キャメルクラッチ

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サンジェイ・ダットによるキャメルクラッチ。

キャメルクラッチCamel Clutch)は、プロレス技の一種である。日本名は駱駝固め(らくだがため)、馬乗り固め(うまのりがため)。メキシコルチャリブレではカバージョと呼称される[1]

概要[編集]

うつ伏せ状態になった対戦相手の背中に乗り、首から顎を掴んで相手が海老反り状になるようにする。技を、かけている様子がまるでラクダに乗って手綱を引いている様に見えることが技の名称の由来である。メキシコのルチャリブレでは「カバージョ(馬乗り固め)」という。背骨、腰、喉にダメージを与える。

プロレスにおいては、ザ・シークアイアン・シークシーク・アドナン・アル=ケイシースカンドル・アクバグレート・メフィストモハメド・ハッサンなど中東ギミックのレスラーが得意技としていた。1983年末、ニューヨークマディソン・スクエア・ガーデンで行われたWWFヘビー級選手権試合においてアイアン・シークが、この技を用いてボブ・バックランドからTKO勝ちした試合が有名である。

カウボーイギミックのネルソン・ロイヤルは、ラクダを馬に見立て「テキサス・ブロンコ・バックブリーカー」の名称で使用[1]スコット・スタイナーは、「スタイナー・リクライナー」と称して使っていた。メキシコの使い手には、エル・サントや息子のエル・イホ・デル・サントにも受け継がれている。

ジュニアヘビー級選手のタッグマッチでは、キャメルクラッチを仕掛けたパートナー対して走りこんで技をかけられている選手の顔面に低空ドロップキックを放つ動きがよく見られる。

漫画などにおいては、『キン肉マン』、『闘将!!拉麵男』に登場するラーメンマンの得意技として描かれている。「機矢滅留・苦落血」という当て字がなされていた。

「カバージョ」の考案者は、「ゴリー・スペシャル」の考案者でもあるゴリー・ゲレロ

主な使用者[編集]

派生技[編集]

前転式キャメルクラッチ[編集]

ローリング・キャメルクラッチとも呼ばれる。三沢光晴のオリジナル技。前転してうつ伏せの相手の上に馬乗りになりキャメルクラッチに移行する。

クロス式キャメルクラッチ[編集]

柴田勝頼が若手時代に使用していたオリジナル技。相手の両脚をデスロック状に固めて極めるキャメルクラッチ。

極楽固め[編集]

新崎人生による極楽固め。

新崎人生のオリジナル技。相手の両手首を攫み、両腕を相手の首元で交差させて極めるキャメルクラッチ。

涅槃[編集]

ミスター雁之助が新崎人生との抗争時に極楽固めに対抗して開発したオリジナル技。尻餅をついた相手をフルネルソンの体勢に捕えて、そのままうつ伏せの体勢に反転させて上体を起こして両手で菩薩の手の形を作って極めるキャメルクラッチ。

ドラゴンクラッチ[編集]

ロウ・キーのオリジナル技。ドラゴンスリーパーの形で首を極めるキャメルクラッチ。

トゥインクルスターロック[編集]

トゥインクルスターロック

つくしのオリジナル技。腕ではなく足を使って極めるキャメルクラッチ。

レッドインク[編集]

オカダ・カズチカのオリジナル技。相手の両足をクロスさせてから極めるキャメルクラッチ。

9469[編集]

読みは「クシロック」。KUSHIDAのオリジナル技。浮固の要領で相手の背中に膝を押し当ててから極めるキャメルクラッチ。

凶器使用型[編集]

FMW全盛期に主にユニット「猛毒隊」のメンバーが使用。通常のキャメルクラッチに入る前にセコンドが凶器を手渡して、それを手に持ったままキャメルクラッチを決めて凶器を相手の額に押し付ける。もちろん、反則のため5カウントの対象となるがカウント4の手前でブレイクすることにより、延々と続けることができる。

脚注[編集]

  1. ^ a b ネルソン・ロイヤルのテキサス・ブロンコ・バックブリーカー”. ミック博士の昭和プロレス研究室. 2017年3月27日閲覧。