ゆめにっき

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ゆめにっき
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 Windows 95/98/98SE/2000/Me/XP
開発元 ききやま
人数 1人
メディア フリーソフト
必要環境 RPGツクール2003ランタイムパッケージ
エンジン RPGツクール2003
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ゆめにっき』とは、エンターブレインのゲーム製作ツールRPGツクール2003製の個人によるフリーゲームである。2004年に初めて公開され、その後ヴァージョンアップ・修正を経て、現在のヴァージョン(ver.0.10、2007年10月公開)が公開されている。

概要[編集]

作者は「ききやま」。「の中」を歩き回るアドベンチャーゲームである[1]

Vector2009年度年間総合ランキングでは68位にランクインし[2]、20周年記念イベント「Vector Award」においては、ダウンロードソフト約10万本中14位にランクインしている[3]

現実世界での主人公(以下「窓付き」)はマンションの一室と思しき部屋で暮らしている。部屋から外に出ることは出来ず、室内のベッドで眠りに就くことで夢の世界に行くことが出来る。 ゲームの目的は特には無く、主人公「窓付き」が夢の中を歩き回るゲームである。ただし、一応のエンディングと呼べるものは存在している。

登場人物[編集]

「窓付き」
主人公の少女。窓付きという名称はメニュー欄に「窓付き」と記されていることから。特徴的な模様の付いた上着とスカートを着ており、平常時は髪を三つ編みにしている。プレイヤーは彼女を操作して夢を探検する。なお、彼女に関する明確な設定は明らかにされていない。 
「モノ江」「モノ子」
夢の中に登場する白黒で描かれた少女達。モノ子は髪を二つ結びにしており、モノ江はロングヘアーである。

その他のキャラクターたちの公式名称は今のところ明かされていない。

システム[編集]

夢の中でテンキーの9を押すと頬をつねり、夢の世界から脱出することができる。

夢の世界には「エフェクト」と呼ばれるアイテムが複数存在する。取得するしないは自由である(僅かだが、あるエフェクトを取得していないと進めない箇所が存在する)。

夢の世界に入って最初に行ける「扉の部屋」には12枚の扉がある。入った先にはそれぞれ異なるマップがあり、そこから別のマップに行き来することができる。各マップは複雑に絡み合っている。

一般的なRPGに見られるエンカウントは発生しない。移動不能に陥ることや強制的に夢から覚めるイベントなどが用意されているが、前記に遭遇しても任意で夢から離脱した際と変わらず自室で目を覚ますだけであり、ゲームを続行することが可能である。基本的にゲームオーバーが発生しない作りとなっている。

ゲーム内には会話や状況説明などストーリーを明示するものが一切無く、ゲーム内キャラクターとコンタクトを試みた際にも、無反応もしくは効果音が発せられるだけとなっている。特定のエフェクト(後述)の使用によって通常と異なる反応を見せる場合もあるが、この場合も意思の疎通は皆無である。

ゲームの進行を妨げる要因[編集]

ゲーム内では時折探索不能な状態に陥る場合がある。これらの中には常に発生するとは限らないものがある。

移動不能な狭いマップに送り込まれる
特定のキャラクターに接触されると四方が移動不可能なマップにワープする。
強制的に夢から離脱する
特定の場所に行く事によりプレイヤーの意思に関わらず自室のベッドに戻る場合がある。
出入り口の無いマップにワープする
特定の行動を取る事でワープし、そこから他の場所に一切リンクしていない場所に出る。

グラフィック・サウンド[編集]

ゆめにっき内で使われているグラフィック・BGM・効果音などの素材は、RPGツクールソフト内にあらかじめ用意されたものやwebで公開されているフリー素材ではなく、自作された独自の物が用いられている。

エフェクト[編集]

一般的なゲームにおけるアイテムに相当するものである。使用すると窓付きの姿が変わり、様々な特殊効果が発生する。基本的に使用できるエフェクトは一度につき一つだけで、他との重ねがけはできない。[4]

使用方法
メニュー画面より「エフェクト」→対象のエフェクトを選択してZ(決定)キー。
現在使用中のエフェクトと同一のものを選択するとエフェクトが解除され、元の姿に戻る。
特殊な使い方
夢の中の「扉の部屋」でテンキーの5を押すと、使用中のエフェクトが形となってエフェクト一覧から外れる。
卵を調べると、再び入手することができる。

エフェクトの種類[編集]

