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(いん)は、漢姓のひとつ。中国・朝鮮・ベトナムなどに見られる。

中国の姓[編集]

各種表記
拼音 Yǐn
発音転記: イン
ラテン字 Yin
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(いん)は中国の姓の一つ。尹氏の出自については三つの説がある。

少昊金天氏[編集]

通志』氏族略によると、少昊金天氏の子、殷が尹城(現在の河南省宜陽県の北西、新安県の東南、一説によると山西省隰県の北東)に封ぜられ、工正に任ぜられ尹殷と呼ばれた。後裔は代々工正を世襲し尹城に住んでいた。すなわち、封邑をもって姓としたものである。

伊姓[編集]

後漢代に応劭によって著せられた『風俗通義』によると、代初期の相国伊尹の子孫の一支族が伊尹の官職である尹を姓としたとある。

兮姓[編集]

『風俗通義』によると周の宣王期の師尹兮甲は巷では尹吉甫と呼ばれていた。その子、尹伯奇が官職を姓としたものであるとある。

また漢族以外にも回族満族苗族壮族にも見られる姓でもある。

著名な人物[編集]

分布[編集]

朝鮮の姓[編集]

ユン
各種表記
ハングル
漢字
発音: ユン
日本語読み: いん
英語表記: Yun,Yun,Yoon, Youn, Yune, Yeun
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(いん、ユン、: )は、朝鮮人の姓英語版の一つである。

著名な人物[編集]

氏族[編集]

本貫は文献に149本が伝わるが、現存するのは20余本程である。海平尹氏、海南尹氏、茂松尹氏、漆原尹氏を除くと、坡平尹氏の分派であるという。分派の中でも南原尹氏、咸安尹氏、野城尹氏、新寧尹氏などは坡平尹氏に還譜したという。

坡平尹氏の分派を含んだ坡平系尹氏が全体尹氏人口の中で一番多く、海平尹氏が次を占める。尹氏は朝鮮時代文科及第者592人うち上申18人、文衡(大提学)6人、王妃(廃妃1人含む) 6人、副馬7人、烽軍7人を輩出した。

氏族(地域) 創始者 割合 (%) (2000年)
永川尹氏韓国語版
坡平尹氏韓国語版
咸安尹氏韓国語版
海南尹氏韓国語版
海平尹氏韓国語版
南原尹氏
羅州尹氏
漆原尹氏
杞溪尹氏
和嬪尹氏
驪州尹氏
德山尹氏
茂松尹氏
醴泉尹氏
海州尹氏
野城尹氏
楊州尹氏
玄風尹氏
竹山尹氏
高敞尹氏
平山尹氏
新寧尹氏

人口と割合[編集]

年度 人口 世帯数 順位 割合
1960年 51万6985人 9万143世帯 258姓中8位
1985年 83万4081人 274姓中8位 2.1%
2000年 94万8600人 29万4708世帯 286姓中8位  2.1%

出典[編集]

関連項目[編集]

ベトナムの姓[編集]

ゾアン
各種表記
クォック・グー Doãn
北部発音: ゾアン
中国語表記:
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(いん)は、ベトナムの姓の一つ。

関連項目[編集]