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中国語
中国語 フォン
繁体字
簡体字
発音記号
標準中国語
漢語拼音Féng
国語ローマ字Feng
注音符号ㄈㄥˊ
呉語
上海語ローマ字Von1
粤語
粤拼Fung4
閩南語
閩南語白話字Pâng
朝鮮語
ハングル
漢字

(ふう、ひょう)は、漢姓の一つ。

中国

中華圏の姓の一つ。一般的な姓で、2007年の公安部の統計によると、中華人民共和国で28番目に多い姓だった。『百家姓』では9番目に置かれている。

読み

「馮」の字は、通常はpíngと読む[1]が、姓の場合はféngと読むことになっている[2]。前者の場合は後に多く「」と書かれ、現代中国では「」の字を書く。日本語では前者が「ひょう」、後者が「ふう」に相当するので、理屈の上では「ふう」と読むべきであるが、実際には「ひょう」と読まれることも多い。

なお、さんずいの「溤」は別字であるが、しばしば「馮」の代わりに使われることがある[3]

国姓

馮氏は5世紀初めの北燕の国姓であった。北燕の馮氏は馮跋馮弘の2代で滅亡したが、その子孫が北魏に入り、3人の皇后を輩出した。

著名な人物

朝鮮

(プン)は、朝鮮人の姓の一つである。

著名な人物

氏族

本貫は臨朐馮氏が大宗である。

氏族(地域) 創始者 人数(2015年)[4] 備考
臨朐馮氏 馮三仕 6 림구풍씨
山東馮氏 108
仙東馮氏 5
臨朐馮氏 馮三仕 478 임구풍씨
臨洵馮氏 12
臨胞馮氏 16

人口と割合

1930年度国勢調査の時全国に38世帯あり、そのうち23世帯が京畿道地域に集中していた。

年度 人口 世帯数 順位 割合
1960年 173人 258姓179位
1975年 249人 249姓中183位
2000年 586人
2015年 651人[4]

脚注

  1. ^ 広韻』下平十六蒸、凭小韻(扶冰切)「周礼馮相氏(後略)」
  2. ^ 『広韻』上平一東「馮翊、郡名。又姓。畢公高之後、食采於馮城、因而命氏。出杜陵及長楽。房戎切。」
  3. ^ 干禄字書』平声
  4. ^ a b KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月27日閲覧。

出典

関連項目