栃乃若導大
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基礎情報 | ||||
四股名 | 栃乃若 導大 | |||
本名 | 李 大源 | |||
愛称 | リー | |||
生年月日 | 1988年4月6日(36歳) | |||
出身 | 兵庫県尼崎市 | |||
身長 | 196cm | |||
体重 | 176kg | |||
所属部屋 | 春日野部屋 | |||
得意技 | 左四つ、寄り | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 西前頭4枚目 | |||
最高位 | 西前頭筆頭 | |||
生涯戦歴 | 169勝125敗3休(31場所) | |||
幕内戦歴 | 46勝59敗(7場所) | |||
データ | ||||
初土俵 | 2007年1月場所 | |||
入幕 | 2011年5月技量審査場所 | |||
趣味 | 音楽鑑賞 | |||
備考 | ||||
2012年5月21日現在 |
栃乃若 導大(とちのわか みちひろ、1988年4月6日 - )は、兵庫県尼崎市出身で春日野部屋所属の現役大相撲力士。本名は李大源(リ デウォン)、愛称はリー。在日コリアンの父親と韓国人の母親を持つ在日3世[1]。身長195cm、体重170kg。血液型はAB型。得意手は左四つ、寄り。最高位は西前頭筆頭(2012年3月場所)。
来歴
尼崎市立成徳小学校2年生の時から相撲を始めた。小学校時代は他に柔道も習う。その後、報徳学園中学校を経て報徳学園高校に進学し、2006年、高校3年生の時に高校横綱になった。
春日野部屋に入門し、2007年1月場所で前相撲からデビューした。翌3月場所では序ノ口で5勝2敗、5月場所は序二段に昇進し7戦全勝するも同時期に入門した尾上部屋の山本山との優勝決定戦に敗れる。7月場所には三段目に昇進し、2場所で6勝1敗、5勝2敗の好成績を挙げた。同年11月場所には早くも幕下に昇進し5勝2敗と勝ち越し、2008年1月場所も5勝2敗と順調に番付を上げた。2008年7月場所では西幕下10枚目まで番付を上げたが、2勝5敗と入門以来初の負け越しを喫した。
高校横綱ということで入門時から期待され幕下までは順調な出世を見せたが、幕下上位の壁をなかなか破れなかった。しかし、2010年(平成22年)9月場所後に十両昇進した。2009年9月場所までは、四股名の読みが「り」の1文字だけであったため、呼び出し・行司泣かせと言われていた。
2011年1月場所は十両2枚目で12勝をあげ、翌場所での新入幕がほぼ決定したが、大相撲八百長問題のため3月場所が中止。番付発表も行われず、2月28日に番付表がわりの「順席」が配布され、幕内の待遇を受けられることになった[2]。5月技量審査場所が幕内初土俵となったが7勝8敗と惜しい星数で負け越してしまったが、同じ番付となった7月場所では8勝7敗と何とか勝ち越した。自己最高位で迎えた9月場所は立会いも鋭く出足も良く9勝6敗の成績で終わった。
2012年5月場所は初日から右ひじに大きなサポーターをつけての土俵が続き、休場こそしなかったが全く力が発揮できず2勝13敗と大きく負け越してしまった。
主な成績
2012年5月場所終了現在
通算成績
- 通算成績:169勝125敗3休(31場所)
- 幕内成績:46勝59敗
- 幕内在位:7場所
場所別成績
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2007年 (平成19年) |
(前相撲) | 西序ノ口32枚目 5–2 |
西序二段94枚目 7–0 |
西三段目80枚目 6–1 |
東三段目23枚目 5–2 |
東幕下58枚目 5–2 |
2008年 (平成20年) |
西幕下38枚目 5–2 |
東幕下22枚目 5–2 |
西幕下13枚目 4–3 |
西幕下10枚目 2–5 |
東幕下23枚目 3–4 |
西幕下28枚目 4–3 |
2009年 (平成21年) |
東幕下21枚目 6–1 |
西幕下7枚目 1–3–3 |
東幕下24枚目 4–3 |
西幕下18枚目 1–6 |
西幕下40枚目 5–2 |
西幕下29枚目 6–1 |
2010年 (平成22年) | 西幕下11枚目 5–2 | 東幕下6枚目 3–4 | 東幕下11枚目 6–1 | 西幕下4枚目 4–3 | 東十両13枚目 8–7 | 東十両10枚目 11–4 |
2011年 (平成23年) | 西十両2枚目 12–3 |
八百長問題 により中止 | 西前頭11枚目 7–8 | 西前頭11枚目 8–7 | 西前頭7枚目 9–6 | 東前頭4枚目 7–8 |
2012年 (平成24年) |
西前頭4枚目 8–7 |
西前頭筆頭 5–10 |
西前頭4枚目 2–13 |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
エピソード
- 十両昇進がほぼ決定していた2010年7月場所11日目、兄弟子の栃煌山が手に入れた懸賞金で、お祝いに帯を買ってもらった[3]。
- Twitterアカウントを持っていたが、2011年10月の師匠春日野親方の弟子暴行報道後にアカウントを削除した。
改名歴
- 李 大源(り でうぉん)2007年1月場所 - 2009年9月場所
- 栃乃若 導大(とちのわか みちひろ)2009年11月場所 -
脚注
- ^ “李大源 栃乃若への改名効果? 十両昇進果たす”. 民団新聞. (2010年8月13日) 2010年8月16日閲覧。
- ^ 「順席」で幕内待遇も…魁聖&栃乃若“夢散” 2011年3月1日 スポーツニッポン
- ^ “栃煌山 思わぬ懸賞で、弟弟子に「帯を」”. スポーツニッポン. (2010年7月22日) 2010年7月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 春日野部屋でのプロフィール
- 栃乃若 導大 - 日本相撲協会