストニアの都市圏には高等教育機関がある。ガストン郡ベルモントには4年制のベルモント・アビー・カレッジがあり、ダラス、リンカーン郡のリンカーントン、ベルモントには2年制のガストン・カレッジがある。

図書館[編集]

ガストン郡公共図書館が市内に3つの支所を持っている[19]

メディア[編集]

新聞[編集]

「ガストン・ガゼット」がガストニアの主要新聞である。日刊紙でありガストニア市、ガストン郡と周辺地域をカバーしている。ノースカロライナ州最大の新聞である「シャーロット・オブザーバー」も入手でき、以前は水曜日と日曜日の版でガストン郡とリンカーン郡をカバーしていたが、近年は縮小されてしまった。

テレビ[編集]

市内で免許の降りたテレビ局は無いが、近くのシャーロットから全国系列局や独立系局が放送を流している。ケーブルテレビは主にタイム・ワーナー・ケーブルによるものである。

ラジオ[編集]

ガストニアで聴取できるラジオ放送は主にシャーロットに基地を置くものである。市内にはAMラジオ局、FMラジオ局、各1局がある。

インフラ[編集]

交通[編集]

高規格道路と市内の幹線道[編集]

州間高速道路85号線がガストニアから直接州内のシャーロット、グリーンズボロダーラムや、北東のバージニア州ピーターズバーグ/リッチモンド、南西のサウスカロライナ州スパータンバーグジョージア州アトランタアラバマ州モンゴメリーの各市を繋いでいる。ガストニアの交通ネットワークは自動車専用道であるアメリカ国道321号線で補われており、その専用道部分がガストニアと大陸横断道である州間高速道路40号線とを繋ぎ、ガストニアの北35マイル (56 km) にあるヒッコリー市とを繋いでいる。さらに自動車専用道で有料のガーデン・パークウェイがガストニアの西を環状に囲む計画がある。また南東のシャーロット、州間高速道路485号線、シャーロット・ダグラス国際空港への接続路になる予定である。

ガストニアの市内にはアメリカ国道20号線、同74号線(ガストン郡内ではこの2本が合流する)、同321号線が通っている。国道29号線は両カロライナ州で州間高速道路85号線に並行しており、74号線は東のシャーロットやウィルミントンと、西のアシュビル、チェロキーを繋ぐ東西方向の幹線道である。321号線はガストニアからサウスカロライナ州中央部、ノースカロライナ州北西部のブルーリッジ山脈を結んでいる。

州道では7号線、274号線、275号線、279号線が市内を通っている。

市内の幹線道は、フランクリン大通り、ガリソン大通り、ハドソン大通り、オザーク・アベニュー、ロング・アベニュー、エアライン・アベニュー、ガストン・アベニューが東西方向の幹線道であり、ニューホープ道路、チェスター通り、ヨーク道路、マリエッタ通りが南北方向の幹線道である。

バス[編集]

アムトラックのガストニア駅

ガストニア交通がガストニア市の交通運営者である。市内の大部分をカバーするバスの定期便を運行している。月曜日から土曜日まで運行され、ガストニア市の中心街ブラドリー駅で乗り換えできる。通常料金は1ドル、乗り換えは無料である。

シャーロット地域交通システムがシャーロットへの通勤バスを運行している。ガストニア・イクスプレスは月曜日から金曜日にシャーロットのアップタウンまでバスを往復させる。途中でブラドリー駅を経由する。シャーロットのアップタウンまで片道料金が4.40ドルである。シャーロット地域交通システムのバス便への乗り換えは無料である。

鉄道[編集]

アムトラックの長距離旅客列車クレセント号がガストニアと、北のニューヨークフィラデルフィアボルチモアワシントンD.C.とシャーロット、南のアトランタアラバマ州バーミンガムルイジアナ州ニューオーリンズとを結んでいる。無人駅であるガストニア駅がハンコック通り350にある。

空港[編集]

ガストニアの近辺に2つの空港がある。ガストニア市民空港(AKH)は市内の民間航空需要に対応している。市内南東部、ノースカロライナ州道274号線近くにある。シャーロット・ダグラス国際空港が国内便と国際便の入口であり、ガストニアの東18マイル (29 km)、シャーロット市内にある。USエアウェイズでは最大のハブ空港である。

著名な出身者[編集]

姉妹都市[編集]

ガストニアは下記2都市と姉妹都市を結んでいる。

ゴータは1994年に締結して最初の姉妹都市になった。サンティアゴ・デ・スルコは2004年3月に公式パートナーになった。2007年、ガストニア市市長ジェニー・スタルツがゴータを訪問した。2007年12月サンティアゴ・デ・スルコ市長がガストニアを訪れ、ロータリー・パビリオンでクリスマスツリーに毎年行う点火式を見学した。彼は一人の市政委員と共に点火式に招かれていた。

脚注[編集]

  1. ^ a b c American FactFinder”. United States Census Bureau. 2011年5月14日閲覧。
  2. ^ US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
  3. ^ Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): All Places within North Carolina”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2013年3月26日閲覧。
  4. ^ Gannett, Henry (1905). The Origin of Certain Place Names in the United States. Govt. Print. Off.. pp. 135. http://books.google.com/books?id=9V1IAAAAMAAJ&pg=PA135#v=onepage&q&f=false. 
  5. ^ National Park Service (2010-07-09). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. 
  6. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  7. ^ Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): Gastonia city, North Carolina”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2013年3月26日閲覧。
  8. ^ Annual Estimates of the Resident Population for Incorporated Places: April 1, 2010 to July 1, 2014”. 2015年6月4日閲覧。
  9. ^ Census of Population and Housing”. Census.gov. 2015年6月4日閲覧。
  10. ^ Profile of General Population and Housing Characteristics: 2010 Demographic Profile Data (DP-1): Gastonia city, North Carolina”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2013年3月26日閲覧。
  11. ^ Selected Economic Characteristics: 2011 American Community Survey 1-Year Estimates (DP03): Gastonia city, North Carolina”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2013年3月26日閲覧。
  12. ^ http://www.city-data.com/city/Gastonia-North-Carolina.html
  13. ^ http://www.parkdalemills.com/about/
  14. ^ Gaston County Employers - 4th Quarter 2007. Retrieved on 2008-07-29.
  15. ^ Permanent exhibits at the Schiele Museum of Natural History, accessed 06-15-2012.
  16. ^ James H. Lynn Planetarium at the Schiele Museum of Natural History, accessed 06-15-2012.
  17. ^ Activities available at Crowder's Mountain State Park, accessed 06-15-2012.
  18. ^ http://www.pccharter.org
  19. ^ Gaston County Public Library”. Gaston county Public Library. 2014年1月閲覧。
  20. ^ a b Interactive City Directory”. Sister Cities International. 2014年3月11日閲覧。

外部リンク[編集]