RPGツクールMV

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RPGツクール MV
ジャンル RPG 製作ツール
対応機種 Microsoft Windows 7/ 8.1 / 10
OS X 10.10
開発元 KADOKAWA
尾島陽児
発売元 スパイク・チュンソフト
→ KADOKAWA
プロデューサー 一之瀬弘之
プログラマー 尾島陽児
シリーズ RPGツクールシリーズ
人数 1人
メディア DVD-ROM
ダウンロード
発売日 日本の旗 2015年12月17日
アメリカ合衆国の旗 2015年10月23日
最新版 1.5.1/ 2017年9月03日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
必要環境 CPU: Intel Core 2 Duo相当以上 / HDD 空き容量2GB以上 / OpenGLに対応したグラフィック機能 / 1280×768以上の解像度 / ネットワーク認証を行う為のインターネット接続環境
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RPGツクールMV(アールピージーツクールエムブイ、英語:RPG Maker MV)』は、RPG制作ソフト。開発はKADOKAWAおよび尾島陽児、販売はKADOKAWA。英語版の発売日は2015年10月23日、日本語版の発売日は2015年12月17日。なお、2016年11月30日まではスパイク・チュンソフトが販売元だった。

概要[編集]

RPGツクールVX Aceの後継で、PC版ツクールシリーズの11作目となる。販売されたパッケージによって収録素材数は異なるが、グラフィック素材・音楽素材ともに過去最大規模のゲーム素材が発売時に用意された。一部はSteamにてDLCとして追加購入できる。

基本的な操作性は前作VX Aceに近い。タッチパネル対応の為か、旧作に比べメニューボタンが拡大化されている。戦闘画面は、サイドビューとフロントビューの2種類が用意されており、公式プラグインなども配布されている。

体験版[編集]

Windows版のみ、体験版が利用できる。体験版で制作されたゲームデータは、製品版や海外版(RPG MAKER MV)に引き継いで開発が可能である。体験版と製品版は機能面はほぼ同一であるが、以下の違いがある。

  • 30日間経過すると、ライセンスキーを入力しないとRPGツクールMVエディターが使えなくなる。入力するとそのまま製品版として使用可能になる。
  • 同梱されている素材が必要最小限しかない。
  • 書き出されたゲームは公開禁止である事が、利用規約で定められている。
  • 製品版よりバージョンが古く、バグ修正が適用されていない(2015年12月21日現在)。

マルチプラットフォーム対応[編集]

RPGツクールMVの「MV」は、マルチ・ビューを意味する。ゲームの書き出し形式はWindowsMacAndroidiOSウェブブラウザ出力に対応している。

基本形態はHTML5+JavaScriptのブラウザゲームとして出力され、それを各種プラットフォームに応じて変換する方式をとる。Windows形式、Mac形式の場合はNW.jsを用いてゲームファイルが書き出される。Google Android、Apple iOSの場合はCrosswalkApache Cordovaを利用して書き出される。公式サポートされていないが、ビルド環境を用意すれば、Linux向けやWindows Store向けゲームとして出力する事も可能である。

書き出されたプラットフォームによって、読み込まれる音楽データ形式が異なる。たとえばWindows版ではogg形式を読み込むが、スマホ版ではm4a形式を必要とする。必要なファイルを用意しないとゲームが停止するが、デバッグ時は気がつきにくい為、注意する必要がある。標準サポートはうたわれていないが、WebM形式やWebP形式のファイルも動作する。

WindowsとMac OSX両対応[編集]

過去のツクールシリーズはWindows PCのみ対応だったが、本作よりMac版も販売された。Windows/Mac対応の為に、エディター部分はQtで開発されている。Windowsは複数のパブリッシャーによりパッケージ販売、ダウンロード販売されている。Mac版は日本語版・英語版ともにSteamからのみ販売されている(2015年12月現在)。

マウス操作[編集]

マウス操作とキーボード操作に対応している。またスマートフォーンやタッチディスプレイでは、タッチ操作となる。マウス操作の搭載は、RPGツクール95以来である。

JavaScriptプラグイン機構[編集]

JavaScriptでプラグインにより、標準搭載されていない様々な機能を実装ができる。RPGツクールXP、VX、VX Aceで用いられていたRGSS(Ruby準拠)はJavaScriptに置き換わった形である。基本的な命令はRPGツクールVX Aceとほぼ同一である。

ゲームエンジンがJavaScriptで記述された事が、国内外のJavaScriptプログラマーに話題となった。英語版発売直後から多くフロントエンドエンジニアがRPGツクールMVの改造に取り組み、日本語版販売前からJavaScript素材が大量に公開される、アドベントカレンダーが埋まるなどの注目を見せた。また、KADOKAWAによる公式のプラグインも存在し自由に使用することが出来る。[1]

RTPの廃止[編集]

RTP(ランタイムパッケージ)が廃止となった。これにより、ゲームプレイ時に追加でRTPをインストールする面倒が解消された。反面、RTPの廃止はゲームファイル本体の容量肥大化に繋がる。たとえば製品版付属素材を使い、軽量化を施さなければ、300MBを越えるゲームが出力されてしまう。ゲーム制作者は容量を削減する工夫が必要である。

外部企業とのコラボレーション[編集]

ツクールシリーズ全体としては過去にも数回外部とのコラボレーションはあったが、今作は版権物の素材の配布などが行われ、それらとは比較にならないほどの多くの企業や作品がコラボレーション先として関わっている。 主なコラボレーション元として、発売元であるスパイク・チュンソフトの「風来のシレン」や開発元のKADOKAWAによる「ニンジャスレイヤー」などが挙げられる。全容は公式サイトを参照。

ウェブコンテンツへの投稿とプレイ[編集]

niconicoでは投稿サービス「RPGアツマール」が用意されている。製作者はツクールMVで制作したゲームを投稿でき、ユーザーはウェブブラウザ上で遊ぶことができる。

また、AndAppでもプラットフォームが用意されており、ウェブブラウザ上で遊ぶことが出来る。

サンプルゲーム制作[編集]

  • FILAMENT
    • リンネ堂
  • diable caprice
    • 地獄カバ
  • エミールの小さな冒険
    • 神無月サスケ
  • Sea Pirate
    • tachi
  • FantasicReverie -ファンタジックレヴェリエ-
    • ImCyan (アイムシアン)
  • 羊ノ海
    • ゆうやけ
  • MV Magic Victory
    • minaki2424
  • LivingShip Cowboy
    • 岩田文人 ENTACL GRAPHICXXX
  • ニナと鍵守の勇者
    • ゆわか
  • サンプルマップ制作
    • 花姫パパ

脚注[編集]

  1. ^ プラグイン無料ダウンロード”. RPGツクールMV. 2017年4月4日閲覧。

外部リンク[編集]