コンキアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
コンキアン
EjemploBien.JPG
よい手の例
概要
起源 メキシコ
別名 クーンキャン
遊び方
種類 ラミー
人数 2
枚数 40
デッキ ラテンスタイル
カードランク
(最高-最低)
K, Q, J, 7, 6, 5, 4, 3, 2, A
運要素

コンキアン(conquian)は、トランプを使った歴史的なラミー系のカードゲームである。知られるかぎり、西洋のすべてのラミー系のゲームのなかでもっとも古い[1]

コンキアンはおそらく南米発祥のゲームで、ラテンスタイルの40枚のトランプを使用していた。19世紀後半にはアメリカ合衆国に伝来し、「クーンキャン(Coon Can)」とも呼ばれた。

コンキアンはおそらく西洋のすべてのラミー系ゲームの祖先にあたるが、そのルールは現在のラミーとはかなり異なっている。現在一般に行われているゲームの中で、コンキアンに近いルールを持つものにパンギンギがある。

ルール[編集]

ラテンスタイルの40枚のトランプを使用するが、ここでは通常のトランプを使用し、8・9・10を抜く方法を説明する。このゲームでは、Aはつねに単なる「1」として扱う。

ゲームの目的は、10枚の手札に1枚を加えた11枚すべてを複数のメルドにして公開することである。メルドには2種類がある。

  1. グループ:同じランクの3枚または4枚のカードの組み合わせ
  2. シーケンス:同じスートでランクの連続する3枚以上8枚以下[2]のカードの組み合わせ。7とJは連続することに注意。KとAはつながらない。

2人で競技する。ディーラーは10枚ずつの手札を配る。残りの20枚は伏せて重ね、山札とする。

ディーラーでない方からはじめ、交互に以下のことを行う。

  1. 捨て札があって、その一番上のカード(直前に相手が捨てたカードまたは相手がパスしたカード)をメルドの一部として使える場合は、そのカードを取って、それを使うことができる。そうしない場合は、捨て札の一番上のカードがあるならそれを裏返した後、山札の一番上のカードを取って表にし、それを使うかまたはパスする。
  2. 取ったカードを使う場合は、取ってきた1枚と手札を使ってメルドを作ったり、自分の公開ずみのメルドに追加する。すべての手札を公開できたら、そこでプレイは終了する。さもなくば、手札から任意の1枚を表を向けて捨てる。新しいメルドを公開するときは、かならず引いてきたカードと組み合わせる必要がある。手札の中にすでにメルドがあっても、それだけでは公開できないことに注意。
  3. パスする場合は、山札から引いたカードは表向きにテーブルに置いたままにする。

いかなる場合も、取ったカードを手札に加えてはならない。

メルドを公開するときに、自分の公開ずみのメルドの一部のカードを分離して、別のメルドを作ることができる。たとえば、すでに5-6-7-Jを公開しており、山札から5を引いてきたときは、手札にある5を出して、すでに公開してある5を分離して5-5-56-7-Jの2つのメルドにできる。

捨て札を使って公開ずみのメルドに追加できる場合、捨て札を使うように相手に要求されたら、そのカードを使わなければならない。このルールは、相手の残りの手札が2枚になって、残り1枚を待っていると思われるときに、相手の手札をくずす技法として利用される。

引いてきたカードと手札をあわせて11枚の手札をすべてメルドにして公開したら、上がりとなり、そこでプレイは終了する。捨て札をすることによって手札が0枚になった場合は上がりではないことに注意。負けた方は勝った方に決まった額を支払う。

誰もあがらないうちに山札がつきたら、引き分けとなり、次回は負けた側が勝った側に倍額を支払う。

脚注[編集]

  1. ^ Parlett's Historic Card Games: Gin Rummy
  2. ^ ひとつのスートにカードは10枚しかないので、9枚または10枚のシーケンスを作ってしまうと、残りの2枚以下のカードではどうしてもメルドを作ることができなくなる

外部リンク[編集]