グレッグ・バード (野球)
チャロス・デ・ハリスコ | |
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テキサス・レンジャーズ時代 (2020年3月20日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テネシー州メンフィス |
生年月日 | 1992年11月9日(32歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 一塁手 |
プロ入り | 2011年 MLBドラフト5巡目 |
初出場 | 2015年8月13日 |
年俸 | $1,200,000(2019年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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グレゴリー・ポール・バード(Gregory Paul Bird , 1992年11月9日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィス(コロラド州オーロラ育ち)出身のプロ野球選手(一塁手)。右投左打。リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(メキシカンリーグ)のチャロス・デ・ハリスコ所属。
経歴
[編集]プロ入りとヤンキース時代
[編集]2011年のMLBドラフト5巡目(全体179位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され[2]、アーカンソー大学に進学する事が決まっていたがヤンキースと契約を結び、プロ入りした[3]。捕手としての入団だったが、プロ入り後に、一塁手にコンバートしている[4]。この年は、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースで4試合に出場した。
2012年は、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースで17試合に出場した後、A-級スタテンアイランド・ヤンキースに昇格したが、怪我で11試合にしか出場できなかった。
2013年は、A級チャールストン・リバードッグスで130試合に出場した。この年はヤンキースの最優秀マイナー選手に贈られる「ケビン・ローン賞」を受賞した[5]。
2014年は、A+級タンパ・ヤンキースで開幕を迎えた。8月2日にAA級トレントン・サンダーに昇格した[6]。オフには、アリゾナ・フォールリーグのスコッツデール・スコーピオンズに派遣された。6本塁打を記録するなど活躍し、この年のアリゾナ・フォールリーグMVPを受賞した[7]。
2015年は、AA級トレントンで開幕を迎えた後、AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースを経て8月13日にメジャー初昇格を果たし、アクティブ・ロースター入りした[8]。同日のクリーブランド・インディアンス戦で「7番・一塁手」として先発起用され、5打数無安打だった。以後、主砲のマーク・テシェイラが故障で離脱した事もあり、一塁手のレギュラーとして出番を得た。レギュラーシーズンでは46試合に出場し、打率.261、11本塁打をマークした。
2016年は、右肩を故障して手術を受けたため[9]、シーズンを全休した。
2018年は、自己最多の82試合に出場したが、打率.199、11本塁打、38打点に留まった。
2019年11月20日にDFAとなり[10]、27日にFAとなった[11]。
レンジャーズ時代
[編集]2020年2月4日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]。7月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。8月11日にDFAとなり[14]、14日にFAとなった[15]。
フィリーズ傘下時代
[編集]2020年9月15日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[16]。
ロッキーズ傘下時代
[編集]2021年2月11日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]。この年はAAA級アルバカーキ・アイソトープスで112試合に出場し打率.267、27本塁打、91打点を記録したが、メジャーへの昇格機会はなかった。オフの11月7日にFAとなった[17]。
ブルージェイズ傘下時代
[編集]2022年3月10日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[17]。4月4日に契約のオプトアウト条項を行使し、自由契約となった[18]。
ヤンキース傘下時代
[編集]2022年4月6日、古巣であるニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[19]。AAA級スクラントン・ウィルクスバリで59試合に出場したが、打率.218、6本塁打、22打点という成績に終わり、7月13日に自由契約となった[17]。
独立リーグ時代
[編集]2023年8月22日にフロンティアリーグのケベック・キャピタルズと契約した[20]。11試合に出場して打率.277、1本塁打、4打点を記録した。シーズン終了後はオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のメルボルン・エイシズでプレーした。
メキシカンリーグ時代
[編集]2024年2月7日にメキシカンリーグのチャロス・デ・ハリスコと契約した[21]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2015 | NYY | 46 | 178 | 157 | 26 | 41 | 9 | 0 | 11 | 83 | 31 | 0 | 0 | 0 | 1 | 19 | 0 | 1 | 53 | 1 | .261 | .343 | .529 | .871 |
2017 | 48 | 170 | 147 | 20 | 28 | 7 | 0 | 9 | 62 | 28 | 0 | 0 | 0 | 2 | 19 | 0 | 2 | 42 | 2 | .190 | .288 | .422 | .710 | |
