アンナ・ネトレプコ
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アンナ・ネトレプコ | |
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![]() アンナ・ネトレプコ(2005年) | |
基本情報 | |
出生名 | Anna Yuryevna Netrebko |
生誕 | 1971年9月18日(49歳) |
出身地 |
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ジャンル | オペラ |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 1994年 - |
公式サイト |
www |
アンナ・ユーリエヴナ・ネトレプコ(ロシア語: Анна Юрьевна Нетребко、Anna Yur’yevna Netrebko, 1971年9月18日 - )は、ロシア出身のオペラ歌手である。卓抜した実力のみならず、その美貌によっても名高い、現代を代表するソプラノの一人である。現在、ウィーンおよびニューヨークに在住。2006年にオーストリア市民権を得ている。
略歴[編集]
- 1971年、9月18日、ロシア南部のクラスノダールに生まれる。
- ロシアの名門サンクトペテルブルク音楽院で声楽を学ぶ。
- 1993年、モスクワのグリンカ声楽コンクールで第1位。
- 1994年、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場の「フィガロの結婚」スザンナ役でデビュー。
- 1995年、サンクトペテルブルク音楽院を修了する。サンフランシスコ歌劇場でアメリカにおけるデビュー。
- 1997年、若手オペラ歌手を対象とするバルティカ賞を受賞。
- 1997年、キーロフ・オペラ、イギリス公演に参加。
- 2002年、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶ。以後、ロランド・ヴィラゾン、エリーナ・ガランチャといった歌手仲間と共に活躍、ヨーロッパでの人気を決定的なものとする。
- 2005年、6月12日、2004年度ロシア国家賞を受賞(33歳)、ウラジーミル・プーチン大統領より伝達される。
- 2014年、ソチオリンピックの開会式でオリンピック賛歌を独唱。
- 2017年2月16日、ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』の初日の後、ウィーン国立歌劇場内「グスタフ・マーラー・ホール」において、名誉ある「オーストリア宮廷歌手」の称号を授与される。[1]
来日公演[編集]
- 1996年「カルメン」ミカエラ役(マリインスキー劇場来日公演)
- 2004年「ラ・ボエーム」ムゼッタ役(小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトV)4月29日:神奈川県民ホール 5月2日:びわ湖ホール 5月5日:愛知県芸術劇場 5月8日:アクトシティ浜松 5月11日:東京文化会館
- 2005年4月24日;滋賀県立芸術劇場、4月28日;サントリーホール、5月1日;東京オペラシティホール
- 2006年6月11日;兵庫県立芸術文化センター、6月17日、20日、23日;東京文化会館、「ドン・ジョバンニ」ドンナ・アンナ役(メトロポリタン・オペラ来日公演)
- 2010年9月11日、14日、17日、20日;東京文化会館、「マノン」マノン・レスコー役。9月22日;NHKホール、「椿姫」ヴィオレッタ役(英国ロイヤル・オペラ来日公演)
- 2016年3月15日;愛知県芸術劇場、3月18日、21日;サントリーホール
降板した公演[編集]
- 2011年6月4日;愛知県芸術劇場、6月8日、11日、17日、19日;NHKホール、「ラ・ボエーム」ミミ役(メトロポリタン・オペラ来日公演)。6月14日;サントリーホール(MET管弦楽団との特別コンサート)(日付は予定)
- 1986年にチェルノブイリ原子力発電所事故を経験しており、開演の3ヶ月前に発生した福島第一原子力発電所事故に端を発する懸念を払拭できないため降板。代役がたてられ公演そのものは行われる[2]。
私生活[編集]
2008年9月に男児を出産。男児の父親はウルグアイ出身のバリトン歌手アーウィン・シュロットだが、2013年11月に2人は別離を公表している。2014年7月に、テノール歌手ユシフ・エイヴァゾフとの婚約を発表、2015年12月に結婚している。
役[編集]
役名 | 作品名 | 作曲家 |
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スザンナ | フィガロの結婚 | モーツァルト |
伯爵夫人 | フィガロの結婚 | モーツァルト |
ドンナ・アンナ | ドン・ジョヴァンニ | モーツァルト |
ツェルリーナ | ドン・ジョヴァンニ | モーツァルト |
イリア | イドメネオ | モーツァルト |
コンスタンツェ | 後宮からの誘拐 | モーツァルト |
セルヴィリア | 皇帝ティートの慈悲 | モーツァルト |
ヴィオレッタ | 椿姫 | ヴェルディ |
レオノーラ | イル・トロヴァトーレ | ヴェルディ |
ジルダ | リゴレット | ヴェルディ |
マクベス夫人 | マクベス | ヴェルディ |
ナンネッタ | ファルスタッフ | ヴェルディ |
ジョヴァンナ・ダルコ | ジョヴァンナ・ダルコ | ヴェルディ |
アイーダ | アイーダ | ヴェルディ |
ミミ | ラ・ボエーム | プッチーニ |
ムゼッタ | ラ・ボエーム | プッチーニ |
マノン・レスコー | マノン・レスコー | プッチーニ |
アディーナ | 愛の妙薬 | ドニゼッティ |
ルチア | ランメルモールのルチア | ドニゼッティ |
アンナ・ボレーナ | アンナ・ボレーナ | ドニゼッティ |
ノリーナ | ドン・パスクヮーレ | ドニゼッティ |
ロジーナ | セビリアの理髪師 | ロッシーニ |
ジュリエッタ | カプレーティとモンテッキ | ベッリーニ |
エルヴィーラ | 清教徒 | ベッリーニ |
ノルマ | ノルマ | ベッリーニ |
ジュリエット | ロメオとジュリエット | グノー |
ミカエラ | カルメン | ビゼー |
マノン | マノン | マスネ |
アントニア | ホフマン物語 | オッフェンバック |
タチアナ | エヴゲーニイ・オネーギン | チャイコフスキー |
イオランタ | イオランタ | チャイコフスキー |
テレーザ | ベンヴェヌート・チェッリーニ | ベルリオーズ |
エルザ | ローエングリン | ワーグナー |
マッダレーナ | アンドレア・シェニエ | ジョルダーノ |
アドリアーナ | アドリアーナ・ルクヴルール | チレア |
出典[編集]
- ^ ウィーン国立歌劇場公式サイト「アンナ・ネトレプコにオーストリア宮廷歌手の称号を授与」(ドイツ語)
- ^ “震災理由にネトレプコが降板 メトロポリタン・オペラ日本公演”. 朝日新聞. (2011年5月31日) 2011年5月31日閲覧。