第3即応機動連隊
| 第3普通科連隊 | |
|---|---|
| 創設 | 1954年（昭和29年）7月1日 |
| 所属政体 |
 日本 |
| 所属組織 | 陸上自衛隊 |
| 部隊編制単位 | 連隊 |
| 兵科 | 普通科 |
| 兵種/任務/特性 | 自動車化歩兵 |
| 所在地 | 北海道 名寄市 |
| 編成地 | 名寄 |
| 上級単位 | 第2師団 |
| 担当地域 | 道北 |
名寄駐屯地創立60周年記念行事における市中パレードにて（2013年6月16日）
第3普通科連隊（だいさんふつうかれんたい、JGSDF 3rd Infantry Regiment(Mechanized)）は、北海道名寄市の名寄駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第2師団隷下の普通科連隊である。警備担任区域は名寄市、稚内市、士別市、豊富町、浜頓別町、中頓別町、歌登町、枝幸町、美深町、風連町、下川町、利尻町、利尻富士町、礼文町、中川町、猿払村、音威子府村[1]であり、主に訓練は名寄演習場や鬼志別演習場で実施する。イラク復興支援群の第1陣でもあった。
沿革
- 1953年（昭和28年）3月11日：「第3連隊」の主力（第1・第2大隊）が宇都宮より、第3大隊が高田より名寄駐屯地に移駐[2]。先遣隊は前年12月に到着。
- 1954年（昭和29年）7月1日：陸上自衛隊創設に伴い、第3連隊が「第3普通科連隊」に改称。
- 1956年（昭和31年）2月14日：陸上自衛隊初の冬季挺身作戦研究演習を実施（～2月16日）。
- 1962年（昭和37年）1月18日：師団制への改編に伴い、第2師団隷下に入り、連隊再編。
- 1980年（昭和55年）：新装備として84mm無反動砲16門が装備される。
- 1986年（昭和61年）3月25日：84mm無反動砲完全装備に伴う部隊編成改編。
- 1987年（昭和62年）6月12日：60式装甲車配備。
- 1988年（昭和63年）3月25日：師団改編に伴う編成完結。装甲車化、対戦車誘導弾配備。
- 1990年（平成2年）6月29日：73式装甲車を配備。
- 1995年（平成7年）3月28日：対戦車中隊を新編。
- 1998年（平成10年）8月28日：96式装輪装甲車を配備。
- 2011年（平成23年）4月22日：対戦車中隊を廃止。また第1中隊を残し96式装輪装甲車を高機動車へと変更した[3]。
部隊編成
- 連隊本部
- 本部管理中隊
- 第1普通科中隊 96式装輪装甲車
- 第2普通科中隊 高機動車
- 第3普通科中隊 高機動車
- 第4普通科中隊 高機動車
- 重迫撃砲中隊
主要幹部
| 官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
|---|---|---|---|---|
| 第3普通科連隊長 兼 名寄駐屯地司令 |
1等陸佐 | 岡本宗典 | 2015年8月4日 | 陸上自衛隊富士学校主任教官 |
| 代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 中山忠雄 | 年月日 - 年月日 | ||
| 2 | 水尾広吉 | 1953年8月16日 - 年月日 | ||
| 3 | 久納清之助 | 1955年11月16日 - 1957年8月11日 | 陸上自衛隊富士学校企画室長 | |
| 4 | 堤政二 | 1957年8月12日 - 1959年7月31日 | 西部方面総監部第2部長 | 陸上幕僚監部第5部普通科班長 |
| 5 | 眞嶋浩 | 1959年8月1日 - 年月日 | 第5管区総監部第3部長 | |
| 6 | 中村龍平 | 年月日 - 1963年7月31日 | 東部方面総監部幕僚副長 | |
| 7 | 川名聡雄 | 1963年8月1日 - 1965年7月15日 | 東北方面総監部第1部長 | 北部方面総監部幕僚副長 |
| 8 | 柏木武典 | 1965年7月16日 - 1967年7月16日 | 統合幕僚会議事務局第3幕僚室勤務 | 第8師団司令部幕僚長 |
| 9 | 高品武彦 | 1967年7月17日 - 1969年3月16日 | 陸上幕僚監部第3部防衛班長 | 第1師団司令部幕僚長 |
| 10 | 朝香一 | 1969年3月17日 - 1971年3月15日 | 陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 陸上自衛隊幹部候補生学校学生隊長 |
| 11 | 鈴木敏 | 1971年3月16日 - 1973年3月15日 | 陸上幕僚監部幕僚庶務室勤務 | 普通科教導連隊長 兼 滝ヶ原分とん地司令 |