2018 | 82 | 311 | 272 | 23 | 54 | 16 | 1 | 11 | 105 | 38 | 0 | 0 | 0 | 4 | 30 | 1 | 5 | 78 | 4 | .199 | .286 | .386 | .672 | |
2019 | 10 | 41 | 35 | 6 | 6 | 0 | 0 | 1 | 9 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 16 | 1 | .171 | .293 | .257 | .550 | |
MLB:4年 | 186 | 700 | 611 | 75 | 129 | 32 | 1 | 32 | 259 | 98 | 0 | 0 | 0 | 7 | 74 | 1 | 8 | 189 | 8 | .211 | .301 | .424 | .725 |
- 2019年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
一塁(1B) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2015 | NYY | 46 | 376 | 24 | 1 | 33 | .998 |
2017 | 46 | 302 | 12 | 0 | 20 | 1.000 | |
2018 | 74 | 503 | 37 | 2 | 37 | .996 | |
2019 | 10 | 83 | 2 | 0 | 6 | 1.000 | |
MLB | 176 | 1264 | 75 | 3 | 96 | .998 |
- 2019年度シーズン終了時
背番号
[編集]- 31(2015年)
- 33(2017年 - 2019年)
脚注
[編集]- ^ “Greg Bird Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年3月10日閲覧。
- ^ Grandview's Greg Bird drafted by Yankees in fifth round
- ^ Grandview’s Greg Bird signs with Yankees for $1.1 million
- ^ Charleston RiverDogs first baseman Greg Bird ‘mature beyond his years’
- ^ Yankees Minor Leaguers honored with awards
- ^ Thunder hoping Bird can produce same spark as departed O'Brien
- ^ Bird's big autumn nets AFL MVP Award
- ^ “Yankees to call up top prospect Greg Bird”. New York Post (August 13, 2015). August 15, 2015閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、58頁。ISBN 978-4-331-52002-4。
- ^ Bryan Hoch (2019年11月20日). “Yanks release Ellsbury, DFA Bird among moves” (英語). MLB.com. 2019年11月24日閲覧。
- ^ Mike Rosenstein (2019年11月27日). “Fly high, free Bird: Ex-Yankee Greg Bird will be traveling on after clearing waivers” (英語). NJ.com. 2019年11月28日閲覧。
- ^ T.R. Sullivan (2020年2月4日). “Ex-Yank Bird brings power potential to Texas” (英語). MLB.com. 2020年2月8日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2020年7月31日). “Rangers Select Greg Bird, Jimmy Herget; Designate Ariel Jurado” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月1日閲覧。
- ^ Steve Adams (2020年8月11日). “Rangers Designate Greg Bird For Assignment, Select Derek Dietrich” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月13日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2020年8月14日). “Rangers Select Juan Nicasio; Greg Bird Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月15日閲覧。
- ^ “Phillies Sign Jonathan Lucroy, Greg Bird” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月16日閲覧。
- ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2023年5月17日閲覧。
- ^ “Blue Jays release infielder Greg Bird from minor-league deal”. Sportsnet (2022年4月4日). 2023年5月17日閲覧。
- ^ “Yankees, Greg Bird Agree To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors (2022年4月5日). 2023年5月17日閲覧。
- ^ Mark Singelais (2023年8月23日). “Former Yankee Greg Bird begins comeback in Troy”. Times Union. 2024年2月7日閲覧。
- ^ Charros de Jalisco (2024年2月7日). “Poder ‘grandesligas’ llega a Jalisco: Greg Bird, refuerzo de Charros”. 2024年2月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Greg Bird stats MiLB.com