東日本実業団対抗駅伝競走大会
東日本実業団対抗駅伝(ひがしにほんじつぎょうだんたいこうえきでん)は、東日本実業団陸上競技連盟が主催し、毎日新聞社やTBS及び沿線の自治体・教育委員会・体育協会などが後援する日本の駅伝大会である。
「彩の国 実業団駅伝」という愛称がある[1]。また、TBSテレビは本大会を中継する特別番組の副題として「彩の国 EKIDEN」という名称を用いている[2]
概要
毎年、11月に埼玉県で開催される駅伝大会で、翌年1月1日に開催される全日本実業団対抗駅伝大会の予選会となる。コースは、埼玉県庁をスタート、旧中山道を北上しながら、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をゴールする7区間、77.5kmで争う。
2007年までは千葉県印西市の千葉ニュータウンで開催されていたが、道路事情など諸問題により大会がスムーズに開催できていなかったことから、東日本実業団陸上競技連盟が、別開催地への変更を模索し、埼玉県の南部(さいたま市)から中央部(鴻巣市折り返し上尾市)までのコースで開催していた女子駅伝との男女同時開催を2007年8月に表明した[3](女子駅伝は2014年を持って休止)。
- 主催
- 東日本実業団陸上競技連盟
- 後援
- 毎日新聞社、TBS、埼玉県、埼玉県教育委員会、沿線自治体(※)、沿線各自治体 教育委員会、埼玉県体育協会、沿線各自治体 体育協会、埼玉県公園緑地協会
- ※ 沿線自治体:さいたま市・上尾市・桶川市・北本市・鴻巣市・行田市・熊谷市・深谷市
- 運営協力
- 埼玉陸上競技協会
- 特別協賛
- しまむら(2008年‐2014年)
コース紹介
1区(11.6km)
2区(15.3km)
2008・2009年は15.1km
- 宮原小学校前 - JR鴻巣駅入口(鴻巣市)
3区(9.2km)
2008・2009年は9.5km
- JR鴻巣駅入口 - JR行田駅入口(行田市)
4区(9.9km)
2008・2009年は9.8km
- JR行田駅入口 - C-BIGボウリング(熊谷市)
5区(7.4km)
- C-BIGボウリング - JR深谷駅前(深谷市)
6区(10.6km)
- JR深谷駅前 - Honda Cars 前
- JR深谷駅前で折り返し、5区の全区間および4区の途中までを逆走。
7区(13.5km)
- Honda Cars 前 - 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(熊谷市)/ゴール
- 4区のルートをさらに逆走し、途中からJR熊谷駅入口(熊谷市)より分岐、熊谷スポーツ文化公園西側入口を一旦通過し、熊谷市立中条小学校前を通過して、今度は公園の東側へ、そこから公園北側に接した道路を東から西に縦断してから、戻って来た西側入口より公園内に入り、公園内を今度は西から東へ縦断、陸上競技場でフィニッシュ。
※外国人選手の出走は、第3区または第5区で可能である。
歴代優勝チーム
年 | 回 | 優勝チーム | タイム | 優秀選手賞 |
---|---|---|---|---|
2000年 | 41 | コニカ | 3時間48分43秒 | |
2001年 | 42 | 3時間50分07秒 | ||
2002年 | 43 | 日清食品 | 3時間51分35秒 | |
2003年 | 44 | コニカミノルタ | 3時間54分49秒 | |
2004年 | 45 | 3時間51分25秒 | ||
2005年 | 46 | 3時間50分09秒 | ||
2006年 | 47 | 日清食品 | 3時間53分39秒 | |
2007年 | 48 | 3時間46分29秒 | ||
2008年 | 49 | Honda | 3時間44分53秒 | |
2009年 | 50 | 日清食品グループ | 3時間48分31秒 | 佐藤悠基 (日清食品グループ) |
2010年 | 51 | Honda | 3時間50分57秒 | 宇賀地強 (コニカミノルタ) |
2011年 | 52 | 日清食品グループ | 3時間44分56秒 | 佐藤悠基 (日清食品グループ) |
2012年 | 53 | コニカミノルタ | 3時間47分57秒 | 宇賀地強 (コニカミノルタ) |
2013年 | 54 | 3時間44分45秒 | ポール・クイラ (コニカミノルタ) | |
2014年 | 55 | 3時間49分34秒 | 設楽啓太 (コニカミノルタ) | |
2015年 | 56 | Honda | 3時間47分09秒 | 松村優樹 (コニカミノルタ) |
テレビ放送
制作著作 TBS
中継出演者(2015年)
別記が無い場合はいずれもTBSアナウンサー
- 第1移動車
- 第2移動車・スタート地点
- 実況:佐藤文康
- 各中継所実況
- リポーター
放送日時
- いずれの年も録画中継放送。女子駅伝と同時開催されていた時代は、偶数年は後日放送、奇数年は当日午後(同時開催前女子駅伝を単独放送していた枠)に女子駅伝と二元中継というローテーションで放送されていた。女子駅伝が開催されなくなった2015年は、初めて当日午後の単独放送となる。
- 2008年11月8日 15:30 - 17:00
- 2009年11月3日 13:55 - 16:53(女子駅伝との二元)…北海道放送にも同時ネット。
- 2010年12月27日 13:55 - 15:50…北海道放送にも同時ネット。
- 当初は11月23日の放送予定だったが、一部出場者が同日に開催された国際千葉駅伝に出場することになり、放送時間の一部が重複することになったことへの配慮などから延期となった。
- 2011年11月3日 13:55 - 16:53(女子駅伝との二元)…北海道放送、東北放送、テレビユー山形にも同時ネット。
- 2012年11月25日 14:00 - 15:24…北海道放送、テレビユー山形にも同時ネット。
- 2013年11月3日 14:00 - 16:54(女子駅伝との二元)…北海道放送、東北放送、テレビユー山形にも同時ネット。
- 2014年11月29日 15:30 - 16:54(ネット局は未定)
- 2015年11月3日 13:57 - 16:53…テレビユー山形にも同時ネット。