| 12 | 芳野宗福 | 1973年3月16日 - 1974年7月15日 | 陸上自衛隊富士学校研究部第1課長 | 第11師団司令部幕僚長 |
| 13 | 亀井輝 | 1974年7月16日 - 1976年3月15日 | 陸上幕僚監部付 | 北部方面総監部第1部長 |
| 14 | 御供佳一 | 1976年3月16日 - 1978年3月15日 | 陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 防衛研修所所員 |
| 15 | 越前和雄 | 1978年3月16日 - 1980年3月16日 | 北部方面総監部総務部長 | 北部方面総監部総務部長 |
| 16 | 山西義信 | 1980年3月17日 - 1981年7月31日 | 陸上幕僚監部人事部募集課 募集班長 |
北部方面総監部人事部長 |
| 17 | 五十君弘太郎 | 1981年8月1日 - 1983年7月31日 ※1983年7月1日 陸将補昇任 |
陸上自衛隊幹部学校研究員 | 東北方面総監部幕僚副長 |
| 18 | 白石一郎 | 1983年8月1日 - 1985年8月7日 | 陸上幕僚監部付 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
| 19 | 藤原博 | 1985年8月8日 - 1987年3月31日 | 陸上幕僚監部調査部調査第2課 調査第2班長 |
陸上幕僚監部調査部調査第2課長 |
| 20 | 竹田仁宏 | 1987年4月1日 - 1988年7月6日 | 陸上幕僚監部人事部補任課 人事第1班長 |
陸上幕僚監部人事部厚生課長 |
| 21 | 東條基夫 | 1988年7月7日 - 1990年7月8日 | 東北方面総監部防衛部訓練課長 | 防衛大学校教授 |
| 22 | 田原克芳 | 1990年7月9日 - 1992年6月15日 | 自衛隊愛知地方連絡部募集課長 | 北部方面総監部防衛部長 |
| 23 | 永倉義継 | 1992年6月16日 - 1994年6月30日 | 第7師団司令部第3部長 | 統合幕僚会議事務局第3幕僚室 運用計画調整官 兼 総括班長 |
| 24 | 佐田重夫 | 1994年7月1日 - 1997年3月31日 | 東部方面総監部防衛部訓練課長 | 自衛隊京都地方連絡部長 |
| 25 | 火箱芳文 | 1997年4月1日 - 1998年6月30日 | 陸上幕僚監部防衛部防衛課 業務計画班長 |
陸上幕僚監部人事部補任課長 |
| 26 | 姉崎泰司 | 1998年7月1日 - 2000年6月29日 | 陸上幕僚監部防衛部運用課 予備自衛官運用室長 |
陸上幕僚監部人事部厚生課長 |
| 27 | 高山治彦 | 2000年6月30日 - 2002年12月1日 | 情報本部勤務 | 東北方面総監部防衛部長 |
| 28 | 番匠幸一郎 | 2002年12月2日 - 2004年8月29日 | 陸上幕僚監部防衛部防衛課 防衛班長 |
陸上幕僚監部監理部総務課 広報室長 |
| 29 | 時田宗之 | 2004年8月30日 - 年月日 | 陸上幕僚監部調査部調査課 調査運用室勤務 |
|
| 30 | 早渕昇 | 年月日 - 2009年3月31日 | 陸上自衛隊幹部学校主任教官 | |
| 31 | 高橋武也 | 2009年4月1日 - 2011年4月18日 | 陸上幕僚監部監理部会計課 予算班長 |
陸上自衛隊研究本部主任研究開発官 |
| 32 | 岡部勝昭 | 2011年4月19日 - 2013年12月17日 | 自衛隊大阪地方協力本部募集課長 | 第12旅団司令部幕僚長 |
| 33 | 坂本雄一 | 2013年12月18日 - 2015年8月3日 | 統合幕僚監部防衛計画部防衛課 防衛班長 |
陸上幕僚監部監理部総務課 広報室長 |
| 34 | 岡本宗典 | 2015年8月4日 - | 陸上自衛隊富士学校主任教官 |
主要装備
- 73式小型トラック
- 73式中型トラック
- 73式大型トラック
- 高機動車
- 96式装輪装甲車
- 軽装甲機動車
- 89式5.56mm小銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 84mm無反動砲
- 中距離多目的誘導弾
- 81mm迫撃砲 L16
- 120mm迫撃砲 RT
脚注
- ^ 第2師団の警備隊区
- ^ 第3普通科連隊の沿革
- ^ 「J-WING」 2012年9月号 イカロス出版 88p
出典
“防衛省人事発令”. 2015年8月4日閲覧。