米ノ津駅

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米ノ津駅
駅舎(2011年5月15日撮影)
こめのつ
Komenotsu
(5.9 km)
(4.3 km) 出水
所在地 鹿児島県出水市下鯖町1964番地
北緯32度7分20.16秒 東経130度20分31.73秒 / 北緯32.1222667度 東経130.3421472度 / 32.1222667; 130.3421472 (米ノ津駅)
所属事業者 肥薩おれんじ鉄道
所属路線 肥薩おれんじ鉄道線
キロ程 61.3km(八代起点)
293.6 km(門司港起点)
電報略号 オレコメ
駅構造 地上駅
ホーム 相対式 2面2線
乗車人員
-統計年度-
104人/日(降車客含まず)
-2013年-
乗降人員
-統計年度-
212人/日
-2013年-
開業年月日 1923年(大正12年)10月15日
備考 無人駅
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米ノ津駅(こめのつえき)は、鹿児島県出水市下鯖町1964番地にある肥薩おれんじ鉄道線

駅構造

相対式2線2面の無人駅である。それぞれのホームは若干ずれている。

のりば

1 肥薩おれんじ鉄道線 (上り)八代方面 
(下り)出水方面
2 肥薩おれんじ鉄道線 (下り)出水方面

駅周辺に住宅が多く、近隣に出水市立出水商業高等学校もあるため平日の朝夕は当駅を利用する通勤客や通学客が多い。そのため通学客輸送として朝7時台に隈之城駅発の当駅止まりの上り列車(土日祝日は運休)が1本、朝7時台と夕方16時台に当駅始発の下り列車(朝は野田郷駅行き(土日祝日は運休)、夕方は川内駅行き)の下り列車が各1本ずつ設定されている。

国鉄時代は木造の駅舎が建つ有人駅で、駅の東側に貨物用側線とホームがあったほか、西側にも数本の小規模の貨物取り扱い用の側線が敷かれており、隣の出水駅留置の貨車の入れ換えや近隣の米ノ津港などへの貨物の積み降ろしを行っていた。そのため、出水駅の貨物取り扱いの補完的な役割も果たしていた。しかし、1984年の出水駅貨物取り扱い廃止と同時に当駅の貨物取り扱いも廃止された。貨物取り扱い廃止後は側線が一部を除いて全て撤去されて駅も完全無人化され、その後駅舎も取り壊された。貨物側線の跡地には灌漑用の用水路が設置され、そのほかにジョイフル出水店、コカ・コーラウエストベンディング九州販売部九州第二地区出水営業所(旧南九州コカ・コーラボトリング出水営業所)、丸大食品出水営業所(2011年頃閉鎖。現在は空きビルになっている)、駐車場や更地などになっているほか、側線の一部が電力区員の訓練用の線路として残っている。

かつては米ノ津港から御所浦港まで波戸汽船(フェリーすずかけ)が運航されており、当駅はフェリーへのアクセスとしても賑わっていた。なお、フェリーは利用率の低下のため、2008年5月18日の運航を以て廃止されている[1]

利用状況

  • 2013年度の1日平均乗車人員は104人である。
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2005 115
2006 104
2007 109 221
2008 97 197
2009 97 199
2010 89 181
2011 83 171
2012 88 181
2013 104 212

駅周辺

バス路線

米ノ津駅前バス停

米ノ津元町・米ノ津駅下バス停 

国道3号線上にあるが、駅から踏切を渡って迂回しなければならないため、どちらも約500mほど離れている。

  • 南国交通
    • 出水駅・出水BC・高尾野駅・野田郷駅・阿久根駅・佐潟口
    • 出水駅・出水BC・出水本町
    • 米ノ津新町・水俣駅前・水俣車庫

歴史

JR九州時代の駅舎(2003/08/07)
ホーム(2004/09/06)

駅名の由来

開業当時の地名(出水郡米之津町)が由来。

古くは「米之津」と書かれていた。「米ノ津」の「米」は「」、「津」は「」を表す言葉で、読んで字の如く「米の積出港」を意味する地名である。この地は古くから稲作が盛んだったうえに米ノ津川河口に作られた集落だったため、港では米の出入りが多かった事から「米之津」と言う地名が生まれ、駅名は「之」を簡素化して「米ノ津」になった。

隣の駅

肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
快速「スーパーおれんじ」(土休日のみ運転)・観光列車「おれんじ食堂」(金土休日のみ運転)
通過
普通
袋駅 - 米ノ津駅 - 出水駅

脚注

  1. ^ 広報いずみ第6号(2008年5月8日発行)より

関連項目

外部リンク