じてんしゃ
自転車に乗る。移動速度が2倍になる。テンキーの1でベルを鳴らす。
ふえ
を持つ。テンキーの1で音が鳴る(笛を吹いていると考えられる)。
めだまうで
頭が掌に目玉のついた腕になる。テンキーの1で「扉の部屋」に戻る。
かえる
頭がカエルになる。水中移動の際に速度が落ちない。テンキーの1でジャンプする。
でんとう
頭が電燈に変わる。テンキーの1で明かりのON/OFFが切り替わる。
暗いマップを明るくすることが可能。
ほうちょう
包丁を持つ。Enterキーで特定のオブジェクトを壊すことが可能。
テンキーの1で包丁を持ち替える。
オブジェクトによっては、壊れる以外の反応を見せる事がある。
しんごう
歩行者用信号機のようなものに変わる。テンキーの1で信号の赤と青が切り替わる。
赤に切り替えると動くオブジェの殆どを静止させることが可能(止まらないものもいる)。
稀に姿形が変化する者も存在する。
なまくび
だけの姿に変わる。移動速度が1/2倍になる。
かさ
赤いをさす。エフェクト使用と同時にが降り出す。テンキーの1で傘を振る。
また、もともと雨が降っているマップで「かさ」を選択し、解除すると雨を止めることが可能。
ブロンド
髪形がブロンドヘアーになる。テンキーの1でその場にしゃがみ込む。(放置すると居眠りする)
ロングヘアー
髪形がロングヘアーになる。テンキーの1でその場にしゃがみ込む。(放置すると居眠りする)
ウンコヘアー
その名の通りの髪形になる。
テンキーの1でウンコヘアーの周りにハエを飛ばすことが可能(最大8匹まで)。
のっぺらぼう
顔がのっぺらぼうになる。テンキーの1で首が一回転する。
△ずきん
頭に幽霊のような三角ずきんをかぶる。テンキーの1で姿が半透明になる。
半透明である間は追尾されることはない。(効かない者もいる)
ゆきおんな
雪女の姿になる。エフェクト使用と同時にが降り出す。
雨と同様、雪が降っているマップで「ゆきおんな」を選択し、解除すると雪を止めることが可能。
ねこ
猫耳しっぽを着けた姿になる。テンキーの1で特定のオブジェを引き寄せる。
エフェクトを使うと特定の反応をする者もいる。
こびと
体が小さくなる。テンキーの1で最大7人まで分身する。テンキーの3で小人の数を減らすことが出来る。
小さな通路に入れるようになる。
ふとる
肥満体になる。テンキーの1でお腹が鳴る。
ぼうしとマフラー
帽子マフラーを身に着ける。
雪が降っている所でテンキーの1を押すとゆきだるまになる。
ゆきだるま化すると、移動速度が遅くなる。
タオル
タオルもしくはタオルケットにくるまった姿になる。
テンキーの1でくしゃみをする。
おに
の姿になる。雨が降っている状態でテンキーの1を押すとが鳴る。
まじょ
魔女の姿になる。テンキーの1でにまたがって飛ぶ。
ネオン
テンキーの1でまどつきが発光する。画面の色が変わる。
ぶよぶよ
ぶよぶよになる。テンキーの1で体がぶよぶよと震える。歩いても震える。

メディア展開[編集]

2013年より株式会社サーファーズパラダイス主導で「Project Yumenikki」が展開されている。 メディア展開の内容としては

また、2011年3月26日よりサーパラグッズ開発部でグッズ展開が行われている。[5]

上記の企画について、ティーザーサイト(サーバ管理元:株式会社サーファーズパラダイス)には以下の様に記述されている。

「Project Yumenikki」の作品については、原作者の許可・確認を頂き、それぞれのクリエイターが独自に持つ解釈に基づき制作を行っており、作品毎に異なるストーリー・テーマ・設定となっています。是非原作「ゆめにっき」をプレイしてから「Project Yumenikki」の作品をお楽しみください。

二次創作[編集]

様々な解釈が可能な作品であるため、二次創作が豊富である。 主に同人活動として、ゆめにっきの内容をモチーフにしたアンソロジーコミック、BGMのアレンジアルバム、ファンゲーム等が製作されている。 また、本作に影響を受けたゲームも多々作られている。


脚注[編集]

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  1. ^ 「ハマル無料ゲーム」、『週刊アスキー』第731号、アスキー・メディアワークス、2009年4月、 104頁。
  2. ^ Vector 2009年ダウンロード数 年間総合ランキング
  3. ^ ベクター20周年記念イベント 「Vector Award」結果発表
  4. ^ 例外として「かさ」で発生する雨、および「ゆきおんな」で発生する雪は、場所移動や他のエフェクトを選択しても画面上に残る。
  5. ^ 「ゆめにっき」グッズ特設サイト - サーパラグッズ開発部

外部リンク[編集]